2009/03/30

マンマ・ミーア!

イギリスでは、最高の興行収入を記録しています

イギリスでは大ヒットして、「タイタニック」の興行成績を超えたらしい。
すごいよね。
日本では、それほど(「タイタニック」を超えるほど)話題にはならなかったけれど、開脚ジャンプしている大女優メリル・ストリープが見たくて、終了間際に見に行ってきました。

マンマ・ミーア

明るくて、元気で、楽しいのが一番!

明るくて、元気で、楽しい映画でした。
まさに、ABBAの歌そのもの!

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ギリシャの小さな島に住む母娘の物語です。
結婚を数日後に控え、自分の父親が誰か知らない娘は、父親候補(!?)の3人を結婚式に呼びます。
それを知らずに、彼らと鉢合わせしてしまった母は・・・。
というお話なのですが、随所でABBAの歌が使われているミュージカルです。

シングル・マザーの母親が、小さなホテルを一人で切り盛りして娘を育ててきたわけですよ。
その苦労を男たちは知らずに、
「俺に娘ができた!」
と、のん気に大騒ぎするんだから、ムカつくわよねぇ。

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人生楽しまなきゃソン♪

そんなときでも、母は、娘の最高の幸せを願って、歌って、踊って、人生楽しまなきゃソンソン♪
と、ひたすら明るいもんだから、見ているこちらも、自然と元気になるんです。
そうだよね~、楽しまなきゃ、ソンだよねぇ~。
と、気分も乗せられてきます。

母を演じたメリル・ストリープは、このオファーを受けたとき、ちょうど、ハリケーン・カトリーナで多くの人が被害に遭っているニュースを見ていたときだそうで、
「歌やダンスが得意じゃない私が、この役を演じきることで、多くの人に勇気を与えることができるかもしれない」
と思い、いつもだったら断るそのオファーを受けたそう。
私、メリル・ストリープは、今、世界最高の女優だと思っていて、常にリスペクトしているのですが、この映画で、ますます、リスペクトする気持ちが強くなりまた。
本当に最高の女優だと思います。
彼女の演技を見れて、本当に幸せです。

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いや~、メリル・ストリープの人に勇気を与えたいという気持ち、十分通じております。
本当に楽しそうに、歌って、踊っている姿に、本当にたくさんの元気をもらいました。
心を許せる友人たちがいて、大切な家族がいればそれで十分。
後は、つらいときも、貧しいときも、歌って踊って楽しむだけ。
そんな、スーパーポジティブなパワーをいただきました。

ラジー賞候補になっちゃった、ピアース・ブロスナンの常に半音はずした(^^;)歌もご愛嬌。
それも含めて、隅から隅まで楽しめる映画です。
前向きな気持ちを無くしちゃった人に、にオススメの映画です。

隅から隅までABBA!→
本当に、元気な歌ばかりです。
見た人も、これからの人も、オススメです。

3月 30, 2009 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/07

ママの遺したラヴソング

昨日、夕食を食べながら、この『ママの遺したラヴソング』を見ました。

パーシー(スカーレット・ヨハンソン)の元に届いた、幼い頃に別れたママが死んだという知らせ。
気付いた頃には、すでに葬式が終わっていたけれど、ニューオリンズにあるママの家に向かうと、二人の見知らぬ男、ボビー(ジョン・トラボルタ)と、ローソン(ガブリエル・マック)が住んでいたのでした。
実は、ママの遺言でパーシーは、そのボビーとローソンと三人で暮らさなければいけないことになり・・・。

Mama_lovesong

映画のタイトルは『ボビー・ロングのためのラブソング』(原題)となっていますが、これは、パーシーのママが歌手だったことからきています。

ボビーは有名大学の国文学者であり、ローソンはその熱心な学生でした。
しかし、ある事件を機会に、二人はまさに負け犬のような酒浸りの生活を送ることになり、そんな二人に出会ったのが、パーシーのママだったのです。

ボビーとローソンには、人になかなか打ち明けることができない過去を抱えてしまった。
そのために、アルコールに逃げてしまった。
パーシーのママはそんな彼らを誰よりも愛していたんです。

しかし、私はこの映画を見終わって、「ボビーへのラブソング」というよりも、「パーシーへの最初で最後のラブレター」のように思えました。

ママは、誰よりも娘のことを愛し、会いたかった。
でも、ママもまた“アル中”という深刻な問題を抱えたために会えなかったのです。
死が訪れたとき、娘に自分の愛したボビーとローソンを会わせたいという願いを叶えたのです。
パーシーと、ボビーと、ローソン。
彼ら3人がその全てを理解したとき、とても幸せで美しい時間が訪れます。
ママの娘へのラブレターと、愛する人へのラブソング。

ニューオリンズの美しい景色と、アル中の人たちの壊れやすくて優しい心がじっくりと染みてきます。
あぁ、見てよかった。

じっくりと楽しめる大人の映画です。

1月 7, 2008 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/11/30

モーテル

特に期待していないかったのですが、ドキドキしっぱなしで怖くて、かつおもしろい映画でした。

Motel1

主人公は、若い夫婦です。
デビッド(ルーク・ウィルソン)と、エイミー(ケイト・ベッキンセール)は、子どもを事故で亡くし、夫婦の関係も冷め切り、離婚寸前です。
エイミーの両親の結婚記念日を祝った後、家へ帰宅する途中、ひっそりとした森の中にぽつんとあるモーテルに泊まります。
そのモーテルでデビッドが暇つぶしにビデオを見ると、そこには、その部屋で行われたと思われる殺人シーンが録画されていました・・・。

静かな森の中、叫んでも誰にも聞こえないホテルで、「確実に殺される」と分かったらどうでしょう??

