2010/05/09

ザ・バンク -堕ちた巨像- 国際銀行が舞台のサスペンス

フィクションだけど、本当かも・・・?

インターポール警察のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)がアメリカの検事局のエラ(ナオミ・ワッツ )と合同で調査している事件で、情報提供者が殺されてしまう。

彼の死の真相を探っているうちに、その黒幕には、世界中の軍事産業がいた・・・というお話です。

難しそうな話ですし、実際、ハードな内容ではありますが、テンポよく展開するサスペンスになっているので、最後まで退屈することなく楽しむことができます。

ザ・バンク

この世から戦争がなくならないのは、なぜでしょう・・・?

それは、戦争で、がっぽり儲かっている人がいるからです。
そして、それがもし、いわゆる軍事産業だけでなく、銀行も戦争で儲かっていたとしたら、その銀行のお金には、企業だけでなく、国も関わっているとしたら・・・。

世の中のお金は、小さな国に戦争を起こすために回っているかもしれない・・・。

と、見終わった後に考えさせられる映画でした。


軍事産業で儲かっている人がいるからという考え方は、特に真新しくなくても、そこへ、銀行が資金を流入しているというのは、今まで考えたこともなかったんですよね。

さらに、この「ザ・バンク 堕ちた巨像」は一歩踏み込んで、銀行が武器のブローカーをしているという仮説をたてます。

とんでもないよね。
でも、そのとんでもない話をリアリティある話にして、テンポよく、エンターテイメントに仕上げいている映画でした。

もしかして、外資系の有名銀行がつぶれないのは、軍事産業と戦争のお陰かも・・・と、つい、疑ってしまいたくなります。

この、
「これ、ありそうだなぁ」
というリアル感が、この「ザ・バンク 堕ちた巨像」の面白さであり、クオリティの高さです。

5月 9, 2010 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/08/17

そんな彼なら捨てちゃえば?

男女の恋愛感の違い

土曜日、「そんな彼なら捨てちゃえば?」を見てきました。
男性と女性の恋愛感の違いが良く分かる映画でした。
原題は、
「彼はあなたに気が無いだけ」
ですが、
男性が女性に気が無いということに対し、
「きっと、こういうことがあったから、私にあんなことを言ったんだ」とか、
「きっと、あぁだったに違いない」とか、想像の羽を広げて、あれこれ考えてしまうのが女子ならば、ただ、ストレートに気が無いだけなのが男子という明らかな違いを映画にしています。

そんな彼なら捨てちゃえば

「なるほどね~」
と思うこともあれば、
「あるある~」
と、思うこともあります。

そんな彼なら捨てちゃえば

恋愛群像劇の中で私が共感したのは・・・

この映画の中には、いろいろと恋愛のパターンが出てきます。
恋愛期間が長すぎて、結婚に踏み切れなくなってしまったカップル、理想的な結婚生活を送っていたのに、夫が浮気してしまったカップル、ネットで恋人を探している人、常に恋愛の相談にのってもらっている男女の友人同士・・・など等。

私が、この中で一番共感できたのは、OL・ジジ(ジェニファー・グッドウィン)とバーテンダー・アレックス(ジャスティン・ロング)の男女の友情↓ですね。
ジジというのは、妄想女で、正直、
「ちょっとこの子、面倒くさい!」
と思うタイプなんですよ。
でも、ジジの言ってることって、多くの女性の心の声なのですよ。

気になっている男性の一言一言を何でも良い方に解釈しちゃうとか、
本当は迷惑なのを分かっていて、こっちから連絡しちゃうとか・・・
それに対し、適切なアドバイスをくれるのがアレックスで、
「それは気が無い」とか、
「やめておけ」とか、「そんな男からは逃げろ」とか。
これって理想とか思っちゃうのよね。
だって、男性の気持ちなんて分かるわけないし、分からないから、恋愛が生まれるんだけどね。
しかし、そんな友情がうまいこと成立するはずもなく・・・。

そんな彼なら捨てちゃえば

これからの成長が楽しみな二人

私が意外だったのは、アレックスを演じるジャスティン・ロングです。
すごくだらしなくて、頼りないイメージが多かったのですよ。
ジーパーズ・クリーパーズ」とか、「ダイ・ハード4.0」とか。
でも、今回、バーを仕切ってる姿とか、テキパキバーテンしている姿とか見て、
「なんだ、キッチリした役もできるじゃない」
なんて(笑)
いつもより、頼もしく見えたのでした。

その相手役のジェニファー・グッドウィンも、超リアルなウザイ女を演じていて、注目!でした。

そんな彼なら捨てちゃえば

決め手は監督でした

私が、この映画を見ることを決めたのは、監督が『旅するジーンズと16歳の夏 トラベリング・パンツ』のケン・クワピスだったからでした。
この映画がすごく好きだったので、見なくては!と思ったのです。
旅するジーンズと16歳の夏 トラベリング・パンツ』とは、違うタイプの映画でしたが、共通して言えるのは、
「なんで、こんなに女性の気持ちが分かるんだろう・・・?」
ってことでした。
次から次へと出てくるセリフが、ど真ん中なことが多くて、関心しちゃました。
その辺、さすがだなぁと思ったのでした。

超豪華スター軍団

他にも、ジェニファー・アニストンスカーレット・ヨハンソンドリュー・バリモアベン・アフレックジェニファー・コネリーと、超豪華出演人が、ベタですが、
「きっと、一人はあなたと同じ気持ちの人がここにいる」
という演技を見せてくれます。
いつまでも結婚にこだわるジェニファー・アニストンなんて、ちょっと自虐的で痛々しい感じさえしちゃいます。
ある意味、グッと来ます。
これは、演技なのか、地なのか・・・。

いろんな意味で楽しめるこの映画。
気軽に楽しめるラブコメで、オススメです。

「そんな彼なら捨てちゃえば」公式サイト

8月 17, 2009 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/08/05

G.I.ジョー ジャパン・プレミア

ありがたいプレミアムチケット

もう一週間以上前の話になりますが、『G.I.ジョー』ジャパン・プレミアに行かせていただきました。
少しの努力と、大きな運のお陰で、チケットをゲットしまして、さらに、当日も運が味方をしてくれて、席はランダムだったのですが、前から3列目でありがた~い( ̄人 ̄)舞台挨拶を拝見させていただきました(^▽^)

タイトルから思い描くイメージとは違います

さて、肝心の映画ですが、ほふく前進する陸軍のコンバットな『G.I.ジョー』ではなく、近未来を舞台にしたSFテイストの『G.I.ジョー』です。
所属も、米軍ではなく、NATO軍になっています。
知っておくべき予備知識はそんなもんです。
後は、な~んにも考えずに、アクションを楽しむだけです。

Gijoe

監督らしい映画だと思います

監督は、『ハムナプトラ』、『ヴァン・ヘルシング』のスティーブン・ソマーズです。
なので、いつもと同じように大掛かりな映画です。
この人は、本当にCGが大好きなんだなぁと見ていて思います。

恐らく、その『ハムナプトラ』の流れだと思いますが、イムホテップが、また悪役で出てきますし、ブレンダン・フレイザーもカメオ的に登場します。
セリフもほとんど無いんで、間違い探しのように見ていないと、見落としますよ。
どうせなら、レイチェル・ワイズも出せば良かったのにねぇ。

チーム G.I.ジョー

NATO軍(チーム G.I.ジョー)を率いるのは、デニス・クエイドです。
出番が少ないながら、重要なシーンには必ずいるというおいしい役です。

チーム コブラ

そして、それに対するのが、チーム・コブラですが、イ・ビョンホンは、こちら側にいます。
チーム・リーダーは、クリストファー・エクルストンです。
この人、ハリウッド進出してからというもの、悪役しかやっていない気がしますが・・・。
またしても悪役で、しかも、あまり良いところ無く・・・。
イギリスでがんばっていたころの方が、良質な映画で、いい演技していたのにと思うと、またイギリス映画に出ればいいのになぁと思います。

イギリス好き?

リーダーはクリストファー・エクルストンですが、最も活躍して、この映画で悪チームにいるのに、ヒロイン的役割を果たすのは、シエナ・ミラーです。
ハムナプトラ』のヒロインは、レイチェル・ワイズ だったし、監督は、イギリス女優好き??
しかし、シエナ・ミラーのこの出世には、少し驚きました。
「どっかで聞いた名前だ・・・?誰だっけ・・・?そうだ、ジュード・ロウだ。」
恐らく、多くの人が、そうやって思い出すはず・・・。
ジュード・ロウとの恋も、今では、大きなステップになったことでしょう。

出番もセリフもとても多いと思います

そして、コブラチームで次に活躍するのが、イ・ビョンホンです。
最近、男性たちの間で話題になっている“恐るべき腹筋”もばっちり見れますし、何より、初ハリウッドなのに、「セリフがいっぱいある」ことにびっくり(@@)です。
あの、シュワルツネガーも、ブルース・リーも、ジャッキー・チェンも、ジェット・リーもみんな、ネイティブスピーカーじゃない人は、なまりがひどくてセリフをもらえなかったのに!!
いや~、それだけで、初めの一歩にしては、満足です。

考えないで

まぁまぁ、色々と裏側のコネタを書きましたが、とにかく、何も考えずに見るべき映画です。

ラッキーなことに、とても近くで舞台挨拶を見れたのは良かったのですが、その反動??で、翌日から、怒涛の仕事嵐にあっています・・・。
残業・残業の日々で、毎晩、帰りが夜の10時、11時を過ぎ・・・(ーー;)
訳あって、試写会の次の日は徹夜・・・。
お陰で週末はグッタリ・・・。
神様って見てるなぁ・・・と実感しています。

G.I.ジョー 公式サイト

8月 5, 2009 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009/07/26

さよなら。いつかわかること

口にしてしまうと現実になってしまうから、言えないこと

WOWOWで放送していた、この映画を録画してみました。

劇場公開時見たかったんですよね。
残念ながら見れなかったので、ようやく見れた感じです。
スーパーの店長をしている父(ジョン・キューザック)は、妻・グレイスがイラクへ従軍中に戦死したことを告げられます。彼は、母の死を二人の幼い娘にそれを伝えなければならないが、どうしても伝えることができず、二人の娘を連れて衝動的に旅に出るのですが・・・。

Grace_is_gone

パッとしない、田舎のお父さんをジョン・キューザックがとても雰囲気たっぷりに演じています。
そうか、ジョン・キューザックって、こんな中年のオッサン役が似合う歳になったのか・・・ということが、まず、驚きでした・・・。

いつか、いわなきゃいけないけれど、どうしても言えない。
それが、現実になってしまうから・・・。
自分のことで精一杯で・・・。
そんな苦悩が良く見えてくる映画でした。

だからこそ、ようやく、その苦悩から開放されるように告白するシーンでは、ジーンときて、泣けてきます。
子供たちの反応がリアルでねぇ・・・。
見ていて、気持ちがリンクします。
そんな苦悩を一緒に語り合った家族だから、気持ちを一つにして乗り越えられる。
そう感じさせてくれる映画でした。

7月 26, 2009 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/04/24

スラムドッグ$ミリオネア

“奇跡”を信じている人が見るべき映画

アカデミー賞作品賞受賞作です。

スラムドッグ$ミリオネア

「トレイン・スポッティング」を作ったイギリス人監督、ダニー・ボイルがインドを舞台に撮った作品です。
さすが、インドを舞台にしているだけに、人間、一人ひとりのバワーを強く感じる映画でした。
スラムで育った(スラムドッグ)兄弟と一人の少女を主人公に、ある奇跡を描いた作品です。

力を感じて、力をもらえ!

主役の子どもたちが本当に逞しいのですよ。
まさに、パワフル!!
どんな悲惨な状況にあっても、諦めない力があり、その力が生きる勇気なんですね。
ゴミ貯めで生活していても、物乞いを仕事にしていても、人生や運命を恨むことなく、正直に生きること。
そのパワー。

スラムドッグ$ミリオネア

物乞いを仕事とする子どもたちと、成り上がれない階級制度

インドへ旅行に行ったことがある人なら、物乞いする子供たちや、完全なる階級制度による人間の上下関係を目にしたハズ。
その時、
「もしも、彼らのようにスラムで生まれていたら、人生悲惨だったろう。
日本人で良かった」
と、思った人も多いと思う。
実際、私も十数年前にインドへ旅行した時に、そう感じたのです。
でも、この「スラムドッグ$ミリオネア」に登場する、スラム育ちの彼らの人生は、私が思う以上に豊かで、たくましく、鮮やかで、そんなに悲惨でもないのです。
そこがこの映画の良いところなんですよね。
正に、住めば都で、スラムだろうと、廃屋だろうと、最高の住処にしてしまう彼らの逞しさには、元気をもらいます。

Slumdog2

悲惨な人生も素直に受け入れることで、前向きになれる

毎日の仕事がしんどい?
仕事があるだけ恵まれています。

部屋が狭くて不便?
屋根があるだけラッキーです。

食事がまずい?
人の食事を盗んでないだけ幸せです。

彼らは家も両親も無いのに、それを素直に受け入れて、文句の一つも言わない。

スラムドッグ$ミリオネア

アカデミー賞受賞のワケは・・・

ダニー・ボイルの描いたインドは、色鮮やかで、まぶしいくらい。
今の、世界的大不況で、世界中の大都市で大量にホームレスが出ている時代。
多くの人たちが、この「スラムドッグ$ミリオネア」に出てくる少年たちの姿に勇気付けられるに違いないと思うんです。
奇跡が起きると信じて、また明日もがんばれる。
奇跡を信じるって、近頃、忘れていたと思うのですが、この映画は、その「奇跡を信じること」を思い出させてくれる映画です。

こんな、暗黒の時代だからこそ、もう一回明るく生きて、奇跡を信じてみよう。
そこが、今回アカデミー賞を受賞した理由ではないかと思います。
特に、技術的に優れた映画でもないですし、描かれていることはとてもシンプル。
それに、最後のファイナルアンサーは、結末が分かるんですよね。
それでも、奇跡が欲しいと願い、その通り奇跡が起こると、やっぱり感激して、泣いてしまいました。
どんなに貧しくても、悲惨な状況でも、自分を強く信じて前を向いて生きていればそれだけで、人生豊かになるし、きっと良いこともある。
そう思える映画でした。
オススメです。

→こちら、この映画の原作です。
映画とはまた違う、生の声を聴けそうな雰囲気がします。
是非、読んでみたいと思います。
ダニー・ボイルは映画の出来とは別に、音楽の使い方は、毎回かっこいいですね。
今回は、インドテイストたっぷりの音楽が期待大です。
どうしても映画館へ行けないなら、DVDを予約してしまう??
説明するまでも無い「トレインスポッティング」
この映画無くしてダニー・ボイルなし。
「トレインスポッティング」を、初めて見たときの衝撃は一生忘れません。

4月 24, 2009 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/12/23

スモーク ・・・クリスマスに見たくなる映画

クリスマスに見たい映画は・・・

いよいよ明日はクリスマスイブですね~。
みなさん、いかがお過ごしですか?
暇だから、つい、ネットサーフィンをしてしまったという皆様のために、私から、クリスマスにオススメの映画のご紹介です。

愛煙家の話だから、スモークなんです

知らない人には、ちょっとマニアックな選択かもしれないですが、私が、クリスマスにもう一度見たいのは、ハーヴェイ・カイテルウィリアム・ハート主演の「SMOKE」です。
今では、ちょっとあり得ないと思うのですが、ニューヨークの街角にあるコンビニには、毎日、タバコを買いに愛煙家たちが集まって、タバコを吸いながら日常会話をしていくんです。
その会話を中心に話が進んでいきます。

テーマは家族

彼らの会話に心が温まるちょっといい話のこの映画のテーマは、「失われた家族」です。

私も久しく、この映画を見ていなくて、ところどころ、記憶が曖昧な部分もあるのですが、この映画全体に流れる暖かい空気がとても好きなんです。
主演は、白人や黒人の俳優たちですが、監督は、アジア系のウェイン・ワンですし、資金的にも日本人が出資していることもあって、アジア人に馴染みやすい家族関係が描かれています。

ちょっとネタバレしますと・・・

私は、この映画を東京国際映画祭で見たのですが、その時、とっても感動したのを今でも覚えています。
下のYouTubeは、この映画のエンディング・クレジットなんですが、トム・ウェイツ(これまた、マニアック)の歌をバックに、心温まるクリスマス・ストーリーが描かれています。
これは、この映画の中で、作家が出てくるのですが、彼はクリスマスに関するショートストーリーの依頼を受けています。
ところが、何も思い浮かばず、何も書けない。

何も考えずに、このエンドクレジットを見てください

そこで、周りの人たちに、
「クリスマスのなんかいい話は無いか?」
と聞きまわるうちに、コンビニの主人であるハーヴェイ・カイテルの口から出てきたのが、このエンド・クレジットのショートストーリーだったんです。

