2009/10/26

ハンコック

ウィル・スミス主演 ヒーロー映画

昨日、WOWOWで『ハンコック』を放送していた tv ので、
見ることにしました。
私は、劇場公開時に見たのですが、
母がウィル・スミスではなく、
シャーリーズ・セロンが好きなのです。

ウィル・スミスは、
地球を救うためにこの世に降りてきた天使です shine

そこで、素朴な疑問なんですけど、
ウィル・スミスって、地球を救ったの何回目?? gawk

ハンコック

メン・イン・ブラック』(2回もね)でも、
インディペンデンス・デイ』でも、
アイ・ロボット』でも・・・。
他にもあった気がしますが・・・。

もう、いい加減ヒーローネタは
飽きるよねぇ・・・  despair

それより、
ウィル・スミスと並んでも、
ちっとも小さく見えないどころか、

同等の体格に見えるシャーリーズ・セロンって、
どんだけ大女なんでしょう・・・ coldsweats02

あぁ、そんなことより、
ハンコック』の内容でしたね。

ビール beer とポップコーンを用意して、そんな、バカ話をしながら、
突っ込みつつ、おバカなアメリカンジョークに
付き合いで笑ってあげる coldsweats01 ような映画です。

脱力したい時にオススメです。

ハンコック 公式サイト
WOWOW
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10月 26, 2009 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/08/20

HACHI 約束の犬

私を動かしたラッセ・ハルストレム

個人的にリチャード・ギアって苦手な俳優だし、話も知っているからあまり興味が沸かない映画ではあったのですが、監督が、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレムだと知り、
「見なくては!!(@@)」
と、急遽行ってきました。

が、残念なことに、あまり心を動かされる映画ではありませんでした。

HACHI 約束の犬

誰もが知ってるハチ公物語

話は誰でも知っている話ですし、渋谷に行くたびにお目にかかります(^^;)
「心を動かされない」
と、思ったのは、アメリカと日本では“忠犬”に対する考え方が違っていて、アメリカ側には、それが正しく伝わっていなかったのかもなぁと思ったんです。

今回のハチ公は、「お父さんにどこまでも尽くして、お守りする忠犬」ではなく、「いつでも遊んでくれる恋人のような友達」です。
だったら、別に秋田犬じゃなくても、ゴールデン・レトリバーでも良かった気がするけれど(^^;)
まぁまぁ、それは、秋田犬のハリウッド・デビュー、世界進出を祝うとして(笑)、お父さんとハチの主従関係が日本とアメリカで微妙に違っていたために、少し解釈が変わってしまったのが、感覚の違いの原因にあると思ったんです。

HACHI 約束の犬

お父さんとハチの関係性に対する微妙な違い

アメリカでは、一緒にフリスビーをしたり、ジョギングしたり、ボール遊びをしたりするバディ的役割がとても大きいのですが、当時の日本では家族に仕えて、家族を外敵からお守りするのが忠犬で、だからこそ、毎日お父さんを駅までお見送りして、お迎えに行くのがハチのお仕事だったはず。
その
「守るべき存在だったお父さん」
がいなくなったことをいつまでも知らずに、その任務を毎日、毎日遂行していくハチの姿を見て、
つい、
「ハチお願いだから、お父さんはもういないんだから、辞めてちょうだい」と言ってしまいたくなるのが、心にグッと来るポイントなんですよね。

アメリカ版だと、その“忠犬”が“バディ(仲間)”に変わってしまったので、毎日お父さんを迎えに行く動機が曖昧になってしまったような気がします。
この子は、ただお父さんに会いたいだけで、毎日駅に通うのだろうか・・・。
ただ「会いたい」だけなら、どこの家の犬もやるはずで、他でもないハチが毎日、そこまでやり続けたのは、お父さんとハチの間には、誰もなし得ないような主従関係がなりなっていて、日本人には、自然とその感覚が染み付いていたから、今回のアメリカ版には、かなり違和感が残るのです。

HACHI 約束の犬

監督の意図は・・・

ラッセ・ハルストレムという監督は、『ギルバート・グレイプ』、『サイダーハウス・ルール』、『ショコラ』と、日頃日が当たらない人たちに日を当てるのがとても上手い監督なので、日本では有名だけれど、他の国では全く知られていない『ハチ公物語』という、小さな実話に光を当てたかったのかもしれない。

個人的には、長いこと一緒に暮らしながら、お父さんが亡くなってから突き放してハチを突き放してしまったお母さんに納得がいかず、それなら、ハチが路頭に迷うのも当然で、しばらく経ってから事実を知ったお母さんのドライな対応にマスマス腹が立ったのでした。
いくら飼うのに反対だったからってねぇ・・・。
もしかして、アメリカ版ハチは、家族に捨てられて路頭に迷ったかわいそうなホームレス犬なのかも・・・。

そこにも、アメリカと日本の感覚の違いが出ているのかも・・・。

HACHI 約束の犬 公式サイト

8月 20, 2009 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009/08/19

ハリー・ポッターと謎のプリンス

基本的に、ファンタジーは苦手ですが・・・

ハリー・ポッターシリーズの第6作を見てきました。
基本的に、ファンタジー映画は苦手なんですが、それを第6作まで見続けるというのは、私の中では異例中の異例です。

率直に言うと、今回の第6作は、ハリー・ポッター最終話へ続く“つなぎ”でしかなく、今までのシリーズの中ではトーンが少し落ちた感じがしました。
そして、ファンタジー映画が苦手な私が、なぜ、このハリー・ポッターシリーズを見続けてきたのか、少し理由が分かった気がしました。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

大人が見ても納得するために

児童書を原作とするハリー・ポッター映画版が、大人の映画ファンにも受けいれられるようにした目玉の一つに、
「イギリス演劇界の豪華キャスティング」
があります。

今までのシリーズにスポット参加していたケネス・ブラナーエマ・トンプソンや、準レギュラー化していたヘレナ・ボナム・カーターゲイリー・オールドマンレイフ・ファインズ、そして、レギュラーのアラン・リックマンマギー・スミスなど等、他にも、イギリスのベテラン俳優がずらずら出てくるのが魅力の一つで、私は、彼らの演技を見るのが、この映画を見る楽しみの一つになっていました。
この俳優たちの演技を見るために、このハリー・ポッターを見続けてきたんだなぁと思ったんです。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

目玉俳優の欠落

ところが、今回、そのうち、シリウス・ブラックを演じているゲイリー・オールドマンと、ヴォルテモート卿を演じているレイフ・ファインズが出ていない!
私自身、自分が思った以上に彼らの登場をとても楽しみにしていたらしく、
なんで今回は、ヴォルテモートとの直接対決が無いんだと、がっかりしてしまいました(ーー;)
そのがっかり感が、今回、私に中だるみ感を思わせた要因の一つになりました。
ゲイリー・オールドマンについては、確か、アメリカ映画業界の労働組合の関係で出られなくなってしまったと思ったけれど、原作があるとはいえ、代わりとなるような強烈なキャラを立てて欲しかったような気もします。

豪華俳優陣の中、今回、際立っていたのが、“魔女”ヘレナ・ボナム・カーターでした。
セリフは少ないながらも、“悪い魔女”の雰囲気がピッタリで、内心、「眺めのいい部屋」の彼女はどこへ行ったんだろう・・・( ̄_ ̄)と思いつつも、やっぱり、「さすが!」の威圧感で、“魔女パワー”炸裂でした。

それに、今回、重要な鍵を握るのがアラン・リックマンです。
ダイ・ハード」でもお馴染みで、誰もが知る名優ですし、最後まで“善”なのか“悪”なのかを判断しきれない微妙な立ち位置を見事に演じていたのは分かりますが、予想の範囲を超える演技を見ることはできず、やはり、これは、次回へ気を持たせる“つなぎ”なのかな・・・と思ってしまいました。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

残念なグイディッチ

そして、今回は、今まで比べてメリハリがあまり利いていない気がしました。
私がハリー・ポッターシリーズで、好きな場面の一つに“グイディッチ”の競技シーンがあります。
サッカーでもなく、ポロでもなく、ホッケーでもないあたりが、とてもイギリスらしいし、何より、迫り来るスピード感が好きなんですが、今回の“グイディッチ”は、スポーツの高揚感のようなものが出し切れていなかったような気がします。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

ホグワーツは恋の季節

あまりメリハリの無いアクションシーンの代わりというわけでもないでしょうが、今回、目玉となったのは、思春期を迎えたハリーたちに訪れた“恋の季節”です。
そうね・・・、それって、熱狂的なファンには必要なシーンでも、私には、あまり興味が沸かず・・・。

それよりも、私が期待していたのは、前回、ダークサイドに引きずり込まれそうになった自分の“暗部”に気付いてしまったハリーが、どんな風に成長していくんだろうというハリーの精神面の成長だったのですが、その描写はあまり無く・・・。
次回へ持ち越しなんでしょうかねぇ?

ハリー・ポッターと謎のプリンス

最終話への期待

そう文句を言いつつも、きっと最終話も見るに違いなく、きっと、最終話は、ゲイリー・オールドマンは出られなくても、レイフ・ファインズが活躍することに違いなく、舞台は学校を超えて、スケールも大きくなるはずなので、次回を楽しみにしたいと思います。

ハリー・ポッターと謎のプリンス 公式サイト


8月 19, 2009 映画-ハ行(アメリカ), 映画-合作・その他, 映画-英国 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009/05/25

バンテージ・ポイント

大統領暗殺テロは可能か?

日曜日に、WOWOWで放映されていたこの「バンテージ・ポイント」を見ました。

スペインで演壇に立つアメリカ大統領を大勢の観衆の前で暗殺するテロ事件を描いた映画です。

デニス・クエイドウィリアム・ハートシガニー・ウィーバーフォレスト・ウィティカーサンディ・ニュートンという豪華キャストに、テレビドラマ『LOST』のジャック役でお馴染みのマシュー・フォックスまで出ていて、まず、キャスティングの豪華さに目で楽しめる作品になっています。

その俳優たちが一人も分からなくても大丈夫。
とってもテンポが速く、約1時間半で終わってしまうこの映画。
眠いなぁと思える前に見終わってしまうので、長い映画が苦手な人にも、たるい映画が苦手な人にも楽しめると思います。

Vantage_point

しかし、私としては、テロリストの描き方が物足りなかった。
この、「バンテージ・ポイント」では、「大統領暗殺」というテロを、ドキュメンタリータッチで描いています。
つまり、そこで起きている約1時間の事実だけが描かれているワケで、どうやってテロリストが集められたとか、どんな理念を持っているかなんて一切描かれません。

しかし、アメリカ大統領暗殺なんて、この世で最もリスクの高いテロを起こす以上、それなりに思惑があるんじゃないかなぁと考えるのです。

Vantage_point2

まぁ、それにしたって、やはり、次々と出てくる暗殺シーンやら、爆発シーンに、カーチェイスシーンは、ハリウッドにしかできないシーンのオンパレードで、その展開の速さは、思わず見入ってしまいます。

Vantage_point3

難しいことは考えずに、パパッと見たい!
という人には、オススメの映画です。
それに、現在、オバマ大統領になって、ここ数年で国内外から大統領暗殺テロが起きる可能性が最も高い時代となりました。
実際、オバマは群衆の前に立つときには、この映画のような出来事が起きることを想定して、かなり分厚い防弾ガラスを周りに立てています。
それでも、本当にオバマは大丈夫なんだろうか・・・と心配になる映画でもあります。

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5月 25, 2009 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2009/04/06

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

大好きな監督です

デビッド・フィンチャーは、大好きな監督のうちの一人です。
その中でも、ブラッド・ピットとコンビを組んだ『ファイト・クラブ』と『セブン』は大好きな映画のうちの一つで、今回も、このコンビと聞いただけで、「絶対観る!!」と決めていました。

人と違う生き方

主人公のベンジャミンは、老人の姿で産まれてきます。
母親は、彼を産んだと同時にこの世を去り、一人残された父親は、異常な姿の彼を育てる自信が無く、老人ホームに置き去りにします。
ベンジャミンは、運よく老人ホームで育ててもらえることになったのですが、彼は、成長するとともに、外見が若返っていくのでした。

Benjamin1

人間は思った以上に奥深い

なぜ、デビッド・フィンチャーが好きなのかというと、彼はいつも思慮深く人間を描いているからです。
毎回、「人間の常識」を超えた存在である主人公を登場させ、その“無意識”の部分から人間を観察すると、どんなに、人間が素晴らしい存在であるか、と同時に悲しい存在であるかを描いているのです。

例えば、「セブン」では、「自分が神の使い」と信じる男が、明らかに理性を無くした行動を起こし、キリスト教“七つの大罪”を誰も想像しなかった形で完結させます。
「ファイト・クラブ」では、自分が多重人格だと気付いていない人間が、無意識下で行っていた行動と、意識的に向き合うことになります。

今までは、この“理性を無くした人間の瞬間”とか、“無意識下の行動”がポイントになっていました。
今回は、“時を逆行する人生”で、これまた、「常識外」の生き方を描いています。

Benjamin2

周りの人たちと共に時を刻める幸せ

ベンジャミン・バトンは、サブタイトルにあるとおり、人とは違い「数奇な運命」を生きることになります。
そんな彼を観ているこちらが、何よりかわいそうだと思うのは、
「愛する人と同じ時を刻めない」
ということです。

