2009/08/21

トランスフォーマー/リベンジ

夏休みにピッタリのアクション映画

先日、オフだった日に映画館にこもって、一日で四本ハシゴした日があったのですが(^^;)、その一日で、一番面白かったのは、この『トランスフォーマー/リベンジ』でした。
細かいことを言ったら、脚本的にいろいろと問題があるとはいえ(^^;)、
やはり、夏は、こういうなぁ~んも考えずにぼんやり楽しめる映画がピッタリですね。

トランスフォーマー/リベンジ

ストーリーは、特に説明するまでもないのですが、2年前の映画『トランスフォーマー』のリメイクです。
日頃、車や飛行機に化けて人間と共に生活している宇宙人が世界中にいます。
それが、いい宇宙人と、悪い宇宙人がいて、悪い宇宙人が突如車から姿を現して地球を侵略しようとしているところを、いい宇宙人がやっつけるという、とっても分かりやすい話です。

トランスフォーマー/リベンジ

驚異的な映像技術にビックリ

これがですねぇ、単純ながら、展開が速くて、スケールも大きいので、何も考えずに楽しめます。
「映画は、やっぱり何も考えないのが一番!」
という人にピッタリです。

また、このハチャメチャなストーリーをそれなりに、リアティを持たせるように映像化するハリウッドの映像技術とは、どうなってるの(@@)??と感心してしまいます。
マジで、驚異的な映像世界です。
どう考えても、明らかにブルースクリーンで演技しているシャイア・ラブーフも大変だったと思いますが、このロボットたちが、微妙に色がくすんでいたり、日差しを浴びて光ったり、影が一緒にきれいに動いたり、リアルに車からロボットに化けたり、もう想像の世界を超えてるんですよ。
クリエイターの超端っこにいる私としては、このクリーチャーたちを映像化したクリエイターたちを無条件に尊敬します。

トランスフォーマー/リベンジ

シャイア・ラブーフの貢献度

最後には、今や、アメリカでは数多くあるこのタイプの超大作映画の中で、なんで、この『トランスフォーマー/リベンジ』が面白いんだろう・・・って、不思議になるぐらいで・・・。
その一つには、意外とシャイア・ラブーフの力も大きいと思います。
彼は、スピルバーグに気に入られたラッキー・ボーイではありますが、この人、パニくり演技がすごく上手いといつも思います。
ピンチに立たされて、パニくる時の演技が、いつもとてもリアルだなぁと思うんです。
なので、こういうパニくり場面がとても多い映画にはピッタリな俳優だと思います。

今回は、プライベートでやんちゃした時の骨折の包帯を見て、つい、ニヤリとしてしまいました。

トランスフォーマー/リベンジ

マイケル・ベイは、娯楽大作メーカー

で、そして、貢献度が大きいのが、マイケル・ベイだと思います。
バッド・ボーイズ』『ザ・ロック』『アルマゲドン』『パール・ハーバー』そして、『トランスフォーマー』と、どんどん大作を作り続けるマイケル・ベイは、どんどんスケールが大きくなっています。
やっぱり、娯楽大作を作り慣れている人の作品なんだなぁと納得でした。
娯楽大作の見せ方を知っている人だなという気がしました。

といいつつ、もうほとんどの映画館で終了してしまっているこの映画。
是非、DVDよりも映画館で見て欲しい映画ではありますが、気になる人にはオススメの映画です。

トランスフォーマー/リベンジ 公式サイト

8月 21, 2009 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2009/07/03

天使と悪魔

ダ・ヴィンチ・コードに続くラングドン教授シリーズ2作目

ラングドン教授シリーズの2作目「天使と悪魔」を見てきました。
いろんな人から、
「面白いよ~」
と言われ、前作「ダ・ヴィンチ・コード」も、決して嫌いではなかったので見たのですが、噂通りそれなりに楽しめました。

Angel_demon1

世界一小さくて、世界一謎の多い国 ヴァチカン市国で事件が発生

ストーリーは…
ローマ教皇が亡くなり、ヴァチカン市国でコンクラーベが行われる時に起きた四人の教皇たちの誘拐事件と謎の記号が書かれた手紙。
あらゆる象徴と記号を研究するラングドンがその事件解決に呼ばれるのです。

Angel_demon2

こうして書くとややこしそうですが、話はとても分かりやすくできています。
タイトルが示すとおり、善と悪の区別がつきやすいですし、キリスト教や美術史の知識がなくても楽しめます。
私としては、その辺の謎解きを観客に全くさせようとしない隙の無さに、やや物足りなさを感じました。
もう少し、考える間合いと奥深さが欲しかったですね。

カトリックは科学を受け入れるのか

この映画のメインテーマは
「カトリックはどこまで科学を認めるのか」です。
オープニングから、人間が小宇宙のような世界を作り出し、それだけで、
「この研究は神を冒涜している」
と、言わんばかりで、既に先の展開が読めています。
その分かり易さが、私の物足りなさのポイントにもなっています。
にもかかわらず、最終的には、それなりに楽しめました。

見所は、キリスト教や古美術品の謎ではなく、展開の速さと美しい町並み

それは、スピードある展開の早さとローマの美しい町並みと数々の彫刻は、目を飽きさせず、アメリカ人役のトム・ハンクス以外のメインキャストはヨーロッパの俳優を使うという、ヨーロッパが舞台であるなりのこだわりが随所で生きていて視覚で楽しめる仕掛けがいろいろあって良かったです。

ユアン・マクレガーが光ってました

中でも、今回は、ユアン・マクレガーがすごく良かったですね。

Angel_demon3

幼くして両親をテロで亡くし、ヴァチカンで保護され、育てられた司祭の役ですが、タイトルにある
天使と悪魔
を体現するような役で、ユアン・マクレガーが演じることにより100%悪とも言えず、かといって、その逆でもない、人間味のあるキャラクターが出来上がったと思います。
いや~やっぱりユアン・マクレガーはイギリスの俳優さんだなぁとつくづく思ったのです。
パラシュートで落ちてくるあたりは、
「あぁ、やっぱり、ジェダイマスターは違うなぁ」
と邪念が働いたのも事実ですが…(笑)
でも、今回は何はともあれ、ユアン・マクレガーに軍配ありの映画だったのは確かです。

Angel_demon4

トム・ハンクスも髪の毛切って正解!です。
前回は、あの似合わないロン毛が気になって、気になって…(^-^;

まぁまぁ、そんな話はいいとして、
「とにかく、テンポのある映画が見たい」
時にオススメします。

天使と悪魔 公式サイト(このページは音がします)

7月 3, 2009 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2009/04/03

ダウト-あるカトリック学校で-

贅沢な演技合戦が見ものの映画です

いい映画でした〜☆
大好きなメリル・ストリープフィリップ・シーモア・ホフマンと共演したと聞いた途端に見たくなった映画です。
世界最高レベルの演技合戦を見て、とても満たされ気分です♪

JFK暗殺から1年、ある神学校でのお話です

時代はJFKの暗殺から1年後。
ある神学校が舞台です。

ダウト

そこでは、保守的で厳しい中年のシスターが校長を、当時としては、進歩的でリベラルな思想を持つ神父が学校を運営しています。
日頃から、神父の思想と説教を良く思わない校長は、神父の行い全てに目を光らせ、ある時、彼女のダウト(疑い)を確信に変えるような出来事が起きてしまうのです。

人を許すこと。人を受け入れること

ここで重要なポイントは、人種や年齢、思想を越えて、人はどこまで他人に寛容でいられるか…という点です。
この、どの時代も、どこの国でも、どの世界でも当たり前のようで、なかなかできないことですよね。
私たちは、つい、神父やシスターは、当然のように、他人に対して寛容でしょうと思いがちです。
しかし、この映画では、つい、寛容ではいられない神父やシスターの姿を赤裸々に描いています。
また、神父を信じるべきか、それとも、シスターを信じるべきかという問題に対し、この映画は答えを与えず、見ている人に判断をさせます。
ある人は、校長と同じく疑いを抱くだろうし、ある人は神父の潔白を信じるでしょう。

神父も校長(シスター)も、神に仕える前に人間なのです

私はどちらも正しく、どちらも疑わしいと思うのです。
校長は、神父の言う通り、確かに不寛容だったし、厳し過ぎる人だったけれども、他の人には気付かないようなところにも目の届く、心根の優しい人だった。
それに対し、神父もとてもリベラルだけれども、一人の少年に対し、熱心過ぎると思われても仕方ない部分もあった。
この二人の思想や行動は時代がさせてしまった部分もあったのではないかと思うのです。

ダウト

二人に影を落としたのは、時代でした

アメリカはソ連との冷戦真っ只中で、国民はベトナム戦争に嫌気がさしはじめ、しかし、国は保守思想を強めていた時代。
若く、将来有望な神父はリベラルを推し進め、何とか、黒人の人権を守ろうとするでしょう。
それに対し、校長は戦争で夫を亡くし、神と国と教育に全身全霊を捧げてきたのです。

そんな二人が衝突するのは、当然でした。
そんな二人がお互いに抱いた疑惑は、お互いに少しずつ認め合うことで、強い絆にできたものを、結局、お互いに突き放す原動力になってしまったのでした。
その最大の「罪」に気付いた校長のラストシーンにグッと来ました。
主演二人の演技対決も緊張の糸が一瞬たりとも切れることのない、見事なものでした。

まだ間に合います。

オススメです。

ダウト 公式サイト

4月 3, 2009 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/08/16

ドラゴン・キングダム

★夢の共演という言葉に乗せられてf^_^;見て来ました。

★見所と言えば、ジャッキーvs.ジェット・リーの酔拳vs.少林寺でしょう〜♪

★それ以外、特にこれと言って見るべきところは無いですがf^_^;、ジャッキーの現役酔拳を見れただけでも、ちょっと得した気分になれます(^_^)

★ジャッキーに酔拳をやらせるなんて、この映画のスタッフはかなりのカンフー映画好きと思われます。
まぁ、スタッフの一人にユアン・ウーピンもいるので、好きどころじゃなく、ど真ん中かもね。

★そんなスタッフのせいか、最初から最後まで、引っ切りなしにカンフーシーン満載なので、見ていて飽きません。

★ただし、さすがのジャッキーもかなりのお歳ですから、酔拳以外のおいしいアクションはジェット・リーに譲っちゃってます。
かといって、ジェット・リーが超若い訳じゃないんだけどね。
そろそろ、若いチャイニーズ系カンフーマスターが必要な時期なのかもね。

★二人のキャスティングからして、明らかに中国を中心としたアジア圏の興行収入を狙っ作品なのであります。

★惜しいことが一つ。
トップスター二人をリスペクトして作った作品なら、エンドクレジットはNG集にして欲しかった。もちろん、BGMはジャッキーで…。
そこまでやってくれたら、私的には、満足かな。フフ。

8月 16, 2008 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2008/08/15

ダークナイト

★豪華絢爛で贅沢で見応えのある映画でした。

★クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、マギー・ギレンホール、アーロン・エッカート・・・。
 さらに香港ファンには、香港のシーンで、ほんのわずか、引退してしまったエディソン・チャンが顔を見せているのも見逃せないですね。
 さて、これだけのメジャー級俳優でどれだけ映画が撮れるでしょう・・・。

