2008/10/27

イーグル・アイ

★もうちょっと前になってしまうのですが、先週、この『イーグル・アイ 』を見てきました。
 途中までは、結構面白くて、ノリノリな感じで見ていたのですが、途中から面白さが失速して、最後には、なんだかちょっとシラケちゃいました( ´_ゝ`)フーン

Eagle_eye_2

★あるどこにでもいそうな男性、ジェリー(シャイア・ラブーフ)と、シングル・マザーのレイチェルの元に、見知らぬ女性アリアから電話がかかってきて、いろいろ命令された上、いつの間にか、あるテロに巻き込まれてしまうというお話です。

★設定がね、面白いなと思うのですよ。
 「逃げろ!さもないとFBIに逮捕される」とか、「伏せろ!」といわれた瞬間に、クレーン車のクレーンが頭の上すれすれをかすめるとかね。
 この先は、どんな展開になるだろう・・・なんて、ワクワクしながら見ていたワケですよ。
 が、アリアの正体を知ると、なんだか急に目が覚めてしまいました。


★なんか、リアリティ無いのよね。
 「おぉ、将来、こんな世の中になるかもぉ」という実感がない。

★“スピルバーグ からの警告”ってのが、この映画のキャッチになっていますが、スピルバーグ は、今回、ただのプロデューサーです。
 「監督最新作」と勘違いしないように。
 まぁ、スタッフとして関わっているワケだから、間違いではないけれども。
 警告と言えるほどのものも無く・・・。

★少しでもネタバレしてしまうと、この映画の面白さは全く無くなってしまうので、多くを語るのはやめておきますが、なんか・・・。「偉大なる税金の無駄遣い」って印象でした(ノ∀`) アチャー

★主役を演じるのは、最近、正に飛ぶ鳥を落とす勢いのシャイア・ラブーフです。
 特に、このところ、スピルバーグ に気に入られていまして、他の人が喉から手が出る程欲しがる地位にいます。
 ここ2~3年だけでも、 「ディスタービア 」、「トランスフォーマー 」、「インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 」と、かなり豪華な主演作。
 私なりに分析するに、隣のお兄ちゃん的な雰囲気がいいんじゃないかなと思います。
 特に、パニクる演技がいいのですよ。
 見てるほうが思わず一緒にパニクってしまう上手さがあるので、この「イーグル・アイ 」みたいな映画にはピッタリかなとも思います。

★なんか、一時期、スピルバーグ が、リチャード・ドレイファス をえらく気に入って、よく使っていた時に似ています。
 どうも、スピルバーグ は、イケメンの二枚目よりも、身近な2枚目半あたりを使うのが好きなようです。

★この映画で、もう一人挙げるとすれば、FBI捜査官役で登場する、ビリー・ボブ・ソーントン です。
 アンジェリーナ・ジョリー の元夫です。
 個人的に久々にビリー・ボブにお会いしたような気がするのですが(多分、私が見ていないだけだけど)、理解力があって、渋い捜査官でした。
 彼のラストシーンについては、「かっこつけすぎでしょ」と思うところもあり、恐らく、脚本に問題があるとは思うのですが、残念な部分もあったのですが、全体的に見て、やはりいい俳優だなぁと思いました。

★またしても、文句ばかり書いてしまったように思いますが、「『イーグル・アイ 」という名前どおり、最近のアメリカは、タカ派的思想が当然のようにはびこっていて、対外的に常に戦闘的になっているのを黙認するような世の中になっているけれども、国民が国に監視される前に、国民一人ひとりが、まず国の動きを監視しろというメッセージを感じることができます。

★だったら、もっと骨太に、そこを強く描くべきだったかなとも思います。

イーグル・アイ 公式サイト

10月 27, 2008 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/10/17

アイアンマン

★これまた、「超見たいww」ってワケでもないのに、見に行ってきた映画です。
 つまり、映画だったら何でもいいんですよ。ホホ。
 特にハリウッドものであれば。
 予想通り、あまり得意な映画ではありませんでしたヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ

Iron_man

★大手兵器製造会社のCEO、トニー・スターク(ロバート・ダウニーJR.)は、イランへ出張した際、誘拐・監禁されたことがきっかけで、自分自身がロボットの一部となるアイアンマンの政策に着手し、自分を監禁したテロリストグループへの復讐を計画する。

★個人的に、ノホホンとしたハト人間なんで、この手の「やられたらやり返せ」的な鷹派は苦手です。

★ただ、アメリカが今、アフガニスタンや、イラクで戦っているとされるテロリストグループは、冷戦時代にアメリカが軍事兵器を流していた相手で、現在も、彼らから最新の軍事兵器を買っている様子は、妙にリアルで、ただのアメコミものではなく、骨太な感じがします。

★キャスティングもかなり豪華です。
 ロバート・ダウニーJR.のほかにも、ジェフ・ブリッジスに、テレンス・ハワード、グウィネス・パルトロウ・・・、これって、アメコミ映画のキャスティングじゃないよねぇ。

★私にしたって、ロバート・ダウニーJR.は、嫌いじゃなく、どちらかと言えば、演技を見たいと思わせる俳優だからこそ見に行ったので、映画好きには、「見たい」と思わせるキャスティングだと思います。

★彼は、何回か麻薬問題でしばらく表舞台から離れていて、『ゾディアック 』以来、そのイメージを払拭する活躍で、最近、いろんなところで見かけます。
 麻薬問題の渦中にあるころは、もう無理かと思ったんだけどね~。
 見事に復活して、その克服の仕方は、アメリカじゃぁ、人気が上がるだろうね。
 今回、元気なロバートの姿を見て、私もなんかうれしくなりました。