最後に、彼は、なぜか、おばあさんの家にあったカメラを持ってきてしまうのですが、この日から、ニューヨークの街角にある自分のコンビニの前に三脚を立てて、毎日1枚ずつ写真を撮るようになるのです、その彼の習慣がこの映画にも描かれています。
つまり、なぜ、彼が写真を撮るようになったのかというきっかけが分かるエンディングにもなっているのです。
バックに流れるのは、音楽だけで、字幕やセリフは、一切無いのですが、暖かい雰囲気が、このエンディングだけでも伝わってきます。
お時間があったら、ちょっと立ち止まって、このショートストーリーを見ながらクリスマスを過ごすのも素敵だと思います。

12月 23, 2008 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (1) | トラックバック (0)

2008/10/11

幸せの1ページ

★特に、見るつもりは無かったのですが、個人的に信頼しているサイトで割りと評価が高かったことと、ジョディ・フォスターの演技に惹かれて、見てきました。
 結果、思った以上に楽しい映画でした。

Nims_island1

★大人気冒険小説を執筆している女流作家アレクサンドラ・ローバー(ジョディ・フォスター)は、外出恐怖症の引きこもり。
 家から出ていない日、16日!?のツワモノ。
 そんな彼女に届いた1通のメール。
 それは、彼女の作品の大ファンだという11歳の少女・ニムからのもので、孤島に住んでいる彼女が助けを求めるSOSのメールだったのです。
 引きこもりのアレックスが彼女を助けることができるのか・・・。

★この映画の面白さは、
 “未知の世界への冒険”です。

★3人の登場人物がそれぞれ冒険をします。
 孤島にニムと住むニムの父親・ジャック(ジェラルド・バトラー)は、新種の海洋生物を求めて大海原へ行くも、嵐に遭い漂流。
 島に残されたニムは、父のいない島で、文明社会と激突。
 サンフランシスコに住む引きこもりの女流作家は、ニムからSOSを受けて、遠く南太平洋に浮かぶ孤島へ。

★私たちの身の回りには、そんなに大げさではなく、小さな冒険が溢れていて、自分のために、そして、目の前にいる大切な人のために、勇気を持って新しい一歩を踏み出そうというのが、この映画のメッセージの一つです。
 知らない人にメールを出すとか、知らない土地へ足を踏み出すとか、知らない人に話しかけてみるとか、それぞれが冒険で、勇気を持って一歩を踏み出すことが、新しい世界の入り口になり、幸せの一ページになるかも知れないじゃないかと。

Nims_island2

★そのメッセージを、たくさんの笑いと一緒に、とても前向きに描いているのが気に入りました。

★妻を亡くしたジャックと、母を亡くし、友人は島の動物しかいないニムと、空想の友人しか話し相手がいないアレックスという、いつも孤独を感じている三人が、ニムを中心にして、強い引力で結びついていくのが、これまた、いいんですよ。

★なんか、ちょっと、それってご都合主義じゃない??と思わないでもないのですが、
「一生一人で生きられると思っているのか?」
というセリフがこの映画の中にも出てきます。
 私も独身なんで、このセリフがグッときてしまったのですが、
「私は一人でも大丈夫」
と言いながら、実際のところ、誰だって不安なんです。
そこで、冒険もしないで、一歩も前に踏み出さなければ、そこには、引きこもりという孤独が待っていて、一歩前に踏み出せば、新しい未来が待っていると思いたいからこそ、多少強引でも、このご都合主義的な展開がとても合っている映画なのです。

★ほとんどの映画館で、公開は今日までなので、映画館では見れないかもしれないですが、DVDで見かけるようになったら、なぁ~んにも考えないで見れる映画なので、ちょっとした息抜きにおススメの映画です。

★プチ情報ですが、この映画に出ているジェラルド・バトラーは、『オペラ座の怪人』で有名になった人ですが、スコットランドのグラスゴー出身で、熱狂的なスコットランド・セルティックサポーターなんです(*^.^*)
 彼曰く、「セルティックにとって、俊輔は、“救世主”だ!!」とのことで、その話を聞いたときから、個人的に、ジェラルド・バトラーに親近感を持っています゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

幸せの1ページ 公式サイト

10月 11, 2008 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2008/05/20

最高の人生の見つけ方

★二人のおじいちゃんがいて、彼らは末期癌。
 余命6ヶ月と言われたとき、さて何をする?
 そんな映画です。

List

★エドワード(ジャック・ニコルソン)は使いきれない程金持ちの実業家、カーター(モーガン・フリーマン)は、コツコツ地味に仕事一筋に生きてきた整備工。
 この共通点の無い二人が出会ったのが、病室だったのです。
 はじめは中々気の合わない二人だったけれど、そのうち意気投合して、二人で一緒に「棺おけに入るまでにするリスト」を作成。
 さすが億万長者の実業家、それを実行してしまうのです。

★スカイダイビングをする。サーキットでレースをする。ピラミッドの頂上へ行く。チョモランマを登る・・・etc.

★でもでも、結局・・・いろんなところを旅したけれど、やっぱり自分の家と家族が一番!
 なんだって。
 そりゃそうよねぇ。
 なんてったって、おじいちゃんですから。

★でも、そんな“加齢臭“を感じさせないパワーが、主役二人の魅力です。
 まるで歳が半分以下の私だってついていけないようなパワー!!

★末期癌で絶望的な気分になりそうなところで、人生最高の友人に出会い、人生最高の思い出作り。
 死ぬ直前まで、「人生なかなか捨てたもんじゃないね」と思えたら最高よね。

★“末期癌と余生をどう生きるか”という今の日本にとてもタイムリーな“終末期”の話でありますが、とってもほのぼのと描かれているので、観ている方は、つらい気持ちより、観た後の温かい気持ちの方がとても印象的です。
 この温かさ、観終わってから納得でした。
 監督は、人生のすばらしさをコメディで描くのがとっても得意なロブ・ライナーでした。
 ロブ・ライナーの作品、正直言って、久しぶりのような気がしますが、さすがだわ~と思ったのでした。

★見終わった後に、温かい気持ちになりたい人におススメの映画です。

最高の人生の見つけ方 公式サイト

5月 20, 2008 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (6)

2008/03/20

スネーク・フライト

★WOWOWでやっていたのを見たのですが、久々にどうでもいい映画を見ました。
 タイトルは『スネーク・フライト』といいます。

Snakes_on_a_plane

★LAのマフィアのボスの殺人現場を見た証人をハワイからLAへ護送する民間機で、蛇が大発生。
 もちろん、その蛇はマフィアが仕込んだものですが、証人を含め、FBI、乗客が無事LAに戻れるよう奮闘する映画です。

★まぁまぁ、ぶっちゃけ、おバカ映画ですよ。
 サミュエル・L・ジャクソン以外、特に見るものがありません。

★実は前日に奇しくもNHK衛星第2で放送していた、同じくサミュエル・L・ジャクソンの傑作『交渉人』を見ていたので、つい比べてしまい、余計間の抜けた感じが否めず・・・。

★しかし、私も映画バカ、見始めたら最後まで見てしまうのが悲しいサガです。

★とにかく、蛇がたくさん出てきて、「逃げろー」と言いたいところだけど、飛行機という密室のため、逃げることができず、ところが、途中でアメリカ特有のご都合主義で、助かるべき人は助かるようにできている映画です。

★B級おバカ映画がお好きな人にお勧めの映画です。
 それ以上は、特に言うことがありません。

3月 20, 2008 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/03/09

世界最速のインディアン

★アンソニー・ホプキンス主演の『世界最速のインディアン』をDVDで見ました。

080309

★ステキなおじいちゃんバート(アンソニー・ホプキンス)の話です。

★ニュージーランドに住むバートは自分の愛車(バイク)であるインディアンで世界最速記録を出すことを夢見てきました。
 ある時、狭心症で残りの人生を安静に過ごすように医者に言い渡されてから、その夢を実現させようとアメリカに渡ることからお話が始まります。

★物置小屋のような家にバイクと共に住み、年金で生活している老人が、夢のために1960年代にニュージーランドからアメリカへ船で渡るんですよ。
 心臓の持病がありながら。

★バートはとってもステキなおじいちゃんです。
 何がそんなにいいかって、常にどんなことがあっても、夢をあきらめないんですよ。
 アメリカに渡って、バイクが壊れていたときも、参加資格が無くて、世界記録に挑戦できなくなりそうだったときも、絶対にあきらめない。

★彼がそのピンチを切り抜ける方法がまたいいんですよ。
 常に、周りの人に声を掛けるんです。
 困ったときは、相手が初対面の人だったとしても、「私はニュージーランドから来ました。今、とても困っているので、なんとか助けて欲しい」と、周りの人に声を掛けるんですね。
 すると、周りの人が、「この地球の裏側から来た老人が困っているようだから助けてやろうじゃないか」と、そのピンチがチャンスへと変わっていくんです。

★これねぇ、見習うべきだし、素晴らしい才能だと思うんですよね。
 私、困ったときに「困っています」と、言えない性格なんですよ。
 損してますよね。 
 そんなことだから、なかなか、成長できないんですよ。
 このバートのように、困っているからこそ心を開けば、周りも心を開いて助けてくれるんですよね。
 本当に、そのバートの人間性に学ばされることばかりでした。

★類は友を呼ぶと言いますが、まさにこの映画はその言葉通りで、素晴らしいバートの周りには、本当に優しくて思いやりのある人ばかりが集まってきて、彼を助けるんです。
 その結果、素晴らしいラストが待っています。
 私は、ラストにホロリときました。

★この映画がさらに凄いのは、これが実話だということ。
 こんなスーパーじぃちゃんが40年前にはいたんだ。
 そのことにまた、ビックリです。

3月 9, 2008 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/02/16

潜水服は蝶の夢を見る

★『潜水服は蝶の夢を見る』は私にとって、久々のフランス映画でした。
 オープニングクレジットを見るまで、フランス映画とは知りませんでしたcoldsweats01
 正確に言えば、フランス、アメリカ合作映画ですが・・・。
 どっか、スペインあたりの映画かと思っており、「良い映画だ」という評判だけを頼りに見ました。
 いや~、見てよかったですshine
 評判どおり、本当に良い映画でしたgood

Butterfly

★フランスで実在した重度の脳梗塞患者が描かれています。
 パリで雑誌『ELLE』の編集長まで務めていた彼が、ある時、発作を起こし、絶望の淵に落ちてしまうのです。
 全身が麻痺してしまい、自由に操られるのは左目と、左目のまばたきだけ。
 最初は、しゃべっていることが周りの人に聞こえないということすら受け入れることができないような状態でした。

★彼がまず最初に取り組んだのは、“まばたき”で言葉を表現すること。
 その“まばたきだけ”で、医者、療法士、家族などとコミュニケーションをとることで、少しずつ現実を受け入れていきました。
 そして、この映画の原作となった著書を書き上げてしまったのです。
 そのことがまず素晴らしいことで、世界中にいる似たような境遇の人たちの希望になると思うんです。

★お恥ずかしい話、全身麻痺になってしまった場合の精神状態って、あまり考えたこと無かったんです。
 極端な話、体が麻痺してしまったら、もしかして、精神的にも不自由になってしまうんじゃないかって思っていた部分もあったかもしれない。

★でも、この映画を見てすごく教えられました。
 不自由どころか、すごく想像力豊かで、ウィットやユーモアだってある。
 精神状態は健常者と全く変わらないし、表現するのにすこし不自由なだけなんです。
 自分の認識力の低さがすごく恥ずかしくなりました。
 また、周りで彼を支えたり、治療にあたったりしている人たちの人間性も素晴らしいんですよね。
 ドミニクに正面から向き合っている彼らも本当にステキな人たちなんです。
 彼らの支えがあってこそ、著作が完成したんだと思います。

★この『潜水服は蝶の夢を見る』という題名は、彼の想いです。
 管につながれ、視界は狭まり(見えるのは左目だけ)、四肢は思うように動かせない。
 それはまるで重たい潜水服を着て、静かで深遠な海の中にいるかのような感覚。
 いつか、さなぎが蝶になるように、重たい潜水服を脱ぎ捨て、自由に世界中を飛び回ることができる日を夢見ているんです。
 その表現力が素晴らしいじゃないですか。
 同じように麻痺している多くの患者の心を代弁するような言葉だと思うのです。

★最初から最後まで、ほとんどが、彼の心のつぶやきと、彼の目線、視界を表すカメラで描かれています。
 彼の言葉の素晴らしさは、前述したとおりですが、この映画のカメラも本当に素晴らしいんです。
 周りの景色が、彼の心の通りに映し出されるのです。
 美しい女性たち、海、森林の緑、涙ぐんで曇ってしまった景色・・・。
 美しい景色に、彼の心情が加わった暖かい映像だと感動してしまいました。

★もしかしたら、今頃ドミニクは蝶になって世界中飛び回っているかもしれない。
 そうだったらいいなと思える、素敵な映画でした。

2月 16, 2008 映画-サ行(アメリカ), 映画-仏 | | コメント (2) | トラックバック (4)

2007/10/06

幸せのレシピ

ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のアメリカ版リメイク映画でございます。

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その元ネタが結構好きな映画である上に、このキャサリン・ゼタ=ジョーンズがあまり好みの女優ではないので、ちょっと迷っていたのですが、かなり評判が良いので行ってきました。

結果、見て良かったっす。

Happy_recipi2

お話は・・・
NYの名門レストランでシェフを務める完璧主義者のケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は独身なのですが、ある日、妹が事故で亡くなってしまい、その娘・ゾーイ(小学生)を引き取ることに。
それと同時期に、レストランのスー・シェフ(副シェフ)が出産・育児で退職。
代わりのスー・シェフ、ニック(アーロン・エッカート)は、ケイトと正反対の性格。
自宅と職場という彼女の生活にとって核となるテリトリーが今まで出会ったことのない人たちにかき回され、思い通り行かない日々に頭を悩ませるのです。

Happy_recipi3

元ネタは、“厳格なドイツ人”ד自由奔放で情熱的なイタリア人”という構図で描かれていて、ヨーロッパならではの作品になっていました。

アメリカ版では、“上昇志向が強く勝気な女上司”ד奔放で社交的で有能な部下”、そして“彼女の悩みのはけ口は定番のカウンセラー”というアメリカテイストに仕上がっています。

ケイトほど完璧主義者でも、個人主義者でもないですが、同じ独身であり、仕事第一主義者として気持ちはよく分かります。
もし、明日から小学生の面倒を見なきゃいけないことになったら・・・無理(ーー;)だし、もし、明日から自分と違った才能を持つ同業者、しかもその才能がとても光っている人が、自分の部下になることになったら・・・ストレスでどうにかなりそうだもんね・・・(ーー;)

それでかなぁ、ケイトってすごくイヤミな女で、面倒くさい人だけど、気持ちが分かるから嫌いになれないし、何より、ニック(アーロン・エッカート)がすごくステキだから、グイグイ入り込んで見ちゃうのです。

こんなステキなアーロン・エッカートは『エリン・ブロコビッチ』以来。

優しくて、勇気(ケイトに惚れるなんて)があって、情熱的で、寛大な心の持ち主。
まぁ、多少、『エリン・ブロコビッチ』の時のキャラとカブってなくもないけどね。
そんなことはどうでも良くなるぐらいステキ。
ゾーイに対する接し方なんて最高。

Happy_recipi4

でもでも、いくら心の広いニックだって、いつまでも個人主義的なケイトとは付き合えないわよね。
周りの人には、「何よりも必要なのはカウンセリング」だと思われていたケイトなのですが、初めは疎ましいとさえ思っていたニックとゾーイの存在で少しずつ心が開いてくるのです。
必要なのは、カウンセリングでもなく、重要なポストでもなく、本気で自分のことを考え、必要としてくれる誰かなのです。

忙しい毎日で、仕事のことばかり考えていると、その“誰か”のことに気付かないまま失ってしまうのです。
そのことに気付かせてくれるために、ケイトのそばにはゾーイがいるのです。

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この映画の原題は『No Reservations(予約なし)』です。
ケイトは、予約しないと食事することができないような一流レストランで働いていました。
その彼女がラストでは、予約のいらない小さなビストロで働いています。
上昇志向の強い彼女が、要予約の店から予約のいらない店で働くことになるなんて、ニックやゾーイと出会う前にはあり得ないことでした。
しかし、彼らに会い、出世を捨てて得たものは大きな幸せでした。
「肩の力を抜いてみませんか」というメッセージを感じる気の利いた題だと思います。

幸せのレシピ 公式サイト

10月 6, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/24

スタスキー&ハッチ

ベン・スティーラーとオーウェン・ウィルソンのおバカ映画です。

Starsky_and_hutch1

他にも、ヴィンス・ボーンや、スヌープ・ドッグ、ウィル・フェレル(カメオ??)、ジュリエット・ルイス等々、豪華な出演陣です。

しかし、このベン・スティーラーと、オーウェン・ウィルソンが今までコンビでやってきたおバカコメディからすると、あまり新鮮味がないのが残念な作品です。

Starsky_and_hutch2

もちろん、今までどおり笑える要素はたっぷりです。
しかし、あぁ、これって、前もこんな感じ(例えば『ズーランダー』)だったなぁって感じがしちゃうのね。

元ネタはアメリカの刑事ドラマらしいけど、残念ながらよく知らず・・・。
この主演の二人は同世代のはずだから、この人たちは子どもの頃見たのかな・・?
その辺はよく知りませんが、その元ネタの本物が登場するのがご愛嬌。
しかし、知らないわけだから、その辺も「ふ~ん」で終了。