★かなり重要な役で、アーロン・エッカートが出ているなんて、見るまで知らなかったのですが coldsweats01 (最近、情報収集能力が落ちていることがバレるね・・・)、私の今回の目標は、あくまでも、ヒース・レジャーの追悼でした。

Dark_knight1

★オーストラリア出身の彼が、アメリカに出てきて、メジャーへの階段を上る第一段目『パトリオット』でメル・ギブソンの息子役を演じていたのをこの目で目撃してから、『ブロークバック・マウンテン』でその演技力を注目されるまで、その成長の過程を度々見てきて気になる俳優だったので、昨年の彼の急死はとても残念で、この映画は必ず見ようと心に決めていたのでした。

★そしてその彼の今回のジョーカーは、
「お見事!!」
に尽きました。
 “ジョーカー” = “ジャック・ニコルソン”のイメージを見事に忘れさせる、新しいジョーカーの誕生でした。
 監督の演出力と脚本の力も手伝って、恐ろしく、薄気味悪く、コミカルでありながら、人間的な部分をわずかに残す新生ジョーカーが誕生しました。

★もしも、彼に言葉が届くのなら、「見事なジョーカー」だったと言ってあげたい素晴らしい演技でした。

★数多く登場するキャラクターの中で、ジョーカーの他に強く印象を残すのは、やはり「バットマン」です。

Dark_knight2

★今回は、『バットマン』という存在に苦悩するブルース・ウェインの姿がとても印象的です。
 まぁ、ありきたりではありますが、恋と友情と(バットマンとしての)任務の間に挟まれ、悩みます。
 そこが、誰もが経験する痛みであり、悩みであるからこそ、このバットマンが身近に感じ、彼の行動が気になり、その先の展開が気になるのです。
 それはひとえに、クリスチャン・ベール版バットマンを作り出したスタッフの功績です。

★一人の人間として、ヒーローとしての存在に苦悩するバットマン、貧困と不幸な家庭環境が生み出した怪物ジョーカー、大切なものを失ってしまったことで復習の鬼となるトゥーフェイス。
 どれも、単なるコミックのビジュアル的なキャラクターではなく、どこかに人間性が隠された魅力的なキャラにしているところがこの映画の面白さであり、見ごたえにつながっている部分です。
 アメコミ版バットマンでバットマンやジョーカーがどんな風に描かれているのか全く知らない私にとっては、こんな風に人間味を感じるキャラに描いてくれた方が、入りやすくていいのです。

★普通、俳優をたくさん使うと、互いに個性の潰し合い(競い合い??)になって、消化不良になってしまう場合が多々あるのですが、今回は、ベテランが脇役に徹し、主役のクリスチャン・ベールとヒースを盛り立て、それぞれが、それぞれの色を出しながらも、うま~く一つ一つパズルのピースのようにきれいに収まっているのが印象的でした。

ダーク・ナイト 公式サイト

8月 15, 2008 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (4)

2008/06/13

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

★特に理由も無く、ただ勢いで前売り券を買ってしまい、もうすぐ終了するからと急いで見に行ってきた作品です。

★だいたい、キャスティングが10年前と代わり映えしないってのは、ちょっと見る気を無くしますよね catface

Charlie_war

★冷戦時代の1980年、下院議員のチャーリー・ウィルソンが、アフガニスタンを訪問し、ソ連の残虐な行為を目にして、“人道的な理由”から、アフガニスタンを救うべく立ち上がるというお話です。

★このお話は実話が元になっているそうです。
 あまり乗り気ではなかったこの映画ですが、ある意味見てよかったと思いました。
 半分ほど不透明だった当時のアメリカの対アフガニスタン政策がよく分かったからです。

★アメリカがアフガニスタンの若者にイスラエルやエジプト、サウジアラビア、パキスタンルートで武器を与え、訓練し、対ソ連ゲリラを養成していたらしい。
 という話は聞いていたものの、私の中でその全貌が見えていませんでした。
 それを、こう非常にアッケラカンと、とても楽観的で、人道的にとても良い行いをしたかのように描いているアメリカ映画の傲慢ぶりもさすがだなと思うわけですが、このチャーリーの行った“戦争”のその後については、ただ「しくじった」としか言っていないあたりが一番腹が立ちます。

★この“秘密政策”の後、“人道的支援”を行ったアメリカ人たちは、冷戦が終わるとさっさと引き上げていき、現地に残ったのは難民キャンプと貧困。
 「冷戦を終わらせるためにアメリカに利用された。アメリカに捨てられた」
と、その後、若者たちは蜂起し、オサマのようなテロリストを生み、タリバンのような武装組織が生まれていくわけです。

★それが後々、911のような大規模テロにつながっていき、今でもアフガニスタンやイラクでは戦争が終わっていないのです。

★チャーリーはアフガニスタンを秘密裏に支援して、冷戦を終結させ、世界を変えたと誇らしげで、その後の復興については何もしなかったことを反省しているのですが、本当に反省すべきは、米軍は入らなかったといえ、金銭的によその国に軍事的介入をしたことであり、アフガニスタン人の手で自国を救うように人道的支援を行ったように言うのはちょっと違うんじゃないかって思うんですよ。
 アフガニスタンにいい顔をしているようで、その向こう側のソ連を見ていたのはバレバレなのですよ。

★本気でアフガニスタンの復興をしたかったのなら、有力なコネを使って、莫大な資金を集めたらよかったのにね。

★トム・ハンクス×ジュリア・ロバーツというキャスティングを含め、まぁ白々しいなと思う映画でありました。



チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 公式サイト

6月 13, 2008 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/02/18

テラビシアにかける橋

★おすぎがCMで「号泣しました!」と絶叫していた映画『テラビシアにかける橋』です。
 そのCMにつられるように見に行き、私も号泣しましたcrying

★小学生の男の子ジェスが主人公です。
 ジェスの家は貧乏で、学校のクラスではいじめられています。
 そんな時、隣に引っ越してきた女の子レスリーと友達になります。
 頭が良くて活発だけど、家にテレビが無いことで周りから浮いてしまっているレスリーといじめられっこのジェスは意気投合、二人で近所の森へ冒険にでかけるのですが・・・。

Terabithia

★この映画を見ながら、幼い頃に読んだ絵本『つり橋わたれ』を思い出しました。
 勇気がなくてつり橋を渡れなかった少年が、橋の向こうにいる女の子と仲良くなることで橋を渡れるようになるというお話だったかと思います。
 彼に橋を渡る勇気を与えるためだけに現れた女の子。
 この映画にも似たような雰囲気を感じました。
 勇気があって、活発な女の子から“勇気”を与えられ、少年は一つ大人になっていく。
 切ないけれど、見終わった後に観ているこちらも勇気を与えられたような気分になります。

★基本的にファンタジーは苦手というか、あまり興味のない分野なんです。
 リアリティのない話には心があまり動かないと思っていたので。
 でもね、これを見て思いました。
 ファンタジーって必要よね。
 想像力の豊かさが人を助けてくれることってあるんだよね。

★その勇気と想像力の素晴らしさを主人公のジェスに教えてくれる不思議少女レスリーがとてもステキな女の子なんです。
 なんだろう、笑顔がステキで、勇気があって、活発で、活動的。
 その子は小学生にも関わらず、
 「う~ん。こんなステキな女性になりたい!」とすら思ってしまうような女の子です。
 そのレスリーを演じているのが、『チャーリーとチョコレート工場』でひたすらチューインガム噛んでるムッツリ少女なんだからすごいね。
 いや~、末恐ろしい女優がまた出てきたようです。

★ジェスとレスリーの周りで支えている大人たちもステキです。
 芸術の素晴らしさを教えてくれる音楽の先生、ただのヒステリーだと思っていた担任のさりげない優しさ、全てを楽しみながら生きているレスリーの両親、そして、貧しいながらも愛に溢れたジェスの両親。
 そして、何よりも素晴らしい多くの想像力の原点となる近隣の森。

★そういえば、小さい頃は私だって、お話を考えたり、想像するのが好きだったのでしたhappy02
 そのときの想像力はどこに行ったのか知りませんがcatface、両親が共働きで鍵っ子だった私にとって、その想像への冒険は大切な時間だったのかもしれません。

★「で、結局何に号泣したの?」と思うでしょう。
 それはナイショです。
 でも、まぁ、先の展開は読める映画です。
 読めるだけに、「えぇ~、やっぱりそうなっちゃうのぉ~crying
 という悲しさで号泣しておりました。
 そして、つくづく「現実を受け止めるのが大人への第一歩」と教えられるのです。
 現実のつらさを乗り越えたとき、想像力が生んだファンタジーへの道が開けてくるのです。
 ファンタジーは、心の支えとなり、希望となるのです。

★私も、「ファンタジーは苦手」とか言ってないで、心から楽しまないといけないなぁと思いました。

2月 18, 2008 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007/10/31

ディスタービア

試写会に当選したので、一足お先に見に行ってきました。

ハラハラドキドキのなかなか面白い映画でした。

Disturbia1

ストーリーも簡単だし、何も考えたくないときに見るのにピッタリの映画です。

分かる人には分かりますが、ヒッチコックの「裏窓」みたいなお話です。

父親を自分が運転していた車の交通事故で亡くし、自暴自棄になっていた少年が、学校で起こした教師への暴力行為で自宅監禁になってしまい、退屈しのぎに双眼鏡で近所を覗き始めたところ、近所に怪しい人がいたのです。

Disturbia2

隣に金髪美少女が引っ越してきて、彼女を好きになってしまうのも、いかにもアメリカらしいのです(^^;)
なぜか、いつも金髪白人美少女なんですよね。

主演は最近、アメリカで人気上昇中で出演作が目白押しのシャイア・ラブーフです。
日本でも、最近『トランスフォーマー』がヒットしました。
この映画でも、三枚目だけど、勇敢な少年を演じていました。
“隣に住んでいそうな気さくな子”をとても自然に演じていて、いい感じでした。

Disturbia3

そんなことより、映画の話ですが、隣にサイコが住んでいたら・・・って話なんです。
これが、なかなか怖いんですよ。
そのドキドキ感が楽しい映画でした。

「普通は家に閉じ込められたら2~3日で頭がおかしくなる」そうですが、
好奇心いっぱいの高校生だって、
インターネットさえあれば、怖いものなしなんですね。
続々とデジタル機械が出てくるのもかなり楽しめます。

Disturbia4

ヒッチコックの「裏窓」みたいと言いましたが、
『裏窓』では、足を骨折して退屈していたカメラマンがカメラのレンズで近所を覗いてしまったことから始まったスリラーでした。
この『ディスタービア』は、そのデジタル版だと思えば、話はほとんど同じです。
中には、「これって『サイコ』のオマージュじゃない?」と思えるシーンもあったので、監督はもしかしたら、今や古典となってしまったヒッチコックをかなり意識して作ったんじゃないかな?