血気盛んで、普通だったらティーンエイジャーのはずの彼も、見た目はおじいさん。
二十代、愛する女性と遊びに行きたい夜も彼は、中年。
愛する女性が三十代、自分が同じような年齢に差し掛かった時、ひと時の幸せな時間を過ごすけれど、また、時のすれ違い・・・。

Benjamin3

その、愛する人と共に過ごせたのは、わずかの間だった、気の毒なベンジャミンの人生から伝わってくるのは、
「人生は永遠ではなく、大切なのは一瞬」
であり、
「愛する人や家族と、共に息をして、共に成長することはとても素晴らしいこと」
なのです。

マイノリティへの愛情、そして応援

このベンジャミンの生き方を通して、
「少しぐらい人と違う人生でもいいじゃないか」
と、映画は語りかけてきます。
100人の人間が、数奇な目で見ても、一人の味方がいれば、生きられる。
これは、障害をもった方や、肌の色や人種が違うからと、人とは違う人生を強いられている人たちに対する優しさであり、応援メッセージでもあります。
「一瞬、一瞬を普通に生きていることが、既に幸せ」
なのです。
映画の端々から
「あぁ、人生って素晴らしい」
というメッセージを感じて、かなり、泣きっぱなしの私でした。

Benjamin4

ブラピはいつものように美しく、そして少し味が違う

いつもは、あまり演技をしているイメージのない(あくまでもイメージね・・・)、ブラピですが、今回は、正直少し驚きました。
愛するデイジーが20代、対するベンジャミンは、どう観ても父親世代。
デイジーに会いにバレーのメンバーが大勢いるところへ出かけた彼が見せた表情は、
「若者に囲まれて気後れするおじさんの姿」
ケガをしてしまったデイジーは、心を閉ざしていまい、その「彼女が心を開くまで、ひたすら待ち続けていた表情」、「本当の親に出会った瞬間の戸惑い」、「育ての親を亡くした悲しみ」、「これから自分が子どもになっていくのに、子どもができてしまった混乱」どれも、とても丁寧に感情表現していて、今までとは明らかに違うブラピでした。
正直、アカデミー賞ノミネート??と思っていたのですが、この演技を見て納得でした。
“若者に囲まれて気後れするおっさん”の気持ちをブラピがとても細やかに表現していて、そんな気持ちとは程遠い人だというイメージもあったので、余計に驚きでした。
「いい俳優なんだなぁ」
と感じ、“演技しているイメージが無い”なんて、失礼なこと言っちゃった。
反省します。

まぁ、とにかく、デビッド・フィンチャーが好きなんです

しつこいようですが、デビッド・フィンチャー好きなんで、かなり、監督の考えに偏った感想になってしまいましたが、彼の映画はいつも、こうして、人間の心理の奥底を深~く考えさせられるから、好きなんです。
予断ですが、デビッド・フィンチャーは好きなんですが、あまりご本人のインタビューとか見たこと無くて、映画の作風から、勝手にクレイジーなおっさんを想像していました。
今回、キャンペーンで来日し、ブラピと記者会見をしたフィンチャー監督は、すごーく優しい感じの紳士的なおじ様でした。
これまた、反省です。大好きな映画です。

大好きな映画『ファイト・クラブ』です。
ブラピ+デビッド・フィンチャーに加えて、大好きなエドワード・ノートンまで登場です。
人間は、もっとも大切なメンタル面にはあまり目を向けようとせず、見た目重視の行き方をして、無駄遣いが大好きです。
そんな人間が辿った結末にあっと驚かされます。

若きブラピの代表作『セブン』です。
しかし、おいしいところは、全部、ケビン・スペイシーが持っていってしまうという映画でもあります。
このころのグィネスは本当にかわいかった。
「神の使い」のつもりになって、大罪を犯した人々に神の裁きを与える連続殺人犯とそれを追う若手刑事のお話です。
最後の結末が悲しすぎて見たくないという人もいます。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 公式サイト

4月 6, 2009 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/11/07

ブーリン家の姉妹

キャスティングに魅かれました

もう1週間ほど前のことになりますが、この映画を見ました。
イギリス王室に翻弄されたブーリン家の物語です。
ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソンエリック・バナという強烈なキャスティングで、見ることにしました。
何が強烈って、ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソンという組み合わにすごく興味を持ったのです。
優等生(ナタリー)と問題児(スカーレット)の組み合わせのような・・・。
実際、見てみて、その組み合わせがピッタリはまっていたので、とても面白かったです。

Bleyn1

したたかな姉と慈悲深い妹

没落しかかった貴族、ブーリン家は、なかなか子宝に恵まれない王室に目をつけ、彼らの3人の子供のうち、美人姉妹である姉のアン(ナタリー・ポートマン)と、妹のメアリー(スカーレット・ヨハンソン)を王(エリック・バナ)に近づける計画を立てる。
彼らの計画では、長女のアンを側室にするつもりだったが、王が選んだのは、既婚者の妹、メアリーだった・・・。

ここには、二人の女性の生き方が対照的に描かれています。
強欲でしたたかな姉のアンと、正直で従順で、寛容なメアリー。
王が始めに選んだのが、メアリーなんですが、そこで、彼は人を見る目があるなと思わせますが、人間誰しもエアポケットの瞬間があるんですよね。
王が男性ならば、禁欲を強いられている間、したたか女にとっては、正に“狩りの好機”、したたか女アンの本領発揮となるわけです。

キャスティングとクロスオーバーする登場人物

この『ブーリン家の姉妹』は、その女の嗅覚と、本能がとても良く描かれている作品です。
さらに、面白いのは、そのキャスティングで、この二人の登場人物の性格を見た瞬間に、ハリウッドの女優事情に詳しい人ならば、常にスキャンダラスな話題がつきまとうスカーレットをアンに、どちらかと言えば、スキャンダルよりもクリエイティブで、クレバーな話題が多いナタリーをメアリーにキャスティングしそうなものなのに、この映画はそれを全く逆に使っている。

そこで、どんなアンサンブルを見せてくれるんだろう・・・。
と、期待値が高まるわけなのです。

で、実際、映画が始まってみると、なんともしたたかなアンであり、なんとも貞淑なメアリーなのです。
二人がとても生き生きと演じている。
まぁ、スカーレット・ヨハンソンについては、演技が上手いことは分かっていたので、このメアリー程度の貞淑な女性を完璧に演じることができるのは、分かっていたのですが、何といっても私を驚かせたのは、ナタリー・ポートマンです。

なんだろう。
見るからに、悪女・したたか・悪賢く・計算高い。
妬ましそうに妹を見る目、自分の罠にまんまとかかった王をあざ笑うかのように見つめる視線、両親さえも見下そうとする傲慢さ。
スクリーンの中での存在そのものが、もうアンになりきっている。

Boleyn2

かわいい小悪魔では済まない時代

しかしながら、世の中常に、因果応報。
強欲は大罪です。
多くの知恵を使って、はたらいた悪事、欺瞞、などは全て、自分の身にふりかかってきます。
素敵なな王様を手に入れたかっただけの小悪魔は、魔女狩りの対象に・・・。

それでも、どんなに虐げられても最後まで姉を見捨てることなく慈悲の心で優しくしていた妹・メアリーの生き方には、かなり心が動かされました。
私も、彼女と同じような立場になった時、一生憎んでも憎みきれない相手に慈悲の心を持てるだろうかと。

この二人の姉妹の行き方。
どちらが神に愛され、嫌われたのかは一目瞭然です。
まぁ、どう考えても、私にはアンのような生き方は、100回転んでも無理なので、ちょっとメアリーを見習って、もっと人に優しく生きたいなと思ったのでした。

才能あふれる若い女優たちの行く末が気になる

そんなことより、ナタリー・ポートマンが本当に良い女優になったことが、私は嬉しかったのです。
ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソン、二人の子役出身女優が、大女優に成長していく可能性を感じることができたことが、この映画の何よりの収穫です。

最後に、見た人なら分かると思うのですが、この映画を見終わった後に、『エリザベス 』が見たくなりました。
エリザベス : ゴールデン・エイジ 』を見ていないことだし、近いうちに、続けて見たいと思います。

11月 7, 2008 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2008/11/06

P.S.アイラヴユー

久々に号泣しました。

見るか、どうしようか、迷っていた映画でした。
最終的には、ヒラリー・スワンク の演技力を信じて見に行ったのですが、信じて正解でした。愛する人を失い、一人になってしまった30代女性の生きる選択、母と友人たちの愛情に、思わず号泣してしまいました。

Ps_i_love_you

亡くなった夫から届いた手紙

ホリー(ヒラリー・スワンク )は、愛する夫、ジェリー(ジェラルド・バトラー )を癌で亡くしてしまう。
パブを経営する母(キャシー・ベイツ)や、親しい友人たち(リサ・クードロージーナ・ガーション)に支えられる日々だけれども、なかなか立ち直ることができない。
ある日、そんなホリーの元に、亡くなったジェリーから手紙が届く・・・。

ヒラリー・スワンク主演の理由

この映画を見るのを渋ったのには、理由があって、主演のヒラリー・スワンク には、恋愛映画は似合わないと思ったのですよ。
男性にすがって生きるより、自立した女性の方が似合っているし。
しかし、この「P.S.アイラヴユー 」を見てみて、
恋愛映画=男性にすがって生きる女性像
って私の考え方が浅はかだったことに気付きました。

この映画は、紛れもなく、ヒラリー・スワンク の映画でした。
愛する夫を亡くして、いつまでもメソメソしている女性ではなく、自分の生活の支えを亡くして、その不幸の底から立ち直るために、lいかに、自分らしく生きるか、そして、自分らしく生きることで、次に巡ってくる幸せのための準備をする姿が描かれているのです。

ツボは名女優の愛情表現

私のかなり個人的な号泣のツボは、母・キャシー・ベイツにありました。
小春日和のような秋の日差しの中、夫の死から立ち直ることができないホリーは、母と、夫・ジェリーについて語りながら散歩するうちに、母の昔の恋愛話が出てくるのです。
母にも深く愛する男性がいて、でも、最終的には別れることになってしまった、だからこそ、娘のつらさも分かるし、むしろ、同じような思いをさせたくないために、結婚させたくなかった。

この、母から娘への愛情溢れた語りかけに、私、かなりグッときてしまいまして、号泣してしまったんです。
もう一週間ぐらい前に見た映画なのに、今でも、その時のキャシー・ベイツの演技を思い出すと、泣きそうになります。
本当に彼女は素晴らしい女優です。

泣きばかりではない

泣いたことばかり書いてしまって、なんだか、重い映画のように感じますが、そうでもないんです。
なにしろ、友人役に、あの『フレンズ 』のコメディエンヌ、リサ・クードローが登場して、かなり笑わせてくれるし、楽しい音楽もいっぱいで、夫・ジェリー役、ジェラルド・バトラー の『オペラ座の怪人 』とは、一味違ったロックを聴くこともできます。

ハリー・コニックJR.といえば、やっぱり…

そこで!
残念なことが一つ。
ハリー・コニックJR. が、ホリーを密かに思い続ける男性の役で登場するのですが、彼の歌を一小節も聴くことができない!!
あれだけ歌が流れてて、みんな歌ってるのに、ハリー・コニックJR. が歌わないなんて!!
お願いだから歌ってくれ!
と彼の登場から願い続けていたのに、歌わないなんて・・・。

彼の優しいジャズナンバーは、恋愛映画ではかなり定番なのに。
いや~、正直、ハリー・コニックJR. は、いくら愛しても振り向いてもらえない役なのですが、
「歌えばイチコロなのに・・・」
と思ったぐらい。
まぁ、きっと、歌ではなく、演技で勝負したかったんでしょうね・・・。

もう一つ残念だったのは、エンドクレジットで徳永英明の歌が流れたことでした。
わたしの心は、どっぷりNYだったんですよ。
そこで、日本語の歌が流れてくるのは、私のどっぷり浸った気持ちを急激に冷ますことになってしまい、すぐに席を立ちたくなる気持ちにさせてしまいました。
徳永英明が悪いわけではなく、エンドクレジットに日本語の歌を流すこと自体、必要があるのか、かなり疑問です。

この映画をオススメしたいのは…

夫と死別したというだけでなく、過去につらい別れを経験したり、一人で生きることに疲れてしまっている人だったら、きっと、この映画のどこかにグッとくるところがあると思います。
大切なのは、去ってしまった人を想って後ろ向きになるのではなく、その人が去ってしまったからこそ、前を向いて、自分らしい生き方を探すことなんですね。
訳あってシングルでも、そうじゃなくても、自分は一人ではないと思いたい時に、おススメの映画です。

番外・ヒラリースワンク オススメの一本

ヒラリー・スワンクといえば、アカデミー賞を受賞した『ミリオンダラー・ベイビー 』や、『ボーイズ・ドント・クライ 』が有名ですが、彼女の映画で私が最もオススメしたいのは、この『フリーダム・ライターズ』です。

ロスの郊外にある荒れ果てた高校へ赴任した国語の女性新任教師。
最初はとまどうことばかりの彼女も、生徒一人ひとりに対し、熱意を持って接しているうち、生徒たちも彼女に対する考え方が少しずつ代わってくるという実話を元にした映画です。
この映画を見たばかりの頃、あまりに感動して、原作本 も読んでしまいました。
好きなことを学べて、考えることが自由にできる幸運を考えさせられる1本でした。