★久々のグウィネスだったのですが、特にねぇ・・・グウィネスじゃなくても・・・。
 なんか、もっと他にいい役があるんじゃないだろうか・・・。

★大物ばかりのキャスティングをまとめる監督は、ジョン・ファヴローです。
 日本じゃ、まだまだマイナーで、あまり取り上げられないのですが、彼は、俳優もやっていて、今回は、主人公、トニー・スタークの運転手役で登場しています。
 前回監督作品は、『ザスーラ 』で、こんなに大きな作品を任されるようになったんですねぇ。
 エンド・クレジットで彼の名前を見て、そのことにビックリしました。

★この映画、次回作もあるよと、最後で匂わせています。
 悪役(多分ね)も誰だか分かっています。
 さぁ、私はみるかなぁ・・・。


アイアンマン 公式サイト

10月 17, 2008 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/10/16

ウォンテッド

★特に、「超みたいww」ってワケでもなかったのですが、アンジェリーナ・ジョリーが好きで、ジェームズ・マカヴォイも気になってたんで、見に行ってきました。
 「んーーーーーー。だから?」
って感じでした。

Wanted

★昔々の産業革命当時、世直しのために、選ばれた暗殺者を集めた秘密の地下組織「フラタニティ」が作られました。
 1000年の歴史を持つその組織が、現在も密かに世直しを行っているのですが、中から反逆者が生まれ、その反逆者の暗殺のために、昨日まで普通というより、どちらかといえば弱気なウェスリーが、フラタニティに入る“運命の男”として選ばれ、暗殺者としての教育を受けるのです。

★お話としては、なんだろう・・・、『マトリックス 』のようなものを目指したけれど、もっとダークなイメージのね、アクションばっかりがんばったばっかりに、ストーリーがあちこち破綻してしまって、かなり、強引に、無理やりに、ハリウッド得意のご都合主義になって、そのまま、入り込めないまま、スクリーンのこちら側で取り残されちゃった感じでした。

★荒唐無稽なら、荒唐無稽で、説得力があればいいのですが、なんとも説得力を感じない・・・。

★もしも生まれ変われるなら、アンジェリーナ・ジョリーになりたいと思うぐらい、アンジーが好きなんですよ。
 それは、ブラピのような素敵なパートナーが欲しい(*^.^*)というワケじゃなく、いや~、素敵ですけどね、そうじゃなくて、彼女がかもし出す雰囲気が好きなんですよ。

★まぁ、映画がコレと言って、特に引き込まれるところが無かったんで、(最近、多少のアクションにはビクともしない私です・・・┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~)、このアンジー、どこがいいのかなぁと考えていたんですよ。
 でね、その問題について、解決した flair ことが一つ。
 アンジーという人は、自分に自信を持って、堂々としているんですよ。

★凡人みたいに、小さなことにウジウジしない。
 だからこそ、世界平和のために、恵まれない子供たちのために、自分の生活も犠牲にできるんだし、人、一人の生き方として、トータルにかっこいい。
 あぁ、胸をはって生きないとイカンなぁ~と彼女を見ていて思ったのです。

★気なる俳優、もう一人は、ジェームズ・マカヴォイです。
 彼は、キーラ・ナイトレイの映画『つぐない 』で見たときに「演技ができる新人が出てきた」と思ったのですが、新人どころか、本国イギリスでは大人気のようで、「英コスモポリタン誌が選ぶ世界一セクシーな男」の第6位に入っていました。
 ブラピの次で、ジャスティンと同位です。スゲーーーーw(゚o゚)w
 そんなに人気ものだったなんて、知らんかったっす。


★今回は、アンジーとモーガン・フリーマンという、2大巨頭に挟まれ、やはり、彼らに比べるとスターオーラがまだ出ていないため、印象的とは言いがたいですが、超弱気なのび太くんが、一人前の暗殺者に成長していく過程の見せ方は、やはり、いいもの持ってるなという才能を十分に見せておりました。
 アクションができるところも見せるところができたので、次が楽しみという期待値が高まりましたね。

★結構、ボロクソ言ってしまいましたが、荒唐無稽だろうがアクション至上主義!的な人にはいけると思います。

ウォンテッド 公式サイト

10月 16, 2008 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/09/18

アイ・アム・レジェンド

★劇場公開時に見ることができなかったので、先日、DVDでこの『アイ・アム・レジェンド』を見ました。

I_am_regend

★近未来のお話。
未知のウィルスが、地球上の人類を獰猛な生き物に変えてしまいます。
そのウィルスに対し、生まれつき抗体を持つウィル・スミスは、病気に感染することなく、その外見はゾンビ、中身は野獣と化してしまった人間たちと戦いながら、病気を完治するための血清作りに励む毎日なのです。
★お話としては、『12モンキーズ』や『バイオハザード』と大して変わらない気がします。
  またウィルス??

★が、ウィル・スミスが出ていると、今までと違うのでは??
と思ってしまうから不思議です。
  彼は、地球を救うのが趣味か?というぐらい救っているので、ラストは明るいハズという期待感もあるでしょう。
★なんかね、彼は出ているだけで映画の質を上げてしまうような存在感があります。
 確かな演技力もありますし、プロモーション活動をしている時の人柄の良さもありますし、彼が好かれ続ける理由も分かるような気がします。

★この映画の見所と言ったら、出演者がそのウィル・スミスとゾンビ化した人間とカメオのエマ・トンプソンぐらいですので、ウィル・スミスの演技しかありません。
 あぁ、あと、サマンサってメスのシェパードが出てくるんですけど、恐るべし演技力です。マジで。

★こんな使い古されたネタを超大作のようにウィル・スミスを使って撮るんだから、ハリウッドのネタ切れも深刻だなぁと思うのです。

★まぁ、何も考えたくないときに、シューティングゲームを見ているような気分で見るにはいいんじゃないかと思います。

★個人的には、この映画のウィル・スミスは、全てを無くした悲しさと寂しさに暮れていて、ちょっと暗めのキャラなのですが、二枚目半ぐらいでコミカルな演技をしている方が好きですね。

★その反動が『ハンコック』に出ている気がします。

9月 18, 2008 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2008/08/13

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

★仕事上がりに見てきました。

★内容について、最初から期待していた訳ではなかったのですが、かなり退屈でした(-.-;)

Indiana_jones

★なんか、全てにおいて中途半端。
背景として、宇宙・核開発競争がし烈な冷戦時代としておきながら、かといって何かを訴える訳でなく、なら、最初から核実験の映像なんか入れなきゃいいのに、高い金かけてリアルなキノコ雲作ってるし(-.-;)

★結局、人間が誕生する何千年も前に宇宙人が発達した文明を築いてたって、ど偉い壮大な話になってるけど、それって、『エイリアンvsプレデター』で見たネタと一緒。

★考古学も突き詰めれば宇宙に繋がるって言いたい?