まぁ、そんなことは知らなくても十分楽しめますので、なぁんにも考えたくない日に、是非、見て欲しいと思います。

Disturbia5

最後に気になる一点、
冒頭で主役のケールがお父さんと話をしているシーンで、
「彼女が妊娠しちゃって、一緒に子どもを育てようと思うんだ・・・」
なんて言ってたと思うのですが、その子はどこへ行ってしまったんでしょう・・・。
あのセリフはいらなかったような気がするんですが・・・。

ディスタービア 公式サイト

10月 31, 2007 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (2) | トラックバック (9)

2007/08/14

トランスフォーマー

別に大物俳優が主役じゃなくても、映画は十分楽しめることが良く分かります。

大物俳優に庶民感覚では想像もつかないようなギャラを払う代わりに、その分CG制作費につぎ込んだと思われるこの作品。
その甲斐があって、スゲー荒唐無稽な話なのに、どこからがCGでどこからが実写なのかが全く分からず、あり得ないスピード感も手伝って、ズボーーーーッとこの世界に入り込んでしまいます。

Transformer1

「基本、荒唐無稽一切無理」という人には無理な映画です。
ご覧にならない方が良いでしょう。

私も、「キューブははるか昔に地球にやってきていた・・・」なんてオープニングを見た上に、製作総指揮がスピルバーグとくれば、「もしや・・・、『宇宙戦争』の二の舞じゃ・・・」と不安を感じずにはいられませんでした。

Transformer2

お話は、イケてない少年が、ゴージャスな彼女をゲットするためにクールな車を買ったら、それが車に形を変えて潜んでいた宇宙人だった・・・という、自分でも書いてて「ありえねぇ~」と思う展開です。

その元ネタは、昔日本放映されていたアニメのようですが、正直あまり記憶にありません。
「そういわれてみれば、そんなこともあったような・・・」
まぁ、私、今も昔もイチオウ女子なので、熱中してなかったのかもしれないけど。

Transformer4

そんな元ネタを知らなくても問題なく楽しめます。

最大の見所は、演技でもストーリーでもなく、ロボットです。
ロボットとは、超合金でできた宇宙人ですが、若くてひ弱な地球人を助けにやってきた宇宙人と、馬鹿で愚かな地球人を絶滅して地球征服をもくろむ宇宙人の2グループがやってきて、地球で対立し、戦います。

彼らは地球を知るためにインターネットで学習しているらしいんですよ・・・(ーー;)
だったら何もエア・フォース・ワンに潜んで、そんなセキュリティの高いところでハッキングしなくてもネットカフェでいいじゃんか・・・と思いますけどね(^^;)
細かいことを言い出したらキリがないんで。
そんなシーンがあるんですよ。

Transformer3

そんなことはさておき、そのロボットの対決が迫力満点なのです。
あれは、少年時代に超合金のロボットを対決させて遊んでいた男の子たちにとっては夢のような世界でしょうね。
今時のグラフィックはこんなことまでできちゃうんだぁと口アングリ( ̄□ ̄;)です。
「マジでここに(実寸大のロボットが)いるんでしょ~」と言いたくなりますが、「いやそんなことは無理だ。これは映画だ」と自問自答しつつ、どうなってんのよ~。と思いながら、あっという間に映画は展開し続けます。

ちなみにストーリーは、まさに子供だましでして、あってないようなもの、特に得るものは何も無い感じです。
だからこそ、頭を空っぽにしてこの世界に浸ってしまうが勝ちです。
まぁ、「無償の愛」とか「宇宙人との友情」とかそんなことを学んでも良いですが・・・。

Transformer5

細かく見ていると、元ネタの日本に対するリップサービスがあったり、マイケル・ベイの作品『アルマゲドン』の自虐ネタがあったり、発炎筒の使い方が同じくマイケル作品『ザ・ロック』を思わせたり・・と、映画ファンにはクスッと笑えるシーンもあります。

マイケル・ベイ作品ファンの人は、ジェリー・ブラッカイマーと離れてスピルバーグと手を組んだのはなぜ?と考えながら見るのも楽しいかと思います。
私には背後にジョージ・ルーカスのフルサポートが見えました。
こんな好条件やらなきゃソンソン♪のマイケル・ベイ。

まぁまぁ、とにかく、「そんなことあり得ね~」と思う前に、「これってどうなってんのぉ~??」と世界に入り込んでしまいましょう。
あっという間の2時間半です。
続編も楽しみです♪

トランスフォーマー 公式サイト

8月 14, 2007 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/08/13

ダイ・ハード4.0

おなじみジョン・マクレーンシリーズです。
Die_heard4
回を重ねるごとに作りが大味になっているような気がするのは、気のせいでしょうか?

最初の頃は、足の裏にガラスが刺さって痛がり、高所恐怖症だと言って屋上を怖がり、鼻をズルズルいわせながら埃っぽい通気口の中を這いずり回っていたジョンですが、シリーズ第4作目にもなると、私服刑事になり、車そのものが武器になったり、ヘリコプターで平気な顔して移動(高所恐怖症のはずだったのに・・・)するようになっちゃいます。

そんなバージョンアップをなんなく受け入れられる方には、この映画は問題ありません。
そんなジョン・マクレーンはちょっと寂しい・・という人には、ちょっと残念な映画です。
Die_heard4_1
このシリーズ4.0は、サイバーテロが敵です。
そのテロリストの思うがままに操られているFBIやら放送局やらを見ていると、アメリカの危機管理とはどうなってるん??と思ってしまいますが、9.11以降、アメリカでは国民が国の危機管理能力を信じられなくなっており、そこの脆弱性を描いているようです。

それにしても、「9.11以降、国中の重要なデータのバックアップを一箇所に集めるようになった」とか、「FBIで炭素菌警報が鳴っても、それが誤報かそうじゃないかがすぐに分からず、混乱状態」とか、「元国防総省の重要な役に就いていた役人が情報を持って退職していたのに、誰もノーマークだった」とかさぁ、そんなにアホか?とついつい思ってしまうのです。
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それに、市街地に戦闘機が出て「テロリストを見つけたから」と言う理由で、ハイウェイをガンガン壊すほどミサイルバンバン飛ばしちゃうのか??
あれじゃぁ、一般市民の犠牲者多数ですよ。
ここまでやっちゃうと、シュワルツネガーの得意分野に見えちゃうんだよね。
君も、筋肉増強剤チームか・・なんてね。

でも、まぁ、世界中のハッカーを集めてオープンソースでお互い競わせたうえ、競合したコードで完璧なシステム構築とか、そういうアイディアは無くもないし、今後のテロの形としてはアリかもとも思えるのですが、全体的に漂うチープな感じゆえ、そのアイディアさえチープな感じに見えてしまうのが残念です。
Die_heard4_3
ジョン・マクレーンと言う名前を聞くと、「なんかやらかしてくれるんじゃないか」という期待を誰もが抱いてしまうので、気の毒ではありますね。

まぁ、結構悪口言っちゃいましたが、ジョン・マクレーン(=ブルース・ウィリス)って人は、なかなか憎めない奴なんです。

ダイ・ハード4.0 公式サイト

8月 13, 2007 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (3)

2007/04/13

デジャブ

デジャブ
なんだか嘘みたいに仕事がはかどって、早めに上がれたので、映画館へ直行。
着いてから作品を選ぶつもりが、なかなか決まらず(-.-;)、2本見れるんじゃない?ってことにして(え?)、夕食をファミレスで10分でとり(-.-;)、1本目はこの↑『デジャブ』を。
なんかね〜、簡単に言うと、デンゼルさん(我が家では、彼の演技力に敬意を表して”さん”付け)が、タイムスリップする話なのよ(簡単すぎだし…)。
しかし、何がなんだか訳が分からないのね。
それも当然で、前半ウトウト(-_-)しちゃったのよね〜( ̄▽ ̄;)
後でストーリーをじっくり読んで、相当寝てしまったことに気付きましたf^_^;
なので、印象と言えば、ちらっとポスターを見て、ハリ・ベリーが出るとばっかり思っていたら、全然違う女優さんだったり、デンゼルさんのヌードシーンでやけにムキムキだなぁと思ったら、16キロも減量してたこと(ノ゜O゜)ノとか…、爆破のシーンが多すぎるのは、監督の趣味だろうなぁ…とか、そんなもんなんです。

4月 13, 2007 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/03/09

ドリームガールズ

ドリームガールズ
ドリームガールズを見ました。
ダイアナ・ロスがいたシュープリームスの裏話です。
さすがビヨンセ!で、歌が抜群に良いです。
モデルになったのがダイアナ・ロスなのですが、3人組でデビューして、断トツにスター性のあった主人公がプロデューサーと恋に落ち、必然的にスポットライトを浴びていく様は、デスチャでデビューして、プロデューサーと恋に落ち、ソロ活動が忙しくなると絶頂期にデスチャを解散したビヨンセ本人みたいじゃないか…と思い、なおかつ、そのデスチャの一人がエディ・マーフィの子供を妊娠してると大騒ぎになっているし…。
とっても下世話な見方してるかもしれないけれど、正に、虚構と現実の区別がつかないハリウッドそのものを描いた世界なのです。
そこまで描いたのなら、もっと金儲け至上主義ハリウッドに対する皮肉がもっとあってもいいなと思ったんだよね。
ブロードウェイオリジナル版では、顔はイマイチだけど歌が絶品だったエフィが主役だったらしいんだけど、ビヨンセがディーナをやることになって主役がシフトしたらしい。
それもまた、スター至上主義のハリウッドらしいお話で(-.-;)
そう聞くとオリジナル版を観たくなるね〜。
ラストの話をここでするのはルール違反だけど、歌の上手さに感動するけれど、話はできすぎで面白味のあまりないラストでありました。

3月 9, 2007 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/03/01

ディパーテッド

う~ん☆久しぶりの映画ネタ♪

Departed_1

一昨日、アカデミー賞を見ていたら、どうにも映画が見たくなって、とりあえず作品賞の『ディパーテッド』を鑑賞してまいりました。

<あらすじ>
香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク
警察学校時代に喧嘩っ早いが腕が良いことを見込まれ、ボストンでナンバーワンのマフィア、フランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)の一味に覆面潜入捜査官として送り込まれるビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)と、同じくフランク・コステロに幼い頃からかわいがられ、警察学校を卒業し、成績優秀で対組織犯罪の特殊捜査官になるが、実はフランクに情報を流しているコリン・サリバン(マット・デイモン)。
ビリーもコリンもお互いにそんな生き方しかできないことを認めつつ、自分の素性がばれることを日々恐れている・・・

香港版がかなり好きなので、見てもしょうがないかも・・と思っていたのだけど、いや~、全く別物としてイケると思う。
最初から、最後まで緊張感が抜けることなく楽しめたのです。

このアメリカ版には、脚色の上手さがある。
香港版は、その狭い地域の中で実は共存しあってきたマフィアと警察の有様を描いていたけれど、何せ、アメリカはすごく広い。
そこで、アメリカ版では、人種をアイルランド系にしぼってきた。
実は、黒人と同じぐらいその存在を認めてもらえず、成功するにはマフィアしか選択肢が無かった・・なんてジャック・ニコルソンの語りが冒頭に入ってくると。
ふ~ん。そうなんだぁなんて、すんなりその世界に入ることができる。

Departed_2

で、出世するためにあらゆることに必死になりつつ、幼い頃から世話になったフランクに対する恩も捨てられないコリンと、ケンカっ早くて、警察かマフィアになるしか道が無いビリーというキャラも納得できちゃうんだよね。