怖いよね~。

Motel2

私、ホラー映画ってあまり好きじゃないんですよ。
あぁいう映画って、主役がお化けだったり、モンスターだったりするじゃないですか。
なんか、ガッカリしちゃうんですよね。
「リアリティがない」
って。
お化けは人間殺さないでしょう。

お化けより、怖いのは人間だと思っているんです。

「殺人」を「快楽」だと思う嗜好の人は、本当にいて、見て楽しむ人もいれば、実際に殺人をして楽しむ人もいるんですよね。
そういう人に、自分たちだけ囲まれたりしたら、絶体絶命よね。
そう思ったらさぁ、怖いよね~。
「うわ~怖いわ~( ̄□ ̄;)」と思ってるクセに、「次はどうなるの??」なんて思いながら、ガッツリ見てしまいました。

Motel3

まぁ、ホラーにありがちのツメの甘い部分はいろいろありますよ。
「パトカーに警官一人じゃぁ来ないでしょ、フツーペアでしょ」とか、
「長い時間パトロールに行った警官と連絡がとれなかったら不思議に思うでしょ」とか、
「いつかばれるでしょ」とかね。
でも、まぁまぁ目をつぶろうじゃないですか。

なぜって、夫のルーク・ウィルソンが意外と(?)頼りになるんですよ。
こういう時って、男性の方が気が弱くなってしまうというパターンも多々あるのですが、今回のルークは頼もしい!
彼を見みていると、この夏に自殺未遂をした兄のオーウェン・ウィルソンをついつい心配してしまうのですが、この映画に限っては、頼りになる男でした~。

Motel4

それに、最近、アクション好きなケイト・ベッキンセールの見せ所は、ラストに待っています。
「アンダーワールド」のケイト・ベッキンセールはどこ行ったんだよ~。
なんて、思いながら見ていたのですが、やっぱりラストにはしっかりやってくれますが、彼女の特徴は、アクションやりながらも、どこか「お嬢さん」の香りが残っているところです。
悪く言えばアクションが似合わないキャラであり、よく言えば上品な女優さんです。

冷え切っていた夫婦の関係も危機を乗り越えるうち、元サヤにっていうのも、お約束な感じですが、そうならないと救いが無い映画です・・・。

閉所恐怖症の方にはオススメしません。

モーテル 公式サイト

11月 30, 2007 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007/10/01

マインドハンター

WOWOWで放送されているアメリカテレビドラマ『コールドケース』の主人公リリー・ラッシュ役のキャサリン・モリスが出ているというので、DVDで見てみました。

FBI心理分析官(プロファイラー)を目指す7人の訓練生が研修で無人島に置き去りに。
そこで起きた事件をプロファイルし、優秀な成績を収めたものがプロファイラーになれる。
しかし、その島では、実習ではなく、本当の連続殺人事件が起きるのです・・・。

Mind_hunter1

無人島のはずなのに、連続殺人魔が登場して、次々に仲間が殺されるんですよ。
これが、仲間の仕業なのか、それとも、この無人島に人がいたのか・・・というお話で。

キャサリン・モリスだけでなく、クリスチャン・スレーター、ヴァル・キルマー、LLクールJ、ジョニー・リー・ミラーと出演者が豪華だったこともあって、特に退屈せずにみることができました。

この手の心理戦は結構好きなので。

Mind_hunter2

しかし、残念だったのは、心理分析官を目指す人たちの集団のはずなのに、連続殺人犯に対し、誰もプロファイルしようとしないのです。

その場で冷静に事件を分析して、どんな人間なのか検討しようとせずに、次は誰が殺されるのかばかりを考えている。
もしかして、そこが人間臭いのかもしれないけど、プロファイルは無敵!ってとこも見せて欲しかったんだけど・・・。

Mind_hunter3

見ている人は、誰が犯人なのかつかみづらい作りをしています。
レニー・ハーリンか、プロデューサーか、どちらの趣味か分からないけれど、有名・無名に関わらず、ドンドン登場人物が殺されていくので、誰が生き残って、誰が犯人なのかわからないのです。

普通の映画だったら、一番メジャーな人が最後まで生き残ったり、犯人だったりするじゃない?
それが、ドンドン殺されちゃうんだから、先がつかめなくなってしまう。

「えぇ?この人、もう殺されちゃうの??」
なんてことが多々あり。
そこが私にとっては面白かったけど、その人目当てで見た人には気の毒な作りよね。
トム・クルーズなんて絶対出れない映画だよね。

Mind_hunter4

バタバタ殺されてしまう登場人物たちの中で、なんか個人的に嬉しかったのは、『トレスポ』のジョニー・リー・ミラー。
あの、今や、ブラピのパートナーである、アンジェリーナ・ジョリーの元夫ですよ。
『トレスポ』から10年経ったんだね~。
あまり歳をとってないのがなんだかうれしい・・。

私の目当てのキャサリン・モリスですが、テレビの方が合っているみたい・・・。
サイズが違うというか・・・、あまり映画向きではない感じがしたので。
別に彼女じゃなくても良かったような・・・。

退屈はしないけれど、ホラー的な展開ではなく、連続殺人犯vs新人プロファイラーって構図にすればもっと楽しめたのになぁ。
そこが残念な映画です。

『トレスポ』のジョニー・リー・ミラーはどこに行ってしまったの??
というかなりマニアックな方にオススメの映画です。

10月 1, 2007 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/30

ママが泣いた日

私が母親を泣かせたわけではなく、そういうタイトルの映画があるのです。

テリー(ジョアン・アレン)の夫は、テリーと四人の娘たちを残し、ある日家を出てしまった。
怒りと失意の日々を送るテリーは、毎日ピリピリとヒステリック。
娘たちはそんな母親を哀れに思うが、元大リーガーのデニー(ケビン・コスナー)はそんな彼女に惚れてしまった勇気ある男。
しかし、彼女の周りの優しい人たちも彼女の“怒り”に耐え切れなくなり・・・。

Upside_of_anger

いいなぁと思うところもありますが、ちょっとご都合主義的な部分が気になる映画です。

夫が失踪するなり、秘書と駆け落ちと思い込むあたり、テリーとその夫は日頃からうまくいってなかったと思われます。
そこへ、包容力があるイケメン中年男性が登場するなんて、ちょっとあり得ないくない?