Starsky_and_hutch3


ただし、ファッションだけは別。
70年代ファッションがとにかくステキ。
あぁ、こんなの真似したいなぁってスタイルがいっぱい。
目で楽しみました。

まぁまぁ、悪口いっちゃったけど、たまには、こんな、なぁんにも考えなくていい映画も必要かな。

DVDで十分だけどね。

スタスキー&ハッチ 公式サイト

9月 24, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/28

ザ・シューター/極大射程

原作が超面白いという噂を聞いていました。
「読んでみようかなぁ・・でも銃とか興味ないし・・」と思っていたところ、マーク・ウォルバーグ主演で映画化されたのを知りました。

あまり興味なかったのですが、ちょっと見てみようか・・と行ってみたのです。

Shooter1


海兵隊員のスワガーは、アフリカでの平和維持活動作戦中、敵陣の中で置き去りにされた上、相棒は死亡してしまう。
その後、無事兵役を終えて除隊後、山の中で隠遁生活を送っていた。
そこへ、国に仕えるという人間が彼の元へやってきて、ある仕事の依頼をする・・。

というお話なのですが、その“ある仕事”というのが、実は彼をはめるワナでして、そのワナを仕掛けた相手にスワガーが仕返しをするというお話です。

この映画に悪役で出ているダニー・グローバーはインタビューで、
「私は、平和主義者で、戦争反対運動をしているんだ、だから、こういう映画で、こういう役をやるのは、正直困るんだよね・・」なんて苦笑いをしていました。
彼の言うことも分かります。
平和主義者の人が見たら、確実に眉間にしわを寄せるだろうと思われるぐらい、リアルな銃撃戦が繰り広げられます。
Shooter2

でも、この映画で、もろに馬鹿にされているのは、ライフル協会に操られる上院議員と、議員の言いなりになる元海軍兵士たちです。

そんなおバカさんたちに戦いを挑むスワガーという男は、かなりかっこいいです。
正直、あのマークがこんな俳優になるなんて思っていなかたっす(^^;)
前作、『ディパーテッド』の時も思ったのですが、随分良い俳優になったなぁと思ったのです。
Shooter3

今回も、立ち居振る舞いからして、海軍兵士なんですよ。
決してうまいとは言いませんが、以前の浮ついたアイドルタッチが抜けきらないマーク・ウォルバーグがいつの間にか俳優になっていました。

上院議員に、CIA、FBI、海軍上層部はみんなおバカさんであり、石油のためなら大虐殺だってやりかねない現在のならず者国家(=アメリカ)が描かれています。
分かりやすいし、「あり得るだろうな・・」とも思うし、よく映画化したなぁとも思います。

しかし、「目には目を」みたいなやり方になってしまったラストはちょっと気に入らないです。
もっと、クレバーなやり方は無かったのか・・と考えてしまいました。
まぁ、だからこそ、ザ・シューターであり、極大射程なのかもしれないですよね。
そこを徹底させたらそうなるのかもしれないですけど・・。

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どんなラストだったのかは、ここでは言いません。
なかなか面白い映画でしたので、見て確認していただけたらと思います。

6月 28, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/22

ゾディアック zodiac

これ面白いのだ~。

先日、予定外の時間ができ、時間ができたとなると、私がすることはただ一つ、映画館へレッツゴーですよ。
もうね、これは、「神が私に『ゾディアック』を見ろ!」と言ってるなと。
それぐらいの勢いで行きましたよ。

何せ、監督のデビッド・フィンチャー(『セブン』、『ファイト・クラブ』、『ゲーム』、『パニック・ルーム』)が大好きで、どうしても見たかったんですよ。
もぉう、「神様どうもありがとう!」ですね。

Zodiac1

舞台はサンフランシスコです。

ある連続殺人犯が登場します。
彼は、ある暗号文を新聞社の送りつけた上、それをトップページに載せない場合、今後も人を殺し続ける・・と“殺人予告”をするのです。

彼は、名前をゾディアックと名乗ります。

そのゾディアックの暗号の謎に取り付かれてしまった新聞社の風刺漫画家・グレイスミス(ジェイク・ギレンホール)、事件記者・ポール・エイブリー(ロバート・ダウニー・Jr)、担当刑事・トースキー(マーク・ラファロ)の3人を中心に描かれています。

ちなみに、これは実話が元になっています。

Zodiac2

映画のスタートからいきなり殺人シーンから始まるこの映画は、最初から終わりまで、ある一定の緊張感が続きます。
それは、『いつ何が起こるか分からない』という恐怖感です。

その緊迫感は、カメラの位置から生まれます。
この映画の中では、90%近い確率でカメラは、“人の目線”の位置にあります。
俯瞰のシーンなんてほとんどありません。
そのシーンでの中心人物が座れば、座ったときの目の高さになり、寝ればベッドの高さになり、もちろん立てば立ったときの高さにカメラがいます。

そのカメラの高さ(=目線の高さ)が、非常に緊迫した臨場感を観客に与えているのです。

だからね、全身真っ黒で、体のがっしりとした男が、被害者達に迫り、殺そうとしているシーンでは、リアルに「あぁ~殺される~~~」と思うのですよ。
心臓が弱い人にはオススメできません。

そこまで見せられると、「こんな奴は、何としてでも逮捕してくれ。殺してくれ!」と思うでしょう。
しかし、なかなか捕まらないんですよ。
このどうにもならない不条理。
「あぁ~どうしてぇ~」と思わず叫びたくなります。

Zodiac3

このゾディアックに関わった人々のその後も散々です。
家庭崩壊、廃人、退職・・・。
そして、「こいつがゾディアックだ」と思われた人間も、本人が想像もできない結末を迎えます。

もしも、このゾディアックがまだ元気に生きていて、この映画を観ていたら、なんと思っているだろう・・と想像しました。
ほくそ笑んでいるだろうか・・。
何も感じないだろうか・・。

この事件が起きたのは、1970年前後、まだ科学捜査が発達していない頃の話。
DNA鑑定も、指紋照合も、今よりレベルが低いから犯人は捕まってないんだ・・。
と思いたい話です。
このゾディアックが生まれるのが30年遅かったら、ちゃんと犯人が捕まっていただろうか・・。

そう考えると、夜の湖が怖くなる映画です。

ゾディアック 公式サイト

6月 22, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007/05/20

ザ・センチネル-陰謀の星条旗-

『24』の流れで、キーファー・サザーランドの最新作でも見てみようと思い、見てみたけれど・・・。

Sentinel

マイケル・ダグラスとキーファー・サザーランドとエヴァ・ロンゴリアは、シークレットサービスに所属しています。

ある日、他のシークレットサービスが暗殺され、その事件を追ううちに、シークレットサービスの内通者を巻き込んで大統領暗殺のテロ計画があることが明らかに。
そこで、シークレットサービス全員が嘘発見器にかけられ、ウソが発覚したのは、マイケル・ダグラスただ一人。
彼には、誰にも言えない秘密があった・・。

そんな話です。

まぁ、ネタバレ承知で言ってしまいますが、マイケル・ダグラスの秘密とは、大統領夫人、つまりファースト・レディとの不倫関係のことです。

そこまではいいのですが、そこから先、内通者を暴くやり方がグダグダで、ユルユルです(ーー;)

なんて言うか、シークレットサービスがそんなに穴だらけで大丈夫なのか?
と言いたいですね。

だいたい、なんでシークレットサービスごときが、ファースト・レディと個人的な関係を持てるんだ?っていうの。
そんなことがあったら大変だよ。
さすがエロエロオヤジのマイケル・ダグラス。笑えるわ。

で、こちとら『24』の流れで見てるじゃないの。
ジャック・バウアーじゃなく、キーファー・サザーランドの出番がまるでなくて食い足りない。
いつもだったら、もっとガッツリやってるじゃないの~ってところも、マイケル爺さん登場で、二の足踏んだり。

『デスパレートな妻たち』で大ブレイクのエヴァ・ロンゴリアは、「これを機にテレビは『デスパレート~』だけにして、将来的には映画一本にしたい」なんてことを申しておりますが、まるで、アピール無しなんだけど、大丈夫だろうか・・(ーー;)

そんな感じ(?)であらゆるところがユルユルな映画です。
テロリストは、なんのために大統領暗殺をもくろんでいるのかさっぱりだし、テロリストがどころに潜んでいるのか分からない緊迫した状況の中で、ファースト・レディはフラフラと車から出てきちゃうし、マイケル・ダグラスは逃走中にもかかわらず、居場所を知らせたいかのように携帯使ったりPC使ったりするのよね。

ちなみに、真犯人もかなり分かりやすいです。

まぁ、そんな感じですので、エロエロマイケル爺が好きならばオススメしますが、ジャック・バウアーをキーファー・サザーランドに求めてもここにはいません。
エヴァ・ロンゴリアも『デスパレート~』のセクシーさはここにはありません。

ザ・センチネル -陰謀の星条旗- 公式サイト

5月 20, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/05/06

サイドウェイ

GW(といっても今日から通常営業してるのですが)の〆に、このステキな映画を見ました。

Sideway

主人公はマイルス(ポール・ジオマッティ)とジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)の二人の中年男です。
週末結婚するジャックのために、マイルスはカリフォルニア州にあるワイナリー巡り1週間の独身旅行をプレゼントします。
ワインを飲んで、ゴルフをして・・・という旅を企画していたマイルスですが、ジャックは最後の独身時代を満喫するために、ナンパすることしか頭に無いのです。

そんな二人は、地元の女性二人、マヤ(ヴァージニア・マドセン)とステファニー(サンドラ・オー)と出会うのです。

人生どんなにつまらないし、ままならないと思っても、たまにはちょっとわき道にそれてみたらどうだろう・・・。と、この映画は言っています。

例えば、主人公のマイルスは悲惨な男です。
背が低く、ハゲていて、太っているし、足は短いし、2年前に妻に逃げられ、作家になるために小説を書きますが出版社はどこも振り向いてくれません。
そのため、常に精神安定剤を持ち歩いているような状態です。
悲惨でしょう。

でも、彼には誰よりも優れている部分があります。
それは、ワインに関する知識です。
彼の知識はワイナリーでも認められるほどです。
見ていて、絶対ソムリエになった方が成功すると思うほどなんです。

しかし、悲しいことに本人はそんな才能に気付いてなく、女性に持てるはずがないと思っているのです。
そこがまた悲劇なんです。
でも、人生ってそんなもんだと思うんです。
他人が見たら、「この人はここが誰よりも光っている」と思うことも、本人は全く気付いていないものです。

マイルスは、女好きの最低男であるジャックとちょっと寄り道(サイドウェイ)をすることで、自分が本当に好きなことと、本当に大事にしたいことに気付くのです。

マヤはマイルスに言います。
「ワインは、日々ボトルの中で熟成されていく。
だから、開ける日によって味が違うの。
今日開けた時の味は、一年前と違っているかもしれないって考えるの」
まるで、人間みたいだなぁと思いながら聞いていました。

私たちは、同じような毎日を過ごしているようで、日々、少しずつ違います。
同じことをするにも、ちょっとずつ違っているのです。

それだからこそ、ワインがおいしくて、奥が深いように、人生も楽しくて奥が深いのです。
明日の自分は、今日と違う自分がいるかもしれない。
一週間で人生が変わったマイルスのように・・・。

そう思ったら、毎日つまらないと思っている人でも、明日からの人生にちょっと希望が出てくるかもしれないですね。

サイドウェイ 公式サイト

5月 6, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/05/05

スパイダーマン 3

これは、やっぱり映画館で見なくちゃ。
というわけで、GWを利用してこの『スパイダーマン3』を見てきました。

Spiderman3

今回のテーマは「心の闇」と「許し」です。

人間は誰しも、傲慢や憎悪、怒りといった感情を持ちますが、スパイダーマンにもそういった一面を持たせることで、“人間スパイダーマン”を描いています。

この映画スパイダーマンシリーズは、いつも人間的な一面を大事にしています。

スパイダーマン=ピーター・パーカーは、いじめられたり、失恋したり、叔父が殺されたり、親友の父と敵対することで、常に、葛藤してきました。

今回は、その葛藤がメインになっています。

ピーターが傲慢になったり、叔父の仇に出会ったり、失恋したりすることで、“心の闇”が大きくなったとき、ブラックスパイディーに変化してしまいます。

心の闇は、少しずつピーターに寄生し、ヒーローをヒールに落としていきます。

でも、もちろん、そんなことは人間にだったら誰にでもあることですよね。
誰にだって、「こいつ殺してやりたい」と思う瞬間があるんです。
ピーターは等身大の人間なんです。
その特別に与えられたギフトを無駄遣いしてしまいました。

毎度、ピーターが困ったときに適切なアドバイスをしてくれるのは、天国にいる叔父さんと、今では離れて暮らしている叔母さんです。
今回も、叔母さんはいいアドバイスをしてくれました。
天狗になっていたピーターの鼻を見事に折ってくれました。

目上の人の言うことは、聞くもんですよね。

叔母さんに目を覚まされたピーターは“許す”ことを学びますが、その場所が教会ってのが、キリスト教的考えが出ていていいですね。

“人を許すこと”は、“心の闇”を解き放つことにつながるとこの映画では言っています。
“闇”に取り憑かれた人が辿る運命は“死”です。

まぁ、もちろん、スパイダーマンは小さい子から大人までが楽しめる娯楽作品ですので、そんなに堅苦しくはないし、説教臭くもありません。
“心の闇”の象徴を地球外生命体にし、“許し”がハリーを正気にさせることで分かりやすく表現しています。

人が妬みや、恨みで殺意を抱くとき、その人自信も破滅の道を辿ることになる・・・。

なんだか、「スターウォーズ」で聞いたような話ですが・・・(^^;)、スパイダー版のダークサイドがここにあります。

スパイダーマン3 公式サイト

5月 5, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/04/06

ステップアップ

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超急ぎの仕事が無かったので(急ぎめの仕事はあるんだけどねf^_^;)、仕事を早めに終わらせて映画館へ出掛けた。
見たのは↑ステップアップ。
ストリートダンサー♂とクラシックダンサー♀の恋。
実は、すごく見たかった訳ではなく、その時間に見れるのは、それしかなくて…。
話はありがちで、幸せで悩みなんかなさそうなお嬢様と、将来のことなんか何も考えてなさそうな不良が実はそうではなく、次第に惹かれあっていくの。
まぁ、何年かに一度はアイドル予備軍主役にそんな感じの映画ができるよね。
なので、ストーリーとしては、始めの30分ぐらいで終わりが読めるくらい分かりやすいから、どうでもいいんだけど、一生懸命に夢に向かう姿っていうのはいつ見てもいいもんだね。
踊りもいいけど、音楽もいい。
加えて、貸し切りだった近所の映画館もいい(-.-;)

4月 6, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/03/17

幸せのちから

どんなに忙しくても、一週間に一本は映画を見ないとブルーになってしまうので、無理やりでも時間を作って見に行くことに決めたの。

今週は、ウィル・スミス主演の『幸せのちから』
養うべき息子を大切にしたい一心でがんばりつづけるお父さんの姿にグッとくる映画です。

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<ストーリー>
80年代28歳だったクリス・ガードナーは、仕事がうまくいかず、収入もほとんどない上に、妻に逃げられ、5歳の一人息子と二人で生活していくはめに。
あるとき、フェラーリに乗った男性からのアドバイス
「人と数字に強いところを見せれば証券会社で成功できる」
という言葉から、駆け込みで就職活動をする。
面接で重役たちに気に入られたクリスは、見習いとして入社を許可される。
しかし、その見習いとは、
「・正社員として入社できるのは、見習い20名のうちのただ一人
・見習い期間の半年間は無給」
という厳しいものだった。
無給では、息子を養っていけないと一旦あきらめかけるが、成功を信じて受けてみることに。
その日から、平日の昼は研修生、夜は父親、土日は医療器具のセールスマンという生活が始まるのだが・・・。

Pursuit_of_happyness_2

毎日帰る家があって、毎食食べる食費があって、毎晩寝ることができる温かい布団があるってことが、どれだけ幸せなことかってことが良く分かる映画。
私みたいなパラサイトシングル(懐かしい響きだ・・)は、親に感謝しないといけないよ(^^;)
しかし、この映画を見ていて伝わってくるのは、そうした苦労話よりも、父と息子が二人で暮らす姿の微笑ましさ。
微笑ましいなんて言ったら失礼かもしれない。
本人たちは、必死だったんだから。
トイレに寝泊りしたことだってあるんだからね。

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父は、ひたすらに生活の苦しさを息子から隠そうとするけれど、いくら5歳と言っても父の苦しさは息子に伝わってしまう。
だからこそ、あまりワガママを言わないこの息子の姿に泣かされる。
そんな息子だったけれど、そんな生活へのストレスは大事にしていたフィギアを落としてしまった時に爆発してしまう。
号泣しながら、「あれを拾ってぇ~」と言い出して止まらない。
彼にとって“あのおもちゃ”は、日々、寝床が変わるという環境の中で、唯一変わらない友達だった。
思わず、私ももらい泣き。
結局、その落としてしまったフィギアが彼の手に戻ることは無かったけれど、彼にとっては、父親の生活の大変さを知る決定的な出来事になったかもしれないね。

