さて、『レオノール・フィニ展』を見た私は、松尾スズキ演出の舞台『キレイ』を見るために、Sちゃんと待ち合わせしているシアターコクーンへ。
Sちゃんは大学時代の友人で、よく舞台や映画に一緒に行っているのだけど、Sちゃん、今日は土曜日なのにお仕事。
どうやら、開演ぎりぎりの時間になってしまうとのことなので、現地で待ち合わせ。
腹ごしらえ(ごめんSちゃん(ーー;))のためにと、パンをぱくつきながら (^^;)のんびり待っている私の目に入ってきたのは驚愕の公演時間。
な、なんと3時間35分 ( ̄□ ̄;) えっ!?終わるの10時半じゃん・・・・。マジで・・。

Sちゃんも、無事6時45分に到着し、早速コクーンへ。
なんと、席は前から2番目と超ラッキーな位置をゲット。
ブラウン管モニターが3台(だったかな?)あり、そのまわりを鉄屑で出来た基地のような建物が覆い、真ん中には白い彫像。
19時ちょうどに、私達は松尾スズキに迎えられ、舞台は始まった。
この『キレイ』は、民族紛争を続ける「もうひとつの日本」で、長い間地下室に監禁されていた少女が、地上に逃げ出し、自分をケガレ(鈴木蘭々)と名乗り生活を始める。その中で、戦乱の世をしたたかに生きるカネコ一族に出会い、新しい人生を歩みはじめる。しかし、ケガレには、地下室で暮らしていた記憶が一切無かったのだった・・・。ケガレが様々な人と出会うことで、自分の過去と向き合っていく、お笑い盛りだくさんのミュージカル。
そのカネコ一族の母に片桐はいり、父に松尾スズキ、長男・ジュッテンに大浦龍宇一、次男・ハリコナに阿部サダヲ、そして、成長したケガレに高岡早紀、成長したハリコナに岡本健一、ケガレを地下室に監禁していたマジシャンを宮藤官九郎が演じている。
これ、松尾スズキの小屋にお邪魔してるような感覚になる。
「まぁまぁ、難しいこと考えないで、ちょっとお芝居でも見てってよ。ちょっと面白いと思うよ」ってそんな感じで、ちょっと肩をたたかれて入ってみたら、笑って帰ってきたような。そんな感じだった。
そのお芝居全体に行き渡る
“脱力系”な感じが良かった。登場人物がみんなそれぞれ問題抱えてて、ちょっとおバカさん。でも、憎めない。そのバカっぷりったら、笑えるんだよね~(≧▽≦)
特に、ハリコナ(阿部サダヲも岡本健一も)、宮藤官九郎、荒川良々、松尾スズキ、片桐ハイリのキャラはすごく面白かったなぁ。
鈴木蘭々は、急なピンチヒッターで大変だったと思う。
高岡早紀は、ダンスシーンでとても楽しそうに踊ってるのが印象的だった。
一通り笑った後で、自分の過去を受け入れつつ、前を向いて歩こうとするミサの姿に考えさせられたりして。そうだね~、つらいことから逃げちゃいけないよね~。
ミュージカルとはいえ、歌のプロやダンスのプロが出ている訳ではないという身近な感じがこのお芝居の良さだと思うけど、時折、声が通らなくて、聞き取りづらいことがあったのが残念かな。
それと、3時間半はやはりちょっと長いかも。
いつもだったら、ここで食事したり、お茶したりして帰るのだけど、この日ばかりは、私が前日風邪をひいたこともあり、終わった時間が10時40分だったこともあって、そのまま解散。
Sちゃんとは逆方向なので、ゆっくりお話もできずに帰ることになってしまったことも、残念なことのうちの一つかな。
絵画展とお芝居のアートな1日は、こうして無事終了したのでした。
雨さえなければもっと良かったぜ(ーー;)
Bunkamuraシアターコクーン 公式サイト
松尾スズキのインタビュー配信中
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