テリーだけじゃなく、その娘たちも自分たちの願うままに何事もうまくいく。

夫がいなくなって収入が無くなったと思ったら、ナイスなタイミングで土地が売れてしまうし。
娘たちにとって、父親は失踪して、連絡つかなくても別に気にしない存在だったんだろうか・・・。
あんなに大きくなるまで育てたのに、なんだか気の毒だ・・・(ーー;)
なんか、都合いいんだよね。

ラストなんて、邪魔者は消してしまえ!なんだから、ちょっとしらけてしまう。

テリーなんて、夫がいなくなっても、働かず、それでも、裕福な暮らしをしているんだから、どうなってんだろう・・。

それでも、そういう疑問には目をつぶって、いいなぁと思うところもあります。

ヒステリックな母親と娘の関係なんて、とてもリアリティがあったし、ケビン・コスナーも久しぶりに魅力的。
あんなに、心の広い人がいたらいいなぁと思う。

しかし、デニーはテリーのどこに惚れたんだろう・・・。
お互いに寂しかったからかな。

まぁ、きっと、40~50代で、夫に失踪されたシングルマザーがこれを見たら、きっと怒り狂うか、あり得ないはずの希望を見るかどちらかだと思うけど、私は気軽な独身なので、こんなデニーみたいな人に慰めてもらえるテリーが羨ましいなぁと正直思ったのです。

ママが泣いた日 公式サイト

9月 30, 2007 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/09/21

ミス・ポター

ツボりました。
最初から最後まで泣いていました。

このミス・ポターという人は、ピーター・ラビットの原作者です。

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金持ちのご令嬢ながら30を過ぎても独身で、絵描きになるのが夢。
そんな彼女がようやく自分で書いた絵本を出版する時がきたことから話が始まります。

まず、ミス・ポターと私に共通点が多いことが惹きつけられました。
30代・独身・結婚にあまり興味が持てず・仕事を楽しみ・自然を愛する・・・。
そこがツボった理由の一つです。

もう一つ理由があります。
私、今日は仕事のことで少々悩んでおりました。
本業(Webデザイナー)は好きで始めたことなので、少々つらいことがあっても悩んだりしないのですが、その本業以外にも生活を支えるための副業をしていまして、その副業の扱いについて、ちょっと悩んでいました。
さらに、追い討ちをかけるように、その副業についてさらに悩ませるような出来事が、今日だけでなくこの9月に多々あり、これは、ある程度決心をしないといけないなと感じながらこの映画を見に行ったのです。

そんな私に、オープニングから、本当にやりたかった仕事を手に入れたミス・ポターの笑顔がズドーンと入り込んできたのです。

そう。
「本当に自分の誇りに思えて、熱心に取り組める仕事を自分から求めていくべきだ」と、彼女の笑顔を見ながら思ったのです。
その時から、私の決心は揺るぎなく進行し始めました。

Peter_rabbit2

ミス・ポターの母は言います。
「こんな歳になって何をしているの・・・」
母は、ポターの作家活動をあまり良く思ってなく、早くお見合いをして、良い家柄の人と結婚して欲しいと願います。
しかし、ポターはそんな母が理解できません。
そこで、ポターは言います。
「こんな歳だから1日1日を大切にしたいの」
あぁ、そうだ。そのとおりだ。
ポターはスクリーンを通して私の背中を押しました。
「もっと、1日1日を大切にしなくちゃいけない」

熱心に仕事をし、情熱的に語るポター。
そんなポターだからこそ、彼女の心を支える理解者に出会います。

しかし、運命って残酷ですよね。
彼女の心の支えを奪って、ナショナルトラストへと導くのです。

本当にいろんなシーンで泣きました。

結局、いろんなことが起きて、つらいこともありましたが、ピーター・ラビットの森で、自然と、動物と、理解者と一緒に彼女は幸せな一生をすごしたのではないかと思います。

私も、もう少しがんばって、ポターのような幸せな人生を送りたいな。

9月 21, 2007 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (5)

2007/05/13

マラソンマン

1977年のアメリカ映画です。
3月にNHK衛星で放送された『アクターズスタジオインタビュー ダスティン・ホフマン自らを語る』で、この映画を紹介していたのですが、その存在すら知らなかったので、早速借りて観てみました。

Marathon_man

マラソンマンというタイトルだからといって、マラソン大会で優勝する(例えば『炎のランナー』みたいな)感動スポ根映画とは違います。

主役のダスティン・ホフマンは、コロンビア大学の大学生ベーブを演じています。
彼の趣味がマラソンなのです。

ベーブの兄(ロイ・シャイダー)は、ナチの秘宝であるダイヤを扱う仕事をしているのですが、ダスティンには、石油の貿易をしているとウソをつき、常に世界中を旅しています。

この映画にはもう一人、イギリス演劇界の大物・サー・ローレンス・オリヴィエが出ています。
大物といってももう亡くなっていますので、知っている方はある年齢以上か、演劇及び映画好きのどちらかです。
出てくるだけで漂う品格はさすがなのですが、今回は悪役です。
戦犯であり、世界中で指名手配中のナチの残党・ゼルを演じています。

この映画が公開されたのは、77年ですが、当時のアメリカ在住のユダヤ人たちは、まだ、ナチがしたことに恨みを持っていることが描かれています。

ゼル自身は、自分の存在そのものが危険であることを知りながら、彼のものである“宝石”を手に入れるために、もっとも危険なアメリカへ姿を現すのです。

そこで、兄のせいで事件に巻き込まれてしまったベーブとゼルが対立することになりますが、やや説明不足な点が多々あり、複雑な人間関係が不透明になっていて分かりづらくなっています。