★でもさぁ、その偉大なる文明を築いた宇宙人たちがなぜ滅んでしまったかについての説明はゼロ。
これだったら、まだ理由がはっきりしてるだけ『エイリアンvs〜』の方がましなのね〜。

★だいたいさぁ、UFOは『未知との遭遇』だし、ジャングルの中での戦いって、『スターウォーズ』で既に見てるし…。

★今回、最も優れてたのは、音響効果って気がする。

★あぁ、なんか、お宝巡ってナチとおバカな喧嘩をしてたインディが懐かしいよ(´Д`)

★なんだかなぁ、ジョージとスティーヴンで宇宙やりたかったなら、違うネタでやれば良かったのになぁ。

★まぁ、そんな感じで、ツッコミどころ満載の映画なのでした。

8月 13, 2008 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2008/02/06

アメリカン・ギャングスター

★1月はほとんど(1本だけしか)映画を見れませんでしたcrying

★まぁ、月に1本って、普通の人からしたら十分かもしれませんが、私にはかなり不満でした。
そんな訳で、週に一回は映画館に行きたいっつーことで、「時間があれば映画を見ろ!」を心がけ、月曜日のレイトショーmovie で『アメリカン・ギャングスター』を見てきました。

★主演、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、監督リドリー・スコットです。
 主要スタッフは、それでもうすでに完璧shine
 デンゼル・ワシントンは、NYのハーレムをとりしきるギャングスターであるフランク・ルーカスを演じ、ラッセル・クロウはニュージャージー市警の麻薬捜査課の刑事リッチー・ロバーツを演じています。
 1969年、アメリカがベトナム戦争をしている頃、実際にあった話が元になっています。
 フランクは国を巻き込んでドラッグビジネスを手広く行うけれど、麻薬王であるフランクは表に出しません。
 リッチーはNY、ニュージャージーを中心に広がっていく麻薬を追ううちにフランクの存在に気付きます。
 そこから、フランクとリッチーの一騎打ちが始まるのです。

★まぁ、スタッフも作りのほぼ完璧なこの映画、私が申すことは特にありませんが、本当にかっこよくて、クールな映画でしたconfident
 この映画では、黒人のフランクと、白人のリッチー、同世代の二人の対照的な生き方を楽しみました。
 NYのハーレムで育ちながらも成功し裕福になったフランクと、白人刑事のリッチー。
 片やギャングの抗争の中、敵だろうが、仲間だろうが、自分のルールに従わないものは殺し、家族さえも欺きながら巨万の富を築いた男、片や、100万ドルのワイロから1ドルも抜くことなく全部警察に届けた男。

★対照的なフランクとリッチーだけれど、二人がとても人間的に描かれていることで、この映画の面白さが増しています。
 常にクールなフランクでさえ、どうにもならない時に感情的になり、金には清潔なリッチーも女にだらしなく、妻には捨てられてしまうダメ男。
 悪が完全な悪ではなく、善が完全な善ではないことで、見ている側としてはどちらの気持ちも理解しちゃうんですね。

★フランクってすごく怖いんですよ。
 でもね、なんだかとってもその気持ちが理解できるような気分になるんです。
 自分の命令を聞けない人間はすぐに殺してしまいますし、それが家族や親族であっても半殺し・・・sweat02
 でも、もしかしたら、彼はそうすることで、周りを遠ざけ、自分だけの安全地帯を作りたかったのではないでしょうか。
 すぐに感情的になってしまうのも、常に何かに怯えていたからではないかと。
 そのフランクを、言うまでもなく名優のデンゼル・ワシントンが演じているからこそ、尚更、この人、ウォール街あたりでビジネスマンやってれば、相当稼ぐ男になれたんじゃないか・・なんてつい同情的に見てしまうんですねぇcoldsweats01
 その辺は、デンゼル本人の人柄もあるのではないかと。
 リドリー・スコットはもちろん、そこを見込んでキャスティングしたのではないかと思うんです。

★一方、リッチーは女にだらしがないdespair
 仕事をするときはすごく熱心なのに、人前で話すときや、家族と一緒にいるときはとても弱い人間。
 典型的な仕事人間ですね。
 でも、そんな仕事人間も特に裕福な暮らしで満足しているわけではないあたりが人間らしさを感じます。
 ラッセルも申し分ない演技で、特に、リッチーの小さなクセとか、表情とかに巧さが光っていますgood
 それに、女ったらしってなんだかピッタリなんだよね・・coldsweats01

★70年代音楽もかっこいいですし、大人の演技を楽しみたい人にオススメの映画です。


2月 6, 2008 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (4)

2007/06/18

エミリー・ローズ

19歳の少女に「悪魔祓い」をした神父に対する裁判を描いた映画です。
実話に基づいているそうで、『エクソシスト』の実話版みたいな感じです。
私、この手の「悪魔モノ」に大変興味があり、「怖い」と言いながら、じっくりと観させていただきました。
実に面白い映画でした。

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『エクソシスト』程、怖くはないですが、これが実話かと思うと、そこがとても怖いのです。