11月 6, 2008 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/08/31

ブレイブ・ワン(二回目)

★母がジョディ・フォスターのファンなので、DVDを借りて見ました。
  私は、劇場公開時に見ていたので2回目です。
★簡単に説明すると、結婚寸前のジョディ・フォスターがその婚約者を地元のチンピラに撲殺され、自分も死に掛けたことで、復讐の鬼になる話です。

★そこで彼女が手にしたのは銃だったということで、どうにも銃社会肯定映画のように私には思えて、前回も、今回もどうにも納得いかなかったのでした。

★母的には大満足だったそうだけど・・・。
★そんなワケで、見る人によって結末の見方はそれぞれ思うところがある映画なのです。

★私は、今回、ジョディ・フォスターの演技をじっくり観察しました。
  いや~、このレベルの演技はじっくり観察して味わうのが一番です。

★このブレイブ ワンの演技の肝は、“衣装と表情”にあります。
★結婚目前、婚約中のエリカ(ジョディ・フォスター)は、柔らかい色の服を着て、頬を赤らめ、恋人とラブラブの女性的な姿で登場します。

★そのエリカが恋人を失うことで、彼女の服からも表情からも色を失っていきます。
  ブロンドの髪とブルーの目だけが印象的で、頬は落ち窪み、肌は青ざめ、感情をなくし、服は黒づくめ。
 この丁寧な気遣いは、監督と衣装さんとジョディ・フォスターのものと思われますが、当たり前のことが、当たり前にできています。

★誰でも、日常生活で、その時の気分に合わせて服装も変化しています。
 元気に見せたいときは明るい色を着たり、柄物を着たり。
 黒を着るのは、気分が沈んでいるだけでなく、その存在を隠したいという心情の表れに違いないと思うのです。
 その彼女の心の中を推し量るのに、衣装がとても有効に使われています。

★復讐の鬼となった彼女の元へ、彼女に感情を取り戻す役割を果たすのが、テレンス・ハワード演じる捜査官なのです。
 彼が、彼女の心情を突く言葉を掛けるたび、エリカの張り詰めていた空気が壊れて、思わず表情に切ない思いが出てしまうのです。
 このねぇ、合間合間に見せるエリカの表情に注目です。
 いや~、すごいですわ。

★彼女の迫力に負けていないテレンス・ハワードも凄く良いですが、恋人を失い、その暗闇から抜け出せないエリカの気持ちは全て表情に出ています。
 言葉に表さなくても、伝わる心情。
 一級品の演技、ここにありです。

★ラストが納得いかないことは先程も言いましたが、復讐をすることで、エリカに心の平安は訪れるのか…。
きっと、そうではないはず。
それならば、復讐とは意味が無いことなのではないか…と思うのです。
銃を持って制裁を加えることが、『ブレイブ・ワン(勇気ある者)』の行為なら、自分の衝動を抑えることも『勇気ある行動』だと思います。

8月 31, 2008 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/04

ハンティング・パーティ

★特に以前から見ようと決めていて見たわけではなく、時間的にこれしか見るものがなかったので見た映画だったのですが、中身のギッシリ詰まった良い映画で、かなり楽しんで帰ってきました。

Hunting_party

★リチャード・ギア演じるジャーナリスト、イーサン・ハントは、かつて、テレンス・ハワード演じる報道カメラマンのダックとペアを組んで、世界の名だたる賞を総なめにしていた過去を持ちます。
 ところが、ボスニア紛争での失敗を機に一線から退くのですが、その彼が、数年後にダックとボスニアで再会することで、
「ボスニアの戦犯であるフォックスに会ってインタビューをする」
というとんでもない計画を立てます。

★「ハンティング・パーティ」とは、狩猟チームのような感じですかね?
その戦犯フォックスが狩り好きで年中狩りに出ていることから、狩猟中の彼を追い詰めていくことからこのタイトルはきていると思われますが、そこには、ネタを追い求めるジャーナリストの姿勢、フォックスを追い詰めるハントとダックのチーム、イーンサン・ハントの名前等もかかっていて、そこから、“ジャーナリズムとは”、“正義とは”を問い詰めていきます。

★この映画で明らかになるのは、全く機能していない国連軍のだらしなさです。
 丸腰のジャーナリストが近づける距離に戦犯はいるのに、国連はそれを知っていて捕まえることは無く、普通に泳がせているのです。
 戦時中、民族浄化というスローガンの下、大勢の人々を殺戮した男が、放し飼いになっているのですよ。

★いや~、この現実は、怒りを通り越してあきれますよ。
 恐らく、今、現実にもこの大量殺人者は、自由に暮らしていて、それ以外にもいる戦犯の人たちも、たとえば、オサマ・ビン・ラディンなんかも、自由に暮らしているのではないかと思われるのです。

★そこで、もし、ジャーナリストが、この映画で起きたことのように地元の警察も近づけず、国連軍も手を出さない領域に踏み込んでしまったら、踏み込むことができたら、そこは特ダネとして報道だけするべきか、それとも、その戦犯を捕まえて、国連に突き出すべきなのか、それともその判断は、地元の被害者たちに託すべきなのか・・・。

★そこで、先ほども言った、“ジャーナリズムとは”“正義とは”について、考えさせられてしまうのです。

★個人的には、そうだなぁ。
特ダネより、報奨金より、国連に任せるべきだとは思うけど、こんなに不甲斐ない姿を見せられちゃうと、不安になるよね。
しかし、本当に捕まえることができる戦犯を野放しにしているのかと思うと、とても怖い。



ハンティング・パーティ 公式サイト

6月 4, 2008 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/03/17

不都合な真実

★昨日、この映画をDVDで見ました。

★「気が滅入るから嫌だ」という母を、「まぁ、まぁ勉強になるからいいじゃないか」と説得して二人で見ました。
 見終わって、母の予想通り、二人揃って気が滅入ってしまいましたcatface

080317

★何より驚いたのは、アメリカの環境問題に取り組む姿勢が想像以上にひどかったこと。
 正直、日本のリサイクルとか、環境問題に対する姿勢も全くなってないと思っていたんですよ。
 もっと、国が音頭を取って最優先課題として取り組むべきでしょうと思っていたし、選挙があるたびに、この環境問題の話がマニフェストに積極的に上がっていないのも不満なんです。

★ところが、この映画を見ていると、日本はアメリカよりもはるかに優秀な国として登場します。
 アメリカは日本の数倍もひどい。
 何がひどいって、二酸化炭素排出量の問題です。

★その後を中国が追っているんです。
 もし、今、何もしないまま発展途上国の経済急成長が続けば、中国の後に、インドが控えているわけで、状況はかなり悲惨。

★気が滅入るわけです。

★しかし、この映画では、今すぐ一人一人が生活を見直せば二酸化炭素の量を温暖化が始まる前に戻すことができると言っています。
 そうかなぁ・・・。
 それは、あまりにも前向きすぎる話じゃないだろうか。
 だって、地球の温暖化に興味が無い人はそもそもこの映画を見ないわけで・・・。
 希望的観測のような気がしてならない・・・。

★私ができることといえば、なるべくゴミを減らすことと、木を植えること、そして、一人でも多くの人がこの映画を観るようにと祈ることだけです。


3月 17, 2008 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/11/16

ボーン・アルティメイタム

ジェイソン・ボーン三部作の第三作目です。
二作目を見ていなかったので、やや心配だったのですが、それは全く問題ないし、それどころか、最初から終わりまで、アクションの連続で、本当に息もつかせぬ展開で、十分楽しめました。
私、今回はかなりマット・デイモンにやられました。

Born1

かなり、ざっくりと説明しますと、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、元CIA。
見知らぬ土地で、自分が誰だか分からず、記憶を取り戻すためにCIAに接触しようとしたのが、第一作。
第一作で知り合った恋人を殺されてしまったのが、第二作。
自分の人生と恋人をめちゃくちゃにされ、自分をこんな風にしてしまったCIAの張本人に復讐しようとするのがこの第三作です。

まぁ、正直言って、ストーリーはどうでもいいんですよ。
CIAが何やっている組織か分からない?
そりゃそうですよ。
そうじゃなきゃ、諜報機関じゃないですから。
だからといって、何したって良いって訳ではないですがね。
そこを深く描いた作品を見たいのであれば、マット・デイモンの前作『グッド・シェパード』を見た方が良いかと思われます。

Born2

ストーリーよりも、アクションに驚かされ、マット・デイモンに驚かされた映画でした。

マット・デイモンといえば、今、ハリウッドで最も注目されている男です。
ハリウッドで最も利益率の高い男であり、
(ギャラ1ドル当たりの興行収入が誰よりも高い)
つい先日発表された、
2007年、最もセクシーな男
(ジョージ・クルーニ、ブラッド・ピット、ジョニー・デップを押しのけて)
に選ばれたばかり。
精力的に仕事をこなし、家族(妻と子)を大切にする姿が好評だそうです。
浮世離れしたハリウッドの中で、堅実な感じがするんでしょうね。

私としては個人的に、俳優のタイプは、

「演技に天才的なひらめきを感じる役者」

が好きなので、どちらかといえば、綿密に分析して役作りにすごく努力するタイプのマット・デイモンってあまり好みではなかったんですよ。

でも、この三部作を通して(あぁ、二作目は見ていなかった(ーー;))、その役者・マット・デイモンに対する姿勢にすごく感動したんです。

先日、マット・デイモンのインタビューを見ていたら、
「普通、俺みたいなタイプの俳優をアクション映画に使ったりしない」
「俺が監督だったら、絶対にキャスティングしない」
と笑いながら答えていたんです。
それを見て、
「あぁ、この人は、誰より自分を理解している人だな」
と感じたんです。

運動より勉強の方が得意なタイプだし、背が高いわけでもなく、足が長いわけでもない、特に二枚目という訳でもない。
そのことを誰よりも本人が一番理解していて、『ジェイソン・ボーン』シリーズのようなアクション映画を引き受けることは、かなりのリスクを負うっていうことを分かっていたんですね。

その場合のリスクというのは、
「アクションもできないのに、アクションをやって、大コケ」
「イメージチェンジ失敗」
のような悪評・不評・人気ガタ落ちですね。

分かっていたからこそ、そのリスクにチャレンジして、自分のプラスに変えてしまったんです。
この映画を見たら、
「マット・デイモンはアクション無理」
とは、誰も言えない。
それこそ、彼の中では多くの人にそう思わせることを目標として、体を鍛えて、最強の傭兵の役作りをして、アクションをやっているんです。
その様子が見えるから、彼のそのポジティブシンキングというか、ひたすら前に向かって努力する姿に感動してしまったのです。

彼は、ビジネスやらせたら、かなりの大物ビジネスマンになるでしょうね。
現状を理解して、リスクをプラスに転じる方法を考える。
マット・デイモン本人が、俳優である自分自身の最高のプロデューサーとも言えます。

この、「ボーン・アルティメイタム」で、ジェイソン・ボーンシリーズは終了するそうです。
たとえ、続編ができても、代わりの俳優を連れてきても、スタッフとして参加するつもりもない。
とゆうようなことを言っておりました。
彼の中で、「アクション俳優マット・デイモン」のアピールはもう十分だと思ったのでしょう。
次は、自分の役柄の幅を広げるために、どんな役にチャレンジしてくるのか楽しみです。

ボーン・アルティメイタム 公式サイト

11月 16, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (5)

2007/11/12

ヘアスプレー

あぁ、楽しかった☆
これ、どうしても観たかったんですよ♪
まず、キャスティングが超豪華。
ジョン・トラボルタ、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、クイーン・ラティファ。
もう、この四人だけでも絶対観たい!