Pursuit_of_happyness_4

そこで、代わりのおもちゃを買ってあげることができないという環境が、この親子を成長させたし、父が息子のために必死になった原動力にもなってる。
クリスにとっては、息子がいたことで成功できたんじゃないだろうか。
だからこそ、この親子関係は、とっても微笑ましい。

シリアス路線と、コメディ路線を計算しているかのように交互に演じているウィル・スミス。
今回のシリアス路線は、彼の出演作の中では、『私に近い六人の他人』が一番近いような気がする。
なんか、久しぶりに『私に近い~』を見たくなったもん。
俳優でブレイクする前は、ミリオンセラーの歌手だった彼。
天は二物を与えるなぁと関心。
ラスト、研修最終日に結果報告を受けたときの表情はとっても印象的。
「泣かせるなよ~」って感じだなぁ。

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公開当時、日本でも話題なったけど、息子役は、ウィル・スミスの本当の息子。
この子の目がお母さんにそっくりでねぇ。
たまに、表情がジェイダ・ピンケット・スミスを見てるみたいな感覚にもなったりして、お母さん役がサンディ・ニュートンだってことを忘れちゃったりもして(^^;)
まぁ、ウィル・スミス夫妻の離婚はあまり考えられないけれどね。

父と幼い息子の交流ってのは、傑作『クレイマー、クレイマー』を思い起こさせることが無きにしもあらず(^^;)だけど、明日から自分もがんばろう。っていう気分にさせるのは、確実なので、DVDが出たらオススメ(公開はほぼ終了してしまっているので)です。

幸せのちから 公式サイト

3月 17, 2007 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/05

サイレントヒル

夏と言えばホラーでしょ。
ホラーって、中身が薄いのが多いからいまいち好きじゃないんだけどさ。
だけど、何だか気になっちゃって、ついつい見ちゃうんだよね。

Silent_hill1


<STORY>
ローズ(ラダ・ミッチェル)とクリストファー(ショーン・ビーン)のダ・シルバ夫妻は、シャロンを養女に迎える。
ところが、そのシャロンが夢遊病にかかり、毎夜のように外を出歩いては「サイレントヒル」という言葉を発する。
ローズは、そのサイレントヒルの意味を知りたがるが、クリスはカウンセリングで薬物療法
を受けることを望んでいる。
薬物療法はシャロンに効果があるように見えないだけでなく、ますます症状がひどくなると感じていたローズは、クリスに内緒でウエストバージニア州にあるゴーストタウンのサイレントヒルにシャロンを連れて行く。
ところが、ローズが運転する車がサイレントヒルに入った途端事故に遭い、ローズはハンドルに強く体を打ち気を失ってしまう。
翌朝、彼女が車の中で目が覚めたとき、助手席にいるはずのシャロンがいなくなっており、そこには、ただ1枚の絵が残されていた。
その絵を頼りに娘を探し始めるローズ。
しかし、その地は空から灰が降り、地下では火がくすぶり続け、死者たちがさまようゴーストタウンだった。

う~ん。Silent_hill2
これは、ネタバレになってしまうかもしれないけれど、お話が『仄暗い水の底から』になんとなく似てるんだよね。
シングルマザーと一人ぼっちの子ども。
ネガティブで陰湿な感じが、似てるなぁ~と思っていたら、これってコナミのゲームなんだね。
そいういう、イジメとか、取り残された子どもとか、陰湿な感情は日本人が得意とするものなのかね。
ゲームに全く疎い私は、そんなゲームの存在すら知らなかったけどね(^^;)
日本じゃ、シングルマザーの家庭ってダークなイメージなのかなぁ。
そんなことない家庭もいっぱいあるのにねぇ。

でも、その存在を知らなかったお陰で(?)、一切先入観なく見れたものだから、途中まではなかなか面白かったのですよ。Silent_hill3
クリーチャーなんかさぁ、実写とCGの組み合わせだと思うけど、なかなか良くできてるのよねぇ~。
リアリティを感じないところが難点だけど、トイレの一室に、鎖で縛られた男がいてねぇ。
そいつがなかなか怖いのよ。
なぜ、その男が鎖で縛られていたのかは、最後の最後に訳が分かるんだけどね。
怨霊ですの。
人間恨みを買ってはいけないね。

主人公のローズは、その死者たちに殺されそうで殺されないのね。Silent_hill4
それはぁ、彼女が“選ばれし者”だからなのよ。
でも、なぜ彼女が“選ばれたのか”については、ラストに説明があるけれど、かなりツメが甘い。
もっとさぁ、ローズの出生とか、前世とか絡めていったら深くなるのになぁ~( ̄з ̄)
「えぇ~、私にはそんな秘密があったのぉ」って本人も知らないことが裏で起きてたりしたらね。
なかなか怖くなると思うんだよね。

そこのツメの甘さだけじゃなく、ラストのラストに待っていたのは、オカルト的大虐殺で(ーー;)
またかよぉ~。
怖くないんだよなぁ、こうなっちゃうとねぇ~。
もうCGアニメだもん、リアリティもないしね。
まぁ、所詮ホラーだし、ゲームだからね…。
味が薄くてもいいか…。
ってことになっちゃうんだよね。

主役のラダ・ミッチェルは、最近『ネバーランド』にも出ていたけれど、『ピッチ・ブラック』以来久々のアクションじゃないかな。
順調にキャリアを積んでるねぇ~。
ちょっとイヤミな悪役も、子どもを守る母もやるのね。
この映画でのさぁ、ラダ・ミッチェルの走りっぷりがとっても良かったもんだから、
帰りにランニングして帰っちゃった(^^;)
なんだか、彼女が軽々走ってる感じだったのよね。
私の場合は、ゼーゼー( ̄□ ̄;)だけどね(笑)

Silent_hill5 ショーン・ビーンがえらく出番の少ない役だったのもビックリだったけど、久しぶりのデボラ・カーラ・アンガーが妙にきれいで印象的だったな。

まぁ、結局はですねぇ、“人の恨みは恐ろしい”って話でして、この辺の怨念だの、因縁だのってのは、非常に日本的であります。
一度、闇に入ったものは戻ってこれないそうで…。
一番可哀想なのは、全てを知ってしまいながら、何が起きているのか一つも分かっていないクリストファーかも…。

ツメが甘くて、内容がイマイチ薄いけど、絶叫系ホラーが好きな人にはオススメ。

8月 5, 2006 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/27

ソウ

2004年のアメリカ映画。
毎年、「あぁ見逃しちゃった・・・(T-T)」と柄にも無くウジウジ後悔する映画が毎年何本かあるけれど、これはそのうちの一本。
運良くWOWOWで放送されていたので、録画して鑑賞。
私が思っていた映画とはちょっと違っていたけれど、ラスト15分が圧倒的な面白さ。
なるほど、見て良かったのでございます。saw1

<STORY>
ある密室で目覚めたゴードン(ケーリー・エルウェス)とアダム(リー・ワネル)。
二人とも部屋の隅ににむき出しになっている管に片方の足を鎖で固く縛られいて、お互い手を伸ばしても届かない対角線上のところにいる。
その間には血を流した一体の死体。
各々に与えられたのは一本のテープ。
そしてそのテープが告げる指令は、「6時までにゴードンがアダムを殺すか、両方が死ぬか」
さらに、ゴードンの妻(モニカ・ポッター)と子どもが犯人に拉致されていることも発覚する。
自分が置かれている立場に全く身に覚えが無い二人だったが、ゴードンは数日前に警察から事情聴取を受けていたことを思い出す。
タップ刑事(ダニー・グローバー)が追っている連続殺人事件の現場付近から、ゴードン医師のペンライトが発見されたため、犯人として疑われたのだった。
ゴードン医師にはアリバイがあったために容疑は晴れるが、まさか自分が犠牲者になるとは・・・。

密室に閉じ込められた二人は、あれこれ画策するが、出口が見つからないまま終わりの時間がせまっていた・・・。

saw2
ラスト15分がすごく面白い。
それを見るために、それまでの時間があったのかと思えるぐらい面白い。
まだ見ていない人のために、一切ネタバレはしないけれど、血が苦手じゃなければ是非見て欲しい。
血とか、痛いのが苦手な人にはオススメしないなぁ。

お話としては、拉致されてから密室で目覚めるというシチュエーション、犯人が見えないというストーリー展開からビンチェンゾ・ナタリ監督の『CUBE』を思い出すね~。
犯人の名前もジグソーなんていうし、難解な謎解きが待っているんじゃないのぉ~!!とワクワクさせる。
でも、その辺りはちょっと肩透かし。
全ての事件に対して、一貫性が感じられないんだよね。
犯人が選んだゲームの駒に対して、「なぜ選んだのか」があまり見えない。
ゴードンとアダムはいいとしても、それ以外の駒はなぜ選ばれたんだろう・・・。
その辺の理由付けは、デヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』の方が際立ってるね。
もちろん、計画性があったんだと思うけど、もうちょっと明確にその意図を見せて欲しかったんだよね。
計画性が無い犯行だから面白いのか、それとも物足りないのか、それは見た人の感じ方次第かも。

saw3
でも、まぁそんなことを補うぐらいストーリー展開は面白いわけで。
密室、誘拐、謎解き、流血、サイコ・・・。
サイコスリラーを面白くさせる要素をほとんど含んでる。
閉所恐怖症の人は見ていられないんじゃないかと思うこの映画を作ったのは、脚本リー・ワネルと監督ジェームズ・ワン。
二人は、オーストラリアの映画学校で出会い、この映画の企画を思いつき、二人でワンシーンをDVDに収めてアメリカで売り込んだらしい。
そのDVDの面白さから制作が決定しただけでなく、リー・ワネルはアダム役で出演が決定。
完成した映画をサンダンスで上映したところ、熱烈歓迎を受けて、配給会社は拡大公開を決定・・・。
ってことになったらしい。
そんな裏話もアメリカンドリームっぽくて面白いよね。

saw4
今頃、パート1を見てるってことは、もちろん、昨年公開されたパート2を見てないってことで・・(^^;)
こうなると2も見たくなっちゃうね~。
来月DVD出るんだって~。
ちょっと楽しみだな。

口は災いの元と言います。
気付かぬ間に、人を深く傷つけるようなことを言ってしまった記憶がある人は、今のうちに謝っておきましょう。
取り返しのつかないことになりますよ・・・。フフ。
あぁ、いけない。
そんなこと言っている私も、ついつい口が滑ってしまった・・。

サイコものが好きな人にオススメの一本。

ソウ 公式サイト

WOWOW 公式サイト

2月 27, 2006 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/02/10

ジャーヘッド

TOKYO FMホールで行われた試写会に行ってきた。
ビジネススタイルエバンジェリスト(?)の小阪 裕司氏のミニトークショー付き。
エバンジェリストって伝道師って意味があるらしい。
エヴァンゲリオンの熱狂的ファンなのかと思ったよ・・・(^^;)jarhead1

映画は、アカデミー賞作品賞、監督賞を受賞したサム・メンデスの新作。
描かれるのは、20歳の海兵隊員が見た湾岸戦争の風景。
戦争に行くことなんかありえない女の私にとっては、かなり興味深い世界だったなぁ。

<STORY>
1989年、18歳のスウォフォード(ジェイク・ギレンホール)は祖父も父も海兵隊員だったことから大学進学ではなく、入隊を志願する。
刈上げた坊主頭がジャー(ビン)の蓋(ヘッド)に似ていることからジャーヘッドというあだ名を持つ彼ら。
ヘアスタイルをジャーヘッドにして海兵隊に入隊した彼は、歓迎の印として、焼印を押されそうになって気を失うという強烈な洗礼を受ける。
毎日、早朝から繰り返される厳しい訓練の末、いつもクールなリーダー・トロイ(ピーター・サースガード)と狙撃兵としてペアを組むことになった。
そして、20歳を迎えた1991年、イラクでは湾岸戦争が勃発。
ジャーヘッドたちも真っ先にイラクへ向かった。
実戦で敵を狙撃することばかりをイメージして訓練してきたスウォフだったが、そこにあるのは、何もすることが無く退屈な毎日だった・・・。

jarhead2高校を卒業したスウォフが、当然のように選んだ道は海兵隊だった。
そこに、アメリカ人の中にある“戦争に血が騒ぐDNA”があるような気がするんだよね。
祖父は第二次大戦、父はヴェトナム、そして自分は海兵隊。
生まれた頃からDNAの中にそういうレールができててさぁ、見事にレールに乗っかってるなぁって感じがするんだよね。
戦争に血が騒ぐのはスウォフだけじゃない。
海兵隊のみんながそう。
その様子を表しているシーンが映画の中にもあって、みんなで『地獄の黙示録』を見ているシーンにね、みんなでワーグナー大合唱しながら、「早く撃て!!」なんて言って興奮してるところがあるの。
もうねぇ、それだけでも衝撃的で。
あれは、ヴェトナムで善悪の区別がつかなくなってしまった男を描く映画であり、戦争に対する批判とか、疑問とかが描かれてる映画なのに、ノリノリで見ちゃってるあたりがかなりビックリだったんだよね(@@)
「男だったら戦うのが当たり前」というプログラムが、生まれたときから彼らのDNAに刷り込まれてるんじゃないかと思うんだよねぇ。

jarhead3
オープニングからキューブリックの『フルメタル・ジャケット』を思わせるシゴキのシーンから始まるこの映画。
狂気というより、皮肉たっぷりなシーンが満載。
まず、昔の映画にあるような海兵隊のイメージはここにはない。
行進するのにラッパは吹かないし(ラッパの口マネ超面白かった)、サウジには民間の旅客機に乗っていくし、国を愛してるから入隊するんじゃなく、刑務所に行きたくないから、お金が欲しいから、特に生きがいがないから入隊するなんて奴ばかり。
訓練中に恐怖に怯えた兵士は、流れ弾に当たって死んじゃうし、味方の空軍が放つ誤射に撃たれそうになったりもする。
jarhead4ぼんやり夜間の見張りをしていた兵士が火事を起こして照明弾の花火を打ち上げちゃうし、思い続けた彼女には浮気されちゃう。
焼け焦げた死体の真横で普通にスパゲッティ食べちゃったりもするんだよね。
まぁ、つまり海兵隊にはいいことなんて一つも無いのよね。

その中で、一番印象的だったのは、ここが海兵隊狙撃兵の腕の見せ所ってところで、上層部から腰を折られる。
その瞬間のために、何年も訓練してきたのに彼らが味わった屈辱。
普段クールだったトロイもさすがにキレちゃう。
まさに、「俺らは何のためにここにいるんだ」って声が聞こえそうな瞬間だったなぁ。。jarhead5

で、その湾岸戦争で暇そうな彼らを見ているうちに、これって税金の無駄じゃない??なんて思ってくる。
『スリーキングス』なんて映画では、暇だから宝を強奪に行こう!なんてことになってたし。
最終的には何万人?60万人の兵士??
でも、戦争に必要なのはピンポイントで爆撃できる空軍だけ。
その60万人の兵士は、石油の雨を浴びにイラクまで行ったようなものじゃない。
除隊が決定したトロイが思わず言ってしまう「戦争のスピードの違い」は、無駄に多い兵士の数に対する皮肉にも感じられた。

jarhead6結局、イラク軍がクウェートからすぐに撤退しちゃったから実戦は4日間だけ。
それでも、国に帰れば英雄扱い。
彼らの心に残るのは、ライフルの引き金の感触と終わりの無い砂漠の景色だけ。
そうして、彼らの戦争への空しい思いを詰め込んだDNAは次世代へと引き継がれていく・・。

戦争に興味があっても無くても観て、感じて、考えて欲しい一本。

ジャーヘッド 公式サイト


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2月 10, 2006 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (17) | トラックバック (70)

2006/02/03

スタンドアップ

アカデミー賞 主演女優賞(シャーリーズ・セロン)
         助演女優賞(フランシス・マクドーマンド)
ノミネート作品

アメリカではじめて行われたセクハラの集団訴訟を描いたこの映画は、シャーリーズ・セロンの熱演もあって、賞レースで話題になっている作品のうちの一つ。
深い雪に閉ざされた北国(原題:NorthCountry)で、悲惨な現状に屈することなく、より良い未来を求めて立ち上がったジョージーとその仲間たちに強く心を打たれ涙が止まらなかったの・・。
是非、多くの女性たちに見て欲しい一本。north_country1