19歳の大学生・エミリーが大学の寮にいるときに、何者かが自分の体に入り込んでいくのを感じ、それ以来、悪魔が取り憑いていると感じ、実家へ帰ると、幼い頃から世話になっている教会の神父に悪魔祓いの儀式をお願いするのです。
しかし、その儀式は失敗してしまうのです・・。

Emily_rose2

もしも、近くに「悪霊に取り憑かれた」という人がいたら、「あの人おかしくなっちゃったじゃないか・・・」と、精神的な面を心配してしまうでしょう。
このエミリーの場合も同じです。

周りの人も、友人たちも、家族でさえ、彼女がどうしておかしくなってしまったのか分からない。

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映画では、「彼女の身に何が起こったのか」と「裁判の様子」を描いています。
そうすることで、観客に対し、「彼女は精神的な病気だった」のか、「悪魔に取り憑かれた」のかを観客自身で判断するようにしています。

私自身は、神父の言い分が正しかったのだと思っています。

エミリーは、感受性が強くて、感じやすく、優しい心の人だったから、悪魔に取り憑かれてしまい、悪魔の存在を明らかにするために裁判になってしまったのだと。

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私も悪魔に取り憑かれないように、意志を強く持って生きようと思ったのでした・・。

この映画はホラー映画ではないですが、悪魔とか苦手な人にはちょっと無理な映画です。

エミリー・ローズ 公式サイト

6月 18, 2007 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/24

X-MEN ファイナル ディシジョン

昨日、この映画見たのです。
本当は、『マイアミ・バイス』を見たかったのです。
残念ながら時間が合わなくてね。
まぁ、いいんです。
これも見たかったのよ。
ヒュー・ジャックマンかっこいいから♪

Xmen3_1

<STORY>
前作(『X-MEN2』)で、死亡したと思われていたジーン(ファムケ・ヤンセン)が実は生きていた。
それに気付いたウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)は、ストーム(ハル・ベリー)と共に彼女を探し出し、連れ帰るが、ウルヴァリンは彼女の性格が以前と180度変わっていることに気付く。
一方、政府はミュータントに対し、友好的な態度を見せながら「キュア」と呼ばれる治療薬を開発。
そのキュアは、ミュータントを普通の人間に治す治療薬だという。
ミュータントたちは、「自分たちは病気ではない」と主張する。
それをマグニート(イアン・マッケラン)は、彼らの憎悪を利用して、人間社会を破滅させようと目論むが・・・。

実は、1&2からしばらく経っていたために、内容を少し忘れててさぁ・・・(ーー;)
コイツ誰だっけ?とか、そうだっけ?なんてこともしばしば。
相変わらずヒュー・ジャックマンは革ジャンが良く似合うセクシー男だなぁ(*^-^*)とか、アンナ・パキンってこんな声だったっけ?昔の方がかわいかったよねぇ・・とか、サイクロップスは、ここで出番が減ったからブライアン・シンガーと一緒にスーパーマンに行っちゃったの?とか、ハル・ベリーは嫌がってた割には、主役級にキャラを成長させてもらってノリノリじゃないか、それにしちゃぁ、ナイスバディだ・・・とか・・・どうでもいい下世話なことばかり考えて見てしまった・・・(ーー;)

いや~、つまらなくはないですが、ちょっと話がしょぼいよねぇ・・。
それに、新キャラも特に無く、新鮮味が無いねぇ。

Xmen3_2

そう考えると、この作品も限界に来ていて最後にファイナルでもう一稼ぎってところなのかも。
だって、ヒュー・ジャックマンもハル・ベリーもイアン・マッケランも、今じゃぁ一人で主役張れるクラスの俳優だしね。
出演料だけで(@@)ってとこかも。

噂によると、この映画のスピンオフができると言う話も聞いたので、ウルヴァリン単独の話とかできるのかもね。
あぁ、パンフレットによれば、ヒュー・ジャックマンの次回作に『ウルヴァリン』としっかり書いてありますわ。

ってことで、ウルヴァリン好きの私としては、次のスピンオフ映画を楽しみにしたいかなぁ。

X-MEN ファイナル ディシジョン 公式サイト

9月 24, 2006 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/06

ウルトラヴァイオレット

やっちゃったなぁ。久しぶりに。
なんか、どうでもいい時間を過ごしちゃったよ。

Ultra_v1


<STORY>
近い未来。
米国政府が生物兵器として開発したウィルスが蔓延。
そのウィルスに感染した人間は「ファージ」として、それ以外の「普通の人間」と隔離された生活を送っている。
しかし、隔離されたファージが団結して蜂起、その中でも、目の前で夫を殺され、妊娠した子どもを中絶させられたヴァイオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、復讐のために立ち上がった。

Ultra_v2いや~、こういっては何ですが、どうでもいいんですよ。
主役の“超スミレちゃん(※注:ultra violet直訳)”が大虐殺をするお話でして(ーー;)
あら、このウィルスがどうのとかってバイオハザードみたいね・・と思っていたら、それもミラ・ジョヴォヴィッチだったじゃない。
そのバイオハザードでいうゾンビが普通の人間になったようなお話よ。

そのスミレちゃん、とにかく、人を殺すんですよ。
私の中で、“大虐殺する女キャラ勝手にランキング”ってのがありまして。
復讐又は正義という名目で人を次から次へと殺す女キャラが最近急増中なのですよ。
その昔、ベッソンが『ニキータ』で女の殺し屋を登場させたときは新鮮だったのに・・。
最近じゃぁ、スッカリ当たり前になってしまうし、殺し屋どころか虐殺だからな。
主演のミラは、そのベッソンの元妻ってあたりがまた、ちょっとした因縁ですの。
で、そのランキングですが。