ゼルは戦犯のため、南米ののジャングルの中に身を隠して暮らしてきました。
ところが、彼が第二次大戦中に多くのユダヤ人から奪ってきた宝石を管理していた弟が亡くなったため、その宝物を手放す気になれず、多くのリスクを抱えてアメリカに入国しのです。
そのゼルの弟の死には、因縁がありました。
車を運転中、隣の車に乗っているユダヤ人との口論中に前方不注意で石油輸送車に衝突して亡くなったのです。
つまり、ゼルを南米のジャングルから引きずり出したのはユダヤ人だったのです。

ならば、そのユダヤ人たちの恨みをもっとからませた話にしたら面白かったと思うのですが、それが、ちょっとしたスパイス的なものになっているだけで、それよりも、欲に目がくらんだアメリカ人と、欲の無いアメリカ人(ベーブ)の対立になっていて、良くある勧善懲悪ものみたいな終わり方で残念でした。

せっかく、主役にユダヤ人のダスティン・ホフマンをキャスティングしたのだから、有効利用しても良かったのでは?と思います。

超大物俳優のサー・ローレンス・オリヴィエの扱いもかなりぞんざいで(ーー;)、観ていて気の毒になるほどでした。
彼が死期を近くして、なぜこの役を選んだのか・・がちょっと不思議なくらいでした。

しかし、話はサスペンス仕立てになっていますし、70年代にしてはテンポも速く、迫力もあります。
お時間があって、興味があれば、見てもいいと思います。

5月 13, 2007 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/10/06

マイアミ・バイス

知ってた?
今日(10月6日)は、“トム記念日”なんだって。
朝から、笑っちゃったよ(^▽^;)
詳しくは→こちら
トム・クルーズ記念日じゃなくて、トム記念日なんだから、トム・ハンクスでもいいんじゃない?
来年から、トム記念日はトム主演映画1000均一とかにしたら?

そんなことより、マイアミ・バイスね。

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嵐が来て、大雨降ってるにもかかわらず、「不要な外出はやめましょう」ってニュースで言っているにもかかわらず、「今日見ないと終わっちゃう!!」という恐怖心(?)から、行って来ちゃったよ~。

しかし、かっこ良すぎじゃねぇ??

<STORY>
マイアミ市警のソニー(コリン・ファレル)とリコ(ジェイミー・フォックス)は、彼らがFBIに紹介した情報屋の家族が麻薬組織に殺され、情報屋自身も自殺してしまうという事件が起きたことをきっかけに、自分たちがその麻薬組織に潜入捜査することに。
しかし、ソニーはその組織のボスであるモントーヤの恋人であるイザベラ(コン・リー)に恋してしまう。
一方、リコもマイアミに彼女を残して危険な組織に潜入していた。
そして、その麻薬組織は、想像以上に手強い相手だった・・・。

主演、コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、コン・リー、監督、マイケル・マンというラインナップだけでも、嵐なんか忘れて見に行く甲斐ありなのですね。

今までね、マイケル・マンの良さって、あまり理解していなかったみたいなんだよね。
でもぉ、この映画を見て、いままでのマイケル・マン作品の良さが、今になってズバーーーーッと自分の中に入ってきた気がするの。
マイケル・マンがひたすら描き続けるのは、「男の生き様」なのですよ。
内部告発者と彼を取材し続けるジャーナリストを描いた「インサイダー」、
世界一のボクサーを描いた「アリ」
モヒカン族の最後を描いた「ラスト・オブ・モヒカン」・・・
信念を持った男の生き様ばかりなのですね。

Miami_vice2

で、今回はですねぇ、「愛する女を守り抜く男」の生き様なのです。
彼らがとてもクールなのは、恋をしたからといって、決して仕事をおろそかにしない。
ことなのです。
恋をしたことで、仕事をそっちのけにする男は、決してかっこよくない。
常に、仕事が一番、恋は二番。
それでも、愛した女は最後まで守り続ける。
もぉ~、かっこいいじゃなぁい。
かっこよすぎなのよぉ。

その「男の愛し方」を演じるにあたり、これ以上のキャスティングは無いという演技をしてくれるのが、コリン・ファレルなのですねぇ。
ヤツは、常にフェロモン過剰(^^;)なのですが、そのセクシーさが、今回の役にぴったりなのです。
見るたびに大人になっていくコリン・ファレルなのですが、毎回、表情が違うので、毎度楽しめるのね。
今回は、一歩間違えればただのチンピラ。
でも、実はクールなやり手デカ。
どんな状況にもクールに対応する彼の視線に注目です。

昨年、アカデミー賞を受賞したジェイミー・フォックスは、早くも貫禄が出てきたねぇ。
自信は人をここまで変えるのか・・と思うぐらい、落ち着いた雰囲気がでてきたよ。
今回は、コリン・ファレルに比べると出番が少ないけれど、どんなときも相方を信じて支え続ける姿がステキ。

感動なのは、コン・リーだよぉ。
昔から、アジアを代表する女優は、コン・リーだと信じて疑わなかったのですよ。
やっと、ここまできたなぁ。
チャン・ツイィーなんか(失礼!)に負けちゃぁいけません。
しかし、肝心な今回の演技ですが、まだまだ固さが抜けないね。
コン・リーはもっとやれる女優です。
これをきっかけに、もっともっと出て欲しい。
しかし、いつあんなに痩せたんだろう・・・(ーー;)

Miami_vice3

「恋する男の生き様」は、十分伝わってきたのだけど、本筋のラストがやや曖昧なままおわってしまったのが、ちょっと残念。

FBIに潜入していたと思われる“犬”の存在も明らかにされず、彼女をキューバに帰すけれど、それは、本当に安全??と疑問が残ったりして、惜しいんだよなぁ。

「恋を捨てて自分のフィールドに帰ってきた」ソニーは、幸せを捨てたのね。
その去り際がまたかっこいいんだけど、かっこよすぎじゃねぇ??と思わず言ってしまうよ。

まぁ、刑事がフェラーリだのBMWだの乗り回したりして、ディテイルそのものが怪しい映画ですが(^^;)、セクシーなコリン・ファレルは堪能できるので、コリン・ファレルが好きな女性に特にオススメの映画でございます。