<STORY>
暴力夫から逃れるために、二人の子供を連れて実家に帰ってきたジョージー(シャーリーズ・セロン)だが、母(シシー・スペイセク)と父(リチャード・ジェンキンズ)は、あまりいい顔をしない。
近所の美容室で仕事を始めたところ、お客さんとして来ていた地元の友人・グローリー(フランシス・マクドーマンド)に、給料が良い職場として鉱山を紹介される。
鉱山で事務の仕事でもしているのかと思ったジョージーだったが、グローリーは工員の一人としてトラックを運転していると言う。
数年前から、そこの鉱山では女子工員を受け入れることが義務付けられていたのだった。
グローリーがしているような仕事を自分ではとてもできないと思っていたジョージーだったが、二人の子供を養っていくためには、より高い給料が必要だった。
そこは、古くからある鉱山の町で、多くの人が鉱山で働いており、ジョージーの父も例外ではなかった。
同じく鉱山で働く父は、ジョージーが鉱山で働くことに反対する。
常に両親と衝突を繰り返していたジョージーは、子供たちを連れて家を出、グローリーの家で居候として生活し、鉱山で働くこととなった。
しかし、そこは卑猥な言葉が飛び交う下品な男たちの職場であり、“男たちの職を奪った”彼女たちに対する嫌がらせが毎日繰り返されていた。
さらに、ジョージーにとって最悪だったのは、高校時代のボーイフレンド・ボビー(ジェレミー・レナー)がジョージーのボスになったことだった。
そして、彼らの嫌がらせは日々エスカレートするのだが、誰も彼女たちに救いの手を差し伸べようとしなかった・・・。

north_country2
たまに体を触られたり、酔っ払いにからまれたり、エッチなことを言われたり、デブだと言われたり・・。
その程度のセクハラには動じなくなってしまったし、適当にあしらう技も身につけちゃった (^^;)
が、ここでは、そんなものセクハラのうちに入らない。
ここでいうセクハラは、体中トイレの汚水まみれになったり、仕事中いきなり男に押し倒されたり、仕事をしている機械に卑猥な言葉(内容はとてもじゃないけど言えないような・・)を書かれた上に、そのことで周りから指をさされて笑われたり、弁当箱に卑猥なものが入っていたり・・・。
それが、ここにあるリアルなセクハラなんだよね。
あまりの嫌悪感に吐き気がしそうな世界でさぁ。
田舎の閉塞感と、大人になれない男たちの陰湿なイジメのダブルでキツイ。

north_country3
そんな状況にあっても、二人の子供を守り、少しでも良い環境で前向きに暮らしていきたいというジョージーの姿には泣かされる。
男性に依存しない生き方を貫き通そうとするジョージーは、本当にすごい。
子育てだって投げ出したくなるような環境でも、誰にも言えない秘密を抱えながら前向きに生きる姿は、とても真似できないし、拍手を送りたくなるんだよね。

そのジョージーを執拗にいじめるボビーは最悪な男で、本当に見ていて気分が悪くなる奴だった。
奴は、ジョージーにはどんなことをすれば彼女が凹むのかを全て知り尽くしていて、それを堂々とやる奴には本当に嫌悪感しか残らなかった。

ボビーは最低だったけど、私を感動させたのはジョージーともう一人、ジョージーの友人グローリーだった。
グローリーについてはネタバレになってしまうので、多くを語らないけれど、後半で組合に訪れたグローリー、最後の裁判所でのグローリーの姿には、本当に泣かされた。

north_country4
前作『モンスター』では、( ̄□ ̄;)えぇぇぇぇぇって姿を見せたシャーリーズ・セロン。
今回は、田舎の小さな町で後ろ指をさされながらも知恵と勇気で地位を向上させようとするタフな女性をリアルに演じてるんだよね。
しかし、彼女は作品ごとに良くなるね~。
今後もオスカーの常連になるんじゃないかなぁ・・という勢いを感じるね。
彼女のジョージーにはたっぷり泣かされたなぁ。

そして、もう一人アカデミー賞にノミネートされたフランシス・マクドーマンド。
そろそろ久しぶりに、コーエン兄弟作品で主演する姿を見たいなぁと思うけど、今回の彼女は絶品。
グローリーの小さな北国で鍛えられた精神は、どんなことがあっても決して萎えることがない。
どんな状況にあっても自分の意思を貫きとおすその姿に感動 (T-T)
あぁ、私もグローリーみたいな友達が欲しいと思う素敵な人だった。

そして、今回、いつだったらセクハラでもしかねないショーン・ビーンとウディ・ハレルソンが彼女たちを支える唯一の男性として登場。
ショーン・ビーンがフランシス・マクドーマンドに見せる優しさと献身的な愛といったらステキ~。
久しぶりに(『チャタレイ夫人の恋人』以来?)良い奴やってるショーン・ビーンを見たよ。

そして、久々ウディ・ハレルソン。north_country5
弁護士の役なんてできるんだねぇ~(^^;)当たり前か。
意外や意外、ジョージーに見せる微笑が優しくてさぁ。
いつもだったら、工員の一人としてセクハラやっててもおかしくないのになぁ。
良かったよぉ。
新たな一面を見た感じだね。

監督は、『クジラの島の少女』のニキ・カーロ。
共通点は、男社会の中で生きていこうとする女性を描いている点かな。
どちらも力強くて逞しい女性が描かれるんだよね~。
次回作が気になる監督だなぁ。


正直な話、男性社会の中、一人で生きていくのってすごくタフなこと。
でも、15年も前に、実際に男社会の中で生きていた彼女たちは、今の私に比べたら数倍タフだったに違いないし、彼女たちのような人たちがいたからこそ、今、私たちの地位は少しだけでも上がってるし、生活しやすくなってると思う。

一人で生きていく女性たちに特にオススメの一本。

スタンドアップ 公式サイト

2月 3, 2006 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (26) | トラックバック (100)

2005/12/21

SAYURI

この映画の中で、すこしでも、え??と思うことが起こるたびに、これはアメリカの日本風アジア人街で起きてることなんだわ・・・。
なんて、勝手に自分に言い聞かせながら観てた。
結局、一人前の芸者になるために苦労を重ねた人が誰も出てこなかった映画だった気がする・・・。sayuri

<STORY>
第二次大戦直前の日本。
千代と佐津の姉妹は、家が貧しいために花町の置屋へ奉公に出される。
置屋を取り仕切るおかあさん(桃井かおり)が厳しい上に、姉・佐津とばらばらにされてしまった千代は、不安な日々を過ごすが、同じようにそこで働くおカボという友達もでき、芸者を育てる学校に通い始める。
ある日、置屋で一番の芸者・初桃 (コン・リー)に姉の居所を聞いた千代は、仕事中に逃げ出し佐津のいる置屋へと急ぐ。
そこで、久しぶりに佐津に会えた千代だったが、「明日、一緒に逃げよう」と言われ、そのときは帰されてしまう。
そして翌日、逃げ出すことがおかあさんにバレてしまい、芸者の学校へも行かせてもらえず、ただの下働きとして働かされることになった。
自分の不運な境遇を嘆き、泣き出してしまう千代だったが、そこへある紳士(渡辺謙)が通りかかり、なぐさめてくれた上に、かき氷をご馳走してくれた。
彼の両側にいたのが芸者だったことから、千代はその瞬間から姉のことを忘れ、芸者を目指すことに決めた。
それから、数年が経ち、おカボ(工藤夕貴)は、初桃の妹として座敷にあがるようになる。
あるとき、置屋をたずねてきた豆葉は、芸者の教育を何も受けていない千代(チャン・ツィイー)を妹として受け入れたいと申し出る。
お金がほしい、おかあさんは、それを了承し、千代は源氏名を さゆり としてお座敷に立てる芸者を目指し始める。

これがねぇ、芸者ではなく、(芸者+舞妓+遊女)÷3て感じなんだよね。
まぁ、ハリウッドが作ってるからね、しょうがないのかもしれないけどね。
だからね、これは日本で起きているできごとではなく、日本風のアメリカ(英語しゃべってるからね)のアジア人街で起きているんだと、自己暗示かけて観ることにしたの。
そうするとねぇ、「まぁまぁ、いいじゃないか」って気分になってくるから不思議ね(笑)

面白かったのは、アジア女優達の正面衝突ね。
特に、コン・リー vs. チャン・ツィイー の “チャン・イーモウお気に入り新旧女優対決” がかなり面白かったな。
だって、掴み合いでしょ。
すごいよねぇ。ハリウッドじゃないとできないシーンかもね。
それに、コン・リーが演じる意地の悪さといったら筋金入りよね。
ケンカのシーンになるたびにオーラがボワーーーーッと出ちゃうもんね。
そのコン・リーと互角にたたかう桃井かおりもすごかったなぁ。
おぉ、コン・リー叩いてるよなんて素でビックリしちゃったりして (^^;)
まぁ、当然映画的には、コン・リーよりもチャン・ツィイーの方が有利に物事が運ぶけど、女優としてはコン・リーの軍配ありと見たね。
今後は、ハリウッド映画が続くらしいコン・リー。
たまには中国に帰って、また田舎のおばちゃん役でもやって欲しいな。

美しかったのはミシェル・ヨーね。
髪型がね~、下ろすのではなく、アップにしてセンスの良いかんざしでも、スッ刺してくれると尚良かったんだけどなぁ~。
常に、一本筋の通った豆葉がステキだったな~。

男優陣では、さすが謙さん、おいしいところを持っていったよね。
が、それ以外はあまり印象なし。

役所広司はねぇ、あまり良さを生かされてないよね。
もっと、とぼけた感じの方が似合うけどな。

さゆりを誘惑する米軍指揮官ね、彼、「名探偵モンク」にストットルマイヤー警部役で出演しててさぁ、思わぬ登場に思わず吹き出しちゃったよ。
いいのか、警部そんなことしてぇ・・なんて突っ込んだりしてね。

あ、そうそう、舞の海ね。
劇場の中では、彼の出場シーンが一番歓声が上がってたよ (^^;)

が、ちょっとねぇ、着物がねぇ・・。
どうして、日本のデザイナーをスタッフにしなかったんだろう・・。
チャン・ツィイーが着てる着物なんか、変なところに折り返しみたいのがついてたし、全体的にガラが品が無い。
コン・リーなんて、だらしなく着崩しちゃってさぁ、あれじゃぁ芸者じゃなく遊女だね。

メイクもさぁ、ナチュラルメイクなんだよねぇ。
安っぽいんだよなぁ。
それってちょっとあり得ないじゃない。

そこも、日本のスタッフを使って欲しかったな。

本当は芸者を主役にした映画を誰か撮ってくれないかなぁ・・なんて思っていたんだ。
幼い頃から、芸を叩き込まれ、嫌いな客にも笑顔で対応し、いつでもお客様を楽しませなきゃいけないという彼女達の苦労って並大抵のものじゃないと思うんだよね。
三味線、お作法、日舞でしょ。
芸者遊びを見たこと無いし、今後も見る機会がない人間としては、どんなものなのか見てみたいし。
そういう、芸者の技 みたいなものが見れなくて残念だったな。
一人前になったら、体を売る人みたいな扱いにされちゃってるし。
ちょっと、口あんぐりだったわ・・(^◇^;)

今回の芸者について、世界的に訂正するためにも、誰かリアルな芸者の世界を映画化して~。

コン・リーがあっさりといなくなってから、なんだかちょっと退屈になっちゃって・・ (^^;)
まだ終わらないの・・。なんて思ったりもして・・。
まぁ、これだけアジアの女優が集まって、一本の映画を撮られることすら今まで無かったわけだから、アジアンの地位向上のためにもあって良かった一本かもね~。
特にススメないけれど、ツッコミどころ満載がお好きな人にはオススメな一本。

SAYURI 公式サイト

12月 21, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (29) | トラックバック (132)

2005/12/18

すべてをあなたに

1996年のアメリカ映画。
あの、トム・ハンクス初監督作品。
見よう、見ようと思っていたんだけどね、なんだか時が過ぎ・・。
先日、WOWOWでやっていたので、録画して鑑賞。
あまり、期待していなかったんだけどね、結構良い映画だったなぁ~。that_thing_you_do1

<STORY>
1964年、ビートルズ全盛期のころ・・。
実家のパターソン電気店で働くガイ(トム・エベレット・スコット)は、店の地下で密かにドラムを叩いている。
そんな彼に声を掛けてきたのは、友人のジミー(ジョナサン・シャーチ)と、レニー(スティーブ・ザーン)だった。
彼らのバンドは、間もなく卒業パーティでの演奏が決まっているのに、ドラマー(ジョバンニ・リビージ)が骨折してしまったのだ。
その時、彼らは、バンド名を “ワンダーズ” と名付けた。
たった一つのワンをもじっている。
直前に行われたリハーサルでは、言われたとおり演奏したガイだったが、卒業パーティ当日、バラードをアップテンポにしてしまった。
バンドのメンバーも、ガイに合わせてアップテンポに演奏すると、会場は大いに盛り上がった。
その場にいたイタリア料理店店主は、「うちで演奏して欲しい」と言う。
彼らの評判は、レストランでも上昇し、レコードを自主制作し、ジミーの恋人・フェイ(リブ・タイラー)が、その場で売ることになった。
そして、今度はレストランにいた小さなレコード会社が、マネージャーを買って出る。
彼らの曲がラジオで放送され、評判は広がり、初めて2000人の観客を前に演奏することになったが、上がってしまったガイが失敗して演奏はボロボロに。
しかし、その場にいた大手レコード会社のミスター・ホワイト(トム・ハンクス)が、彼らをデビューさせるといってきたのだが・・・。

これはですねぇ、よくある感じの“メジャーを夢見るバンド物語”なの。
トム・ハンクスって音楽好きなんだねぇ。
純粋に音楽が好きっていうのが、伝わってくる映画だった。
彼らを支える女神的ヒロインに、メジャーバンドの頂点にいるスティーブン・タイラーの娘・リブ・タイラーをキャスティングしている感覚がいいね。

that_thing_you_do2日本にもよくいるけれど、一発屋の人たちっているじゃない。
一曲大ヒットを持ってて、いつの間にかいなくなってる人たち。
ここに出てくるワンダーズもそんな一発屋の一つ。
彼らが面白いのはねぇ、音楽が好きで集まってきて、好きな音楽を演奏しているうちにドンドン曲が売れていくのね。
「メジャーでのしあがってやろうぜ~」なんて方に力の入った人たちが誰もいないの。
「音楽が好きだから演奏してる。ただそれだけ」そんなスタンスがいいんだよね。

トム・ハンクス自身は、そのメジャー路線のど真ん中でいろいろ業界の中身を見てきたでしょ。
そんな彼だったら、いろんなことが描けちゃうはずなんだよね。
汚いところとか~、恐い(ーー〆)ところとか~。
そんなドロドロしたところを、一切省いて爽やかな青春映画にしているところが成功してるの。
ワンダーズの男の子たちがね、「おいおい売れちゃってるよ~、どうしよう~」なんて時代に乗せられちゃってるのが、すごく、人間的で面白いんだよね。

この映画が製作されて約10年程になるけれど、この映画には、当時あまり売れなくて、今は売れてる俳優たちが結構出ていて面白い。

一番びっくりしたのが、シャーリーズ・セロン。
彼女、ガイのガールフレンドを演じてたけど、これが大したことない役でね。
将来自分がアカデミー賞受賞するような女優になるなんて想定してたかなぁ・・。
いや~、今の方が美人だね。
当たり前か・・。

ギタリストを演じたスティーブ・ザーンは、『サハラ』で、マシュー・マコノヒーと主役張ってたしね。
もう、すっかりスタークラスだよね。

ジョバンニ・リビージなんて、骨折でいなくなっちゃう役??なんて、思ったら、この映画がほぼデビュー作に近いみたいね。『60セカンズ』もいいけれど、『ヘブン』の彼が好きかな。最近では、かなりいい味出してる脇俳優になってるよねぇ~。

主役のトム・エベレット・スコットは、「ER」では、アビーの弟で、精神病患者やってるじゃない。
あまり印象が変わってないからビックリしたよ。

リブ・タイラーはねぇ、かわいいよね。
私にとって、彼女はいつもそれぐらいしか印象が無いのよね(ーー;)
リブを好きな人は、デビュー当時の彼女を見れて良いかも。

あ、そうそう、トム・ハンクス夫人のリタ・ウィルソンが、かなり小さい役で出てるね。
でも、かなりいい女の役で。
さすが、おしどり夫婦よねぇ~。
奥さんが出てきても、嫌味じゃない感じがいいだよなぁ。

トム・ハンクスはねぇ。
今より、かなり痩せてるね(笑)
こんかいは、スターのオーラを一切消して、あくまでも主役はバンドのメンバーってことに徹してるのがすごく良かった。

この映画のラスト、やっぱりそんなに甘い世界じゃないのよね~。って感じで終わる。
そこが、またいいんだよな。
そのきっかけも、子供っぽい彼らならではって感じだしね。

うん。大感動ってわけではないけれど、心が温かくなる映画だったなぁ。
役者としてのトム・ハンクスより、監督としての彼の方が好きかも (^^;)
かつて、「音楽でメシ食ってやる~」なんて思ってた人にオススメの一本。
あ、60年代音楽も聴けるので、60sが好きな人にもオススメ。