第3位 『マトリックス』シリーズのトリニティ(キャリー=アン・モス)
  トリニティ、かっこよかったけどね。
  殺した人の数じゃぁ、かなり負けてないと思う。

第2位 『イーオン・フラックス』のイーオン(シャーリーズ・セロン)
  いや~、シャーリーズ・セロンが美しい顔をして機関銃撃ち放題。
  バタバタと人が倒れていくんですよ。

第1位 『キル・ビル』のザ・ブライド(ウマ・サーマン)
  これはねぇ、いつまでも殺し続けるから途中で疲れちゃった(ーー;)

Village3そんなランキングを覆す大虐殺が、このバイオレットなのね。
「一人の子どもを守るため」という大義名分のために、それ以外の人間を殺し続けるのよ。
殺す前に考えろよって言いたくなるぐらい、ストーリーも稚拙なら、アクションシーンもどうでも良くてね。
ラストも意味が分からないまま終わってるしさぁ・・。
なんか、そんな匂いはしていたんだよね。
だって、タイトルが『ウルトラヴァイオレット』だよ。
超すみれ色ってなんだよ。って思うじゃん。

Ultra_v4じゃぁ、そんなこと言うなら見るなよって話もあるよね。
本当はね、『カーズ』が見たかったのよ。
でも、そこの映画館じゃ吹き替え版しかやってなくてさぁ・・。
吹き替え版見るぐらいだったら、DVDで見た方がいいわ。と思うし、遠出してでも字幕版見たいからね。
だって、ポール・ニューマンの声だもおぉん。
超貴重でございます~。
って、『カーズ』のレビューじゃなかったね(^^;)
アクションも見たかったし、内容が良く分からなかったんだけど、チョイスしてみたの。
明らかに失敗だったよ。

Ultra_v5
この映画は隅々まで不思議だらけで(例えば、重力を自由に扱っちゃう機械とかね。ニュートンもビックリ(@@)よ)さぁ、敵のボスがいるのね。
人間世界を支配しているお役人のトップだったかな(既に記憶がイマイチ曖昧・・)。
コイツがさぁ、鼻に栓してんのよ。
なんだアレ?
と思ったら、最後まで気になっちゃってねぇ。
そんなとこ塞ぐ前に、口塞げよ!って思わずつっこんでみたりしてね(^^;)
ツッコミどころありすぎて、途中でどうでも良くなっちゃうし。
まぁ、つまり、どうでもいいってことよ。

そうねぇ、それでも何が良かった?って聞かれたら、「ミラ・ジョヴォヴィッチ」のスタイルって答えるかな。
まぁ、そんな映画です。
人を次から次へと殺し続けるゲームがお好きな方にはオススメの一本。

ウルトラ・ヴァイオレット 公式サイト

7月 6, 2006 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (1) | トラックバック (5)

2006/06/25

インサイド・マン

デンゼル・ワシントン×クライブ・オーウェン×ジョディ・フォスター×スパイク・リーと聞けば、見ないわけにはいかない。
つまらなくてもいい。
そんな思いで映画館に見に行ってきた。

Inside_man1

<STORY> ニューヨークのウォール街とブロードウェイの交差点近くにあるマンハッタン信託銀行に銀行強盗が立てこもった。 従業員20名、そのとき銀行にいた30名の客合計50名の人質と共に。 ペンキ屋を装った犯人グループは、リーダーのダルトン(クライブ・オーウェン)の他3人。 その銀行に送られた人質交渉人は、腕利きの交渉人がバカンス中だったことから、NY市警でうだつのあがらない刑事キース・フレイジャー(デンゼル・ワシントン)にその役がまわってきた。 フレイジャーは、数日前におとり捜査でちょうどミスを犯したばかりで、名誉挽回にはちょうどいい事件だった。 当然、マンハッタン信託銀行の取締役であるアーサー・ケイス(クリストファー・プラマー)の耳にもその一報が入るが、血相を変えたケイスは、NYで最も秘密を守る腕利きの弁護士・マデリーン・ホワイト(ジョディ・フォスター)を呼び、事態の収束を依頼する。 そして、各々の願いが銀行を中心に交錯する。 強盗のダルトンは、人質と共にジャンボジェットでの高飛びを、フレイジャーは名誉挽回と昇進を、ケイスは穏便な収束を、マデリーンは依頼人・ケイスの名誉を守ること・・。 しかし、事態は彼らが思うようには進まなかった・・・。

「息詰まる心理戦から浮かび上がる大罪と微罪と小さな幸福」

Inside_man2一見、何てことない銀行強盗の話だけれど、この映画の面白さは、その強盗をする過程ではなく、登場人物全ての“思惑と交渉と結果”にある。

銀行強盗を描いた映画は、たくさんあるけれど、こんなに落ち着いた強盗団もナカナカいないし、山積みの金に一切興味を示さない人たちもナカナカいない。
そこで、不思議になる。
彼らは一体、何を目指しているんだ?
そこがねぇ、非常にドキドキしながら見るんだよね。

彼らは何者だ?

そう疑惑を抱き始めた頃、ジョディ・フォスターの登場で、取締役の暗い過去が明らかになったとき、今まで 加害者:強盗団⇔被害者:銀行 と思っていた関係が、そう単純ではないことを知る。

で、彼らは何者なのさ?
それは、今でもなぞ (^^;)
ただ、取締役の暗い過去を知っていて、彼の大罪を暴くために巧妙に警察を操り、その地位を失墜させるために登場してきた謎のグループだ。
彼らの罪もほとんどない。
人質に死亡者も無く、銀行の損害もない。
ただ数日銀行を占拠して、取締役の微々たる財産をいただいただけの彼らの罪はかわいいもんだわ。
それに、彼らに対して、なんだかヒーロー的感覚すら持ってしまうんだから不思議ね。