マイアミ・バイス 公式サイト

10月 6, 2006 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/09

ミュンヘン

第78回 アカデミー賞 作品賞、監督賞 ノミネート作品

1972年のミュンヘンオリンピックで実際に起きた事件を元に描かれたこの映画。munich1
その事件は、「オリンピック選手村で11人のイスラエル代表が殺された」というものであり、犯人はパレスチナ人だった。
当時、生まれたばかりだった私にとっては、そんな事件の存在すら知らなかったけれど、この映画が世界に訴えようとするメッセージについて深く考えさせられた。

<STORY>
1972年ミュンヘンオリンピックで、11人のイスラエル代表がパレスチナゲリラ“黒い9月(ブラックセプテンバー)”によって人質となるが、全員が死亡という結末を迎えてしまう。
激怒したイスラエルは、首相自ら報復を決意。
諜報機関“モサド”によって、暗殺チームが結成される。
リーダーは、父もモサドの一員だったアヴナー(エリック・バナ)が任命され、彼以外のチームのメンバーはヨーロッパ在住。
車両のプロ・スティーブ(ダニエル・クレイグ)、爆弾製造のプロ・ロバート(マチュー・カソヴィッツ)、暗殺後の処理のプロ・カール(キアラン・ハインズ)、文書偽造のプロ・ハンス(ハンス・ジシュラー)の計5人。
モサドと彼らの橋渡しをするのは、エフライム(ジェフリー・ラッシュ)であり、彼らの暗殺標的は全部で11人。
いずれも、ブラックセプテンバーを影で操った者たちだった。
アヴナーは2ヵ月後に妻の出産を控えながら、妻にも言えない秘密任務を抱え、標的が潜伏するヨーロッパへ向かう。
彼が最初に向かったのは、事件が起きたドイツ。
そこで、まず最初の標的を暗殺する・・。

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CIA、KGB、MI6よりも優秀で、狙った獲物は地球の裏側まで追いかけるというイメージがあるモサドについて、誰か映画化してくれないだろうか・・と日頃から思っていたので、それだけでも興味深かった。
でも、この映画の良いところは、そんな政治的背景が無くても、十分スパイ映画として成り立ってるところなんだよね。
緊迫感のある映像は、最初から最後までその張り詰めた空気が途切れることなく引きつけられるんだよねぇ。
まぁ、当然、政治的背景をある程度知っていたほうが楽しめると思うけど、知らなくても十分に楽しめる作品になってると思う。

イスラエルにいる一見普通の青年・アヴナーが、モサドの特殊任務に命ぜられたために、狂気の深みにはまっていってしまう・・・。
そこに描かれているのは、永遠に終わることの無い報復の連鎖。munich3
すごく考えてしまったのはアヴナーのナショナリズムというか、愛国心の変化。
彼は、もともと強い愛国心を持っているタイプではなかったの。
そこに、親近感を感じるんだよね。
あぁ、この人普通の人なんだって。
父が所属していたモサドに自分も入って、国から特殊任務に任命されて、なんの疑いも持たずに引き受けてしまったアヴナー。

ところが、それが大きな誤算だったことに気付くの。
愛する妻と生まれてくる子供を楽しみにしていた普通の男が、暗殺を繰り返し、自らも命を狙われ、目を閉じて寝ることができない男になってしまった。
暗殺をすれば、後続が生まれ、後続は彼の背中を狙ってる・・。
彼が、暗殺を繰り返した末に気付いたことは、そんなことだった。
その時、彼の中には、愛国心のかけらも無く、両親がいる国に戻ることさえも考えられなくなっていた。
munich4そうなると、彼にとっての愛国心とはなんだったんだろう・・・と思うんだよね。
国のために働いているつもりが、国からは抹消された存在になり、暗殺者に負われる日々。
そんなアヴナーの存在が、今、世界中でおきているアラブ人に対する報復の連鎖からは愛国心が生まれないことにリンクしているように感じるんだよね。

この実話を元にしたお話をリアルにしているのは、70年代を見事に再現したスピルバーグの演出と俳優たちの堅実な演技。
アヴナーを演じたエリック・バナは、『ブラックホーク・ダウン』の時から気になる俳優で、今回は落ち着きながらも戸惑いを隠せないアヴナーを好演。
次代ジェームズ・ボンドが決定したダニエル・クレイグは、薄気味悪さが漂いつつ、積極的に行動するスティーブが印象的。
彼のジェームズ・ボンドが早く見てみたいな。
『アメリ』でストーキングされる男だったマチュー・カソヴィッツは、今回、頼りにならない男を演じる。
引き受けるべきでなかった男が引き受けてしまった結果、彼が迎えた最期はなんだか切なかった。

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今回のスピルバーグ作品は、昨年の夏に『宇宙戦争』なんてユルユルな映画を撮った人とは思えないぐらい深い。
アクション映画に出てくる007のようなスパイは、あまり人間味が無い。
でも、ここに描かれるスパイたちは、とても人間臭い。
戻ってくるなと言われても、生まれたばかりの子供の顔見たさに戻ってきてしまうし、色気たっぷりの女の誘惑にも勝てない。
それと同じぐらいに、人が死ぬことにいつまで経っても慣れないし、仲間なが死ねば悲しい。
仲間を殺した人間に復讐したいと思うし、しかし、そこから何も生まれないことも感じる。
彼らが人間臭いからこそ、この映画は強く語りかける。
この映画が最優秀作品賞をとったら、アメリカが今イラクにしていることを少しは考えるんだろうか・・。
そうとも思えないのが、なんだか切ない。

世界中の人に見て欲しい一本。

ミュンヘン 公式サイト

2月 9, 2006 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (37) | トラックバック (108)

