おくりびと
★ようやく見ることができました。
優しくて温かい映画でした。
★チェロ奏者の大悟(本木雅弘)は、在籍している楽団の解散により、失業。
妻(広末涼子)と共に実家の山形に帰ることに。
帰郷後、すぐに就職活動。
面接一社目で決まった職場は、社長(山崎努)と事務員(余貴美子)一人だけの小さな会社、NKエージェンシー。
その仕事とは、納棺師だった。
★人が嫌がる仕事を積極的にできる人って、無条件に尊敬します。
なので、この納棺師というお仕事、映画の冒頭から尊敬の眼差しでして、広末が、「汚らわしい!」となじるシーンなんて、その“汚らわしい”の意味が分からなかったです。
★昔々は、家族がやる仕事だったんですね。
その昔は、家族がやっていたというのは、この「おくりびと」が話題になった時に知ったのですが、映画を見ていて、その「家族が行う意義」みたいなものが分かったような気がしました。
★きっと、始まりは、
「三途の川を渡るときに、みすぼらしい格好ではいけないから」
という気持ちで、家族がよそ行きの格好をさせてあげていたのではないかと思ったんです。
葬儀屋というビジネスが発達してくると、その納棺という作業も葬儀屋に頼むようになったのでしょうが、故人が普段大切にしているものとか、お気に入りの服、髪型、ひげの伸び具合、お化粧なんかは、家族が一番良く知っているわけですし、何より、大切なご遺体を他人に触って欲しくない、いい加減に扱って欲しくないという気持ちが強くなるに違いないと思うんです。
★どの家族も、みんなが仲が良いワケではなく、年中喧嘩ばかりしていたり、疎遠になっていた家族もいるに違いないのだけど、最後の最後、その瞬間が家族として心のつながる瞬間なんですね。
★映画の中で、
「自分に与えられたのは、何の試練なんだろうか。家族をないがしろにしてきた罰なんだろうか」
というモッくんのセリフが印象的だったのですが、きっと、試練なのではなく、彼は、納棺師として、故人の家族の気持ちになって納棺することができると選ばれた人なのだと思ったんです。
★幼いころに父に捨てられ、数年前に母を亡くし、ようやく結婚したばかり、彼にとっては、彼を捨てた父の気持ちが分からなかった。
でも、誰にでも秘密にしたい事情があることを少しずつ理解し、彼にも新しい命が芽生えるのです。
そんな複雑な家族の事情がある彼だからこそ、親身になって納棺することができる、山崎努の言う“天職”なのだと思うのです。
★もう一つ、印象的だったのは、モッくんが良く行く銭湯にいつもいるおじさん(笹野高史)です。
彼のセリフ、
「死とは、新しい世界への門をくぐることだと思うのです。
葬儀は、故人が門をくぐるのを送り出してあげることだと思うのです」
と、たった一人の友人が去っていった時に言っていたセリフにグッときてしまいました。
★それは、私が考えていた、「三途の川は綺麗な格好で・・・」という考え方に似ていたので、直球で入って来ました。
生きている人間からすれば、葬式とは悲しいだけでしかない。
でも、もしかして、綺麗にしてもらって、死という門をくぐったら、故人にとって新しい世界が開けているかもしれないと思えば、つらい葬式も、少しは心が軽くなって、快く送り出せるのかもしれない。
そう思ったんです。
★今はまだ、私にとってそれ程身近な話ではないですが、いろいろと考えてしまいました。
この納棺師、本当に所作が美しいモッくんがやってくれて良かったと思いました。
ちょっと、彼以外は考えられないぐらい素敵な納棺師でした。
葬儀というイメージを軽く覆すぐらいの美しさで、この映画を見て、この仕事をやってみたいと思う人が増えればなおさらいいなぁと思います。
★全ての人におススメできる映画です。
10月 12, 2008 映画-日本 | Permalink | コメント (0) | トラックバック (2)
























原作を知らないので、原作ファンはこれをどう思うのか、良く知らないけれど、ナカナカ面白かったのですよ。
それと、気に入ったのが、死神・リューク。
主人公のライトは、そこで司法が手を下せないなら、俺が最後の審判を下す・・。と、最初は神になったような気分でいたのね。
最初の狙いは、藤原竜也だったのよ。
そんな忙しい日々の中で、思うことはただ一つ。


剛一は、息子にプレゼントを贈るはずだったのに、逆に息子からステキなプレゼントをもらったようだった。