Inside_man3

Inside_man4小さな幸福を貰ったのは、フレイジャー。
彼が、最初に求めていたものが全て手に入ったんだからね。
その“小さい”も相当デカイよ。
金額にするとね(^-^)
あんなもので、指輪を作ったらとんでもないことになるよ(笑)

一番バカを見たのはマデリーン。
彼女が必死になって作り上げてきた地位がガラガラと音を立てて崩れ落ちたに違いない。
まぁ、あの逞しさがあったら、すぐに起き上がってきそうだけどね。
金髪白人金持ち女=嫌な女 というのが、なんともスパイクらしくていいね。
鼻持ちなら無いイヤミ女というイメージが全く無いジョディが、ここまでどっぷり嫌な女をやるんだから、彼女の演技力とは本当に恐ろしい。
クライブ・オーウェンとの対峙、市長との駆け引き、依頼人である取締役への態度など、その都度、微妙に表情を変えてくる彼女の演技の見所も多い。

Inside_man5監督をしたスパイク・リーは、911以降、そのスケールが大きくなっているけれど、常にアメリカに対し批判的な姿勢を持っていることに違いは無い。
この映画で言えば、第二次大戦当時の話をほじくり返し、さらに現在NYで起きている人種問題を丁寧に織り込んでいくところにスパイクテイストがある。
911の事件から数年経ったNY。
アラブ人はその風貌だけで人種差別を受ける。
その姿を冷静にとらえることで、悪はアラブ人のように見えて、実際の悪は差別をしている市民じゃないか・・と静かに問いかける。
さらに、第二次大戦で取締役がしたように、911を利用して荒稼ぎする人が生まれてくる。
そこに描かれる奥は、なかなか深い。

あのくせ者俳優・ウィレム・デフォーすら普通の人に見えてしまう(ーー;)キャスティング、スパイクの社会派的視線が生きている演出、最後まで結末が分からない巧妙な脚本・・・等々。
スクリーンに描かれる全ての事柄を見逃さずに見て欲しい一本。

インサイド・マン 公式サイト

6月 25, 2006 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (1) | トラックバック (2)

2006/03/05

イーオン・フラックス

3月1日にヤクルトホールで行われた試写会に行ってきた。
一昨年は主演女優賞を受賞し、今年も『スタンドアップ』でノミネートされているシャーリーズ・セロン最新作。aeon_flux1
近未来を舞台にしたSF作品なんだけど、どうかなぁ・・。
つまらなくはなかったけどね~、『シャーリーズ・セロンってスタイルいいなぁ』って感想が真っ先に思い浮かぶ作品だったかな・・(^^;)


<STORY>
2011年、世界ではウィルスが蔓延し人類の99%が死滅。
残った人間は、外界と壁で隔てた都市ブレーニャに移住する。
それから400年経った2415年。aeon_flux5
ブレーニャでは君主のトレバー(マートン・ソーカス)と、その弟オーレン(ジョニー・リー・ミラー)が率いる政府による圧政に市民が苦しんでいた。
イーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)は、その政府を倒す活動をする反政府組織・モニカンの戦士の一人。
ある日、イーオンの妹・ユーナがモニカンの一人だと誤解され、殺されてしまう。
それ以来、イーオンはユーナの復讐のために立ち上がる。
そして、イーオンに下されたのは、トレバーの暗殺指令。
待ち望んでいた指令を受け、トレバーの要塞に侵入するのだが・・・。

これって、どんな話かというと、奇想天外なSFのように見せておいて、実は運命についての物語なのね~。
シャーリーズ・セロンってアクションやるの初めてだったかなぁ。aeon_flux2
ちょっとどうかなぁって思ってたんだけど、彼女は元々バレリーナだったってこともあって、アクションの一つ一つが美しいのね~。
それに彼女はスタイルもいいから、一般人は絶対に着れない、とんでもない(?)衣装も、すごく似合ってるのよ。
今回は、その美しさが見所ね。

で、肝心のストーリーなんだけど、特に観るべきところはない・・かなぁ (^▽^;)
5年後にウィルスが蔓延して人類が滅亡すると言われても、はぁ~そうなんだぁって感じであまりリアリティを感じないのね。
で、そんなイーオンの前に突如現れた運命の相手は、あまりステキじゃないし・・(ーー;)
高度なバイオ技術を持ってるはずの政府もあまり怖くない。
それでも、シャーリーズ・セロンキレイだしいっかぁ・・。
って気分になってしまうから不思議。

監督は、ミシェル・ロドリゲス主演の『ガール・ファイト』で脚光を浴びたカリン・クサマ。
日系アメリカ人だった気がするけど、この映画が持っているテーマ(運命)はいかにも女性らしく、アクションも必要だったことから選ばれたのかな?aeon_flux3
俳優で気になったのは、久々に登場のアンジェリーナ・ジョリーの元夫・ジョニー・リー・ミラー。
『トレスポ』のキレてる彼はどこに行っちゃったかなぁ。
今回、特にインパクトなし。
フランシス・マクドーマンドに、ピート・ポスルスウェイトなんていうベテラン俳優を使ってはいるものの、彼らもイマイチインパクトなし。
ちょっともったいない使い方だね。
aeon_flux4
そうねぇ、シャーリーズ・セロンのナイスなスタイルがとぉーーーーっても好きだって人にはオススメする。
でもぉ、そうじゃない人には、特に目新しいこともなく、心に残るシーンもあまりない。
相手は悪者とはいえ、平気で大虐殺しちゃうシーンもあるしねぇ~。
でも、シャーリーズ・セロンご本人にとっては、アクションができるのよぉってアピールができたかもねという一本。

イーオン・フラックス 公式サイト

3月 5, 2006 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (11) | トラックバック (67)

2006/03/02

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道

第78回 アカデミー賞
  主演男優賞 ホアキン・フェニックス
  主演女優賞 リース・ウィザースプーン
  編集賞
  衣装デザイン賞
  音響賞
全5部門ノミネート作品