すると~、香港版と同じようなシーンがいくつか出てくるし、何となく先は読めてしまうけれど、「背景も違うし、全く違う映画だな」ということで、納得できるのよね。

しかも、大きく違うのはラスト。
ちょっとあそこでネズミを出すのは、スコセッシの割りにベタベタでしょう~とツッコミたくなるけれど、「あぁこう来るか~」という面白さもある。
やはり、アジア人と欧米人は感覚が違うんですよ。
どうにも、白黒ハッキリ、正義について考えてしまうのが欧米人って感じがするね。
おそらく、アンドリュー・ラウ版では、「どうにもならない理不尽さ」ってのが、後味に残って、そこが良かったような気がするんだけどねぇ。

Departed_3

脚色もだけれど、演技も良い。
あの生意気そうな感じがどうにも好きになれないディカプリオですが、演技派抜群に上手いね。
今回のアカデミー賞でノミネートされていたから、この映画だと思っていたんだけど、これじゃないのね、別の映画なんだ(^^;)
で、その天才肌のディカプリオと対立するのは、努力家であまり演技に余裕が無いマット・デイモン。
ところがね~、その努力家で頭が良くて必死な感じがすごくコリンにピッタリなの。
モノは使いよう。
ナイスキャスティングです。

で、その二人を押し切って、アカデミー賞にノミネートされたのは、マーク・ウォルバーグですよ。
かつてのマーキー・マークもすっかり大人になって、今回は脱ぐシーンもなし(笑)
しかし、アメリカ版オリジナルキャストとなるこのマーク。
良かったねぇ。
最近、兄のドニーに押され気味だったけど、これで幅が広がったね。
恐らく、もっとも正義感の強い男はヤツだったんだろうね。
だからこそ、スコセッシは最後にこのマークのシーンを持ってきたんでしょう。

それ以外にも、音楽でアイルランドテイストのヘビーメタルを使ってそれがアイリッシュアメリカンをさりげなく表現してたりして、スコセッシならではの渋さとかっこよさも出ていたのです。

今回のアカデミー賞の総括として、
「最も金をかけて、アメリカ映画らしいから」
というのが受賞の理由でしょうといわれているけれど、私的には、アメリカ人って本当に外国映画見ないんだなぁ・・(ーー;)
ってのが正直な感想です。
『インファナルアフェア』を見たら、同じようなシーンをいくつも使っているリメイク映画に賞をあげようとは思わないもんね。

いや、しかし、『インファナル・アフェア』を見た人も見ない人も、ディカプリオより、トニー・レオンの方が100倍渋いと思っている人も、とりあえず楽しめる映画です。

『ディパーテッド』 公式サイト

3月 1, 2007 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (4) | トラックバック (0)

2006/06/24

電話で抱きしめて

メグ・ライアンが好きな訳ではなく(^^;)、どちらかと言えば苦手で、それでも、この映画をNHK衛星第1でやっていたので、録画して見てみた。
公開当時に、見に行こうと思っていたような気がするけれど、なぜ行かなかったのか、覚えてない・・・(ーー;)
メグは苦手でも、ダイアン・キートンはすごく好きで、それがこの映画を見ようと思うきっかけになった。

Hanging_up1

<ストーリー>
ニクソン元大統領の記念館を作る仕事をしているイヴ(メグ・ライアン)と、雑誌編集長のジョージア(ダイアン・キートン)、昼メロ女優のマディ(リサ・クードロー)は仲良し三人姉妹。
あるとき、時々記憶が飛ぶ父(ウォルター・マッソー)を検査入院させることになった。
一番仕事に余裕があると思われるイヴが入院の手続きと身の回りの世話をすることに。
しかし、思った以上に忙しい仕事と、彼女に協力的ではあるが、電話で言いたい放題の姉妹たちにイラつき気味でもあった。
その上、父は入院を嫌がった上に、ワガママを言い、その父とあまり良い関係を築けない夫がイヴにあまり良い顔をしないだけでなく、出張で遠く離れたところにいることがイヴのイラつきに拍車をかけて、彼女はぶちギレてしまう。
そして、彼女はあるとき、すべての電話を電話線から外してしまうのだが・・・。

「電話で縮まる距離と、遠くなる距離」

電話とは、すごく便利なもので、遠く離れた家族とまるで隣にいるように話をすることができる。
その上、最近は携帯電話が発達し、連絡が取れない・・なんてことが随分少なくなった。
そんな現代の電話社会での家族のあり方を描いているのが、この作品。

電話網が発達したことで、遠く離れた家族同士の距離も縮まったように思えるけれど、顔が見えない分、お互いに言いたい放題になり、その本心は会わないと伝わらないんじゃないか・・。
確かにねぇ~。
そうかもねぇ~。
と思いながら見ていた。
3人姉妹ってのも、なんだかとっても羨ましかったし。
自分の私生活で起こったことを、兄弟に相談するってことが、まず考えられないからね。
愚痴はいつも姉妹に聞いてもらうってのも、いいかもねぇと思った。

脚本は、何度もメグ・ライアンとコンビを組んでラブ・コメディを作ってきたノーラ・エフロンとその妹・デリアが担当。
そうか、だから姉妹の関係が上手く書けるのね。
その脚本にあるイヴのセリフの中で面白いのがあった。
「ジョージアはスーパーカーで、私(イヴ)と、マディは日本車なの。
私たちは、安くて、燃費も良くて、安全ですごく乗りやすいの。
でも、私たちが全力疾走したところで、所詮ジョージアに抜かれてしまうのよね。
それも、とても追いつけないようなスピードで。
それでも、賢い人なら、絶対に日本車を選ぶはずよ」
これは、いつも華やかな生活を送るジョージアに対するイヴとマディの妬みを表しているのね。
ちょっと話はそれるけど、そのセリフが、現在開催されているワールドカップの日本人選手にも当てはまるような気がして、笑ってしまった。
高速道路で、外車にきれ~いに抜かれる経験( ̄□ ̄;)もしているしね。

まぁ、そんな風に、いつも妬んだり、ケンカしあっている姉妹だけど、父が病気になったことがきっかけで、実際に会って、本音を語り合ううちに幼い頃の仲の良さが戻ってくる。
いつもバカなことばかりして、子どもたちを悩ませ続けた父が最後に子どもたちに送った機会だったのかのように。
そのニュアンスが気に入ったなぁ。

でも、残念だったのは、ダイアン・キートンの演じたジョージアね。
彼女自身が監督したから、そこは見せ場を少なくしたのかもしれないけれど、あまりにも傲慢で鼻持ちならない性格が一切好感を持てないし、ちょっと単純だなって感じちゃったのね。
忙しいから、ついつい親の世話を妹に任せちゃうことって当然あると思う。
金持ちなんだからさぁ、人を雇うことだってできたはずで、忙しいこと以外にもお父さんを世話したくない理由でもあったら、もっと共感を持てたのに、最初から最後まで薄っぺらい人物像で終わってしまったのが、ちょっと残念。

この映画の原題は、“hanging up”で「電話を切る」の意味。
電話にイライラするときは、思い切って電話を切ってみよう!
そんなセリフが聞こえてきそうなタイトル。
コメディとして軽く見るにはいいし、姉妹がいる人は、姉妹に会いたくなるでしょう。
でも、もうちょっと心理的に踏み込んだ内容だったら良かったなぁと思ってしまった一本。

電話で抱きしめて 公式サイト

6月 24, 2006 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/19

ダウン・イン・ザ・バレー

ノートンですぅ。
私にとって、エドワード・ノートンは、“どんなことがあっても絶対観たい俳優”のうちの一人。
彼は出演作や演出家に恵まれたこともあり、映画デビュー(『真実の行方』)から9年経って初めてのインディーズ作品出演なんだって。
ちょっと意外だったね。
私としては、この正月シーズン最大の期待作であるこの作品は、ハーレンという一人の男の生い立ちについて、想像し、考えさせられる作品だった。down_in_the_valley

<STORY>
カリフォルニア州サンフェルナンド・バレー。
17歳のトーブ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、友人たちとビーチへ遊びに行く途中立ち寄ったガソリンスタンドの店員・ハーレン(エドワード・ノートン)と出会う。
今時、時代遅れなカウボーイの格好をしたハーレンのことが気になったトーブは、彼が仕事中であることを知りながらビーチへと誘う。
声を掛けられたハーレンは、その場で仕事を辞めてトーブについていってしまう。
そして、そのまま二人はビーチで恋に落ち、ハーレンはトーブの父・ウェイド(デイビッド・モース)にトーブと付き合うことを認めてもらいたいと願う。
数日後、トーブの家を訪ね、トーブの弟ロニー(ローリー・カルキン)とも仲良くなったハーレンだったが、そのミステリアスな雰囲気ゆえにウェイドはハーレンを認めることができない。
以前、バレーの郊外にある牧場で働いたことがあるというハーレンの誘いで牧場に出掛けたトーブだったのだが、そこである事件が起きてしまう・・・。

まず、この映画を今後観る予定の人は、ここから先は読まずに、観終わってからお読み下さい。

down_in_the_valley2 なんかねぇ、観終わってからいろいろ考えちゃう映画なんだよね。
“ハーレン”という嘘つき男を描いてはいるけれど、「なぜ彼は嘘をつき続けたのか」については、何も明確な答えが描かれていないんだよねぇ。

そこで、私なりに、「ハーレンという男の人物像」について考えてみた。
すると、“ハーレン”という男を知るための手がかりが二つあったんだよね~。

一つは、ジョーへの手紙。
ハーレンが父親に宛てたように書かれたその手紙の中で、ハーレンは、「バリバリ仕事をして、今ステキな恋をしている」と明らかに嘘で美化した自分を描いてる。
でも、実際の彼は、窃盗罪で1年間服役し、女の子にデートに誘われてバイトを辞め、恋をしてはいるけれど、彼女の父親から拒否される男。
どうもそこにはね、父親に期待されながらも、その期待通りの立派な息子になることができなかった男の姿が見えるのね。

人生に満足がいかないまま新しい土地に住んで、名前も変えて新しい人生を出直そうと思ったところに現れたトーブは、彼という人間を初めて認めた存在であり、希望だったんだろうね。
ところが、またしても父親(トーブの)という存在に拒否されてしまう。
そこから、嘘がさらに加速しちゃうんだね。

そして、もう一つの手がかりは、父ウェイドのセリフで「世の中強いものが生き残り、弱いものは生きていけないんだ」とロニーに語るシーン。down_in_the_valley1

ロニーは、もう結構大きくなってるのに、夜も一人で眠れないぐらい怖がり。
そんな弱い自分は、生きていけなくなるんじゃないかという不安を掻き立てるセリフになってるの。
でもね、父親の望みどおりの男になれなかった男・ハーレンにとっては、ロニーの気持ちがすごく分かるんだよね。

だからこそ、ハーレンはロニーに「強くなれ」というメッセージを送るし、ロニーもハーレンに親近感が沸いちゃうんだよね。

つまり、常に拒否され続け、タフに生きぬくことができないハーレンは、窃盗と嘘でその場をしのいで生きてきたんじゃないかなぁ。
そんな彼が、何でも腕力で解決しようとするアメリカとその姿が重なるようなトーブの父・ウェイドに殺されてしまうシーンはなんだか切ない。

down_in_the_valley3
ハーレンにとって女神のような存在のトーブを演じるエヴァン・レイチェル・ウッドは、本当に美しい。
すごくこの映画にピッタリだと思う。
常に嘘で虚勢を張ろうとするハーレンに対し、常に自己主張を続けるトーブの意志の強さが表情にでてるんだよね。
今年で19歳になる彼女。
今後が楽しみな女優ですの。

弟を演じたローリー・カルキンは、あのマコーレー・カルキン一家の末っ子。
マコーレーもキーランも同じ顔してるし、キャラはキーランとかぶってるから今後は大変だろうなぁ。
今回は、寂しがり屋でちょっと陰鬱な感じが良かったな。

ノートンに関しては言うことなし。
久しぶりに、『25時』が観たくなったなぁ。
既に、次の作品が待ち遠しいよ。

ハーレンという男について、その生い立ちを全く語らないことが、この映画の想像力を刺激するところではあるけれど、ちょっと消化不良になってしまうのも事実。
結局、ハーレンについてあまり確信を持てないまま、映画が終わってしまったからね。
最初の30分ぐらいで、「ん?ノートンが純愛映画・・??」なんて思ったんだけど、そんなことはあるはず無いよね(^^;)

エドワード・ノートンが大好きな人にはオススメの一本。
何も情報を仕入れずにご覧下さい。

ダウン・イン・ザ・バレー 公式サイト

1月 19, 2006 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (6) | トラックバック (8)

2006/01/05

ディック&ジェーン 復讐は最高!