すべてをあなたに WOWOWサイト

12月 18, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/17

ザスーラ ZATHURA

よみうりホールで開かれた試写会に行ってきた。
どこにでもある盤ゲーム(ボードゲーム)を駒を動かしたら、なんとゲームがリアルな世界になった・・・。
って、『ジュマンジ』じゃないの。
その『ジュマンジ』って嫌いだから、つまんないんじゃないの~(ーー;)
なんて、思いながら行ってみた。
ところがよ、映画ってのはやっぱり、偏見や先入観を持っちゃいけないね。
えらく面白かったよ。zathura


<STORY>
10歳のウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)と、6歳のダニー(ジョナ・ボボ)の兄弟は、離婚したママとパパ(ティム・ロビンス)の家を行き来する生活をしている。
パパの家に泊まっているある日、二人はいつものようにケンカばかり。
その日も、パパは午後に大事なプレゼンを控えていて、資料が広がった机のそばで、子供達のケンカが始まってしまった。
そして、ダニーはパパの大事な資料の上にジュースをこぼしてしまう。
パパは、彼らの子守を彼らの苦手なティーンエイジャーの姉・リサ(クリステン・スチュワート)に任せ、資料をプリントアウトしに事務所へ行く。
でも、リサは弟たちのことは知らんぷりで、起きようともしない。
留守番中のダニーは、地下室にあった盤ゲームを引っ張り出してきてウォルターに一緒にやろうとせがむ。
ところが、ウォルターはダニーの相手をしてくれないから、ダニーは勝手にゲームのルーレットを回し“GO”ボタンを押す。
すると一枚のカードが飛び出してきた。
字が読めないダニーはウォルターにカードを読んでもらうと、そこには、「隕石群、襲来!いますぐ、回避せよ」と書いてあり、二人の間になにやら火の玉が落ちてきて・・・。

まず、この映画は、細かいところをあまり気にしちゃいけません。
あくまでも、「子供のゲームの世界」の話なので。
素直にこの世界に入り込めば、本当に面白いのよ。
時折、二人のあまりのケンカのやり取りにイライラしたり、つい、子供もいないのに、母心に目覚めて、「あぁ、そんなことしちゃだめよ~( ̄o ̄;)」と言いたくなったり、いきなり現れる訪問者たちにドキドキしたり、そんな風にハラハラドキドキしながら見ているうちにあっという間に見終わっちゃう。
ハラハラドキドキだけじゃなく、ゲラゲラ笑えるシーンもいっぱいあるよ。

このゲームは、『ジュマンジ』と同じように最後まで終了しないと元に戻れない。
でも、ちょっとやそっとじゃ終わらせてくれない。
いろんなことが起きるのよ。
宇宙を漂流している宇宙飛行士や、宇宙人が訪ねてきたり、おもちゃのロボットがいきなりリアルになったりする。
その“脇キャラ”が非常に面白い。
そうだなぁ。雰囲気は、『グーニーズ』のような雰囲気かなぁ。
あんな感じの冒険ものよ。
zathura1監督のジョン・ファブローは俳優として有名。
『ディープ・インパクト』の宇宙飛行士の一人で、最近では、『恋愛適齢期』でジャック・ニコルソンのマネージャーやってたねぇ。
『スウィンガーズ』では、主演と脚本をやっていて、アメリカでは既に監督作品が何本か公開されていたようで。
私は、『スウィンガーズ』のころから気になっていたけど、ヴィンス・ボーンは、どんどんメジャーになるのに、ジョン・ファブローはどうしたのかぁなんて、思っていたけど、なんと、こんなメジャー作品を撮る監督になっていたとは・・。
ちょっと驚きだった。
主役の子供たちがね、本当に演技が上手で~。
驚きの表情とかすごくリアルなんだけど、ジョン・ファブローはどんな演出をしたんだろうってすごく気になった。
子供たちの他に、宇宙飛行士として『トレジャー・ハンターズ』のダックス・シェパードが出てて、彼も結構おいしかったねぇ~。
あぁ、もちろん、ティム・ロビンスは貫禄たっぷりで、いいパパなんだなぁ~。

公開は12月10日。
これからの公開なので、内容について多くは語りませんが、何にも考えずに現実逃避しながら、スッキリ楽しみたい時に、特にオススメ。
会場でも見かけたけど、お父さんと息子たちというグループで見るのも良いでしょう~♪
これは、吹き替え版ができるのかどうか知らないけれど、何しろ、字の読めない児童が主役になっている映画なんで、お子様でも大丈夫でしょう~。
でも、お子様が怖がったら、お父さんやお母さんは手を握ってあげましょう~♪
ケンカばっかりしている子供たちに見せてあげましょう~。
もちろん、お子様だけでなく、大人も十分楽しめるので、是非、見てくださいね☆

ザスーラ 公式サイト

11月 17, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (11) | トラックバック (63)

2005/10/27

そして、ひと粒のひかり

本年度アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
ベルリン国際映画祭 主演女優賞 新人監督賞

サンダンス国際映画祭 観客賞・・・・etc 多数受賞
maria_full_of_grace
という割りに、地味~に上映されているのが残念なこの一作。
私は、カタリーナ・サンディノ・モレノがオスカーにノミネートされたときに観たいと思って待っていた一作。
コロンビア=アメリカ合作映画とはいうけれど、全編スペイン語なので、ほぼ、コロンビア映画。
コロンビアねぇ~、はじめてかも。


<STORY>
コロンビアの田舎町で暮らすマリア(カタリーナ・サンディノ・モレノ)は、17歳。
バラ農園で働きながら、家族を支えている。
ボーイフレンドのホアンとの関係にも、やや嫌気がさしてきた。
その上、工場長とけんかをし、農園をクビになってしまう。
そんなときに、マリアは妊娠していることを知る。
家族には、妊娠したと言えず、仕事を辞めたことを責められてしまう。
お金を稼ぐために首都ボゴタへ向かう途中、以前パーティで知り合ったフランクリンとばったり会う。
フランクリンはお金を稼ぎたいというマリアに、“運び屋”の仕事を紹介するという。
一瞬考え込んだマリアだったが、フランクリンにボスを紹介してもらう。
そして、その場にいたルーシーに手順を教えてもらう。
その当日、マリアはゴムの袋に入れたコカインを62粒飲み込み、ニューヨーク行きの飛行機に乗る。
そこにいたのは、ルーシーと、マリアの地元の親友・ブランカだった。
無事飛行機がNYに到着したとき、マリアは警察に声を掛けられてしまうのだが・・・。
maria_full_of_grace_1
これって、すごい衝撃的で、言葉なんか全然分からないんだけどね、グイグイ引き込まれて観ちゃった。
お話は、コロンビアという麻薬大国で運び屋をやる4人の女性達の物語なの。
その道としては、堅気の仕事をするか、そうじゃない仕事をするか。
では、もしも堅気の仕事を失ってしまった場合はどうするか・・。
まずね、このコロンビアという国は、日本とは全く次元が違う国だということを認識しなきゃいけない。
普通ね、仕事探してる女の子に、町で「じゃ、運び屋しない?」って声掛けないでしょ。
声かけられた方も、ドラッグやってジャンキーにでもなって、「死んでもいいから金をくれ!!」って状況じゃないと引き受けないじゃない。
ところがさぁ、「だって5000ドルくれるって言ったから」(ブランカ)ってセリフがあるんだけど、5000ドルだよ~。
5000万ドルじゃないんだよ。
もうね、その子たちのそのある意味無知というか、無邪気な気持ちが痛いんだよね。
maria_full_of_grace_2
では、そんな国から脱出するためにはどうしたらいいんだろう。
きっと、マリアもそれをずっと考えていたはず。
屋根の上から世界をながめ、ちっぽけな田舎町に嫌気がさし、一生この男と一緒にいるのかと思うとうんざりする。
あの時、彼女はどんな気持ちで運び屋を引き受けたんだろう・・・。
私には、「外に出たい」という強い気持ちがそうさせたのではないのかと思えた。

無事、アメリカに到着したマリアだったけど、彼女にとってそこは天国のように見えたんじゃないか。
それが、私にはとても皮肉に思えた。
アメリカが麻薬さえ買わなければ、マリアはコカインを運ばなくても良かった。
でも、アメリカが麻薬を買わなければ、マリアはコロンビアから出ることができなかったんだ。
そこから、コロンビアの現状が見えてくる。
つまり、コロンビアという国は麻薬が無ければ、外に出るチャンスが無い国になってしまう。
「そんなに貧しい国で、17歳の女の子が一人でどうやって子供を育てればいいのか」
そこが、監督の本当に言いたかったことなんだろう。
コロンビアを出て、自由な人生を生きるきっかけになったのが、麻薬の運び屋だなんてあまりにもつらすぎる。

主人公のマリアを演じるカタリーナ・サンディノ・モレノがとても美しい。
特に、ラストの空港のシーンでは、ホントにマリアのように後光が射しているかのように輝いている。
でも、あの結末を選んでくれてよかった。
同じことを繰り返してはいけない。
※結末は、映画をご覧になって確認してください。

日本では、女性の自立が問題になるけれど、自立どころか生きていくことさえ命がけの人たちがここにいる。
コロンビアという国を知らない人も、知っている人も、この“運び屋”の現状を知って欲しい。
オススメの一本。

そして、ひと粒のひかり 公式サイト

10月 27, 2005 映画-サ行(アメリカ), 映画-合作・その他 | | コメント (10) | トラックバック (25)

2005/10/19

ステルス

ま、特に見なくても良かったんだけどね。
ジェイミー・フォックスもアカデミー賞とったことだしね。
超お気に入りのサム・シェパードも出ていることだし、ちょっと見に行ってみた。stealth1

<STORY>
テロ撲滅との戦いのために、アメリカ空軍ではステルス戦闘機3機と優秀なパイロットである、ベン(ジョシュ・ルーカス)、カーラ(ジェシカ・ビール)、ヘンリー(ジェイミー・フォックス)の3人で、チームを結成する。
息がピッタリ合った3人のチームは、ほぼ完璧な状態で実戦に送られることに。
その時、上官のジョージ・カニングス大佐(サム・シェパード)から、実戦は4機で隊を組むと告げられる。
そして、現地の空母に現れた4機目のステルス戦闘機とは、無人の戦闘機・エディだった。
エディは人工知能が組み込まれており、常に学習しながら知識を増やし、現場で威力を発揮するはずだったのだが・・・。

これ、笑ったよ~(≧▽≦)
え~と、バカ映画?みたいなノリで。
↓ネタバレあり
いやね、最初の方のシーンで、主役の三人がさぁ、すしバーみたいなとこでさ、実戦を前に飲みに行く場面があって、そこのセリフがね、“Don't think. Drink!!”とか言っちゃってんの。
ま、もちろん、あの名セリフ“Don't think.Feel.”をもじってるわけで、
「え、それってもしかして、ブルース・リーと すし は同じくくりってこと??( ̄◇ ̄;)」
と思いつつ、あぁ~、これってよくある勘違い映画ねぇ・・・(ーー;)と思ったわけよ。
もう、そこからバカ映画まっしぐらよ。

でね、最初の実戦が、「ミャンマーの都市・ラングーンに注目のテロリストが潜入中、そこを襲撃せよ!」
って指令でさぁ。stealth2その時、「え?ミャンマーって仏教国でしょ。テロリストってのは、イスラム原理主義者じゃないの・・?」
と思っていたところ、大統領命令もなく、チュドーーーーーーーン!!
爆撃よ ( ̄□ ̄;)アガッ
他国のビルを崩壊しておいて、「現地人に被害者が出なかった」なんて喜んでるわけ。
おぉ~、「アメリカ的思考」っすね。

で、その間、特に必要性を感じないタイ休暇ってのがあって、次の任務ね。
「タジキスタンに旧ソ連の核弾頭を発見!!核弾頭を破壊せよ」って指令よ。
でも、ビルは爆破しても人道主義のベンとカーラは近くに村落があるから、中止にするわけ、すとね、ティンマン(「オズの魔法使い」のブリキの兵隊よりベン命名)・エディがさぁ、ダダダダダダダ!!とチームリーダーのベンの言うことを無視して壊滅しちゃうわけ。
そしたらね、「村に放射能汚染が・・」とか言ってるの。
えぇと、核弾頭ってのは、ミサイル程度じゃ核爆発しないんですよ。
起爆装置のスイッチでも押さない限り、放射能汚染は起きないっすよ。
きのこ雲も起きてないしね。
『ブロークン・アロウ』を見てくださいよ。

でね、そっから、エディは学習が進んで暴走しちゃうわけね。
まぁ、そんな感じで間違いだらけのとんでもない脚本なわけで・・・。
ロシアの戦闘機は、なんの警告もなく、いきなり撃ってくるしね。
北朝鮮のシーンは「あなたたちベトナム人??」って人たちが朝鮮語とは思えない言葉しゃべってるし。
エディとベンの間に友情芽生えちゃうし。
ベンがあまりにも都合よくカーラを助けちゃうし・・。
最後も結構お寒い感じでございました。
気になる方は、その目で見て確認して下さいませ。

ネタバレ終了

まぁ、どうして、ピューリッツアを受賞した戯曲を書いてるサム・シェパードがこの脚本を読んで出演をOKしたのか非常に不思議で・・・。
私の提案としてはぁ、「エディがインターネットで学習した結果、世界最高のテロリストはジョージ・ブッシュだった」ということが判明。
世界平和のため、ホワイトハウスを爆撃しようとするエディ。
それを阻止しようとするアメリカ空軍だったが・・。
って話にしてくれたら、面白かったのにな。

でも、そんなこと言いながら 「そうじゃねぇべぇ~」 なんてツッコミながら楽しみましたわ。
ちなみに、ベンを演じるジョシュ・ルーカスは、『ヒラリーは行く!』『メラニーは行く!』でリース・ウィザースプーンのダメ夫役をやっていた彼ね。
まぁ、笑顔がかわいいかな。

カーラを演じたジェシカ・ビールは、『テキサス・チェーンソー』で最後まで生き残った子っすね。
最近注目株です。
健康そうなのがいいかな。

ヘンリー役のジェイミー・フォックスは説明は特に必要ないかと思うけど、今年『Ray』でアカデミー主演男優賞とった、レイ・チャールズを演じた彼ね。

あぁ、サム・シェパード・・。
脚本家であり、俳優でもあり、脚本ではピューリッツア賞の受賞歴ありよ。
彼の書いた脚本の映画 『パリ、テキサス』 大好きです。
ホントにステキな方です。

もしも、万が一間違って続編が作られたら、北朝鮮から闇ルートでテロリストの手に渡っちゃうとこから、始まるんだろうなぁ・・。

ステルス 公式サイト

10月 19, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (19) | トラックバック (87)

2005/10/04

シン・シティ

どうも、ロバート・ロドリゲスが苦手でして・・、『エル・マリアッチ』の時から、『スパイ・キッズ』の続編を除いてほとんど見ているけど、どうも気が合わないというか・・、肌が合わないというか・・と思っていたので今回もかなり不安だったんだけど、映像を見た感じ、どうも気になっていたので見に行ってきた。
sin_city1が、これが結構イケたね。
2時間、シン・シティの世界に住んじゃった♪