あぁ、なんだか羨ましいなぁ・・この二人。walk_the_line1
見終わったとき、そんな感想が真っ先に思い浮かぶステキな映画だった。
描かれているのは、私が生まれる前の時代。
でも、その頃をあまり知らなくても十分楽しめる作品だったよ。


<STORY>
1944年。12歳のジョニー・キャッシュの家族は綿花栽培で生計を立てながら、貧しい日々を送っていた。
そんな日々のせいからか、酒に溺れる父・レイ(ロバート・パトリック)は時折家族に暴力を振るう。
しかし、ジョニーは優しい兄・ジャックと歌が好きな母の愛情に守られながら過ごしていた。
働き者のジャックは綿花栽培だけでは貧しい家族のために、失業救済局作業場でも働いていたのが、そこで事故が起き、亡くなってしまう。
1952年。空軍に入隊したジョニー(ホアキン・フェニックス)は家族と離れ、ドイツへ向かう。
アメリカに残してきた恋人・ヴィヴィアン(ジニファー・グッドウィン)に電話でプロポーズ。
退役して帰国するとすぐに、ヴィヴィアンとの新婚生活を始めた。
家庭を支えるために訪問販売の仕事を始めたジョニーだったが、うまくいかず家賃を払うことすら困難な状況になってしまう。
少しでも生活費を稼ぐために、趣味でやっていたバンドのレコードを製作することを決心。
必死になって歌った姿を認められ、ジョニーに歌手として活動する道が開けた。
その時代は、ジョニーの他に、ジェリー・リー・ルイス、エルヴィス・プレスリーがいる時代であり、ジョニーが昔から憧れてたジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)と共演する機会も巡ってきた。
初めて会ったとき、「あなたの歌が好きよ」と言われたジョニーは、ステージで会うたびにジューンに話しかけるようになる。
気が合う二人は、時にはステージで共演するようにもなり、ジューンに惹かれていくジョニーだったが、お互い結婚し、子供がいる間柄だった・・。

ウォーク・ザ・ラインとは、「まっすぐ歩く」という意味があるらしい。
ただひたすらに、ジューンという女性に向かって歩き続けたジョニーの物語なの。
私が生まれる前の話なので、ジョニー・キャッシュのことは良く知らなかったし、奥さんのことなんか全く知らないんだけど、彼の歌に“I Walk The Line”という歌もあるらしく、そこから来ているみたいね。

でもねぇ、まっすぐ突き進んだ訳じゃないのよ。
二人が出会ったときには、お互いに別の人と結婚していたし、子どももいたし、離婚は罪悪という時代だったし。
その上、ジューンに惚れてしまったジョニーの家庭生活は当然のように破綻してしまうし、薬や酒に溺れてしまうしね。
なんでだろう・・、それでも、このジョニーはすごく魅力的。
「あぁ、どうしようもない」、「あぁ、だらしない」と思いながらも、「あぁ、しょうがないな」と思ってしまうところがある人。

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それは、彼の「正直な心」にあるんじゃないかと思うんだよね。
明らかに、ヴィヴィアンといるときとジューンといるときの表情の輝きの違いや、ヴィヴィアンがジューンに嫉妬して写真を持ち去ったときの彼の怒りの表情には、その時の彼の正直な気持ちが出てる。
それは、ジューンといるときには目が輝き、ヴィヴィアンがジューンを中傷すると、彼は妻としての立場を理解しようとするなんてもんじゃなく、「俺のジューンに手を出すな」という感情が怒りを溢れさせる。
妻のいるジョニーから離れていくジューンと、明らかに恋する相手ではないヴィヴィアンの間でどうにもならなくなると薬に溺れてしまうのは、そこから逃避したいから。
それってすごく卑怯。
それでもジューンが「どうにかしてあげたい」と見放さなかったのは、ジョニーが馬鹿なほど正直だったからじゃないのかな。
もちろん、人として、キチンと話し合って、離婚して正面からジューンとやり直せば良かったんでしょう。
でも、そんな人はジョニーのような歌は歌えない。
だからころ、ジョニーは魅力たっぷりなの。
そんダメ男ジョニーを温かく見守ろうとするジューンの両親にも心が救われるんだよねぇ。
ジョニーはジューンに「君は僕の天使だ」と言ったけど、本当にジューンがいなかったらもっと早死にしていたかもしれないよね。
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そんなジョニーを魅力的に演じたのは、今回アカデミー賞にノミネートされているホアキン・フェニックス。
彼を見ていると、ジョニーと兄のジャックの関係が、ホアキンとリバー・フェニックスの関係にどうしてもダブって見えてしまう。
家族を支えるいい子だったジャック、家族を支えながらスターになったリバー。
その影で天真爛漫に育ったジョニーと、同じく子役俳優として名が売れ始めたリーフ・フェニックス。
ジャックが事故で死んだとき、「なんでいい子が死んじゃうんだ」と嘆く父。
リバーが薬物過剰摂取で死んだとき、現場にいたリバーの弟として思わぬ脚光浴びてしまうリーフ・フェニックス。
ジョニーの人生は、「ジャックを好きだった父に認められること」が常に心のどこかにあった。
兄の死後、しばらく活動を休止し、リバーの弟して知られた名前を改名して俳優業を再スタートすると、アカデミー賞にノミネートされるまでに成長したホアキン・フェニックス。
ジョニーとホアキンは、そんな風に、ついダブって見えちゃう。
子役の時、『バックマン家の人々』に出演していた頃から知っていた私としては、ジョニーが兄・ジャックについて語るとき、ホアキンがリバーについて語っているような気にもなってしまって、余計にグッときちゃった。

walk_the_line5ジューンを演じるリース・ウィザースプーンって、今までコメディに出てる作品しか観たことなかったから、ちょっと不安だったんだけど、すごくいいねぇ。
歌声なんかすごくキレイ。
ビックリだったよ~。