ジム・キャリー、久しぶりだなぁ・・。
なんて、思ったんだけど、大間違い。
去年は、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』と、『エターナル・サンシャイン』があった(^^;)
ジム・キャリーのドタバタコメディが久しぶりだったんだ。
でもなぁ、私、ちょっとドタバタコメディって苦手かも・・。dickjane1

<STORY>
ディック・ハーパー(ジム・キャリー)は、大手企業に勤務するサラリーマン。
妻・ジェーン(ティア・レオーニ)は旅行会社に勤務し息子が一人いる。
彼らは、お手伝いさんを雇い、郊外の一戸建てに住んでいる。
そんな彼に、昇進の話が舞い込む。
正式な話は、月曜日に社長(アレック・ボールドウィン)宅での朝食ミーティングで・・と言われる。
その直後、ジェーンは日頃不満が溜まっていた仕事を辞め、庭にプールの建設を発注。
そして、肝心のミーティングで午後にテレビ出演を言い渡されるディック。
実は、会社が破産寸前であり、何も知らないディックはテレビ番組のアンカーマンからそのことを知らされる。
当然、何も言えずにテレビ番組は終了。
そして、会社は倒産。
ディックは、その瞬間失業者になってしまった・・。

人間、失業なんていう悲惨な状況にあってもディックやジェーンと一緒に人生楽しもうぜ!ってことらしいが・・・。
ジム・キャリーお得意の体で笑わせるギャグは健在。
クスクス笑いながら、何も考えずに映画を楽しめる。
が、私、途中からそのドタバタにちょっと飽きてしまって・・。
お金が欲しいから泥棒するってのも、なんかイマイチノリきれず・・。
社長を懲らしめてやろうってのは大賛成だけど、そこまでがちょっと退屈だったかも。
個人的には、「ソニー&シェール」のコスプレとか、「面接に行った先で実は有名人だったオチ」とか結構、クスクス笑いながら観てたんだけどね。dickjane2

元ネタは、1977年に制作されたジェーン・フォンダ主演の『おかしな泥棒ディック&ジェーン』なんだって。
私、その映画の存在すら知らない(^^;)
それも当然で、まだ幼稚園にも上がってない時の映画かな。
現在のIT企業のように、ワンマンで急成長した会社が突然経営難になるような時代に合わせて持ってきたみたい。
ラストには、エンロンの名前も出てくる。
もちろん、エンロンがモデルになっているわけではないけどね。
うーーん、風刺が効いてるって感じはあまりしないけど、「それって、あるかもね~」っていう感じはする。

ジム・キャリーの体のキレはいつもどおりだし、期待どおりでしょう。
私は、英語のヒアリングが挨拶程度しかできないので、どんなギャグを言っているのかイマイチピンとこなくて残念。

モルダー(デビッド・ドゥカブニー)の奥さん、ティア・レオーニは、最近出演作が増えてるね~。
『バッド・ボーイズ』の頃が懐かしい。
ハスキーボイスがいつもいいなぁと思う女優さんで、今回のコメディも結構ハマッてたね。
コメディもいけるんじゃないかな?

そして、最近は悪役しかやらないアレック・ボールドウィン。
いつも思うんだけど、『レッド・オクトーバーを追え』の彼はどこにいったんだ?
なんで、こんな悪面になっちゃったんでしょう?
金を持ち逃げする社長役がピッタリだもんね(笑)

ジム・キャリーを好きな人、ドタバタコメディが好きな人にはオススメの1本。
失業中の人は、笑えないかもしれないので、覚悟して観て下さい。
失業中の自分を笑っちゃえ!って人はOK (^-^)b
コメディ苦手だわ・・って人には、オススメしません。

ディック&ジェーン 公式サイト

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1月 5, 2006 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (11) | トラックバック (42)

2005/11/26

トスカーナの休日

2003年のアメリカ映画。
日本で上映されたのは昨年。
見逃しちゃったなぁと思っていたところ、先日WOWOWで放送されていたのを録画して鑑賞。
が・・・・(ーー;)
なんなんでしょうねぇ・・・。これは・・・。tuscan_sun1

<STORY>
サンフランシスコに住む作家のフランシス(ダイアン・レイン)は、夫の浮気が発覚して離婚に。
しかも、収入が多いフランシスが慰謝料として家を手放すことになったのが、その代わりにその家の売却代を手にすることに。
しばらく、短期滞在専門のアパートに暮らすことにしたが、隣人は訳ありな人ばかりで、気が滅入る。
その時、親友のパティ(サンドラ・オー)からイタリアのトスカーナ行きの切符をプレゼントされる。
彼女は、本当はパートナーと行くはずだったのだが、ちょうど妊娠したばかりで、その旅行を見送り、傷心のフランシスにプレゼントすることにしたのだ。
新しい一歩を踏み出すため、トスカーナへ旅行に行くフランシス。
はじめての街、トスカーナは、イタリア人たちの楽しそうな活気に溢れてた。
そして、ある屋敷と運命的な出会いをする。
“ブラマソーレ(太陽に焦がれるもの)”という名を持つその屋敷を思わず衝動買い。
ちょっとした旅行のつもりが、思いがけずその地に住むことになったフランシス。
しかし、そこには水も電気も通ってなく、大幅に改装をしなければならなかった・・・。

簡単に言ってしまえば、「傷心したバツイチ女がイタリアへ移住して再出発」といった感じのお話でして。tuscan_sun2
見所は、“とても美しいトスカーナ”の風景かな。
残念なことに、主人公のフランシスに魅力を感じないんだよねぇ~。
アイディアはすごく良いと思うんだよね。
イタリアに移住するなんて、憧れている人も多いと思うし。
そころがですねぇ、このフランシス。
どうも、イタリアに“男あさり”に行っているようにしか見えず・・(ーー;)
結局、何をメインに描きたかったのかが良く分からない。
「現地の人との心の交流」にしても、「自分なりの生き方」にしても、描き方が中途半端。

まず、現地の人とコミュニケーションをとるのに、“言葉の壁”があると思うけど、フランシスはなんなく乗り越える。

なぜなら、「都合よく英語を話す人」が常に現れるから。
違う言語を話す人間同士がコミュニケーションをとる場合、一つの物事を理解しあうのにも、すごいパワーと忍耐力と多くの努力が必要なのに、そんなプロセスはまるでなし。
これはねぇ、移住の実感がまるで沸かないのよ。
そのプロセスを越えた上で親しくなることが、人を感動させるのに。
なんかなぁ、もったいないよなぁ。

彼女の「自分なりの生き方」にしても、作家としてトスカーナに移住することで得たものは何だったのか。
そこが全く見えない。
現地の人と交流して、アメリカには無い歴史的建造物をいっぱいみて、感じたことはいっぱいあっただろうに、なぜそこをカットしてしまったのか、理解できない。


その「コミュニケーションのプロセス」も、「作家として、一人の女としての思想的な変化」もすっかり無視して、フランシスが夢中になるのは、「ステキな男性との運命的な出会い」。
30代の負け犬独身女として、そんな少女趣味にガッカリ。
40代のバツイチだって、男に頼って生きていける。
そんなことを描きたかったのかな?

離婚という荒波で傷ついた独身女性が、イタリアに移住することで現地人と交流し、その中で新しい自分を見つけ、作家として、一人の女として自立していく・・。

そんなストーリーを期待していたのに、物語のほとんどは、 “一人でいることの寂しさ” と “運命の男に出会えないこと” に対するグチで終わってる。
残念ながら、そんな女には憧れない。
そんな人、なにもトスカーナじゃなくても、サンフランシスコにもいっぱいるでしょう。
結局、お金持ちのアメリカ女が、イタリア男に夢中になりました・・。って話にしか見えなかったな。
正直、あまりのネガティブな主人公に途中イライラしたりして・・。
どこを魅力的に見せたかったんだろう・・。ちょっと疑問。

イタリアにすごく興味がある人以外には、あまりオススメしません。

トスカーナの休日 公式サイト

11月 26, 2005 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2005/11/15

ダーク・ウォーター

『セントラル・ステーション』、『モーターサイクル・ダイアリーズ』を監督したブラジル人、ウォルター・サレスが、日本のホラー映画、中田秀夫監督の『仄暗い水の底から』をリメイクした作品。
この『モーターサイクル・ダイアリーズ』を見逃して大後悔してんだよね(ーー;)
早くみたいな。
そのサレス監督によるリメイクは、中田監督の作品よりもホラー色を薄く、より現実味のある作品を目指した作品を目指したかな~?dark_walter1


<STORY>
NYに住むダリア(ジェニファー・コネリー)は、夫(ダグレイ・スコット)と離婚調停中。
彼らの間にあるもっとも重要な問題は、一人娘・セシリア(アリエル・ゲイド)の親権。
しかし、現在はダリアがセシリアを引き取って一緒に暮らすことに。
NYのルーズベルト島に、その周辺で最も娘に適した学校を新聞記事から見つけたダリアは、その近所にある集合住宅に部屋を探しに行く。
お調子者の不動産業者・マレー(ジョン・C・ライリー)にそのアパートを紹介してもらう。
その塔の管理人・ヴェック(ピート・ポスルスウェイト)は、無愛想にダリアとセシリアを迎える。
マレーに紹介してもらった部屋は9階のf号室。
陰気で、いたるところ水漏れがするアパートをセシリアは嫌い、ダリアは不安を感じる。
しかしアパートを全て見終わったころ、突如セシリアが、「ここに住みたい」と言い出す。
家賃と教育の面からも、最もそこが適していると感じたダリアは即決してしまう。
しかし、彼女達がそのアパートに引っ越してからというもの、不思議なことばかり起こり始める・・・。
dark_walter2そうねぇ・・。
正直言って、日本のホラーはアジア人がリメイクした方が、良いものができるなぁという印象を受けた。
因縁や怨念は、アジア人の感覚から生まれるものだから。
ただし、この監督は、その因縁や怨念を薄めて人間ドラマを中心に現実味のある作品にした。
だから、『仄暗い水の底から』で使われた多くの人を怖がらせるためのトリック、例えば、顔の無い女の子や、エレベーターから溢れ出る大量の水、内側から音がする給水タンク・・。
それらは一切、ここには登場しない。
「より身近に感じられるスリラー」を目指して撮られた作品だった。