<STORY>
EpisodeⅠ-THE HARD GOODBYE
マーヴ(ミッキー・ローク)は、娼婦ゴールディ(ジェイミー・キング)と恋に落ち、夢のようなひと時を過ごすが、その夜彼女は殺されてしまう。
顔中傷だらけのマーヴを真正面から人間として扱ってくれたゴールディへの復讐のため、犯人を捜しをする。
たどり着いた農場にいたのは、表情一つ変えず、一言も発しないケビン(イライジャ・ウッド)だった・・・。
EpisodeⅡ-THE BIG FAT KILL
ドワイト(クライヴ・オーウェン)は、恋人のシェリー(ブリタニー・マーフィー)にしつこくつきまとうジャッキー・ボーイ(ベニチオ・デル・トロ)を痛めつける。
不審に思ったドワイトがジャッキーの後をつけると、娼婦達の町オールド・タウンに入っていった。
そこでは、ドワイトの昔の恋人ゲイル(ロザリオ・ドーソン)がトップに立って町を仕切っていた。sin_city2
娼婦の一人ベッキー(アレクシス・ブレデル)を銃で撃とうとしたジャッキーは、二刀流の死刑執行人ミホ(デヴォン青木)斬りつけられ死亡してしまう。
ジャッキーの死体を調べたドワイトは、彼が刑事だということを知る。
ゲイルの立場を守るために、死体を捨てに行くドワイトだったが・・・。
EpisodeⅢ-THAT YELLOW BASTARD
シン・シティの刑事はハーディガン(ブルース・ウィリス)は、今日で引退というその日、誘拐事件の解決に向かう。
町の有力者ロアーク議員の息子ロアーク・ジュニア(ニック・スタール)が11歳の少女・ナンシーを誘拐して監禁している。
ハーディガンはロアーク・ジュニアを半殺しにしてナンシーを助けるが、逆に、その場で相棒のボブ(マイケル・マドセン)に半殺しされる。
その後、8年間刑務所で過ごす間、毎週届いていたナンシーからの手紙があるとき突然届かなくなり、ナンシーに危険が迫っているのでは・・と心配になったハーディガンは刑期を終え、釈放されると真っ先にナンシーの元へ。
愛を確かめ合った二人だったが、ナンシーはイエロー・バスタードに連れ去られてしまう。
イエロー・バスタードとは、かつて半殺しにしたジュニアだったのだ・・・。
sin_city3この映画ねぇ、何が気に入ったかって、隅から隅まで徹底してシン・シティの世界を追求してるところね。
登場人物たちの行動も、彼らのセリフも、世界を追求するために妥協をしていないの。
そこがすごくかっこいいと思った。
画面の美術に圧倒されるというより、画面に対する美学が気に入ったって感じかな。
原作、読んだことないから良く知らないんだけど、おそらくね、そのコミックの世界をすごく大切にしたと思われる、モノクロの世界が正解だったな。
映画見てるのに、マンガ読んでる気分になってくるから不思議よ。
なんかね~、こんな世界見たことないって世界が広がってたよ。
お話は3つのエピソードからできてて、その主役が、それぞれ、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ブルース・ウィリスが演じてて、私は特に最後のブルース・ウィリスの話が一番気に入ったかな。
ブルース・ウィリスと、ジェシカ・アルバの美女と野獣コンビがやけに良くってねぇ。
あのおっさんは、デミみたいな “つよい女” より、あぁゆう “か弱いお嬢さん” の方が良く似合うね。sin_city4
最初から最後まで画面が白黒なんだけど、たまにカラーになったりね、このコミックのカラーである、“赤”だけは色がついてたり、画面見てるだけでも楽しいね。
モノクロって、退屈かなぁ?と思うじゃない。
ところがね~、退屈とは思わなかったな新鮮だったよ。
モノクロで正解だったと思う。
でも~女として思うに~、この映画には、同情できるというか、共感できる女がいないじゃん。
女は、娼婦かストリップかウェイトレスってのは、どうも『LAコンフィデンシャル』の時代から、まったく成長していない感じで気分がのらない。
だから、イマイチ気持ちが入り込まなかったのが残念ね。
そんな世界でも、女達は男に負けずに(またはそれ以上?)したたかに逞しく生きてるのは良かったけどね。
見所はその世界観だけでなく、豪華な出演陣ね。
特に、久々のミッキー・ロークは、超どアップじゃないと本人かどうか見分けつかないぐらいのメークしてさぁ、思った以上に良かったなぁ。sin_city5これがきっかけで、現役に戻って欲しいなぁ。
『エンゼル・ハート』とか、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』の頃とか結構好きだったんだよねぇ。
ジョシュ・ハートネットも出てるんだけど、出てるの知らなくって、「え?ジョシュ、何やってんの?」と思ったら、チョイ役だし (^^;)
同じく『パラサイト』チームのイライジャ・ウッドも出てるけど、“フロドのイメージ落しには最適な役”だったね。
デヴォン青木もね、『ワイルド・スピード×2』の時は、( ̄◇ ̄;)アガガガガガ と開いた口もふさがらなかったけど、今回はすごく良かった。
彼女、フランク・ミラーが熱心に演技指導したんだってね。
正解だったわ。
ニック・スタールは顔が全く分からなくて、ちょっとかわいそうだったかな。
私は、結構気に入ったけど~、このモノクロの世界に入り込めない人は、楽しめないと思うので、見るときは、頭を空っぽにして思いっきり世界に入り込みましょう。
続編の製作も決まってるらしいね~。
「ナンシーの出番を多くしたい」とフランク・ミラー言っています。
う~ん。楽しみ。

シン・シティ 公式サイト

10月 4, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (22) | トラックバック (70)

2005/10/02

セント・エルモス・ファイアー

つい最近、デミ・ムーアが15歳(!!)年下のアシュトン・カッチャーと予定通り結婚した
アシュトンかわいいだろうなぁ~(* ̄▽ ̄*)
なんと、結婚式には前夫のブルース・ウィルスも出席したというんだから、めでたいですの~。
そんなわけで、デミ結婚おめでとう!!ってわけでもないけど(ーー;) デビュー当時の『セント・エルモス・ファイアー』を今日WOWOWで放送していたので、見てみた。

<STORY>
大学で仲良しだった7人組。
卒業してから4ヶ月が過ぎた。
弁護士を目指しながらバーでウェイターの仕事をするカービー(エミリオ・エステベス)、結婚をして子供もいるが、大好きなサックスで仕事をしながら、フラフラして家に帰らないビリー(ロブ・ロウ)、ビリーに片思いをしつつも、社会福祉に熱心で真面目なウェンディ(メア・ウィニンガム)、将来は上院議員を目指し、順調にキャリアを重ねるアレックス(ジャド・ネルソン)、アレックスと同棲し、結婚しようと言われるが戸惑うレスリー(アリー・シーディ)、銀行に勤めるが、いつも情緒不安定気味のジュールス(デミ・ムーア)、死亡欄担当の新聞記者ケビン(アンドリュー・マッカーシー)は、片思いに悩む。
ある時、ビリーとウェンディが交通事故を起こし、全員が病院に集合した。
運よく彼らにケガはなく、カービーは、医者のデール(アンディ・マクドゥエル)に一目惚れ。
そして、彼らは大学時代と同じように毎日パーティのようなお祭り騒ぎを続けるのだが・・・。
大学を卒業した彼らが、社会人になることに悩み傷つきながら成長していく青春ドラマ。
この映画ができたとき、私は中学生。
その後、見たような気もするけど、今回、しっかり見てみた。
で、「あぁ~、大学生っていつも変わらないなぁ」と思ったなぁ。
就職超氷河期といわれた時の卒業生だった私は、就職戦線で見事に敗戦。
順調にキャリア積んでる人たちが、自分と違う生き物じゃないかと思うぐらい激しく落ち込んだこともあったので、彼らの、中でも特に、うまく人生を生きられないビリーとかジュールスとかの気持ちがよぉく分かったなぁ。
ま、今となっては、苦労するのも良いことよねぇ~。
なんて余裕を持って見られるけどね。
ちょっと、ジーンときちゃったなぁ。
でも、ストーリーよりも、当時ブラッド・パックと呼ばれ、アイドル的人気だった彼らの今がすごく気になってしまって。
まぁ、デミはね、自らの体のチューンナップ(脂肪吸引など)に数千万円を投資するサイボーグ・デミとなってしまいましたが(笑)、そのおかげ(?)で、年下のかわいいアシュトンと再婚して、めでたしかな。
でも、もしも、この映画リメイクするとしたら、ビリー役の筆頭はアシュトンだなと思ったので、デミってすごいかも。
歳を越えて生きてるね。
同じくブラッド・パックで大人気だったロブ・ロウは、少女わいせつ事件で残念ながら姿を消し、数年前から久々に「ザ・ホワイトハウス」で、復帰しているけれど、このドラマで大統領を演じているマーチン・シーンの息子、エミリオ・エステベスもこの映画でロブ・ロウと共演して同じくブラッド・パックで大人気だったんだから、不思議な縁ですの。
エミリオ・エステベスは、ポーラ・アブドゥルと、結婚・離婚したとこまでは知ってたんだけどね~、最近どうしているのやら。
やんちゃな弟、チャーリー・シーンもデニス・リチャーズに離婚宣言されてたし、兄弟ともどもかんばって欲しいですね。
アリー・シーディは、最近、どっかで見たなぁ・・・と思っていたら、『ハイ・アート』でゲイのお姉さんの役やってたねぇ。
ガラッと雰囲気変わっちゃったから、分からなかったよ。
アンドリュー・マッカーシーなんて、超懐かしかったよ。
この映画でいい味出してたんだけどねぇ~。
どこ行っちゃったかなぁ?
この映画で脇役だった、アンディ・マクドゥエルは今でも残っている人に入るのかな?
でも、最近見ないよなぁ・・。
ってことで、やはり、この映画ではサイボーグ・デミだけが、荒波を乗り越えて生き残ったんですの~♪
ブルース・ウィリスとの結婚が運を呼んだ気もしないでもないですね。
大学時代の懐かしい思い出よ再び~。という方、「そうそう、私もブラッド・パックにはまったわ~♪」という方、オススメです。

10月 2, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (4) | トラックバック (1)

2005/09/09

ジャッキー・ブラウン

『キル・ビル』以外のタランティーノ作品は大好きで~、これもお気に入りの一本。
WOWOWで数日前に放送されていたものを、ビデオに録画して鑑賞☆
とにかく、かっこいい。
jackie_brown

<STORY>
44歳のベテランスチュワーデス、ジャッキー・ブラウン(パム・グリア)は、独身。
実は、銃の密売人・オデール・ロビー (サミュエル・L・ジャクソン)の金の運び屋をしている。
それが、オデールの手下であるボーマン (クリス・タッカー)が逮捕されたことで、市警とFBI にばれてしまう。
市警のマーク (マイケル・ボーウェン)と、FBIのレイ (マイケル・キートン) は、ジャッキーに接触。
オデールの金の他に、コカインを所持していたことから逮捕されてしまう。
オデールは、保釈金融業者のマックス・チェリー (ロバート・フォスター) に保釈を依頼。
その一方で、オデールは新しいパートナーとして、昔のムショ仲間ルイス (ロバート・デニーロ)を受け入れる。
ガールフレンドのメラニー (ブリジット・フォンダ)に、ルイスの世話を任せる。
ジャッキーの保釈に行ったマックスは、その場でジャッキーに一目惚れ。
マークとレイは、再度ジャッキーに接触してオデールを逮捕するために協力を要請する。
仕事を失いたくないジャッキーは、警察の要請に悩むが、オデールは手ごわい相手だった。
そして、次の金の受け渡しの日が近づいていた・・・。
いや~。マジでかっこいいなぁって久しぶりに見て思った。
「世界はジャッキーを中心に回ってる」って感じの映画。
ジャッキーが全ての男を振り回してる訳さ。
2時間半とちょっと長めな映画なんだけど、画面の隅から隅まで面白い。
まぁ、もちろん、ジャッキーに振り回される男性達、みなさん、どこかヌケてまして (ーー;)
そこがまた面白いんだよね。
それまでのタランティーノ作品ってセリフの面白さみたいのがあったんだけど、この映画は人間の面白さを見る映画に仕上がってるの。
映画に出てくる人間は、みんな完璧でかっこいいっていうハリウッド的なものと一線を画してる。
それでこそ、このジャッキーのかっこよさがより引き立つわけで、もう全てがジャッキーのためにある映画なのよね。
私のお気に入りのシーンは、マックスがジャッキーの保釈に行くシーン。
遠くからただ一人ジャッキーが歩いてくるんだけど、その歩いているだけの映像に、ジャッキーの人生が見えるのよ。
もう、生きていくことに疲れてしまってるジャッキーの姿が見えるの。
それを見てるマックスがジャッキーに惚れちゃうのが分かるシーン。
ただ歩いてるだけなんだよーーー。
だけど、見てるだけで、ドキドキするんだよね~。
で、演出も良いけど、役者も良いの。
先日の「コーチ・カーター」のカーターとは、180度違う役柄のサミュエル・L・ジャクソン。
役者だよなぁ。ホントにいそうだもん。こんな銃の密売者。
で、驚きなのが、ロバート・デ・ニーロでしょう。
こんなボケキャラのデ・ニーロは、ここでしか見れないので、要チェックでございます。
でも、デ・ニーロ先生はさすがでございます。
救いようの無いボケキャラも見事にナチュラルに演じておられます。
いや~、この映画でのお気に入りキャラだね~。
さらに、ジャンキー役のブリジット・フォンダも良いね~。
ブリジット・フォンダってこの金髪おバカ娘路線で売った方がいいのでは?と思わせます。
でも、なんてたって、タランティーノがパム・グリアーのために作った映画ですから、パム・グリアーが良いに決まってる。
マジでかっこいいよ、パム・グリアー!!
そんな映画です。

公開当時、現役映画評論家だった淀川長治さんの映画評も読んでみてくださいね☆

淀川長治の銀幕旅行

9月 9, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/04

シービスケット

あ~、大好きなんだ~。この映画。
温かくて、美しくて、泣ける。
本当に三拍子揃った素晴らしい映画なのだ。
seabiscuit

<STORY>
自転車屋を営んでいたチャールズ・ハワード (ジェフ・ブリッジス)は、偶然の出来事から自動車ビュイックを開発することになり、自動車産業に成功。
妻と息子の三人で、裕福な生活を送るまでになっていた。
調教師トム・スミス (クリス・クーパー) は、馬と共に大地を駆け回っていたが、自動車の出現で自由に駆け回ることもできなくなり、居場所を求めて放浪の旅をしていた。
裕福な家庭にうまれたジョニー・ポラード (トビー・マグワイア)は、詩を暗誦するような文学少年だったが、父が彼の乗馬の才能を見出し、ジョニーも乗馬を楽しむようになっていた。
そのとき、アメリカに大恐慌時代が訪れる。
事業を縮小したチャールズだったが、その上、事故で一人息子を失ってしまう。
夢中になっていた自動車レースもやめてしまい、妻とも離婚。
そんな傷心の彼を夢中にさせたのは、競馬だった。
放浪のスミスは、骨折した競走馬を引き取りケガを治す等、他の調教師が行わないようなことをしていることから、変人扱いされてしまう。
ジョニーの家は、事業が失敗して全てを失ってしまう。
乗馬がうまかったジョニーは、両親から厩舎に捨てられるように置いていかれ、赤毛だったことからレッドと名づけられ、ジョッキーとしての生活を歩み始める。
そして、チャールズが馬主になることを決心し、変人といわれていたスミスを調教師として雇い、スミスは競走馬にピッタリな強い性格をしていたシービスケットの購入をチャールズに勧める。
そして、同じくシービスケットのように気の荒いレッドをジョッキーとして雇うことに。
しかし、シービスケットは、まっすぐ走ることさえ出来ない競走馬であり、レッドは気の強すぎてレースに勝つことに集中できないジョッキーだった・・。
アメリカの大恐慌時代に人々に夢を与えた、本当のお話。seabiscuit2

お話を説明すると長くなってしまうけど、とにかく見て欲しい。
この映画を見た人何人かと話をしたけれど、誰もが「はじめは何が起きているか分からなかった」と言われた。
確かに、ハリウッド映画を見慣れていない人には、誰が誰だか分からず、ただ退屈な1時間かもしれない。
でも、それでも途中であきらめずに、絶対に最後まで見て欲しい。
中盤から終盤にかけて、目が離せなくなるはずだから。
この映画の見所の全ては、競馬のレースシーンにある。
主役は“馬だ”と言っていいほど、レースシーンは圧巻。
息子を失ったチャールズにとって、レッドは息子同然。
生きる目的を失っているトムにとってシービスケットは、彼の新たなる目的。
厩舎を転々としてきたレッドにとって、同じような境遇のシービスケットは同士。
彼らの思いの全てが重なるレースはどれも目が離せない。
ギャンブルが本当に嫌いな私には、競馬なんて無縁であり、関わりたくもないと思っていたけれど、ギャンブルではなく、スポーツとしての競馬は本当に奥が深いのだと、この映画に教えられた。
今では、ちょっと考えを改めて、競馬についてもっと知りたいなと思う。
ちなみに、その奥を知りたくなった人には、同じく原作もたっぷり泣けるので、原作もオススメ。
ちょっと厚いけど・・・。
そして、先ほど「退屈なシーンかも」と言った前半1時間。
退屈かもと思えるほどにじっくりと丁寧に描いた理由が後半に分かる。
彼らの生い立ちを知ってこそ、彼らがレースにかける気持ちがわかり、常に助け合おうとする彼らの気持ちがすんなりと理解できる。
そして、ラストには大きな感動が待っている。
だから、ちょっと退屈でも最初の1時間は絶対に見て欲しい。
主役は“馬”だと言ったけれど、もちろん、役者達の演技も素晴らしい。
特に、ジェフ・ブリッジスは、心が広く、懐が深い男を実に自然に演技している。
こんなに穏やかなジェフ・ブリッジスっていつ以来だろう・・。
馬に静かに語りかけ、馬の心を知る調教師・トムを演じたクリス・クーパーも、イメージがいつもと違う。
今まで頑固親父なイメージだったのに、今回は落ち着きのある静かな男を演じていて、これまた素晴らしい。
そして、なんてたってトビー・マグワイアでしょう。
あの馬に乗る姿勢は、本当にジョッキーみたいじゃない。
また、その乗馬はあくまでも役になる最低限必要なことであり、シービスケットと心を通わせる演技に全てを集中させているところがいいんだよね~。
ここ数年、トビーの演技に失敗が無い。
『サイダー・ハウス・ルール』に、『スパイダーマン Ⅰ、Ⅱ』
かつて「ディカプリオの親友」と言われていた彼だけど、そのうち、「ディカプリオのライバル」になる日も近いでしょう。
シービスケット 公式サイト

9月 4, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/08/23

シンデレラマン

本日、めでたいことに、このブログを開設してから2ヶ月が経ちました。
常に辛抱強く暖かい皆様が、私のダラダラとした話を読んでくださるおかげで、アクセス数も徐々に増えています。
これからも、映画・本・お芝居・art・音楽・・・などなど、毎日見聞きした話をマイペースにダラダラと書いていきますので、よろしくお願い致しますm(_ _)m