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酒に溺れ、薬の溺れ、まっすぐに歩くことすらできなかった男が、まっすぐに歩けるようになったとき、そこには幸福が待っていた。
うーーーーん。ステキ~☆
これが実話ってのが、またまたいいじゃないの~。

何度かつまづきながらも、お互いが、お互いの場所に戻ってくる。
そんなステキな恋愛をしたい人にオススメの一本。

ウォーク・ザ・ライン 公式サイト

3月 2, 2006 映画-ア行(アメリカ) | | コメント (17) | トラックバック (78)

2006/02/21

ヴィレッジ

2004年制作のアメリカ映画。
今年、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたホアキン・フェニックスが主演。
怖くはないけれど、そのオチってどうなの~~~~??village1
って思わず考えちゃう。
オチを知りたくない人は、まず、映画を見てからお読み下さい。
が、特にオススメって訳でもないのです・・・(ーー;)

<STORY>
19世紀末、深い森に隣接した小さな村(ヴィレッジ)の住人たちは、その森に住むといわれている怪物に怯えながら暮らしていた。
彼らと怪物の間にある掟。

・決して森には入ってはいけない
・赤い色を身につけてはいけない
・警告の鐘に注意せよ

そんな村の掟を守っているのは、エドワード・ウォーカー(ウィリアム・ハート)を長とする長老会。
ある時、その長老会に対し、ルシアス・ハント(ホアキン・フェニックス)が「お願い」を申し出る。
村に住む人たちが病気で死なないように、薬を買いに町まで行かせて欲しいという願いだった。
町に行くには森を通らねばならず、森には入ってはいけないという掟がある。
その掟を守ろうとする長老たちだが、怪物は純粋なものに危害を加えないと信じているルシアス。
ルシアスは、想いを寄せるアイビー(ブライス・ダラス・ハワード)がまるで姉弟のように仲良くしている知的障害者のノア(エイドリアン・ブロディ)を町に連れて行けば、彼の障害が治るのではないかと信じていることもあった。
そんな彼の思いを知ったかのように、その怪物は村にやってくる。
自分のせいだと責めるルシアスだったが、それが、さらなる悲劇を生むことになった・・・。

village2こちらは、ネタバレを含みます。
映画をご覧になってからお読み下さい。

ここに出てくるのは億万長者と世捨て人たち。自分たちに起きた悲劇は文明が発達したせいだと信じていたが、実はそうではなかった・・・。というお話なんだね。

てか、そんなことを訴えるために、こんな大掛かりなことしていいのか・・?
って考えちゃうんだよね。
飛行機ダメ、ヘリコプターダメ、電線無し・・。
いくらなんでも、そんな生活してたらイジワルなマスコミが嗅ぎ付けるでしょう。
それでも、金で解決するのかな・・。
しかし、文明のありがたさを伝えるために、こんな風に演出することしかできなかったのかなぁ・・。
結局さぁ、彼らが守り続けた平和な村でも殺人事件は起きたわけだし、一人は瀕死の重体で、一人は死んでしまったわけでしょ。
それでも、彼らは、あの子は知的障害者だから仕方なかったんだ・・って思うのかなぁ・・。
オイオイでしょう。
はじまりも葬式からだったしね。

まぁ、そうやって今という時代も捨てたもんじゃないよって言いたいのかもしれないけどね。village3
随分勝手な親達の話だよね。
15を過ぎたら町につれてって、村に帰るか、町に住むかの選択の自由をあげなさいよ。
まぁ、小さな宗教のコミュニティがあって、そこでは、あらゆる文明を遮断していて(『刑事ジョンブック』みたいにね)ってのはあるかもしれないけれど、彼らだって外の人たちがどんな生活をしているのかちゃんと知っていて、あの生活を選んでいるわけだよね・・・。
そんなわけで、文句言い出したらキリが無い映画なの。

せめて、自分たちは間違っているんだ・・ってことに気付いたら良かったけど、彼らはそれでも100年前の生活を続けるんだからね。
一人の知的障害者を悲劇の犠牲者にしてね。

village4
まぁ、映画のグチはこの辺にして・・(ーー;)
『シックス・センス』、『センス』、『アンブレイカブル』ときて、このヴィレッジを作ったM・ナイト・シャマラン。
今回の映画で、彼らしさを見るとすればラストでどんでん返しするところと、超常現象ね。
彼の得意分野を集約しているのは、目の不自由なアイビー。
なんと目は見えないが、人の発するオーラの色は見えるという、不思議系。
彼女は愛のために森を走り抜けという「走れメロス」(あれは友情のためだけどね(^^;))見たいな奴なんだな。
でもさぁ、目が見えないんだよ。
そんな感じがしないんだよねぇ・・。
目の見えない女の子に怖い思いをさせて、知的障害者を犠牲にするってのはなんだか・・・。
どうもしっくり来ない。
あぁ、またグチになっちゃった(^^;)

village5どんでん返しもなぁ、怪物の正体も読めちゃったしな。
ラストのオチには、ビックリだったけど・・・。
なんだか、逆に長老グループに怒りが起きちゃって・・。
それに、あの警官はあぁやってじっくり考え込んでる後にしゃべっちゃうな。
それとも柵越えしちゃうかもな。
むしろ、そうしてくれって感じだけどね。

もしも、ホアキンがアカデミー賞を受賞したとして、彼のほかの過去の作品を見直したくなっても、この映画はパスしてもいいな。
『グラディエーター』を見ましょう。
でも、一作ごとに俳優として力を付けていくホアキンは、今後が楽しみな俳優なので、今後の出演作に期待だな。

特にオススメしないけど、これだけ私が愚痴こぼしちゃう映画ってどんなのよと思った人は見て下さい。

WOWOW 『ヴィレッジ』 オンエア情報

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