2005/12/07

Mr&Mrsスミス

大スターが共演してるハリウッド映画を観ると、あぁ~、クリスマスシーズン到来ね~。
としみじみ思う。
最初で最後の(?)共演、ブラピ&アンジーを観に行って来た。
クリスマスは華やかに送りたい!!という人にオススメの映画ね。mr_mrs_smith

<STORY>
ジョン・スミス(ブラッド・ピット)とジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)は、南米のコロンビアで燃えるような恋に落ち、アメリカに帰国してから半年後に結婚。
それから5~6年後、二人の間に倦怠期が訪れる。
会話もない二人は、カウンセリングを受けるほどになってしまう。
が、実は、お互いに秘密にしていることがあった。
二人とも、プロの殺し屋だったのだ・・・。
そして、ある指令で二人は同じターゲットを消すことになってしまい、その時初めてお互いが殺し屋であることを知る。
それだけではない。
お互い面が割れてしまったがゆえに、48時間以内に相手を消さなければならないことになっていまい・・・。

この映画はですねぇ、ベースになっているのは倦怠期を迎えた夫婦のラブコメディなの。
が、お互い殺し屋だったがために、ただのラブコメではなく、アクション映画になってしまったって感じかな。mr_mrs_smith1
倦怠期を迎えた夫婦も、お互い殺しあうぐらいに向き合えば、二人の間も改善されるでしょう~。
ってことみたいよ。
この映画、ブラピ&アンジーでなければ絶対に成り立たないのがミソ。
なぜならば、世界でトップクラスの殺し屋が出てくる映画の割りに、ツッコミどころが多すぎる!!
ま、コメディだからいいんだけどね。

時には女王様になってターゲットを消すアンジーだけど、いたるところに指紋残しすぎ・・だったり、その銃弾、絶対当たってますから・・・。とか、腿(もも)を刺したのに血が流れないのはなぜ・・・。とかね・・。
でも、そんなツッコミを入れつつも、ブラピがニコッとしたり、アンジーがありえないほどゴージャス&セクシーだったりすと、「まぁいっかぁ・・・(* ̄▽ ̄*)」なんて気分になってくるから不思議よね。
ただし、そんな気分にさせられるのは、この二人ならではなので、他の俳優にはマネして欲しくないね。
もちろん、二人の魅力だけじゃなく、テンポの良いストーリー展開と、スタイリッシュな銃撃戦とカーアクションにも見所あるけどね。

mr_mrs_smith2息がピッタリといえば、二人のセリフのやりとりもピッタリ。
特に、今回は“ダメ夫”と“完璧な妻”の設定なんだけど、このブラピの“ダメ夫”がおかしい。
いつでも妻が一枚上手。
でも、喜んで尻に敷かれてるようにさえ見える夫でもある。
そこが、すごく笑っちゃうんだよね。
でもね、時には夫が一枚上手だったりして、それがまたかっこいいんだよねぇ~。
二人の演技もそう。
映画のアクション的においしいところは、ほとんどアンジーが持っていっているけれど、そんなアンジーをブラピが喜んでエスコートしているように見える。
そんなブラピがステキだったりして。
なんかねぇ、心なしかブラピがいつもよりニヤけているように見えちゃうんだけど、それは余計な先入観かしらね。

私の一番のお気に入りは、家で銃撃戦するシーンかな。
「早く撃ちなさいよ!!」と詰め寄るアンジーがかっこいいんだよなぁ。mr_mrs_smith3
アンジェリーナ・ジョリーは『十七歳のカルテ』のころから大好きで~、これは、その『十七歳のカルテ』の次ぐらいに好きなアンジーかなぁ、『60セカンズ』や『ボーン・コレクター』、『トゥーム・レイダー』の彼女もいいけど、あまり作品に恵まれていないような気がするなぁ。
これを機に、ラブコメ方面でもがんばってくれるといいな。

残念なことに、ブラピとアンジーが苦手な人には退屈かもしれない。
でも、最近のハリウッドではスターの顔だけで観れる映画なんてほとんどない。
だから、たまにはハリウッドのスターシステムにどっぷり浸ってこんな映画を観るのもいいと思う。
年に一度のクリスマス。
笑って楽しく過ごしたい人には、オススメの一本。

Mr.&Mrs.スミス 公式サイト

12月 7, 2005 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (40) | トラックバック (162)

2005/11/30

ミリオンズ

ダニー・ボイルよ。
『トレインスポッティング』が大好きでさぁ~、あれもう9年前なんだね~。
でも、それ以来あまりパッとしないダニー・ボイル。
この映画でねぇ~、そうだなぁ~、少し復調してきなかなぁ・・。millions


<STORY>
お母さんをなくしたばかりのカニンガム一家は、心機一転新しい土地と家で、新しい生活をと、新興住宅地に引っ越してきた。
彼らは、パパ(ジェームズ・ネズビット)と、10歳の兄アンソニー(ルイス・マクギボン)と、8歳の弟ダミアン(アレックス・エテル)の三人暮らし。
兄は現実的で、頭が良く、学校の成績もトップクラス。
弟は信心深く、聖徒が大好き。
困ったときは、常に神様と話をしている。
狭いところが大好きなダミアンにとって、自分の部屋は広すぎる。
家の近くの空き地にダンボールで小屋を作り、そこでいつものように聖徒と話をしているとき、そこには黒くて大きな袋が落ちてきた。
その袋を開けてみると、そこには数え切れないほどのポンド紙幣が入っており、困ったダミアンはアンソニーを呼びに行くが、アンソニーは、パパにも誰にもナイショにして自分達で使おうと言い張るのだが・・・。
millions1
ダニー・ボイルって人は札束が好きな人ね。
『シャロウ・グレイブ』でも、『トレスポ』でも札束が出てきたような・・。
テンポの良い音楽と、場面展開に、懐かしのダニー・ボイルワールドを感じたなぁ。
イギリス映画と聞いてちょっと暗いのでは・・と感じている人はご心配なく。
すっごく見やすく仕上がってる。
子供が主役なので、話もとっても分かりやすい。