Hair_spray1

時代は、1960年代、主人公は、おデブの女子高生・トレーシーです。
彼女は、テレビのティーン向けダンス番組『コニー・コリンズ・ショー』が大好き。
いつか、『コニー・コリンズ・ショー』に出ることを夢見ていた彼女にチャンスがやってくるのです。

ヘアスプレー』というタイトルは、その『コニー・コリンズ・ショー』のスポンサーを指しています。
日本でいえば、一時期爆発的大ブームになった“ダイエー・スプレー”みたいなもんです。
女子には“ケープ”なんてのもありました。
「髪の毛固めていた、あの懐かしい時代・・・(苦笑)(^^;)」

Hair_spray2

とにかく、楽しい映画なんですよ。
ダンス・ダンス・ダンスです。
トラボルタが女装(見もの!です)して、クリストファー・ウォーケンがお惚け父さんを演じながら踊って、ミシェル・ファイファーが超嫌な女演じて、クイーン・ラティファが超かっこいい。
このベテラン達が本当に楽しそうにミュージカルしてるってのが見所の一つです。

Hair_spray3

さらに、そのベテランたちが、自分たちの見せ場をしっかり見せつつ、一番の見所を若手にゆずっています。
そこがねぇ、なんともアメリカの俳優たちの幅の広さというか、底の深さを感じるんですよ。

主役を演じている、ニッキー・ブロンスキーは、これがデビュー作の全くの新人です。
彼女、この映画のオーディションで発掘されるまで、コールド・ストーン・クリーマリーでアルバイトしてたんですよ。
なのに、この歌唱力は何??
素の彼女(ニッキー・ブロンスキー)も、トレーシーと同じく、スターを夢見ていたんです。
以前見たインタビューでは、
「私はトレーシーだわ」
と思いながら演じていたと言っていました。

Hair_spray4

だからこそ、彼女は、本当に楽しそうに、イキイキと演じています。
彼女の歌も踊りも本当に素晴らしいので、見てあげて欲しいです。

もう一人の新人は、ザック・エフロンです。
しかし、彼の場合、「ハイスクール・ミュージカル」という大ヒットテレビドラマがあるので、ニッキー・ブロンスキーとは、ちょっと立場が違います。
映画の中でも、外でもスーパー・アイドルです。
私も、NHKで放送された「ハイスクール・ミュージカル」を見て、感動して泣いてしまった(ーー;)一人です。

だって、みんな、すごく歌がうまくて、踊りがうまいんですよ。
あり得ないと思いました。
この映画でザック・エフロンに興味を持った人には是非、見て欲しい作品です。
ヘア・スプレー』のザック・エフロンは、もちろん歌と踊りは上手ですが、ちょっと嫌な奴なんですよね。
ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロンは、すごく良い男の子です。
なんか、この『ハイスクール・ミュージカル』のパート2があるらしいので、かなり見たいです。
が、ディズニー・チャンネルなんて見れないし・・・(ーー;)

まぁまぁ、いろんな思いを書きましたが、
私が最も良いと思ったのは、クイーン・ラティファです。

実は、この映画、そんな楽しそうな裏で、1960年代のアメリカにあった“差別と偏見”を描いています。
口では、「黒人と白人は平等」と言いながら、道には、黒人が誰一人として歩いてなく、テレビも一緒に出ることは無い。

トレーシーも「おデブ」ということで、“他人と見た目が違う”という偏見につらい目にあってきました。
そのためか、黒人の立場に心から理解し、黒人と仲良くする自分達を
「私たちってススんでる」
なんて、親達なら心配しちゃうようなこと言っちゃう、勇気ある女の子なのです。

Hair_spray5_2

そんな中で、クイーン・ラティファは、黒人達に勇気を与えるビッグ・ママ的な存在として登場し、歌い、踊ります。
そんな姿が、正に“クイーン”であり、神々しささえ感じるのです。

シカゴ 』の時の彼女よりももっと素晴らしいクイーン・ラティファに出会えたような気がします。

沢山のスターも楽しめるし(トラボルタは必見!!)、新人発掘の瞬間にも出会えるし、公民権運動の時代を感じて学ぶこともできます。

興味のある人には、是非、観ていただきたい映画です。

ヘアスプレー 公式サイト

11月 12, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/11/11

ブレイブワン

なんだか、ちょっとしんどい映画でした。

Brave_one1

結婚直前のエリカ(ジョディ・フォスター)はある日、婚約者と犬の散歩中にチンピラに襲われてしまう。
目が覚めたときは3週間後で、婚約者は他界し、葬式も済んだ後だった。
それ以来、街の犯罪者たちに異常な程の恐怖心を持つようになったエリカは、銃を持ち、犯罪者たちに制裁を加えるようになるのです。

もしも、エリカと同じような(婚約者を殺された)立場だったとして、銃を持ちますか?
と聞かれたら、絶対にNoでしょう。

それに、“この人死んでしまえばいいのに”と思うことはあっても、
“こんな奴は殺してしまえ”と思うことはないので、
あまり共感もできません。

Brave_one2

では、エリカはなぜ銃を持ったのでしょう。
それは、単純に“怖かった”からです。
後ろから歩いてくる人がいれば、「襲われるかも…」と思い、
遅々として進まない警察の捜査と、冷たい対応に、警察は頼りにならないと思ってしまった。
近所で買うことができるのなら、自分の身を守るために買ってしまえ。
そこまでは、当然なのかもしれない。

Brave_one3

エリカの気持ちは理解できるのですよ。
両親兄弟も無く、もしかして、一生一人かもと思ったところへできた温もりと新しいファミリー。
いろんなことを夢見たはず。
それが、一瞬にして泡のように消えてしまったら、もう死んでもいいと思うに違いない。
でも、そのまま死んでも死にきれない。
彼の死が報われない。

Brave_one4

だからと言って、日常に起きている犯罪に対しそれと同等の制裁を加えて、「勇気ある(brave)」と言われてもねぇ。
なんだかあまりにも考え方が短絡的で、乱暴な気がします。

たしか、映画の中で、刑事役であるテレンス・ハワードも言っていたと思いますが、
「世の中、つらい思いをしているのは君(エリカ)だけではない。
みんな何かを抱えて生きている」
そう、つらいからといって、みんなが銃を持つようになったら、西部劇みたいな世の中になっちゃうもんね。
なので、私も刑事の言葉に同意見ですが、そんなことでは抑えられない、理屈を超えたところへエリカは行ってしまったのです。

Brave_one5

だからこそ、エリカは
「もう元には戻れない」
と言うのです。

もしかして、「勇気ある行動」とは、
銃社会のアメリカで、
“銃を持たず、復讐も、制裁も無く、誰も傷つけずに暮らすこと”
なのではないかと、考えさせられます。

Brave_one6

主人公・エリカはジョディ・フォスターが演じています。
今回は、とても背中のショットが多かったように思いました。
いや~、一流の俳優ってのは、背中の演技も完璧ですよ。

最初は、“結婚を間近に控えラブラブだった幸せな女性の背中”
だったのが、少しずつ変化し、ラストには、
“何かを成し遂げた人間の背中”
になっています。

悪事がバレそうになったときの、蒼白した表情も注目です。
こういううまい女優さんには、もっとたくさん映画に出て欲しいですね。

ブレイブ ワン 公式サイト

11月 11, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (3)

2007/11/07

ハンニバル・ライジング

日曜日の夕食時に、このDVDを見ました。

ハンニバルとは、知っている人は知っている「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士のことです。

Hannibal_rising2

彼が、なぜ、あんなにも凶暴な人間になってしまったかというお話です。

その秘密が、彼の幼少期にあったのです。

まぁ、なるほど、うなずけるお話なんですよ。
そんなことがあったら、あぁなってしまっても仕方が無いかなと。

しかしですねぇ、あまりにも陰惨で、最後のほうは辟易してしまいます。
映画の中に、光が射したり、希望が見えたりすることが一切無い。

彼が幼少期に受けた仕打ちからしたら、それは当然なのかもしれないのですが。

Hannibal_rising1

主役のハンニバルは、フランスの新人、ギャスパー・ウリエルが演じています。
二枚目ながら薄気味悪い感じで良かったと思います。

彼の世話を見る義理の叔母をコン・リーが演じていますが、このコン・リー、レディ・ムラサキという日本人の役です。

最近、コン・リーはハリウッド映画に連続して出演していますねぇ。
もう中国には戻らないんでしょうか。
しかし、一時期ふっくらしていた印象がありますが、随分体重を戻して、10年前とあまり印象が変わらない感じがします。
が、どのハリウッド映画にも、コン・リーの良さがあまり出ていない感じがして、ちょっと不満です。
また、チャン・イーモウや、チェン・カイコウとお仕事して欲しいなぁと願います。

日本人の役なのに、中国人が演じているということにも、ちょっと残念な気もしますし、原作者が脚本を書いているそうですが、またしても、ちょっとデタラメな日本風にもうんざりします。

ハンニバルの身の上が気になる人は見てもいいと思いますが、特にオススメしない映画です。





11月 7, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/08/29

ボビー BOBBY

ボビーとは、ロバート・ケネディのことです。
ケネディが暗殺されたアンバサダーホテルの1日を描く群像劇です。
DVDで見ました。

Bobby1

まず、そのロバート・ケネディについて、JFKの弟だって程度の知識しかなかったのですよ。
でも、この映画を見て、そのボビーがどれだけ有色人種の人たちにとって希望だったのかってことが良く分かりました。
いまだに解決していない人種間の差別問題も、ボビーが大統領になっていたら、少しは変わっていたかも・・・と思わせる説得力もあります。

ただですねぇ、スターがたくさん出てるんですよ。
アンソニー・ホプキンス、デミ・ムーア&アシュトン・カッチャー夫妻、シャロン・ストーン、ウィリアム・H・メイシー、ローレンス・フィッシュバーン、クリスチャン・スレーター、イライジャ・ウッド、リンゼイ・ローハン、ヘレン・ハント、ヘザー・グラハム、マーチン・シーン、エミリオ・エステベス・・・etc

監督が、俳優のエミリオ・エステベスですから、俳優同士、声も掛けやすかったんでしょうね。
デミ・ムーアなんて、劇中じゃエミリオと夫婦役ですが、ブラット・パックの二人ですから、これぞまさに友情出演って感じがします。
ついでにお若い旦那様まで出しちゃうところにデミのしたたかさが見えますが・・・。
いや、いやアシュトンは自力で役を手にしたんでしょう・・・。恐らくね。

Bobby2

まぁ、そんだけスターが出ているので、なんだか落ち着かないのが欠点です。
半分ぐらいに減らして、もっとじっくり落ち着いて描いても良かったんじゃないかなぁ。
だって、シャロン・ストーンなんか、なんのために出てきたのかわからない上に、すっかりデミ・ムーアに食われてしまっているし。
アンソニー・ホプキンスとハリー・ベラフォンテの交流なんて、もっとじっくり見たかったし。

でも、ロバート・ケネディって人のことを少しでも知ったのは収穫でした。
そのころから、アメリカはほとんど変わっていないってのもちょっと悲しい感じがしました。

なんか、このところ、重いのが続いたので、次は軽~いコメディが見たいなぁ。

BOBBY 公式サイト

8月 29, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/08/26

プロヴァンスの贈り物

昨日は、“勝手にノーPCデイ”でお休みをいただきました。
お陰さまで、映画も見れたし、夜も気分良く寝れました。

そのうちの一本が、この『プロヴァンスの贈りもの』です。

Provence1

「あぁプロヴァンスっていいなぁ。行ってみたいなぁ」と思う映画です。
映画のセリフにもあるけれど、いたるところの景色が、ゴッホだったり、セザンヌだったりするんですよ。
映画で見ているだけでもね。
あぁ、本当に行ってみたいなぁ。

Provence2

主役のラッセル・クロウが演じているのはロンドンのトップトレーダー、マックス。
マックスはワーカホリック(仕事中毒)で、金のためならなんでもするような男です。
そんな彼が、叔父・ヘンリーの遺産を相続することになったのです。
忙しい日々の中、遺産を整理するために叔父が住んでいたプロヴァンスに向かいます。
そこは、マックスが幼少の頃、夏の間過ごした想い出の地でもあったのです。
ちょっと見て、現地の弁護士と打ち合わせをして、すぐに帰るつもりだったのですが、なかなか帰れなくなってしまうのです・・・。

Provence3

プロヴァンスを見ていて何がいいって、時の流れがいいのですよ。
ゆったりして、大らかで、小さなことは気にしない。
毎日、夕食を家族や友達と囲んで、おいしいワインを飲んで、恋をする。
なんか、いいよねぇ。
見ていて本当にうらやましかったもん。

ワーカホリック・マックスも、おいしい空気と美しい景色と美人のウェイトレス(^^;)には勝てなかったようです。
それまで、自己中心的な生活を送っていた彼の心が少しずつ変わっていくのです。
その変化が「プロヴァンスの贈りもの」であり、「叔父・ヘンリーの遺産」なのです。
隣人に頼り、家族を信頼して過ごす自給自足の生活。
今までのような金は稼げなくても、愛と太陽と緑が溢れる生活。

まぁね、それまで死ぬほど働いてきたマックスだからこそ、そんなステキな生活を送れるんですよ。
私のレベルでそんな生活したら「リアル銭金」生活だからね(^^;)

監督は、もう説明もいらない名監督リドリー・スコット。
しかし、前作はなんだか思い出せず・・・、ちょっと調べてみたら「キングダム・オブ・ヘブン」だった。
そうか、そうか、あの大コケ作か・・・。
もしかして、監督、大金かけて失敗作作っちゃったから、プロヴァンスあたりで癒されたかったのかもしれないね。

個人的にあまり好きではないけれど、ラッセル・クロウも相変わらずいい演技しています。

南仏の景色に癒されたい人にオススメの映画です。

プロヴァンスの贈りもの 公式サイト

8月 26, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/08/19

フリーダム・ライターズ

横浜に住んでいる私が、この映画を見るために朝9時30分に有楽町駅にいました。
恥ずかしいぐらい朝が苦手で、朝一の仕事なんて露骨に嫌な顔をするような私がです。
しかし、その甲斐があるどころか、この映画を見れたことに感謝したいぐらい良い映画でした。

Freedom_writers1


舞台は、ロス郊外のスラム街にある高校の203教室。
そこは、新米教師のエリン・グルーウェルが国語を教える教室です。
生徒たちは荒れ放題で、黒人・ヒスパニック・白人・アジア系の生徒たちが人種間で対立を起こし、彼らはそれを戦争と言っているような環境です。
エリンは、「その実情を教育の現場で変えていかなければ・・・」という熱意を持って教壇に立つのですが、その熱意も生徒にはなかなか届かないのです・・・。
原作本も出ている実話を元にした映画です。