より身近に感じられるために、この映画は、“母であるダリアが抱える恐怖”を中心に描いている。
オープニングに登場する少女、彼女は母に捨てられた娘=ダリアである。
かつて10f に住んでいた少女・ナターシャを同じ少女が演じることによって、少女時代のダリアとナターシャをダブらせている。
彼女は、母に捨てられて30年以上経っても、その恐怖を捨てられず、また、セシリアに同じ思いをさせるのではないかと怯え、ナターシャの気持ちを誰よりも理解してしまう。
『仄暗い水の底から』と明らかに違うのは、その母・ダリアの過去を挿入した点にある。
前半、なんでシアトルにいる子が、NYに・・と混乱してしまう。dark_walter3
その混乱は、ダリアの混乱であり、監督の狙い。
ナターシャがダリアの過去を引き出して混乱させていることを意味している。
それと『仄暗い~』では、黒木瞳より娘の方がかなりつらい目に遭うけど、こちらの標的はダリアにしぼっている。
それも、大きな違いになっている。

“母娘の愛”の他にある、もう一つの見所は“うさん臭い登場人物たち”。
夫を演じるダグレイ・スコット、不動産業者のジョン・C・ライリー、管理人のピート・ポスルスウェイト、ダリア側弁護士のティム・ロス。
dark_walter4よくまぁ、いつアカデミー賞取ってもおかしくない俳優ばかりをこんなに集めたなぁと思いながら、彼らのうさん臭さを思い切り堪能する。
特に、ティム・ロスはえらく久しぶりだったで、すごくうれしかった。
ちょっとおっさん度が増してて残念だったけど(ーー;)
ただ、ピート・ポスルスウェイト演じるヴェックにもう少し魅力があっても良かったかなぁ・・と思わないこともないかなぁ。
これは元ネタを知らずに、彼らが次々と出てきたときには、この人・・いつか何かするんじゃないだろうか・・。
なんて、ドキドキしながら見ちゃうんでしょう。
元ネタ知ってしまうとそんな楽しみ方ができないので、残念。

が、元ネタを知っていて、先の展開を知っていても退屈しないで最後まで楽しめる。
それは、ジェニファー・コネリーの的確な演技と演出によるものでしょう。dark_walter5
彼女のくたびれ加減が、シングルマザーの匂いを出していたなぁ。
シングルマザーの寂しさも十分伝わってくるし。
ただし、彼女がとった行動が、本当に正しかったのか?という疑問は、元ネタを観たときにも感じたけど、今回もやはり同じように感じた。
誰よりもかわいそうなのは、セシリアだからね。
そのセシリアを守るために・・と言われてもねぇ・・。
ホラー色を薄めたために、あまり怖くなく、元ネタを知っているとやはり先の展開が読めてしまうし、母の行動にも疑問ありで、感動とまではいかない。

ホラーを観たい人には絶対にオススメしない。
が、『仄暗い・・』が怖くて観れなかったというホラーが苦手な人にはオススメ。
それと、ジェニファー・コネリーを見たいという人にも、オススメかな。

ダーク・ウォーター 公式サイト

11月 15, 2005 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (18) | トラックバック (45)

2005/11/10

ドア・イン・ザ・フロア

先日、『旅するジーンズと16歳の夏』を見に恵比寿ガーデンシネマ行ったとき、時間があったので、この映画も観て帰った。
前から気になった映画でもあったし。
その内容は、恐らく賛否両論あると思うけど、すごく見ごたえがあって、十分満足した作品だった。door_in_the_floor


<STORY>
マリアン(キム・ベイシンガー)とテッド(ジェフ・ブリッジス)のコール夫妻は、幼い娘・ルース(エル・ファニング)との3人で海辺の家に暮らしている。
テッドは有名な児童文学者であり、絵本「ドア・イン・ザ・フロア」はベストセラーになっている。
もうすぐ夏がやってくるというある日、テッドは男子高校生のアルバイトを助手として夏休みの間家に住まわせるという提案をする。
彼の提案は、それだけではなかった、この夏休み試験的に別居をしようと言い出す。
家から少し離れたところにアパートを借りて、お互い、一日おきに行き来するという提案だった。
そして、数日後予定通りエディ(ジョン・フォスター)が助手として働き始める。
エディがコール家を訪れた際、家の壁中に幼い少年たちの写真が飾られていることに気付く。
それは、彼らが数年前に事故で無くした息子たちの写真だと分かる。
エディが来てから、マリアンとテッドは、お互いに家を行き来する間にすれ違うだけの関係となり、エディは主にテッドの運転手として働き、昼間はアパートで原稿のタイプを打つ仕事をする。
あまり重要な仕事を与えられないことを不審に思うエディだったが、そのときには既に、あまりにも美しいマリアンに心惹かれていた。
そのエディの気持ちに気付いていたマリアンは、彼の全てを受け入れるかのうように肉体関係を持つようになる。
その時、テッドは本の挿絵のモデルにと、近所に住む中年女性・イヴリン(ミミ・ロジャース)のヌードを描いていた・・。
息子を二人亡くした、ある中年夫婦のひと夏の出来事・・。

これは、ある夫婦が息子を亡くした後の喪失感についての作品。
そこでキーになってくるのは、タイトルにもなっている「ドア・イン・ザ・フロア」
これは、主人公のテッド(ジェフ・ブリッジス)の書いた絵本なんだけど、ドアの向こうに子供達がいなくなってしまったので、ママが子供達を探すため、そのドアを開けると、想像もつかないほど恐ろしいものがその床下にあった・・
という絵本。
それが、このテッドとマリアンの関係にもリンクしていて、息子を事故で無くしたとき、ママであるマリアンは見てはいけないものを観てしまった。
それ以来、心を閉ざしてしまっている。
彼女に比べてテッドは現実を受け入れて立ち直りつつあった。
そんな二人の間にできてしまった溝を、この映画は描いている。

↓ネタバレあり
テッドは、マリアンにエディを与える。
息子のトムにそっくりのエディ。
それは、彼女を救うためなのか、苦しませるためなのか・・。
そのエディに対し、彼女は若くして亡くなってしまったトムを喜ばせるかのように、エディを喜ばせる。
それは、まるで彼女の息子に対する贖罪のように。
ここが、この映画の評価の別れどころだと思うけど、彼女の気持ちを考えるとえらく残酷だよなぁ。
そのときは、気付かなかったけど後になって、あぁ、だからあの時、彼女は泣いていたのね・・。
と、思うシーンもあった。
そして、マリアンは消えてしまう。
もう十分だと思ったのか、テッドの気持ちを理解したのか・・。
↑ネタバレ終了

表面上、テッドはマリアンを責めるようなことはしない。
が、彼はマリアンとエディの関係が深まると、少しずつイラつき始める。
それは、彼女の行動が予想通りだったからか、テッドが日頃の彼女に募らせていた鬱憤を吐き出すきっかけをエディが与えてしまったからか。
そうではなく、彼はエディが現れる前から、ルースの世話をしようとしない彼女を疎ましいと思っていたのではないか。
「子供のためのエンターティナー」を自称する彼にとって、子供を不安にさせる存在のルースは不要だったのではないだろうか・・・。
事故から立ち直っていないことを自覚させるために、彼は彼女にエディというトムの亡霊用意したのではないだろうか・・・。

これは、息子を失った夫婦の物語である。
かといって、前向きに立ち直っていこうとする姿が描かれるわけではない。
夫は、事実を受け入れて立ち直ろうとしたが、妻は、それを自分の責任と考えた。
その妻に現実を受け入れさせようと夫がした行動が描かれる。
“ドア・イン・ザ・フロア”のドアの向こうに、妻は息子の死を見たが、夫はすべての現実を見た。
その二人の間にできてしまった深い悲しみが癒されることはない・・。
一流の役者による、最高の演技と、37歳の若手監督、トッド・ウィリアムズによる素晴らしい演出に、目が離せなかった。
ジョン・アーヴィングによる原作も読んでみたい。

ある中年夫婦の息子を失った喪失感に興味がある人にはオススメの一本

ドア・イン・ザ・フロア 公式サイト

11月 10, 2005 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (15) | トラックバック (20)

2005/11/09

旅するジーンズと16歳の夏

この映画が、今年の夏にアメリカでヒットしていた時、ティーンアイドルが出ているよくあるタイプのひと夏の物語映画だと思ってあまり気にしなかった。sisterhood
ところが、この映画が日本にやってきて、TBSの「王様のブランチ」で紹介されているのを見たとき、それは私の勝手な先入観だったことに気付き、それだけじゃなく、すごく観たくなったので恵比寿まで観に行ってきた。
で、その結果、あぁ観て良かった~♪と思う映画だった。


<STORY>
ブリジット、リーナ、ティビー、カルメンは、家がお互い近所同士で小さい頃からまるで姉妹のように暮らしてきた。
16歳になった夏休み、旅行や合宿でバラバラに過ごすことになった。
その休暇に向けて買い物をしているとき、洋服屋で見つけた一本のジーンズ。
背丈も体型も違う四人なのに、なぜか全員にぴったり合うジーンズだった。
そんなことがあるはずもなく、そのジーンズを魔法のジーンズと呼び、1週間ずつ交代で着ることにした。
1番最初は、ギリシャにいる祖父母を訪ねるリーナ。
彼女は、内気でお堅いイメージを破りたいと思っているが、殻を破ることができずに悩んでいる。
2番目は、唯一地元のメリーランドで夏休みを過ごすことになったティビー。
人間の行動に興味がある彼女は、夏休み中にドキュメンタリー映画を撮影することを計画。
sisterhood43番目は、サウスカロライナにいる離婚した父を訪ねるカルメン。
初めて長い間、父と二人っきりで過ごすはずが、なんと父は再婚する言い出し・・。
4番目は、メキシコへサッカー合宿に行くブリジット。
美人で運動神経抜群の彼女は、サッカーのコーチをゲットする計画を立てるのだが、彼女の心には、いえない傷があった・・・。
それぞれに悩みをかなえる彼女達だが、大事な親友は遠く離れてる。
そんなときに、心の支えになったのは「魔法のジーンズ」だった・・・。

これは、姉妹のように育った4人の女の子たちが抱える悩みについての物語なんだけど、その悩みというのが、“あるある”と思えることばかりだったんだよね。
まぁ、もちろん16歳が抱える悩みなので、人生のつらさを描いているわけじゃないし、かわいい悩みよ。
でも観ている私も、30過ぎてるけど、あぁわかるなぁと思えることがいっぱいあったんだよね。sisterhood1