ポイントは “もしも、目の前に大金が転がり込んできたら・・”
そうね・・、私だったら警察に届けて、少なくともいくら入ってって計算して・・、何を買って・・。
と想像を巡らせるかな。
この家の場合、“幼い子供がお母さんを亡くしている”というのが、さらにポイントになっていて、「神様はそういう子供たちの家庭にもちゃんと幸せを運んでくれるよ」 というお話になっている。
お父さんにガールフレンドができたり、お兄ちゃんに友達がいっぱいできたり、ダミアンの願いも最後にちゃんとかなえてくれる。
ダミアンと言えばイギリスじゃぁ、悪魔の子として有名な名前なのに、聖者好きの子にこの名前を付けるているのも、なんか面白いね。

さすが、文部省選定映画らしく聖者の話だけじゃなく、募金の話やら、聖職者の話やら、とても精神衛生上健康的な話題がいっぱい。
とても、『トレスポ』と同じ監督とは思えないね(笑)
が、そこが、私とっては少し物足りない。
あらゆる点に関して100%ポジティブで、ネガティブな話が一切出てこない。
悪人は、たったの一人。
本当は、そんなことありえなくって、金は人を変えるからね。
なんだかんだ言っても、カニンガム一家はおとがめなしで、拾ったもん勝ち??な感じもするよねぇ。

出てくる子供はすごくかわいいし、音楽のセンスの良さは相変わらずだし、画面のテンポも良いから、スッキリと見れる。
が、全体的に流れているのは子供向けファンタジーかなぁ。
私には、そこに生ぬるさを感じたけど、そこがOKなら楽しめる作品だと思うな。

ネガティブなことなんか、考えたくも無い人にオススメの一本

ミリオンズ 公式サイト

11月 30, 2005 映画-マ行(アメリカ), 映画-英国 | | コメント (9) | トラックバック (24)

2005/10/20

モナリザ・スマイル

WOWOWを見るようになってから、私は、レンタルショップ知らずになってしまった・・。
見たいドラマも、映画もWOWOWとNHK衛星放送でまかなっている。
今日みたいな良い映画を見たときは、「おぉ~WOWOW入っててホントに良かった~(^▽^)」と思う。
あ、WOWOWの回しもんではないですよ・・決して・・・。monalisa_smile


<STORY>
1953年、ニューイングランドにある名門女子大学ウェルズリー大学にキャサリン・ワトソン(ジュリア・ロバーツ)が美術史の教師として赴任してきた。
記念すべき第一回の授業は、古代美術。
しかし、彼女が話そうとすることは、全てベティ(キルスティン・ダンスト)やジョーン(ジュリア・スタイルズ)、ジゼル(マギー・ギレンホール)にさえぎられ、先を言われてしまう。
彼女達は、授業に入る前に教科書を全て読み、講義の内容を全て知っていた。
おかしいのはそれだけでは無い。
在学中に結婚した学生は優遇され、長期休暇を許され、全ての生徒が卒業したら結婚するという。
そこは、大学といいながら、花嫁修業をする場になっていた。
その校風に納得のいかないキャサリンは、彼女たちに学ぶことの意味を教えようとする。
しかし、生徒達は手ごわかった。
ベティの母親は同窓会の会長をしており、娘を操り人形にするばかりか、ベティ本人も先生よりも強い権力を持ち、学校に君臨し、気に食わないことは学校新聞で糾弾する。
ジョーンは卒業後ロースクールに入ることを目指しており、学業も優秀でありながら、卒業したら即結婚することを希望する。
彼女達と一線を引いているのがジゼル。
彼女は、イタリア語教師と恋愛関係にあるが、彼はキャサリンに引かれはじめる・・。
はじめは、新任教師を受け入れていなかった彼女達だったが、美術の面白さに引かれ始め、将来について考え始める・・・。

そうだなぁ。設定としては『いまを生きる』に似ているかも・・。
監督は、『フォー・ウェディング』のマイク・ニューウェル。
いやぁ、こう言ってはなんですが、最初そんなに面白くないかも・・・。
と思いながら見始めたんだよね・・。
そしたらですねぇ、すごくストーリーが分かりやすく、また女子大生が主役ってこともあって、入り込みやすかったのよね。
その上、彼女たちの気持ちがすごくよく分かるんだよねぇ。

キャサリンが彼女つたえたかったのは、「女性の自立について-結婚を否定するのではなく、女性としてどう生きるか-」
これはね、よく考えちゃうんだよね~。
タイトルの『モナリザ・スマイル』とは、もちろんあの名画「モナリザ」からきているんだけど、教科書が教えてくれるのは作者はダ・ヴィンチで、制作年は何年で・・という表面的なこと。
キャサリンは、そこから「何を感じるか」について教える。
モナリザの瞳は何を見て、何を感じ、ダ・ヴィンチは、なぜモナリザを描いたか・・。
その当時のアメリカは赤狩りの最中であり、冷戦が始まろうとしていた頃。
進歩的な発言をする人間は、赤とみなされ排斥されていた。
彼女が生徒たちに伝えようとしたこと、教育しようとしていたことから、どんな時代にあっても、頑固なまでに自分を貫き通すことが素晴らしいことであることを教えられる。

若手からベテランまで、多くの女優さんが出ているけど、彼女たちの演技も見所の一つ。
特に、良かったのが、キルスティン・ダンストとマギー・ギレンホール。
キルスティンって、この手の暗い役よりも、『チアーズ!』とか、『エリザベスタウン』の明るい演技の方が好きだから、あぁ、相変わらず暗いなぁと思ってみてたんだけど、すごいね。
やっぱり彼女は女優さんっすね。
オープニングからキルスティンに腹が立ち、最後の30分は彼女に泣かされる。
今でも、ラストの彼女の表情を思い浮かべるだけで泣けてくるな。