いや~、なんて言っていいんだろう。
本当にすごく感動したのです。
教室の中は隅から隅まで不良なんですよ。
不良って言っても日本のヤンキーの比ではなく(最近はかなり近づいているのかもしれないけれど・・・)、銃を持ち込んでいる人もいるし、ドラッグディーラーもいるし、ホームレスもいる。
そんな彼らの可能性を信じて、エリンは一人ずつに話しかけ、必要な本を自費で与え、そのためには副職(バイト)も厭わないのです。
その結果、生徒たちは少しずつエリンに対し心を開き、勉強することに意欲的になり始めるのです。


私、アメリカの人種問題ってある程度解決したのかと思っていたんですよ。
もちろん、だから黒人の人たちが普通に生活しているとは思っていないし、進学するのだって大変だって知ってる。
でも、貧困層では黒人とヒスパニックとアジアンと白人が常に対立して戦争のような状態にあるなんて知らなかったんですよね。
それは、私が物事を知らない日本人だからというだけではなく、アメリカの中流以上の白人たちにも伝わっていないという現状があって、あまり表に出ていない。
誰もそこに目を向けようとせず、逆に目を伏せて、臭いものには蓋をしようとしてね。

Freedom_writers2


教師であるエリンも実情を知らなかった一人です。
それを生徒たちから教わりながら、なんとか、自分の教室内に起きている人種対立だけでも変えていこう、そう考えるのです。
時には涙を流しながら生徒と対立し、話し合い、本を読ませ、文章を書かせるのです。
これは、教える技術ではなく、情熱なのですよ。
情熱があるからできるのです。
情熱って人を変えるんですね。
生徒たちの心が変わるんです。
その情熱が観ているこちらにも伝わって、えらく感動しますよ。

いや~、私、この映画を見ながら、まず、自分の周りにある恵まれた環境に感謝しました。
本が欲しかったら働けばいいし、働ける環境もあるのですから。
読みたくても新しいを本を読むことができない高校生がアメリカに大勢いるなんて思いもしなかったのです。

そして、アメリカはアフリカやら中東やらへ行って「民主主義にしてやるから資源ちょうだい」なんて言いながら内政干渉している暇があったら、自分の国の人種対立をどうにかした方がいいんじゃないかと真剣に思いました。

実際にエリンの教室から卒業した生徒たちの中で、「家族の中で始めて大学に合格した人」が多く出た上に、そのうちの多くが「大学を卒業してから教師を目指した人」だったそうです。
私、「影響を受けた教師」っていないんですよ。
自分のことは自分でやっていたし、「先生も所詮人間」って思っていたかわいくない生徒だったんで。
このエリンに出会えた生徒たちが本当に羨ましくなりました。

エリンを演じたヒラリー・スワンクの演技も完璧。
この人は、本当に末恐ろしい女優です。
今後も何回かアカデミー賞取るでしょう。
この映画で取ってもおかしくない演技しています。
彼女の演技にも注目です。

フリーダム・ライダース 公式サイト

8月 19, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/08/17

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

魔法の得意なハリーくんシリーズです。

この映画を語る前に言っておきますが、ファンタジー物ってなんだか苦手でして、どうにも乗り切れない。
ただし、『ロード・オブ・ザ・リング』は別です。あれは大好き。

Harry5_1

それでも、なんだかんだ言いながら、このシリーズ、全て映画館で見ています。
見始めちゃったら、最後まで見てしまえってことなんだろうね。

でもねぇ、何作目だっけ??
って感じなんですよ。困ったことに。
前作のラストもどんな終わりだったかあまり思い出せず・・。

Harry5_2

それで思ったんですけど、ハリウッドのテレビシリーズにありがちな
「これまでの『ハリー・ポッター』は・・・」みたいな注釈つけて、映画の前にダイジェスト版流してくれないかなぁ・・・。
3分でこれまでを振り返るみたいなさぁ。
そしたら、「おぉ~、ハリーったら声が違うじゃなぁ~い」とかさぁ、茶化しながら思い出せるじゃない。
それって、絶対受けがいいと思うんだよねぇ。

まぁ、私のように、前回までのストーリーを思い出せなかったとしても、特に困りません。
ハリーvsボルテモートという基本ラインは変わりません。
そこさえ間違えなければ、十分ついていけます。

Harry5_3

今回は、ハリーのダークサイドが出てきます。
ハリーの心にあるわずかな隙が復讐心を生み、その復讐心にボルテモートがとりつくのです。

ウムムム・・・この展開はどこかで見たことがある・・・、そう、それは「スター・ウォーズ」でした。
ボルテモートが登場しそうな展開になると私の頭の中ではジャーンジャーンジャーンジャジャジャーン♪とダースベーダー登場の音楽が流れてきました。

この映画に関しては、全く原作を読んでいないので、私の発想が自由に飛び回り、
「これでボルテモートがハリーの父親だったりしたらどうすんだ?」
「さぁ、ハリー、息子よ。二人で世界を征服しよう」
なんて呼びかけたりしてね。
「そんなバカな、お前は父さんなんかじゃない!」
なんてことを妄想したりして、かなり楽しませていただきました。

Harry5_4

このハリー・ポッターも5作目ともなると、出演者もかなり豪華です。
おなじみのレイフ・ファインズやゲイリー・オールドマン(今回はかなり渋めでかっこいいね)の他に、今回初のイメルダ・スタウントン(『ヴェラ・ドレイク』の名女優)、ヘレナ・ボナム=カーターも加わって、かなりチョイ役のエマ・トンプソン、デビッド・シューリス、アラン・リックマン、ジュリー・ウォルターズ、マギー・スミスと、みんな1本ずつ映画を撮れる名優ばかり。
もう、こうなったら、ユアン・マクレガーとか、ジュード・ロウとか、ヒュー・グラントやら、忘れちゃいけないレイフの弟ジョセフ・ファインズなんかも出しちゃえば、イギリスのオールスター共演映画みたいになっていいかもよ。

私、ハリー・ポッターと言えば、小さな玉を打ったり追いかけたりするスポーツ競技クィディッチのシーンが好きなのですが、今回はクィディッチが全く無く、ちょっと残念でした。

Harry5_5

「ハリー・ポッター」の感想を書くつもりが、ほぼ、私の妄想で終わってしまいました(ーー;)
今回のテーマは「愛」と「友情」です。
そう言われると、なんかどっかのテレビ局の24時間テレビみたいだよね・・・。
でも、「友情」を知っている人間は、それを知らない人間より強く、また知らない人間はかわいそうな人だというハリーの意見には大賛成して、なんだか気分良く見終えることができました。

ハリーポッターと不死鳥の騎士団 公式サイト

8月 17, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007/08/10

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

1、2と見てきて、結末を見ないというのもなんだかすっきりしないので、見てきました。

まぁ、正直言って、面白いと思ったのはラスト1時間ぐらいで、あとはダラダラダラダラとしておりました。

P_o_c_1

「ワールド・エンド」というのは、世界の終わりではなく、前回、この世を去っていったはずのジャック・スパロウを世界の果てまで救いに行くという意味のようです。

見始めてから気づいたのですが(^^;)、ほぼ前作の内容を忘れかけていまして・・・、でもまぁ、どうにかなるもんです。
詳細を忘れていても、特に大したダメージの無い映画です。

海賊とか、バイキングとか幽霊船と聞くと、「ロマンとか冒険」をイメージします。
しかし、この第3作目は、その「ロマンとか冒険」が始まるまでにすご~く時間がかかるんです。

どうにも、「なんとか話を収拾させなきゃいけないから、ラストはこう終わらせよう」というイメージがあっても、そこに至までのイメージが沸かなかった。
それで、無理矢理エピソードを詰め込んで第2作とラストのつなぎ部分に無理が出たような雰囲気が漂っております。
女神って一体どんなんが出てくるのかと思いきや、ただデカくしただけとかね。
その後カニになっちゃうなんて、なんか「ハムナプトラ」みたいだし。

それにジャック・スパロウが出てくるまでが長いんだもん。
出てきたと思ったらダラダラとした抽象的な幻想シーンだし。
分身ジャックには途中で飽きちゃって(^^;)
ジョニー・デップっぽいけど、ハリウッドのメジャー娯楽大作にあれはいらない。

P_o_c_2

気の毒なのは、チョウ・ユンファ。
特にインパクトも無く、大したアクションもできず、クライマックスにも出られないアジアの大物。
いいんだろうか。あんなんで。

ちょっと見直したのはオーリー(オーランド・ブルーム)。
いや~、彼は「ロード・オブ・ザ・リング」でレゴラスやってるときや「トロイ」に出ているときには「この人に演技なんて無理」と思っていたのですが、「エリザベスタウン」あたりから「あれ?そうでもないかも・・」と思い始めたのです。
今回は、さらにずいぶん逞しくなったオーリーの姿を見ることができました。
「ブラックホーク・ダウン」の頃なんて、ひ弱なイギリスのパンク少年だったのに、随分立派な青年になって・・/( ̄‐ ̄)と目を細める姉(許容範囲だから)の気分なのです。

いろいろと中だるみしつつもラストのクライマックスは、「パイレーツらしさ」を感じる締めになっています。
まぁ、このラスト1時間で十分です(^^;)
そんな感じの映画だね~。

しかし、この夏の大作はほとんど続編なんだけど・・・。
全て前作を見ている私もどうかと思うけどね。
観なきゃいけなくなっちゃうじゃん。

その中で「シュレック3」の字幕版を地元で見れないのがすごく悲しい・・・。
頼むから、レイトでいいから字幕版やってくれ。
マイク・マイヤーズ×キャメロン・ディアス×エディ・マーフィー×アントニオ・バンデラスって“スゲー豪華”と思ってるのは私だけ・・・??
東京行かなきゃダメかなぁ・・(ーー;)

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド 公式サイト

8月 10, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (4)

2007/06/17

ホワイト・オランダー

なんだか、無性にミシェル・ファイファーの映画を観たくなったのです。
そんな中、この映画を観ていなかった・・と思い、レンタルしたのです。

White_oleander1


母一人、子一人で暮らしている母娘。
娘が十五歳になった頃、母は恋人を殺した容疑で有罪になり刑務所に収監されてしまう。

娘は里親と施設を転々とし・・・。

離れ離れになった母と娘。
十代の娘が遠く離れた母とのコミュニケーションを通して成長していく姿を描いています。

すごく地味だし、淡々としているけれど、とても知的でじんわりと感動する良い映画でした。

White_oleander2


題名にあるホワイト・オランダーとは、『白いキョウチクトウ』を意味しています。

キョウチクトウという木は、大気汚染にとても強いことで有名です。
そのため、空気浄化の効果を期待され、工場が立ち並ぶ工業地帯や、排気ガスが激しい国道沿いなどによく植えられています。
春から夏にかけて、鮮やかなピンクと、真っ白な花を咲かせます。
しかし、キョウチクトウには一つ注意点があり、見た目の美しさに反して、猛毒を持っているのです。

この映画の題名になっているそのキョウチクトウは、ある象徴になっています。

ミシェル・ファイファー演じる母は、誰よりも美しい。
刑務所のような掃き溜めにいても、周りの環境に汚染されることなく、美しく生き続けていきます。
しかし、一度その身を削るようなことがあれば、身を削った相手に対して毒を吐きます。
相手が、死のうが死ぬまいが気にすることなく・・。

正に、母の生き様こそがキョウチクトウなのです。

その身を削るようなこと・・とは、娘を傷つけるような人たちです。

娘の愛情だけで暮らしてきた娘・アストリッド。
母はアストリッドが社会で生きていけるかどうか不安でしょうがなく、誰よりも心配しているのです。

はじめは母の愛情が恋しかったアストリッドも、社会へ順応し、自分が愛する周りの人々へ毒を吐き続ける母の本性に耐え切れなくなってくるのです。
そして、アストリッドが最後に母へ願ったのは、母が自らアストリッドを切り離すこと・・。

アストリッドにとっては耐え切れない母でしょうが、私の目には、自ら反面教師となることで社会で生きていく厳しさを教え込んでいく母の姿が見えました。
簡単に人を信用してはならないと・・。

White_oleander3


結局、自分にとっては体の一部だった娘を切り離すことになった母。
それでも、最後まで毅然とした母の姿がとても印象的でした。
美しく咲きながら、誰も寄せ付けようとしないキョウチクトウのように、毅然と娘の前でさえも泣き崩れたりせず、前向きに生きていく母の姿。
ミシェル・ファイファーがこの役を演じて良かったと思わせる瞬間でした。

あぁ、良い映画だ・・。

しかし、この映画、キョウチクトウの性質を知らなければ、なんてことないただの映画なのです。
キョウチクトウという木に対する説明もとてもサラッとしたものなので。
その辺の毅然とした感じも、この話に合っていて、とても気に入っています。

私が住む地域は、京浜工業地帯のど真ん中であり、このキョウチクトウがずらっと並ぶ工場地帯が近くにあるような地域です。

幼い頃、キョウチクトウが満開の時に、その近くを通ると、
「あの花がきれいだからといって、近づいちゃダメよ。
とても強い毒を持っているんだから・・」
と、母によく言われました。
この映画を観ながら、そんな幼い頃の記憶を思い出したのでした。