ギリシャに行ったリーナが、ステキなギリシャ男・コスタスを見つめながら海に落ちちゃったり、おばあちゃんに止められたら、そうかな・・と思ってしまったり、気になってるのに中々心を開けなかったり。
スーパーでバイトするティビーが、初めて知る死や、友達を失う怖さ。
パパの再婚相手に気後れするカルメンや、さみしさを別のことで紛らわせようとするブリジットの気持ちも、みんな、それぞれに良くわかるなぁと思いながら観てた。
そんなときに、大切な友人から送られてきたジーンズをはくと、傍にはいなくても、いつも支えになってくれる友達が背中を押してくれるような気分になるのが良く分かるんだよね。
落ち込んだときも、そのジーンズをはいていれば慰めてくれているような気分にもなるし。
sisterhood2
この映画にはジーンとする場面も多いけど、笑えるシーンもいっぱいあるところがいい。
リーナのギリシャの家族達は、「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」みたいで笑えるし、カルメンが何事にも強気で、‘新しい兄弟’とテニスをするシーンには爆笑(≧▽≦)
ティビーがしているスーパーのバイトがとても悲惨なのも、なんだかおかしいし、コーチをゲットするためには、なんでもしちゃうブリジットも微笑ましい。
彼女たちのコミカルな日常は、普通の16歳を感じさせる。
ドラッグや酒におぼれていないし、いじめにもあっていない普通の16歳。
その等身大の普通っぽさが、親しみやすくて、共感しやすかったんだよねぇ。

結局、この映画は不思議なジーンズの物語ではなく、お互いを支えあう友情の物語だった。
彼女たちにとって、一番ラッキーだったのは、その不思議なジーンズを手に入れたことではなく、困ったときに傍にいてくれる友達がいたということ。sisterhood3
それを思うとなんだか泣けてきてしまって。
最後には号泣(T-T)してた。
映画を観た後、大切な友達に会いたくなる一本。
大切にしたい友達がいる人にオススメ。

旅するジーンズと16歳の夏 公式サイト

11月 9, 2005 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (15) | トラックバック (29)

2005/11/04

デイ・アフター・トゥモロー

これね~、昨年公開されていたんだけどね~、どうも見る気がしなくって。
が、先日WOWOWで放送されていたので、録画して鑑賞してみた。
でもね、思った以上に楽しめたかな。
day_after_tomorrow1


<STORY>
気象学者のジャック(デニス・クエイド)は、南極で調査を行った結果、近い将来、温暖化により北極と南極の雪が大量に溶けることで、海流に変化が起き、異常気象が生まれそのまま氷河期に突入すると推測。
その研究結果をインドで開かれた学会で発表するが、受け入れてもらえない。
しかし、世界的海洋学者のラプソン教授(イアン・ホルム)だけが、彼の推測に同意する。
ワシントンにある政府の施設に帰り、研究にのめりこむジャックだが、彼には小児科医の妻と、高校生の息子・サム(ジェイク・ギレンホール)がいる。
家にほとんど帰らない生活のために、サムとうまくコミュニケーションが取れないジャック。
そのサムは、高校生クイズ大会に出場のため、NYへ。
なぜなら、片思いの相手であるローラ(エイミー・ロッサム)が出場するからだった。
一方、外の世界では、そこら中で異常気象が起きていた。
インドのデリーで雪が降り、東京では特大の雹(ひょう)が降り、大西洋で特大のハリケーンが生まれた。
それは、ジャックが発表した気象予測どおりだった。
その様子を見たジャックは、ラプソン教授から低温化している大西洋のデータを受け取り、分析をした結果、2~8時間後にも氷河期が訪れるという数字が出てきた。
day_after_tomorrow2ちょうどその時、サムはNYにいた。
NYのマンハッタンは津波と洪水に襲われ、あっという間に海の下へ。
サムはローラと共に、運良く国立図書館に逃げ込み、父に電話を掛ける。
「決して外に出るな。今から迎えに行く」とジャックはサムに約束するが、途中でサムの声が途絶えてしまう。
ジャックはサムを救うためにNYへ向かうのだが・・・。

「もしも、このまま温暖化が進んだら地球はどうなるのか」が、この映画のテーマでして。
結構、お寒いこと言って笑わせるんじゃないの~。
なんて、思いながら観てたんだけどね、そうでもなかったなぁ。
割と真剣に見ちゃった。
あぁ、一個だけあった。
東京都千代田区ってのが出てくるんですが・・、あれどこのリトルトーキョーよ。
って感じのかなりとんちんかんな東京が出てくんだよね。
んーー、まーーー、毎度って感じだけどね。
エメリッヒの頭の中にある東京って、ゴジラの中に出てくる模型の東京なんじゃないの~。

day_after_tomorrow3そんなことよりも、お話ですが。
真面目なお話をすると、現在の世の中の科学で、最も難しいと言われているのが、気象予測だと聞いたことがある。
世界で最も優秀なスーパーコンピューターでも、先のことは予測できないんだって。
そのための研究開発が、日本のスーパーコンピュータで行われているらしい。
この映画を観ながらそんなことを思い出して、あぁ、天変地異ってのは、こんな風にある日突然来るかもなぁって思ったねぇ。
で、その氷河期の恐ろしさもよく分かったのね。
いきなりピキピキって凍っちゃうもんね。

が、この映画は大事なことを忘れてるのさ。
「なぜ、地球の温暖化は進んでいるのか」ってのをすっかり置き去りにしているんだよね。
そのせいか、氷河期の原因になった温暖化があまり身近に感じないんだよね~。
工場や車の排ガス規制や森林伐採の規制を今すぐ行わないと、温暖化が進むってことを見せないと、「この映画で起きているできごとは他人事」と見ている方は思ってしまうよね。
地球上で最も二酸化炭素を排出しているのは、中国とアメリカで、その二国が「京都議定書」にサインしていないってのが、今後における最大の問題なのに、その話は一切出てこない。
だから、「じゃぁ、この映画みたいに氷河期になったら、二酸化炭素を今まであまり排出してなかった途上国にでも住めばいっかぁ♪」なんて、ノー天気な話になっちゃうでしょう。
それに、自分の息子を助けるために友達の命を犠牲にしちゃうのは、かなりのエゴを感じるねぇ~。
それは、異常気象がおきてハリケーン・カトリーナで大勢が犠牲になっても、京都議定書にはサインしないアメリカのエゴと同じ?

ジャックを演じているデニス・クエイドなんだけど、なんか、奥さんと別れてからどうもイキイキしているように見えるんですが・・・(ーー;)気のせいかな?
ちなみに、知らない人のために、奥さんはメグ・ライアンですヨ。
今回の私のお目当ては~、ジェイク・ギレンホールね~。
遠い空の向こうに』以来、お気に入りっすよ。
ドニー・ダーコ』とか、『ムーンライト・マイル』など等、若いのに、良い作品に結構出てるのですよねぇ~。
今回も、地味~に、ちょっと暗~い感じでよい味出しておりました。
今後が楽しみ☆
それと、もう一人、エイミー・ロッサムもお気に入りでして。
今回は歌なしだったけど、彼女は『オペラ座の怪人』を観ていただければ、その歌唱力の素晴らしさに鳥肌もんよぉ。
それは、もう観ちゃったって人には『歌追い人』がオススメ♪
私はこれでエイミー・ロッサムを知ったのよ。
今後は、ミュージカルの方面でがんばってほしいな♪

ま、いろいろ言ったけど、難しいことを考えないで観たい人には、オススメの一本かな。

デイ・アフター・トゥモロー 公式サイト

THE DAY AFTER TOMORROW Official Site (Japan site あり)

11月 4, 2005 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (9) | トラックバック (2)

2005/11/01

ドミノ

バウンティハンター(=賞金稼ぎ)ってのが、現在のアメリカに実在してるなんて、知らなかったんだよね。
なんか、西部劇にでてきそうな感じじゃない。
だから、映画よりもその“バウンティハンター”に興味があって、見に行ってきた。
ちなみに、そのバウンティーハンター、具体的には、保釈金を払って保釈された人たちが、逃走してしまった場合、このバウンティーハンター達が犯罪者を捕まえに行き、無事に捕まえた場合は報酬として保釈金の20%が与えられるらしい。
ってのを、この映画をみて知ったよ。
そんな仕事を女の子がやってるって映画なのよ。
domino


<STORY>
俳優・ローレンス・ハーヴェイの娘、ドミノ・ハーヴェイ(キーラ・ナイトレイ)は幼い頃に父を亡くし、派手な生活を好む母と対立し始める。
「ビバリーヒルズ高校白書」の生活に憧れた母は、ハリウッドで生活を始めるが、これが、ドミノの生活に合わず、体を鍛え始める。
その後、美貌を生かしてモデルの仕事を始めるがそれも合わずに逃げ出してしまう。
そんな彼女が見つけた仕事は、“バウンティ・ハンター”だった。
“バウンティ・ハンター”を養成するセミナーに参加するドミノ。
もちろん、女は彼女一人。
そのセミナーで講師として登場したエド(ミッキー・ローク)とチョコ(エドガー・ラミレス)の二人に力ずくで仲間に入れてもらうことに。
最初は気に入らないチョコだったが、ドミノが加わってから初めての仕事で、彼女が機転を利かせ無事に逃亡者を捕まえることができたことから、彼も納得し、エドをリーダーに3人がチームで動くこととなる。
そんな彼らに、テレビ局のプロデューサー・マーク(クリストファー・ウォーケン)から声が掛かる。
バウンティ・ハンターであるドミノを中心にリアリティ番組を制作したいという。
3人はドミノ中心ではなく、3人を同等に扱うという条件のもと、番組への出演を承諾。
そうして、リアリティ番組の密着取材が始まった。
テレビカメラが常に彼らの傍にいるような状態で、保釈金融業をしているクレアモント(デルロイ・リンド)から連絡が入る。
犯罪者たちが、銀行強盗をして逃走しているから捕まえて欲しいという・・。
しかし、ドミノはそこに不審な点があることに気付いたのだが・・・。

これねぇ、最初はかなり面白かったんだよねぇ。
バウンティハンターの存在すら知らなかったからね。
こうしている今も、犯罪者を命がけで追い詰めて仕事している人がいるなんてねぇ。
しかも、女の子がやってたなんて、ちょっとあり得ないし。
「すげーなぁーーーー。こんな仕事してる人いるんだーーーー」なんてね、思いながら見てたよ。
銃をぶっ放した時にキャァ~!!なんて言った日にゃぁ、即クビっすね。
ってか、死んでるかも。
テンポも良かったし、めまぐるしく変わる画面も結構好きな感じで良かったんだよねぇ。
シン・シティ』に引き続き、またしてもミッキー・ロークが渋いしね~。
ドロップアウトした役なんてぴったりっすね。
それ以外にも、割とこまめにギャグもあって、笑いながら観てたし。
あの「ビバヒル(ビバリーヒルズ高校白書)」のデヴィッドとスティーブが出てきてさぁ、もちろん年食ってるしね。
超みっともなくっておかしいの(^▽^;)ダサー