二ヶ月記念の挨拶はこの辺にして、昨日、何年ぶりかに試写会に行ってきた。
場所は霞が関にあるイイノホール。
ここは初めてだったんだけど、すごくきれいで、大きなホールだった。
が、夏の映画館に必須の上着を忘れてしまった私・・(ーー;)
寒かった~。
上映作品はラッセル・クロウの新作 『シンデレラマン』
cinderella_man
<STORY>
1930年代の大恐慌時代のアメリカ・ニューヨーク。
かつてチャンピオン目前のボクサーだったジム・ブラドック (ラッセル・クロウ) は、ケガを繰り返し満足に試合もできず、ライセンスを剥奪され、日雇い労働者として港湾にでかけ、貧民街で妻・メイ (レニー・ゼルヴィガー)と小さな子供たち3人と共にかつての栄光からは想像もできないような生活を送っていた。
大恐慌は彼らに冷たく、日雇いの仕事は常にあるわけではなく、借金がかさみ、真冬の寒い日にとうとうガスを切られてしまう。
そんな状態で熱を出してしまう子供を見て、子供達を親戚に預けることを提案するメイ。
しかし、ジムは子供達を手放すことに耐えられず、市から金を借り、かつでボクサー時代に世話になった人たちに頭を下げて金を借り、借金を返してガスを通し、子供達と暮らすことを選ぶ。
だが、ジムにはその借金を返すあてがなかった。
そこへ現れたのは、ジムのマネージャーであり、親友でもあるジョー (ポール・ジオマッティ) だった。
ジョーは「ランキング2位の対戦相手がケガをして試合相手がいなくなった。またリングに立ってみないか」とジムに提案する。
ジムは、ボクシングよりもファイトマネーの250ドルに魅力を感じて、ジョーの提案を受けることにしたが、メイはそれをあまり良く思っていなかった・・・。
さて、これは、実際にアメリカであったお話で、大恐慌時代に、貧しい暮らしをしていた人々が自分と同じ境遇から出てきたジム・ブラドックに希望を託していたらしい。
その様子を見たスポーツライターが彼に「シンデレラマン」というニックネームをつけたそうで。
私、個人的にスポーツとしての格闘技とか、ボクシングとかどうも好きになれず、喧嘩して勝ったからって何がエライの?ぐらいにしか思ってない。
そんな私でも、ファイトシーン盛りだくさんのこの映画を十分楽しめた。
なぜなら、それは、ファイトシーンの背景として家族の姿がしっかり描かれているから。
ボクサーとしてのジム・ブラドックより、家庭人としてのジムにスポットライトが当てられていることがすごく良かった。
一時は贅沢な暮らしをしながら、どん底まで落ちてしまった男と一緒に暮らすということは、想像以上の忍耐力が必要だったはず、それでも、夫を見捨てることなく、常に支え続けたメイがそばにいたからこそ、ジム・ブラドックはシンデレラマンになったのよ。

そこをしっかり描いてくれたから、最後まで楽しんでみることができた。
ただし、このての映画は既に何度も描かれていることもあり、新鮮味に欠ける。
常に子供達と妻を心に、ファイトし続ける姿は感動的。
だけど、この映画にしか描けないものが欠けている。
“十分楽しめた”けど、“すごく感動的”には少し物足りない。
そんな気分。
何より、ラストが予想通りというのは、感動が薄くなる。
最後は字幕で説明させるのではなく、映像として織り込んだ方が感動的だったように思う。

ラッセル・クロウは『LAコンフィデンシャル』以降ここ数年良く見ているけど、今回は良かったねぇ。
『インサイダー』の時のような実在した人物にどっぷりつかったラッセルを楽しむことができる。
ラッセルだけでなく、共演者達がすごく良かった。
ついこの間まで負け犬仲間だったのに、最近電撃結婚したレニー・ゼルヴィガーも良かったなぁ。
母親の顔してたよ。
それに、親友ジョーを演じた、ポール・ジオマッティがすごくいい。
今まで情けない役が多かったけど、今回は、誰よりも頼りになる男だったなぁ。
アメリカでは作品としての評価が高かったわりに、興行的に失敗したと言われるこの映画。
「本年度アカデミー賞最有力候補」って、半年も先のアカデミー賞最有力候補作品をなぜ今頃公開するんだ?
逆にうそっぽく見えるから、そんな使い古されたコピーは使わない方がいいと思う・・・。

シンデレラマン 公式サイト

8月 23, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (22) | トラックバック (73)

2005/07/27

スター・ウォーズ episodeⅢ シスの復讐

暑い・・・・・・。マジでダークサイドに落ちそうになるぐらい暑い・・・・。
今日は、今年2番目の暑さだって・・・。台風一過だから・・?みたいね。
台風一過って、幼き頃、台風一家だと思ってたんだよね。
台風に父さんや母さんがいてさ、一家でやってくるんだと思ってたよ。マジで・・・(^^;)
sw3_2
私のバカ度アピールはその辺にして・・、この夏最大のイベント「SW episodeⅢ」に行って来たよ~。
今回のテーマは「アナキンはいかにしてダースベーダーになったのか」でしょ~。
つまり、今回のepisodeⅢは、観客が結末を知っているってことなのよね。
当然、私も旧三部作は何度も見た人なので、オチは当然のように知ってた訳で、ちょっと心配だったんだけど、そんな心配は全く必要なかったね。
最後のオチを知ってて楽しめる映画もあるんだね~。
それどころか、“オチあってこそ”のepisodeⅢだったよ~。
簡単にストーリーを説明すると・・。
anakinアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)と、オビワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)は、誘拐された最高議長を救出する。obiwan戻ってきたアナキンは、padme妻・パドメ(ナタリー・ポートマン)から妊娠していることを知らされる。
幸せなはずのアナキンだが、その日から悪夢をみるようになり、不安になる。
それは、パドメが出産後、すぐに死んでしまうという夢だった。
両親がなく、常に無鉄砲な行動をするアナキンにとって、パドメは唯一の家族であり、理解者。
失いたくないという思いが、日々強くなる。
そんな時、最高議長からダークサイドが持つ力を教えられる「ダークサイドを支配するものは、人の死をも支配することができる・・・」その時から、アナキンの心は揺らぎ始める・・・。

こ、これ以上は言えない (ーー;)
sw3_1ホントに想像以上に面白かったんだけど、何が良いって、「アナキンの気持ちがわかる」←これ。
旧三部作に出てきたダースベーダーは、同情することなどできない“THE・悪の権化”。
でも、ダースベーダーになる前の彼が守りたかったのは、ジェダイでも元老院でも共和国でもない、ただ一人・愛する妻だった。
ってのが、このepisodeⅢで分かるんだけど、そこをピークにして、悪の力が強くなると、今度は妻だけでなく、宇宙全体を支配することが彼の目標となり、異を唱える妻さえも邪魔になってくる・・。
その心情的変化をすごく丁寧に表現していたのが良かったとなぁ。
アナキンのエゴの犠牲になってしまったパドメはまるで「ハムレット」の“オフィーリア”のようで・・。
あぁ、なるほど、真実に気付くことなく孤独な王となっていくアナキンは“ハムレット”かもね
正直、スターウォーズでこんなに心情的に共感できたの初めて。r2
それぐらい、アナキン切なかったよ。yoda
なんか、あんなアナキンの姿を見てしまうと、次から旧三部作のダースベーダーを見る目が変わるよ。絶対。
演じてるヘイデン・クリステンセンもすごく良くて、“男”になってたんだよね~ (@@)
かなり、かっこよかったなぁ。
ついこの間まで、“少年”って感じだったのにねぇ。
今後が楽しみな俳優さんだねぇ。

それだけじゃない!!
今回は、面白さ盛りだくさんで、ライトセイバー持って大活躍のマスター・ヨーダは思わず“さすが”と言ってしまうかっこ良さだったし、いざという時に頼りになる“オビワン”ユアンもステキだったわ~。
個人的には、ウーキー・チューイの故郷が見れたのが良かったなぁ。
うれしかったよぉ。
おぉ~、チューイ~!!なんて、ちょっと、ハン・ソロ気分になったりして (^^;)
で、最後の最後に次のepisodeⅣへのつながりをしっかり確認したところで、あぁ~完結しちゃったよ~(T_T)
感動~(;_;)今までのすべての謎がこれで完結した。スッキリした!!
そう、この感動は、いままでのエピソードを全て知り尽くしてこそ得られるものなので、“見たい”と思う人は、今までの作品を全て見ることをオススメしま~す (^▽^)/

スターウォーズシリーズ公式サイト

7月 27, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (2) | トラックバック (20)

2005/07/07

サハラ-死の砂漠を脱出せよ-

この『サハラ』
見に行こうと思っていて、もうすぐ終わりだってことに気づいてあわてて行ってきた。
この映画の原作「SAHARA」は、クライブ・カッスラー著のダーク・ピットシリーズのうちの1作。とのことで、アメリカでは大ベストセラーらしい。冒険小説系に全く疎い私は、そんなこと全く知らなかったのだ (^^;)へへへ

簡単にストーリーを説明すると・・
sahara海中・海洋で調査、発掘を行う機関・NUMA(国立海中海洋機関)が、ナイジェリアで発掘調査を行っていた。エージェントの一人、ダーク・ピットは近くで発見されたコインをもとに、南北戦争末期に行方不明になった甲鉄艦がニジェール川の上流のどこかにあると確信し、同じくNUMAのエージェントで親友のアル(スティーブ・ザーン)を連れ、NUMAの提督(ウィリアム・H・メイシー)のボートを借りてニジェール川上流へ向かう。
一方、WHO(世界保健機関)の職員であるエヴァは、謎の疫病の発生源を追っていた。ニジェール川上流に発生源があることをつきとめたが、内戦のため、通常ルートでは入国できないことを知る。そして、NUMAのボートの存在を知り、ダークやアルと一緒にボートに乗ってニジェール川上流へ向かう・・・

その後のお話は、だいたいインディ・ジョーンズシリーズを想像していただくと良いかな。あんな感じ。
まぁ、もちろん、見ていてつっこみたいことは盛りだくさんよ。
当然、ハリウッド映画だから、細かいところはご都合主義で逃げ切るさ。
でも~、こういうアドベンチャー・ムービーで細かいことぉ言っちゃぁオシメェよ( ̄- ̄)b
この際、細かいことには目をつぶってね(≧▽≦)

きっと、この映画ね、その原作が相当面白いんだと思う。アメリカじゃぁ、全巻あわせて1億2千万部(@@)の売り上げなんだって。すごいね~。ちょっと、読んでみようかなって気分60%。
ま、細かいことを気にせずに、一緒に冒険楽しんじゃえ!って気分に乗っかって見れば、最後まで楽しめること間違いなし
運良くサハラを脱出するときにゃー、それ私も乗ってみたい~(@@)と思ったし。
が~、ストーリーだけじゃなく、キャスティングもすごい成功してると思う。
どんな困難があっても、勇敢に立ち向かって頼りになる男・ダーク、ちょっとドジだけど、友情に厚い・アル。
この、マシュー・マコノヒーと、スティーブ・ザーンのコンビがすごくいい。
マシューは、今までのナイスガイ・マシューに加えて、大人の余裕のようなものが感じられるようになったなぁ。
その相棒・アルを演じるスティーブ・ザーンは『サンキュー、ボーイズ』のまるでだめな夫役のイメージがすごく強くて (^^;) 
なんか、だらしないイメージがあったんだけど、今回はお笑い部門担当で、すごくよかったわぁ。面白かった。
このマシューとスティーブのアクションをやるタイミングがすごくピッタリで、幼い頃から一緒に育ってきたっていうのが、まるで違和感無かったよ。
さらに、今回、高感度高かったのが、ペネロペ・クルス
なんか、こういう冒険モノのヒロインて、いつもブロンドで、砂漠なのになぜスカート??
なんで、そんなにおバカなことするの???
ってタイプの人が多くて、「女は必要なし ( ̄- ̄)b」ぐらいに思ってたけど、ペネロペは良かった。
・まず、爆破が起きてもキャーーーーーと言わない。
・パニクっておかしな行動を起こしたりしない。常に冷静。
・最後は顔中泥だらけ。
たとえそれがアクションシーンであっても、最後まで常に対等だったペネロペは、私の中で、すごい高感度大だった。
たまにいるんですよね。砂漠とかジャングルの中にいるのに、涼しい顔してる人。
やたらとわめいたりしないところも、ナイスだったわぁ。
あ、そうそう、提督役のウィリアム・H・メイシー。今回は、いいヤツキャラで、ピンポイントながら楽しませてくれた。次回作があるなら、出番を増やしてあげてほしいな。
いかにして、彼らが財宝をゲットするかは、映画を見て楽しんでいただくとして、日本とヨーロッパが当たれば、続編の可能性もありだって~。
サハラ-死の砂漠を脱出せよ-公式サイト
どうも砂漠の冒険モノというと、これを思い出してしまう『インディ・ジョーンズシリーズ』私のお気に入りは、「最後の聖戦」で、若き日のインディーをリバー・フェニックスが、インディの父をショーン・コネリーが演じてるバージョン。どうやら、インディ・ジョーンズ4の製作に入るとか入らないとか聞くけど・・、その後、どうなっているか不明。久しぶりにDVDで見たくなっちゃうな~

7月 7, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (6) | トラックバック (16)

2005/06/26

さよなら、さよならハリウッド

hollywood_ending
実はこれ、GW期間中に恵比寿ガーデンシネマまで行った(管理人は横浜在住)のに、満席で見れなかったの・・・・(T_T)
100円でも安く見たかったから、前売り券まで買って行ったのに、門前払いかよーーーー(ToT)
結局、もう一つのスクリーンで上映されていたキム・キドク監督の『サマリア』を見ることに。ベルリンで銀熊賞を取ったというので、期待して見たら(ーー;)ツイテイケナイ・・世界で・・。なんだか、悔しい思いを心に残したまま帰宅・・。

苦節1ヵ月半(大げさ!!)リベンジして良かった~~~~~。爆笑だったよ~。(≧▽≦)
これで、本当につまんなかったら、金返せ!!っていいたくなるとこだったよん♪
ただし、この映画、『ハリウッド映画だ大好き』又は、『ハリウッド映画が大嫌い』な人、どちらかにオススメ
あぁ、もちろん、ウディ・アレン好きにもオススメ。
映画の原題は“Hollywood Ending”(=ハリウッド的な終わり方)、で、そのストーリーは・・、昔、天才と言われた映画監督(ウディ・アレン)が、その後、代表作も無く落ちぶれているところへ、自分にぴったりの脚本が送られてきた。が、その映画のプロデューサーはハリウッドの大物プロデューサーを恋人に持つ、元妻(ティア・レオーニ)だった・・・(><)
もうね、さすが、ウディ・アレン。
セリフの隅々に気が利いていて、爆笑(≧▽≦)ハリウッドを皮肉った(バカにした?)セリフ満載。NYにこだわって、あまりハリウッドには近寄ろうとしないウディだからできる作品なのだ。
皮肉っているのは、それだけじゃない。ウディの身に起きた実話だけど、10年ほど前、妻である女優、ミア・ファーローと離婚して、歳の離れた養女と結婚してしまう。という、韓ドラもびっくりの泥沼しちゃったのだ(@@)
そのウディの環境に似てる??と思えるシチュエーションがこの映画にもある。主役の映画監督は、歳の離れた、若~い新進女優(デブラ・メッシング『ふたりは友達?ウィル&グレイス』)と同棲しているのに、元妻に未練たらたら(ーー;)よりを戻そうと必死よ。その必死ぶりがまた、おかしい(^▽^)んだけど、これって、ウディの本音じゃな~い(@@)??って思っちゃう。しかし、そんな自虐ネタ、しっかり笑えるのが、ウディなのね~。
あ、でも、実際のウディは落ち目じゃないし、必死にならなくても素晴らしい映画を毎年ちゃんと撮り続けているという点では、主人公・ヴァルとは全く違う点ね。んーー、でもーー「ハリウッドより、ヨーロッパの方が評価が高い」ってのはウディ本人かもね☆
さよなら、さよならハリウッド公式サイト
恵比寿ガーデンシネマ公式サイト
ウディ・アレンの映画はたくさんあるけれど、その多くがウディ・アレン主演作。実は、ウディ本人が出ていない映画にも、良いのがいっぱいあるのです。その一本がこれ。『ギター弾きの恋』どうも、ウディ・アレンのマシンガントークが苦手(ーー;)な人も、セリフがちょっと難しい・・(’’?)という人も、きっとこれなら大丈夫。情けない男の悲恋の物語なの。
ドーシヨウモナイけど、腕は誰よりも上というギター弾きをショーン・ペンが、もっとも注目されている若手女優、サマンサ・モートン(『マイノリティ・リポート』)がその恋人役を演じていて、二人ともとても素敵なので、是非、ご覧下さいね☆
~追伸~
アコースティックギターを弾くショーン・ペンも見ものだけど、その音色もとても素敵なので、音楽も楽しんでね♪

6月 26, 2005 映画-サ行(アメリカ) | | コメント (4) | トラックバック (9)