もう一人の、マギー・ギレンホール。
彼女が出演している映画は、結構見ているにも関わらず、素晴らしいと思ったのは、これがはじめてかも。
『セクレタリー』はまだ見てないから、近いうちに見たいな。
ラスト近く、マギーがキルスティンを抱きしめるシーンがあるんだけどね。
もう一気に泣いたよ(T-T)
彼女は、他の大学生達と違って、泣くべき時に笑い、怒りをぶつけるべき時に優しくし、弱気を助ける。
大人なんだよね~。
見直したよ。マギー。
今度から、もっと注目して見るね。
ちなみに、弟は『デイ・アフター・トゥモロウ』の主役を演じた、ジェイク・ギレンホール。
キルスティン・ダンストの元彼ね。

それに比べると、ジュリア・ロバーツはいまひとつキャサリンを表現しきれていなかったように思う。
キャサリンは、もっと懐が深くて、思慮深い人よね。
ちょっと若手女優さんたちに押されがちだったかな。
同世代だったら、ケイト・ブランシェットが最適なんだけど・・。
華があるからいいのかな。
がんばれ。ジュリア。

大学生の頃、勉強なんてホントにウザイだけで、遊びとバイトがあればそれで良かった。
でも、今になって、読みたい本や、見たいビデオや、勉強しなきゃいけないことが山積みになり、勉強の大切さを感じる。
そんな私には、ウェルズリー大学の彼女たちがうらやましかった。
私も、キャサリン先生が欲しい。

どんな女性でも必ず一人、感情移入できる人がいるはず。
全ての女性にオススメの一本。

モナリザ・スマイル 公式サイト

10月 20, 2005 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (4) | トラックバック (1)

2005/09/21

マダガスカル

この映画、近所のシネコンでずっと前から上映してたんだけど、どうしても字幕版で見たくて、横浜から東京まで遠征。
近頃さぁ、吹き替え版の普及率がすごく高くて泣きそうです。
このマダガスカルと、『皇帝ペンギン』は吹き替え版しかやってないの。
見る気がしなくなるから、やめてーーーー。
特に、アイドルとか俳優とか、吹き替えのプロじゃない人使うの本当にやめて欲しいーーーーー。
せめて、1日に1回だけでも字幕版の上映して欲しいよ。
レイトショーだけでもいいから。
お願い (;_;)madagascar

<STORY>
NYセントラルパーク動物園。ライオンのアレックス (ベン・スティーラー) は一番の人気者で好物はステーキ肉 (もちろん生)。
アレックスの一番の親友はシマウマのマーティ (クリス・ロック)、キリンのメルマン (デビッド・シュワイマー)、カバのグロリア (ジェイダ・ピンケット・スミス)。
ある時、園内のペンギン達が地下を掘ってマーティの柵の中出てきたことをきっかけに、マーティは園の外に出ることを夢見る。
その話を聞いたアレックスは、居心地の良い動物園にずっといようと言って反対する。
それでも、マーティは一人で外の世界へ。
アレックスとメルマンとグロリアはマーティを追いかけ、セントラル駅で無事マーティと会うことができた。
が、そこで彼らは人間に囲まれ催眠銃を撃たれる。
そして、「動物は野生で暮らすべき」という人間の提案で、彼らは催眠銃を撃たれたまま船に乗せられる。
目が覚めたとき、彼らが目にしたのは、見たことも無い景色だった。
これはですね~、ベン・スティーラーの声が聞きたくて見に行ったようなものだけど、私の大好きな『シュレック』チームが製作したってのも大きな理由なのだ。
が、残念ながら、『シュレック』のときのようなキレは無い。
そうねぇ~、映画の中で『キャストアウェイ』や、『アメリカン・ビューティ』のパロディがあったときにはかなり笑ったな。
が、「動物園で育った動物を自然に帰す」ってのは、意義アリです。
「動物園で育った動物は、自然界では生きられない」と私は思います。
以前、『フリー・ウィリー』という映画で人気が出たシャチのアイコ(だっけ?)は、人間が良かれと思って海に開放したところ、雑菌だらけの自然界で様々な病気にかかって死んでしまった。
なんてこともあったでしょう~。
じゃ、もしも、このライオン、シマウマ、カバ、キリンがマダガスカル島に上陸したら、人間が大勢住んでる島のようなんで、人間が殺してたか、地元の動物園行きでしょう。
か、ライオンが上陸して間もなく病気で死ぬかの、どっちかでしょう~。
ま、もちろん、そんな夢も希望も無い映画を作るはずはないのだけど、幼い子供達を相手に作る映画だったら、希望を持たせるのは結構だけど、ウソをついちゃいかん。
ライオンは、生きてる動物を食って生きてるんだってのを見せるべきです。
子供を侮ってはいけません。
雄ライオンは獲物を捕まえるのが下手ですから、それでも餌を捕獲することができずに死んでいくかも知れないですね。
ま、アレックスはそれを分かってて、帰りたいと嘆いていたのでいいかもしれないけど。
ま、私がそんなたわごとを言っても、続編製作が決定したと本日発表がありました。
続編を見た子供達が「動物園で生活する動物達は野生に帰りたいと思ってるんだぁ」なんて、目を輝かせて思わないことを願います。
それは、あまりにも浅はかな理想論だと思われます。
ま、それにも関わらず、時には笑いながら見てました。
ベン・スティーラーの相方は、やっぱりクリス・タッカーじゃなくって、オーウェン・ウィルソンでしょう~。
とか、ロス (デビッド・シュワイマー) って声聞いてるだけでも小心者だよなぁ、この役にぴったりだなぁとかね。
続編かぁ。どうかなぁ。あんまり見たくないかも。
あ、でもペンギン一味はかわいかったな。

マダガスカル 公式サイト

9月 21, 2005 映画-マ行(アメリカ) | | コメント (11) | トラックバック (27)