でもさぁ、テレビクルーが入ってきたときからさぁ、どうもこれどっかで観たことあるなぁと思ったら、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」か?
なんて思い始めて・・。
で、その辺からストーリーが読めちゃったのよね。
私は、「ドミノのバウンティ・ハンターとしての生き方」を見たかったんだけどねぇ、なんかタランティーノをパクッたアクション映画風になっちゃったかなぁってねぇ。
ラストの三つ巴なんて、ちょっと「レザボア」?と思ったしね。
周りでウロウロしてるだけのFBIが一番おバカでした。って感じにも見えたし。

それでもですねぇ、私の大好きなトム・ウェイツとメイシー・グレイの歌が聴けたし、ご本人も見れたしねぇ、途中までは面白かったので、ある程度満足はしてるけどね。

でも、結局、ドミノのリアルな生活はどんな風で、何を思って生きていたのかがイマイチ読み取れず、そんなとこはアクションでごまかされてしまったねぇ。
アクション大好きのトニー・スコットらしいといえば、らしいかも。

そんな訳で、アクション大好きな方にはオススメしますが、感情のリアルなドラマを期待している人にはオススメしません。

ドミノ 公式サイト

11月 1, 2005 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (22) | トラックバック (65)

2005/10/28

トレジャー・ハンターズ

先日、科学技術館 サイエンスホールで行われたWOWOW主催の試写会、WOWOWシネマプレビューに行ってきた。
そうだなぁ、多分試写会でも当たらなければ観なかったと思うから、行ってよかったと思う。
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<STORY>
ダン、ジェリー、トム、ビリーは幼馴染四人組。
幼い頃から、成人するまでずっと一緒だったが、現在は社会人になり、それぞれの生活を送っている。
そんな彼らがビリーの葬式で再会。
懐かしい地元で思い出話から、少年時代の宝探しの話になり、そして宝探しの続きをしよう・・という話にまで
展開。
医者になったダン(マシュー・リラード)は、患者がいるからと固く拒むが、ジェリー(マシュー・リラード)とトム(ダックス・シェパード)に押し切られ、結局宝探しに向かうことになったのだが・・・。

これがですねぇ、「とりあえず笑っとけ」のバカ映画よ。
このところ、フランス映画二本、コロンビア映画一本ときて、これだったのね。
もう、英語ってだけで妙に安心しちゃって、それだけじゃなく、もうホントにおバカさんなんだよね。
この人たち。
もう、映画を観終わった頃には、すっかり脱力してたよ。

不思議だよね~、昔からの友達に会うとさぁ、会ったときの自分に戻るよね。
だからといって、この人たち、幼い頃に戻りすぎだけどね。
セス・グリーンと、マシュー・リラードとダックス・シェパードの3人組がビジュアル的にも良かったよ。
漢字の凹みたいな形でさぁ、真ん中にセス・グリーンがいると、ホントにでこぼこトリオなの。
ちなみに、セス・グリーンとは、『ミニミニ大作戦』でハッカーやってた人っすね。
マシュー・リラードは『スクリーム』で見た気がするけど、どんな役だったか忘れちゃった。

でも~、私はヒアリングが完璧にできるわけじゃないので、爆笑(≧▽≦)って感じにならなかったのが、残念かなぁ。
アメリカでは6週連続トップ10入りだったそうで。
バカ映画が好きな人、コメディ映画大好きな人にオススメ。
公開は11月5日より。

トレジャー・ハンターズ 公式サイト

10月 28, 2005 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (5)

2005/09/15

チャーリーとチョコレート工場

楽しみだったんだ~♪これ。
だぁって~、久しぶりのジョニー・デップ&ティム・バートンコンビですもの~☆
charlie_and_chocholate

<STORY>
世界で最も人気あるウィリー・ウォンカ (ジョニー・デップ) のチョコレートは、プレゼント企画を発表する。
世界中で発売しているそのチョコレートに5枚だけゴールドチケットを入れるという。
見事、そのチケットを手にしたことができた人のみ、チョコレート工場の見学ツアーに参加することができるというプレゼントなのだ。
実は、そのチョコレート工場、15年前に味を盗むスパイが出ために、従業員を全員解雇して以来、誰も入ることができなかったので、そのゴールドチケットを求めチョコレートを買う人が殺到。
そして、世界で最もラッキーな5人が決定した。
食いしん坊のオーガスタス、何でも手に入れないと気がすまないわがままなお嬢さんのベルーカ、運動神経抜群であらゆる賞を手に入れてる勝気なヴァイオレット、全てのことを計算して割り出すゲーム大好きのマイク。
そして、なかなか決まらなかった5人目だったが、金持ちでもなく、コネがあるわけでもなく、貧しい家に暮らす家族思いのチャーリー (フレディー・ハイモア)がそのチケットを手にした。
さらに、その5人の中から最も優秀だった子は、最優秀賞がもらえるという。
家族の中から一人だけ同伴しても良いという条件から、チャーリーはおじいちゃんを連れてツアーに向かったのだが・・・。
チョコレートだけを愛してきたウィリー・ウォンカの世界を描くファンタジー。charlie_and_chocolate2
いいね。楽しかったな。
チョコレート工場のツアーが始まってから特に面白かった。
なんかねぇ、ディズニーランドに行ったかのような気分になった。
ディズニーランドに行ったら、その世界に入り込まないとダメ。楽しめない。
これも同じ。このチョコレート工場の世界に入り込めないと楽しめないだろうな。
いきなり、「え?それってディズニーランドのイッツ・ア・スモールワールドでは?」っていうお人形達のお出迎えでオープンするチョコレート工場。
その直後、「え?( ̄□ ̄;)そ、そんな・・」 と、いきなりお客さんをドン引きさせてしまうのもこの映画の面白いところ。
「親と子のコミュニケーション」がこの映画のテーマです。
子供を惑わす「甘い話」につられずに、大人の言うことをきちんと守った子だけが、「甘い人生」を送ることができる。
もちろん、「甘い話」や「欲」にのせられてはいけないのは親も同じ。
児童書によくあるお話ですね。
では、大人には楽しめないの?
そんなこたぁ~ありません。
大人の皆さんは、ティム・バートンのダークな世界をお楽しみ下さい。
このチョコレート工場の従業員ウンパ・ルンパのマニアックなダンスを楽しんでもいいし、生意気なクソガキ(おぉっと失礼!)たちに悪態ついてもいいでしょう。
どうやったらチャーリーみたいな子供が育つのか妄想してもいいですね♪
とにかく、この工場に入ったからには楽しむのが一番♪
中には、この絵本のような世界を楽しめないひともいるかもしれませんが、思い出して~、昔、お菓子の家に住みたかったでしょう。
この世界=ウィリー・ウォンカの世界なんだけど、ウィリー・ウォンカが大人になりきれない大人ゆえに、その世界も子供心たっぷり。
私のお気に入りは、ウンパ・ルンパだな。
ウンパ・ルンパだけでも見ていたい感じ。
もちろん、ジョニー・デップ相変わらずキレてます。
大人になりきれない寂しい大人なんて、大の得意分野だしね~。
そうだなぁ。
人生について考えたい人には、楽しめない映画かもしれないけれど、絵本のような世界にどっぷりつかってみたい人にはオススメの一本。

チャーリーとチョコレート工場 公式サイト

9月 15, 2005 映画-タ行(アメリカ) | | コメント (22) | トラックバック (83)

2005/07/06

ダニー・ザ・ドッグ

リュック・ベッソン脚本の『ダニー・ザ・ドッグ』を見てきた。『レオン』以降のベッソンはまるで信じていないのに、それでもなんだか気になって。
ま、とりあえず、ストーリーを説明すると・・・。
dannythedog
ダニー(ジェット・リー)は、バート(ボブ・ホスキンス)の元で、幼い頃からオリの中で首輪をされ、餌を与えられ、闘犬(ドッグ)として育ってきた。首輪をはずし、「殺せ!」と命令された時、ダニーはそこにいる敵を全員痛めつける。そう教育され、生きてきた。そんな毎日を過ごしていたある日、いつものようにバートと共に向かった先は、倉庫のようなところで、そこにはたくさんのピアノが置いてあった。その時、そこで合図があるまで待つように言われたダニー。日頃、人と戦うこと以外に何も興味を示さないダニーなのだが、ピアノに異常な関心を示す。そこへ盲目の調律師・サム(モーガン・フリーマン)が現れて・・・。

つまりですね~、人の愛情を知らずに育ったダニーが、その調律師・サムと出会うことで、心の奥底に閉ざされていた人間性や愛情を呼び覚ましていく・・というお話でございます。
なんとも、現実味の無い映画で・・。
もしも、幼い頃から殺人兵器のように育てられた人がいたとして、人を殺すことに罪悪感を感じなかった人が、人に親切にされたからといって、すぐに罪悪感を感じるようになるものかなぁ?
首輪をはずしたら、「人を殺せ!」の合図だと信じ込んでいる人が、1ヶ月やそこらで首輪を外しても条件反射しなくなるの?
幼い頃に聞いた音楽を一度聞いただけで、失った記憶を全て取り戻してしまうの?
だったら、宗教で洗脳された人を脱洗脳する苦労も少なくていいよねぇ。そんな簡単なもんじゃないよねぇ。
ダニーが本当はいい子なんだ。と信じて疑わない盲目のサムとダニーを会わせて、二人の間に化学反応を起こすことに問題は無いと思うし、実際、そういうことはあると思う。
オオカミに育てられた少年のようだったダニーに、人間性が出てくるという話も悪くないと思う。
でも、人間性を取り戻すまでがあまりにも簡単すぎて、まるで真実味を感じないのよね~(ーー;)
これじゃぁ、単なるファンタジー♪でしょう。
それと、最も重要なことが欠けてる。
ダニーは、人間性を取り戻すまでに、多くの犯罪に加担して、多くの人を殺してきたでしょう。
愛情を教えることも大切だけど、罪を償うってことも大切でしょう。
殺意が無いとはいえ、多くの人を殺してきたんだから、あんな能天気なラストはいただけないな(ーー;)
あぁ、やっぱり近頃のベッソンは苦手なようだわ。
ベッソ~ン、オリンピック招致のVTRとか監督してる場合じゃないんじゃない???

今回脚本を担当したベッソンは、本当はこんな人じゃ無かったはず。ってことで、このベッソンはとても好き。『ニキータ』
殺し屋としての教育を受けた不良少女ニキータは、一人前の暗殺者になった時、愛する人と同棲していた。が、自分が暗殺者であることを伝えることができず、苦悩する・・。
ベッソンの1990年の作品。こうして書いていながら、また見たくなってきた。
ハリウッドでは、ジュリエット・フォンダが主演し、『アサシン』というタイトルでリメイクもされてる。
(見たかどうかも覚えてない(ーー;))
あまりにも切なくて、美しい映画だったなぁ。
女スパイの映画を見ると、どの映画も、少なからずこの映画の影響を受けているような気がしてならない。
主演のアンヌ・パリローもステキだったし、優しき同棲相手のジャン・ユーグ・アングラードもステキだった。
今では日本でも大人気のジャン・レノも、ちょっとした脇役で出演しているんだよね~。
ベッソンには、またこういう切なくて美しい映画を撮って欲しい。
待ってるよ!!

7月 6, 2005 映画-タ行(アメリカ), 映画-仏 | | コメント (2) | トラックバック (4)