この映画の原作本が『扉』というタイトルで出ているらしいので、今度、読んでみたいと思います。

6月 17, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/04/29

ファイヤーウォール

ハリソン君(・フォード)の映画を見ました。
これ、映画館で見れなかったのよね。

Firewall

ハリソン君はある銀行のセキュリティプログラム設計者であり、ポール・ベタニー演じる銀行強盗とその一味が彼と彼の家族を脅してシステムに入り込み、大金を手にしようとするお話です。
もちろん、ハリソン君は家族のために悪と戦います。

これからの時代の銀行強盗は、銀行にある金庫破るのではなく、パソコンで作るネットワークの中にあるファイヤー・ウォールを破るようになる・・というお話なのです。

ハリソン君も随分歳をとりましたね。
調べてみたら、64歳だそうです。
どうりで。バージニア・マドセンが奥様で、小学生と思われる子どもがいるという設定は、ちょっと違和感があります。
しかし、実際のハリソン君はキャリスタ・フロックハート(「アリー・my・ラブ」)がパートナーなんですから、おかしくは無いですよね。

でも、それでも、そのお年で銀行のセキュリティシステムの設計者っていうのはどうかと思われます・・。
いや、悪いとは言いませんが、大手銀行のシステム設計は大勢の人が関わっているようなイメージがありましたので、ちょっと無理があるんじゃないかと・・。

でもまぁ、いいですよ。
天下のハリソン君です。
それぐらい目をつぶりますよ。

しかし、妻と二人のかわいい子どもが誘拐されたと言うのに、秘書(『24』のクロエ)のアパートに行ってはウトウトしてしまうし、追跡する車の中でもウトウト・・。
やっと隠れ家を見つけたものの、そこから娘が飛び出してくるとビックリしてシリモチをつくありさま・・・(ーー;)
どうやら、ヒーローハリソン君も“老い”には勝てないようです。

それでも、ラストには悪役と一対一の直接対決をするお約束は忘れていません。
明らかにポール・ベタニーのほうに分があると思われるシーンですが、必死になって戦っています。
たとえ舞台がハイテクであっても、そこに至るまで何度も銃を使っていても、最後はローテクってあたりが“ヒーローモノの鉄板”な感じでいいですね。
ハリソン君の映画は、やっぱりこうじゃなきゃ。

まぁ、そんな感じの先が読める展開の映画です。
この映画で、簡単にお金がやりとりされたからって、「あら、銀行のシステムって意外と脆弱なのね」とも思いませんし、「これからの時代は、パソコン一つでどんなこともできちゃう」とも思いません。
その辺のハイテクに対する皮肉やら、警笛やら、批判的なメッセージは一切ありません。
あくまでも、勧善懲悪のヒーロー物です。

私が、今、最も注目している俳優の一人、ポール・ベタニー(妻はジェニファー・コネリー)もあまり鋭さがなく、ちょっと残念です。

余計な心配かもしれないですが、ハリソン君もいつまでも似たような映画ばかり撮らないで、そろそろ主役を若い人に譲って、自分は脇に回るような時期が来た様に思います。
ショーン・コネリーみたいにね。
いや、しかし、次は『インティ・ジョーンズ』なんだっけね。
まだまだ主役やるのか・・。
うーん。大変だな。

『ファイヤー・ウォール』 公式サイト

4月 29, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/04/27

ホリデイ

映画館の無料チケットがあったので、無理矢理(でもないけど)時間を作って↓の『ホリデイ』を見てきたのです。

070427_1956

これがね、予想以上に良かったのです。

お話的には、恋人と別れたLAのキャメロン・ディアスと、ロンドンの郊外に住むケイト・ウィンスレットがそれぞれ家を交換。
2週間のクリスマス休暇をそれぞれ知らない土地で暮らしてみるというお話です。

キャメロン・ディアスはケイトの兄であるジュード・ロウと知り合い、ケイト・ウィンスレットはご近所に住む90歳のお爺様と知り合うことで、「今までに無い喜び」を手に入れるのです。
ジャック・ブラックは、そのお爺様と仲良くするケイトと出会うのです。

キャメロンもケイトも仕事でそれなりに成功しているけれど、私生活は満足していない。
それでは、満足した私生活はどうやって得られるんでしょう・・・?

私が、この映画を見ながら感じたのは、
「魅力的であること」

ジュード・ロウにとってキャメロンは、何でも開けっ広げな人であり、ジャック・ブラックにとってケイトは、90歳になるご近所と楽しく過ごせる心優しい女性。
二人とも、そこに魅力を感じているの。
そんな素の姿が魅力的っていうだけでなく、私がすごくいいなぁと思ったのは、二人とも“新しいこと”に対して常にオープンマインドなところ。

新しい土地に住むこと、
新しいご近所ができること、
新しい家族が増えること、
新しいことにチャレンジすること。

過去の惨めな自分を捨てること。
(これが一番大事)

二人がとても前向きだから、周りの人も影響されて前向きになっちゃう。

そうはいっても、なかなかねぇ、新しいことにチャレンジするって難しいよね。
でもね、なんか新しいこと始めた方がいいんじゃないかって気分になってくるんだよね。

これさぁ、クリスマスが舞台なんだよね。
ラストシーンがニューイヤーズイブなのよ。
だからね、年末にこれを見て、クリスマスの気分になって、来年は何か新しいことにチャレンジしてみよう!って気分になる映画な訳よ。
時期がずれてるってのはねぇ、ちょっと残念。

ちなみに、12月に韓国に行ったときは、この映画のポスターがいっぱい貼ってあったんだよね(ーー;)
日本はダメなの・・?

まぁ、それはしょうがないとして。

魅力的になるためには、過去を引きずってはいけません。
新しいことにチャレンジしましょうってことは、よ~く分かったよ。

個人的に、この映画で、
キャメロン・ディアス×ジュード・ロウとケイト・ウィンスレット×ジャック・ブラックのカップルどっちがいい?と言えば、ケイト×ジャックのカップル。
特に、レンタルショップのジャックは最高!
私もあんな風に笑い転げたい。
しかし、風景はロンドンの郊外がいいなぁ。
あの、ケイトのメルヘンチックな家もステキだった。
ハリウッド大通の豪邸も捨てがたいけどね。

私も、魅力的な女性を目指してばんばるのです・・・(ーー;)

4月 27, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (3)

2007/04/14

ブラッド・ダイアモンド

ブラッド・ダイアモンド
昨日、2本目はこのディカプリオ主演作を見ました。
『デジャブ』ではウトウトしちゃったけどf^_^;これは、ガッツリ見たのです。
アフリカで採掘されたダイアモンドの利権争いについて描かれています。
ディカプリオは、アフリカ育ちのダイヤ密輸業者、ジェ二ファー・コネリーはダイヤの密輸について取材しているジャーナリスト、『イン・アメリカ』や『アミスタッド』にも出ていたジャイモン・フーンスーは、ダイヤの原石を見つけてしまった現地人をそれぞれ演じています。
実は、ディカプリオがアカデミー賞にノミネートされたのは、『ディパーテッド』ではなく、この映画です。
確かに、彼は今までにない表情をこの映画で見せています。
「こんなに大人っぽかったっけ…(。。;)」なんて考えてしまうこともしばしばでした。
それより衝撃的だったのが、話の内容です。
一つのダイヤを取るのに、どれだけ多くの血が流されているのかがよくわかるように描かれています。
ダイヤの問題だけじゃなく、少年兵やHIV、武器の流入や内紛、薬物問題まで描かれていて、多少エンターテイメント色が強いところもあるけれど、アフリカの現実について考えさせられる仕上がりになっています。
個人に言うと、ダイヤには全く興味がなく、金属アレルギーにつき、指輪もできないので、ダイヤ不買運動には大賛成なのです。
どうせ、その価値も見分け方も分からないので、人工石のイミテーションで十分。
そんな金があったら、旅行にでも行きたいわ。
お話はそんな感じで生臭い感じがしますが、アフリカの景色が本当に美しい。
青い海と白い砂浜と深い緑の山々…。
治安さえ落ち着いた国だったら、是非行きたいなぁ…(´Д`)
と思わせる景色でした。
そんな、アフリカの今を知ってもらうために、多くの人が見るといいなぁと思う映画です。

4月 14, 2007 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/06/08

ブロークン・フラワーズ

ジム・ジャームッシュ最新作は、ちょい悪オヤジの切ないロードムービーだった。

Broken_flowers4

<STORY>
ドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)は、コンピュータ業界で大もうけをした後に引退し、若い恋人・シェリー(ジュリー・デルピー)とのんびり暮らしていたが、ある日、シェリーが家を出て行ってしまった。
その日、ドンの元に届いた一通のピンクの手紙。
それは、20年前にドンと付き合っていたという女性からのもので、そこには、「あなたと別れた後に妊娠していることを知りました。その時、あなたに知らせずに出産することを決心し、無事男の子が生まれました。その息子が、最近旅に出ました。どこへ行くと言わずに出て行きましたが、父を探す旅かもしれないので、あなたにお知らせしておきます・・」と書かれていた。
隣人のウィンストン(ジェフリー・ライト)は「誰が書いた手紙かを知るために心当たりのある女性に会いに行け」と勧め、あまり乗り気でなかったドンだったが、結局、ウィンストンが書いたシナリオ通りに、当時付き合っていた4人の女性を巡る旅に出る・・・。

Broken_flowers1昨年のオーリー主演『エリザベスタウン』が“父を巡る旅”ならば、これは、“自分の過去と向き合う旅”が描かれる。
もし、私が、20年前(うーーん・・・その頃は中学生だから・・・)、10年前に好きだった男に会いに行けなんて言われたら、即、ウゲーーー( ̄□ ̄;)だな。と思ったんだよね。
多分、それは私にとって、過去と見つめ合う余裕が無いというか、そういう時期じゃないからなのかなぁ。
そんな自分の気持ちもありつつ、この映画を見ていたけど、「ドンは何を思ってこの旅をしてるだろうなぁ・・」ってずっと考えてた。
「ドンはその手紙に何を感じただろう・・」って。
「Welcome!!」と言いながら、昔の彼女が両手を広げる姿かなぁ。
「ずっとあなたに会いたかった」って言って涙ぐむ姿かなぁ。
そんなことじゃなく、実は、そこに“希望”を求めていたんじゃないかと思うんだよね。
必死で働いて、女遊びもいっぱいして、お金は稼いだけど気付いたたら一人。
偶然、舞い込んだ新しい家族のお知らせ。
ここから新しい人生が始まる・・と感じたところもあるんじゃないかなぁ。

Broken_flowers2でも、この映画には、そんなことはあり得ないの。
温かく迎えてくれる人なんて誰もいない。
みんな生きるのに必死なんだよね。
そこに妙なリアリティがあって、面白いの。
異常に奔放な娘を持ったローラ(シャロン・ストーン)、絵に描いたような主婦になっていながら、なぜか不幸な雰囲気が漂うドーラ(フランセル・コンロイ)、実はゲイに転身??の疑いさえ感じさせる不思議女カルメン(ジェシカ・ラング)、暴力的な男たちに囲まれていかにも不幸そうなペニー(ティルダ・スウィントン)・・・。

Broken_flowers3リアルだからこそ、終わりは侘しさと空しさが残るのね。
だって、ドンがいいおっさんになって気付いたのは、「今を生きること」だよ。
切ないよなぁ~。
仕事に夢中になって、今を省みずに暮らしていると、何も残らないんだよって。
なんだか、こんな余生は送りたくないよなぁ・・と考えたりもしたよ。
でも、そんなことに気付いただけでも正解だったかも。
人間、いつかは過去と向き合うときも必要なのかもねぇ。
全体的にホノボノした映画なのに、そんなことまで考えちゃった(^^;)

ちょい悪のビル・マーレイのとぼけた姿もステキだけど、音楽と魅力的な女性たちもステキ。
女優達がいいんだよねぇ。
Broken_flowers5みんないいけど、特にクロエ・セヴィニーが印象的だったわ。
彼女のスタイルの良さは相変わらずだったし。
どことなぁく、冷たい雰囲気がする役柄がピッタリで。
彼女のジェシカ・ラングにしたヒップタッチが妙に色っぽかったし。
さすがジャームッシュで、音楽もかっこいいんだよねぇ。


たまにクスッと笑いつつ、基本的にはほのぼので、最後にはなんだか切なくなってしまうこの映画。
過去を振り返ることに興味は無いけれど、久しぶりに一人旅にでも行きたいなぁと思ったよ。
ロードムービーがお好きな人にオススメの一本。

ブロークン・フラワーズ 公式サイト

6月 8, 2006 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (2)

2006/03/01

ヒストリー・オブ・バイオレンス

第78回 アカデミー賞
    助演男優賞(ウィリアム・ハート)
    脚色賞
    ノミネート作品

2月28日によみうりホールで行われた試写会に行ってきた。
全体的に緊迫感漂う作り方も、クローネンバーグらしいアブノーマルな雰囲気も、次の予測が難しいストーリー展開もかなり良かった。
その上、最後にこれってどうだろう・・・と、考えされてしまう一本だったんだよねぇ。history_of_violence1
かなりの頻度でバイオレンスシーンが出てくるので、バイオレンスが苦手な方にはオススメしないです。

ネタバレはしないつもりですが、ネタバレしちゃう可能性大。
できれば、映画をご覧になってからお読み下さいね♪

<STORY>
トム・ストール(ヴィゴ・モーテンセン)は、アメリカの小さな田舎町で小さなダイナーを経営している。
弁護士をする妻のエディ(マリア・ペロ)と、二人の子どもと共に愛に溢れた幸せな毎日を送っている。
ある日、トムのダイナーが閉店後、二人組みの男が入ってくる。
彼らは、閉店後であるにも関わらずコーヒーを注文し、それを断ると難癖をつけはじめ、トムに対しピストルをつきつける。
トムだけではなく、女性店員までピストルをつきつけられた状況の中、トムは目にも留まらぬ素早さで二人を射殺。
一夜にして、彼は平和な田舎町のダイナーを救ったヒーローになり、全国ネットでニュースに流れ、新聞の一面に顔写真が掲載される。
翌日、ダイナーを訪れたのはサングラスをした不気味な男カール・フォガティ(エド・ハリス)だった。
カールはトムに向かって“ジョーイ”と語りかける。
「田舎のヒーロー・トムの正体は、殺人鬼ジョーイだ」とカール言う。
「人違いだ」とトムは否定するが、カールは納得しない。
偶然その場に居合わせたエディは、夫の言うことを信じていたのだが・・・。

history_of_violence2この映画で描かれるのは、新聞やテレビで描かれないヒーローのもう一つの顔。
そして、一人消えると、新たに一人現れるというバイオレンスの連鎖。
愛情はその連鎖を止めることができるのか・・。

まぁ、とにかく緊張感があって面白いんだよね。
最初は、「へぇ~、アメリカにもこんな風に絵に描いたような家族っているんだねぇ~」なんて感心して見ていたらとんでもない。
その直後、エド・ハリスが登場してからドンドン面白くなるの。
絵に描いたような家族に少しずつ亀裂が入るのね。
その亀裂を入れたのはもちろんエド・ハリスなんだけど、奥さんが「とても優しい人だと信じていた夫が実は殺人鬼かもしれない」なんていう疑惑を抱いちゃって、迷ってしまうんだよね。
確かに、ダイナーを襲った二人を射殺する振る舞いを見たって絶対にタダモンじゃ無いし、見ている観客も「もしや・・」って思っちゃうんだよね。
そっから先は・・言えないよ~。

history_of_violence3まぁ、私はのんきな独身女なので、そんな究極の選択に立たされることはないけれど、私がエディだったら・・・逃げるな。
子どもたち連れて。
マフィアが家に押しかけるなんて無理(笑)

でも、エディとトムの間には、感情だけでは割り切れないものもあり、子供たちにとってはトムが父親なのよ。
だからね、逃げ出すわけには行かないの。
その辺がね~、いいんだよなぁ。
すべて感情をさらけ出した後で、それでもトムとエディは男と女なんだよね。
マリア・ベロって『ER』に出てたときはなんとも思わなかったのに、ドンドン良くなってるねぇ。
『コヨーテ・アグリー』以来、毎度いいなぁと思うなぁ。
今回もすごく良かったねぇ。
ジャックがカールにつかまってしまって、カールにつかみかかろうとするシーンなんてグッときたし、地元警察にトムはジョーイじゃないと宣言するシーンとか、ラストシーンとかねぇ。
いやぁ、良かったなぁ。

history_of_violence4ヴィゴ・モーテンセンもマリア・ベロもいいけれど、映画を支える助演のエド・ハリスとウィリアム・ハートがいい。
エド・ハリスの悪役ってあまりイメージないんだけど、『ビューティフル・マインド』??
今回は、嫌な奴だったなぁ。
もう出てくんな!って思うぐらい嫌な奴だった(^^;)
そこがいいんだけどね。

そして、今回久しぶりにオスカーノミニーになったウィリアム・ハートね。
ビックリよ。
こんなゴッド・ファーザーもできるんだね~。
兄弟だからと言って愛情も人情も無い、まるでマイケル・コルレオーネのような男を演じてる。
なんか、最近いいとこなかったから新しい扉を開いたんじゃない?

history_of_violence5さて、この映画見た人は誰もがきっと、「最後はそれでいいのか!?」と思うはず。
私も、それについて考えているけれど、その答えは見つからない・・(ーー;)
でも・・、今までやってきたことに対する償いというか、罰は与えられるべきだと思うけど、この映画が描いているバイオレンスの連鎖、
最初の極悪二人組みが消えると、カールが現れ、カールが消えると、リッチーが現れ、リッチーが消えると、ジョーイが現れ、ジョーイが消えると、息子のジャックが現れるんじゃないか・・と思ってさぁ、ジャックの将来が心配よ。
ラストのヴィゴ・モーテンセンの表情もすごく切なかったな。

愛はヴァイオレンスを止められるか?について考えてしまう一本。

ヒストリー・オブ・バイオレンス 公式サイト

3月 1, 2006 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (5) | トラックバック (25)

2006/02/20

ハリー・ポッター アズカバンの囚人

今年の一本目に見た『ハリー・ポッター 炎のゴブレット』を見たときに、この第3弾を見ていないんだけど・・(^^;)と言ったら、多くのみなさんから、「是非、見てください」というお声をいただいたので、WOWOWで放送されたのを録画して鑑賞。harry3

なるほど、確かに面白いのです。
もしかして、シリーズ中一番好きかも・・。

<STORY>
ホグワーツ魔法学校の3年生になった、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)とロン(ルパート・グリント)の3人。
彼らの元に、恐ろしいニュースが入ってくる。
囚人シリアス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)が魔法界で最も厳しいといわれるアズカバン収容所を脱走したという。
学校に向かう電車の中でアズカバンの看守である吸魂鬼に魂を吸われそうになり、気を失ってしまうハリーだったが、偶然居合わせた新任教師ルーピン先生(デビッド・シューリス)に助けられる。
ブラックを追っているはずの吸魂鬼がハリーに興味を示すのか・・。
ハリーとシリアスの間には、実はハリーの知らないつながりがあった・・・。

harry3_1
まぁ、いつもとあまり代わり映えがしないといえば、しないけど、ちょっとダークな雰囲気がいいね。
あの『ロード・オブ・ザ・リング』のブラック・ライダー(ナズグル)のような吸魂鬼とか、しゃべるシャレコウベとか、囚人が鍵を握ってたりね。
明るくて幸せなお話よりも、そんなダークな雰囲気があるようなお話の方が好きなもんで (^^;)

harry3_2でもさぁ、今回のチェックポイントとなってるゲイリー・オールドマンがさぁ、出てくるのが遅い!
そこが、ちょっと不満。
私のこの第三話に対する最大の目的は、ゲイリー・オールドマンとエマ・トンプソン(ワトソンじゃなくてね。ハーマイオニーファンのみなさんごめんなさい)なのだ。
ゲイリー、やっと出てきたぜぇと思ったらほぼ終盤・・(ーー;)
それでも、印象深さはピカイチなのね~。
エマ・トンプソン(占い学の先生ね)の見事な三枚目っぷりはさすがだけど、お願いあなたの演技が見たいのです~。
戻ってきて~。
彼女、どうも最近は監督業に熱心らしい・・。

私にとってのサプライズは、新任教師ルーパス先生のデビッド・シューリス。harry3_4
後半、アニメにされちゃうのは、ちょっと・・(^^;)だけど、出てるの知らなかったんで、ちょっとうれしかったなぁ。

そんな私にとって、最も印象に残るのは、アラン・リックマンと、ゲイリー・オールドマンとデビッド・シューリスの三つ巴!!
鳥肌モンでございました。
アラン・リックマン VS.ゲイリー・オールドマンってのがいいなぁ。
こんな豪華なキャスティングはイギリス映画では無理ね。

harry3_5『大いなる遺産』、『天国の口、終わりの楽園』と好きな映画が多いアルフォンソ・キュアロンは、これでもいいのかってくらい、ハリー・ポッターをダークな雰囲気にしたけれど、そこが楽しかったんだよねぇ。
カラスにシャレコウベ、叔父や叔母のイジメに、傲慢な同級生。
罪もない動物の処刑・・。
このダークなモチーフは、“魔法”というあり得ない世界を身近にしている。
でも、一作しか監督しなかったってことは、やっぱりそのダークな雰囲気が合わなかったのかな・・。

harry3_3
第4作の炎のゴブレットから先に見てしまうと、誰がいい人で、誰が悪い人かだいたい想像ついちゃうね。
それでも、十分楽しめたな。
ハリーくんが上級の魔法を習得するという成長も確認できる本作。
この先が、ちょっと気になってきたので、これからも豪華ゲストをバンバン出して欲しいなぁ☆

何にも考えずに楽しみたい時にオススメの一本。

ハリー・ポッター アズカバンの囚人 公式サイト

ハリー・ポッター アズカバンの囚人 WOWOW放送日程


WOWOW 125×125

2月 20, 2006 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/17

プルーフ・オブ・マイ・ライフ

ジョン・マッデン監督の『恋におちたシェークスピア』が大好きで。
その監督の新作に出演するのが、『恋に落ちた~』に続いてのグウィネスの他、アンソニー・ホプキンス、ジェイク・ギレンホールと豪華な顔ぶれで、それだけでも見る価値ありなんだよね。
まぁ、それなりに面白い話ではあったんだけど、結局、この映画を見る価値は、その俳優たちの共演にしかなく(^^;) なんとなく“一口食いたりない感”が残ったんだなぁ。proof

<STORY>
27歳のキャサリン(グウィネス・パルトロウ)は、父(アンソニー・ホプキンス)を亡くしたばかり。
父は、シカゴ大の教授であり、偉大な数学者であったが、同時に精神を蝕む病にも犯されていて、最後の5年間は同居していたキャサリンが介護をするような状態だった。
父が残したのは、二人で過ごした家と100冊以上あるノート。
書斎では、彼の研究を検証する為に若い数学博士・ハル(ジェイク・ギレンホール)がそのノートを読んでいた。
そんなキャサリンには心配ごとがあった。
父と性格の似ている自分も、彼と同じ病気なのではないか・・。
彼の葬儀に出席する為に、姉・クレア(ホープ・デイヴィス)がNYから帰宅する。
葬儀の手続きも、キャサリンも喪服も、葬儀後のパーティもキャサリンが気づいたときには全て完璧に準備していた姉。
地元の教会で執り行われた葬儀が始まるとキャサリンは演壇で予定には無いスピーチを勝手に始めてしまう。
大勢の参列者に対して、父とのうわべだけの付き合いを否定するキャサリン。
そんな彼女を優しく理解しようとしたのはハルだった。
葬儀の日の夜、思い切って告白をするハルに対し心を開くキャサリンだったが、その直後、二人の間に亀裂が入ってしまう。
proof1キャサリンが二人の間の距離をもっと短くしようと思ってハルに手渡した一つの鍵。
それは、父の書斎にある机の鍵だった。
引き出しに入っていたのは一冊のノート。
そこには、今まで誰も気づかなかった数式がびっしりと書かれていた。
「世紀の大発見」と興奮するハルに、「それを書いたのは私なの・・」とキャサリンが言ったとたん、ハルとその場にいた姉がキャサリンに疑いをかける。
「それは、本当に彼女が書いた数式なのか・・」
彼女に精神病の疑いをかける姉、彼女が正常だといいながら、彼女が数式を書いたと信じることが出来ないハル、心を許した人に認めてもらえなかった悲しさに打ちひしがれるキャサリン。
その瞬間、キャサリンは心を閉ざし、姉は彼女を一緒にNYに連れて行く手配を彼女に無断で行い、世紀の発見に興奮しながらも、キャサリンのことを信じたいハルは数式の検証を始めたのだが・・・。

これ、偉大な数学者でありながら精神を病んでいた父を持つというキャサリンの人間性を証明するお話なんだよね。
友人や姉だけでなく、本人も自分を疑っちゃう。
もしかして、自分は精神を病んでいるんじゃないか・・って。
そんな彼女が本当に心を許せる相手に出会うまでについて、父とのやりとりを回想しながら一つずつ検証していくのね。
数学者とか、物理学者の天才って精神を病んでいる人が多いようで、ラッセル・クロウの『ビューティフル・マインド』も似たような話だったよね。
でも、『ビューティフル・マインド』がアカデミー賞を受賞して、これはノミネートもされなかったのには、明白な違いがあるんだなぁ。
どうもねぇ、説得力が無いのね。

proof2
病んでる病んでないって話が出ているけれど、キャサリンという女性は、どっから見ても正常に見えるんだよね。
だれでも、ヒステリーになったり、癇癪起こしちゃったりすることはある訳で、だからと言って精神病んでるなんて言われたら、みんな精神科に通わなきゃいけなくなっちゃう。
映画の中で、アンソニー・ホプキンスが言ってるじゃない。
「狂人は、自分のことを狂人だと自覚していない」
もうね、そこでキャサリンは狂人じゃないって結論が出ちゃってるの。
キャサリンはさぁ、「自分は父親似で、精神的に不安定だから」という殻に閉じこもって、他人と距離をおくようになってしまった女の子なんだよね。
実は彼女は天才的な数学の才能を持っていて、そんな彼女の長所も短所も全て理解した上で愛してくれるハルがいて、誰よりもキャサリンを理解している姉がいるの。
そのキャサリンが、殻を破って新しい世界に一歩足を踏み出そうとするまでを描いてるの。
でもね、私としては、キャサリンという人間にあまり魅力を感じなくて、説得力も弱いし、「キャサリン、もっと素直にならなきゃだめよぉ」なんて優しい気分は到底起きず (ーー;) いいんじゃないの、そのままNYに行っても・・とか思っちゃう (^^;)

proof3
ただ、私を楽しませてくれたのは、ここでもジェイク・ギレンホールね。
あぁ、もう26歳の数学博士なんて役をやる歳になったんだぁ・・。
なんて、ついつい姉的視線で見てしまうけど(^^;)、胸板の厚い大人になったジェイクから、あんなに大っきくてウルウルした目でニッコリ笑顔を浮かべながら 「ずっと君のことが好きだったんだ・・」なんて言われたら、きっとポーーーーッとしちゃうでしょう(* ̄- ̄*)
この映画の中で、一番グッと来たのも、彼がノートを持って駆けつけ、キャサリンに自分が間違っていたところを告白して、車を走って追いかけるとこ。
でもね、そんなハルの気持ちにもちょっと無理がある。
あの神経質なキャサリンのどこにそんな長年見つめ続けるような魅力があるんだ??(笑)
ジェイクに関してジョン・マッデンのコメントがパンフに掲載されてた。
「ジェイクはこの2年の間に、どうやってか知らないが(笑)、飛躍的に素晴らしい青年に成長した」
そう、私も本当にそう思うわ。
でも、今回は、その魅力を十分生かされていなかったようにも思うなぁ。
来月はアカデミー賞助演男優賞にノミネートされてる『ブロークバック・マウンテン』がいよいよ公開だし、その次は、私の大好きなデヴィッド・フィンチャー作品なんだって?
ジェイクの今後が、すっごく楽しみ(*^-^*)


話を映画に戻すと、確かに、両親が精神科に通っていたりすると、とても不安になると思う。
そんな彼女の精神状態を、数式を検証するように、過去の回想を入れながら証明していくのはいいと思う。
でも、この映画で最も訴えたかったのは、なんだろう・・。
父親の介護で引きこもってしまった彼女の心を呼び起こすこと?
だけど、そんな彼女を身近で見つめ続けた人がいたんだよね。
だったら、もうちょっとキャサリンを魅力的な女性にして欲しかったんだよね。

それに、ラストもちょっと え?? って感じだった。
あれで、キャサリンは自分の精神状態は問題ないって確信を持てたのかな?
なんか、中途半端な印象が残る終わり方だったなぁ。

ジェイク・ギレンホールファンにオススメの一本。

プルーフ・オブ・マイ・ライフ 公式サイト


2月 17, 2006 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (2) | トラックバック (44)

2006/02/08

フライト・プラン

アカデミー賞主演女優賞を2度も受賞してるジョディ・フォスター。
彼女の久々の新作は、旅客機を舞台にしたスリラーだった。
これがまた、なかなか面白い映画だったなぁ。flight_plan

<STORY>
旅客機の設計士をしているカイル・ブラッド(ジョディ・フォスター)は、ドイツ在住だったが、最近最愛の夫を亡くし、一人娘・ジュリアを連れてNYへ引っ越すことになった。
夫の棺と共に娘を連れ飛行機に乗り込んだカイル。
その旅客機は、彼女がエンジンのデザインをした思い入れのあるものだった。
二人は、エコノミーの座席に座り、無事離陸すると、誰も座っていない後部座席に移ってしばらく睡眠をすることにした。
しかし、カイルが目覚めた時、横で寝ているはずのジュリアの姿は無い。
取り乱して乗務員のフィオナ(エリカ・クリステンセン)とステファニー(ケイト・ビーハン)に詰め寄るが、「この旅客機にあなたのお嬢さんは搭乗しておりません」と言われ、埒が明かずに、機長(ショーン・ビーン)にまで詰め寄ろうとするが、航空保安官のカーソン(ピーター・サースガード)に止められてしまう。
その様子を見た機長は、カイルの訴えを聞き入れジュリアの捜索を開始するのだが・・・。

ネタバレ注意報!! ここから先はネタバレがありますので、映画をご覧になってからお読み下さい

flight_plan1
これはですねぇ、一人娘を守ろうとするシングルマザーのお話でして。
まぁ、ジョディ・フォスターらしいといえば、らしい映画なんだよね。
でね、何が面白いかって、最初から最後まで緊張感が途切れないんだよね。
一気に見ちゃうスピード感があるの。
もちろん、それはジョディの演技力の賜物のようなところもあって、カイルは娘がいなくなった途端に大騒ぎするんだけど、その辺がリアルで緊迫感があるの。
思わず、見ているほうとしてもカイルの心境になっちゃうんだよね。
まぁ、この辺の同情できるかできないかは人によると思うけど・・。
また、乗務員たちが、「子供が一人いなくなったんだから、もっと真剣に探してよ~」とこっちから言いたくなるぐらいクールなもんだからイラついてきちゃって (^^;)
カイルの心境に入り込めたら、グイグイ入り込んじゃう映画なの。

初めはジュリアはどこ?で心を掴むと、次は犯人探し。
この映画、ここがとても残念なんだけど、候補者がショーン・ビーンかピーター・サースガードしかいない。
さらにもう一人、見知らぬアラブ人を勝手に犯人にしちゃうカイルだけど、それは、近年のアラブ人に対する偏見を反映させているのね。
いろんな人を疑っちゃうんだよね。flight_plan2
乗務員とか、お客さんとか、アラブ人とか。
でも、そのアラブ人のインパクトがやや弱めなもんだから、結局、犯人はショーンかな?ピーターかな??と思いながら進んでいくことに。
それでも、後半まで犯人が何を目的にしているのかが全く見えてこない。
その先が見えないところがね、緊張感を持続させるキーになっているんだよね。
ここで、もう少し複数の登場人物がいて、いろんな伏線を張ってくれるともっと面白くなったかなぁと思えなくも無いかな。

犯人が判明するまでジュリアがどこにいるのか一切分からなかったからさぁ、最後にカイルがジュリアに会えたところで安堵してねぇ~。
あぁ~。よかったぁと思ってウルッときちゃったよぉ~。

でもね、緊張感はあるし、なかなか楽しめる映画にはなっているけれど、詰めが甘い部分もいろいろあるんだよね。
前述したように、犯人がわりと特定できちゃうとか、カーソンだと分かった時点でもあまり驚きが無いとか、犯人(=カーソン)があまり怖くないとか・・・etc
私が特に気になったのはアラブ人の描き方かな。
flight_plan3最後に、カイルとカイルが犯人呼ばわりしたアラブ人が出会ったときに、お互いの立場を初めて理解し合って、アラブ人のほうからカイルに歩み寄るようなシーンがあったんだけど、そこで、一言カイルに謝って欲しかったんだよね。
言葉は無くても分かり合えたのかもしれないけれど、それでも一言欲しかったんだよなぁ。

犯人についてのバックボーンが全く描かれていないせいもあって、どうしてこのハイジャック事件が起きたのか、犯人の目的はただの金か?という、肝心なところも描かれないまま終わってしまったこの映画。
それでも、ジョディ・フォスターの緊迫感ある演技は、目をひきつけたまま離さない。

これは、アクションスリラー。
細かいところは気にせず、ジョディ・フォスターの演技をじっくり楽しんで欲しい一本。

フライトプラン 公式サイト


2月 8, 2006 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (29)

2006/01/04

ハリーポッターと炎のゴブレット

今年1本目の映画は、魔法の上手なハリーくん。
前作の「アズカバンの囚人」を見逃していて(^^;)、ちょっと不安だったんだけど、大丈夫だったみたい。
早いもので、少年だとばかり思っていたハリーくんも思春期を迎えたのね。
何も考えずに楽しみたいときには、いいかもね~☆harry4

<STORY>
新学期の初日に、ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)から、重大発表があったホグワーツ校。
数百年に一度開催される世界三大魔法学校対抗試合が行われるという。
その代表選手を選出するのは、炎のゴブレット。
代表選手に立候補する人は、自分で名前を書き、その炎のゴブレットの中に投げ入れる。
投げ入れることができる人には制限があり、十七歳以上と決まっている。
よって、14歳のハリー(ダニエル・ラドクリフ)や、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)には、その資格がない。
しかし、炎のゴブレットが各校の代表選手を一名ずつ、計三名選出した後、ハリー・ポッターの名を告げる。
ゴブレットの選出が絶対である以上、ハリーも対抗試合に出場することになったのだが・・・。

ハリーくんの映画は、大まかなストーリー展開が毎度同じ。
にもかかわらず、ハリーが窮地に立たされると、「ハリー、がんばれ!」なんて思っちゃうんだよね。
多分、あのハリーの頼りない感じがそうさせるんだろうね。

harry4_1
今回のテーマは“友情”ね。
友だちを大事にする人が、結果的に勝利を手にすることになる。
が、ハリーは友だちを守り抜くことができず、心に傷ができちゃう。
そんなハリーを支えるのは、親友のロンとハーマイオニーなのね。
おや?今回だけでなく、このお話は常に、友情について描いているのかな?
結局、ロンとハーマイオニーの助けがあってハリーは毎回助かってるような気がするし。
この炎のゴブレットが、いつもと違うのは、国際的なことかな。
ヨーロッパの子だけでなく、インドや中国の子たちが登場するのも面白い。
アジアの子たちも、魔法を学んでいるのね (^^;)

原作は読んだことがないけれど、大まかなストーリー展開は読めてしまうので、アクションが無いときは、俳優たちの演技を楽しんでる。
今回の目玉は、ミランダ・リチャードソンとレイフ・ファインズ。

失礼なことばかり聞く新聞記者を演じたミランダ・リチャードソン。
かなりの若作りにちょっとビックリしたけれど、『クライング・ゲーム』以来、割と好きな女優さんなので、ちょっとうれしかったなぁ。

そして、ヴォルデモート卿を演じたレイフ・ファインズ。
知らない人のために、『レッド・ドラゴン』でドラハイドを演じた彼・・、知らないか。
『イングリッシュ・ペイシェント』や、『クイズ・ショウ』にも出てるけど・・。
今回は、特殊メイクでレイフ・ファインズとはちょっと分かりにくいけれど、さすがに圧倒的な存在感を出してたね。
なんか、あのシーンだけ舞台見てるような雰囲気だったもん。
彼は、今後も出るだろうし、今度はヴォルデモート卿の弟(そんなキャラ無いと思うけど)って設定で、ジョセフ・ファインズも出したらどうだろう・・・。
初の兄弟共演で。

毎回、イギリスの名優たちが楽しませてくれるのがいいね。
それが無いと、どうも私には食い足りなくなってしまうので。
もうこうなったらいっそのこと、アンソニー・ホプキンスとか、ジュード・ロウとか、ユアン・マクレガーとか出したら?
レイチェル・ワイズとか、ケイト・ベッキンセールもいるし。
で、最後にジュディ・デンチが女王様( またかよ(ーー;) )役で登場するの。
イアン・マッケランでもいいけど、それじゃぁ、『ロード・オブ・ザ・リング』になっちゃうしね。

ハリポタファンにとっては、大興奮のこのシリーズ。
私のように、そうでもない人にとっては、毎回展開が同じ・・・って感じにしか見えないのが残念だね。
いくらドラゴン出したり、ハリーにエラが生えてもね。
でも、まぁ、超つまんないって訳ではないので、いいんだけど。
CGも迫力あるしね。

これからも、このシリーズって続くんだよね。

だったら、やっぱりゲスト俳優を豪華にして欲しいな。
あぁ、その前に、「アズカバンの囚人」を見なくちゃね。

ハリポタファンにオススメの一本。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 公式サイト

1月 4, 2006 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (29) | トラックバック (120)

2005/11/12

ブラザーズ・グリム

テリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』が大好きで。
なんか、久しぶりにその感覚に再会して嬉しかったよ。
brothers_grimm


<STORY>
ウィル(マット・デイモン)とジェイク(ヒース・レジャー)のグリム兄弟は、魔女退治と称して、“ウソの魔女”を登場させて、退治したフリをしながら、村人から金を巻き上げ、ヨーロッパ各地を渡り歩いていた。
そんなあるとき、フランス軍のドゥラトンプ将軍(ジョナサン・プライス)に捕まる。
将軍は、フランス軍が支配しようとしているあるドイツの森に、グリム兄弟と同じような手口で、村人をだましている魔女がいるから、それを退治しろとグリム兄弟に命じる。
「さもないと仲間を殺す」と脅された彼ら兄弟は、その問題の森へ出向く。
結局、彼らは将軍の部下であるカバルディ(ピーター・ストーメア)を監視役にし、魔女の出る森へと向かう。
その森がある村では、次々と幼い少女たちが森にさらわれていく話聞かされる。
そして、村人の一人であるアンジェリカ(レナ・へディ)をガイドに森へ調査に行く。
しかし、その森は、木が動き彼らを襲おうとする。
その様子を見た兄弟は、それが彼らと同じような仕掛けで村人をだましているのではないことを悟る。
森の中心には、入り口の無い塔が立っていた。
その塔は、大昔にそこに住んでいた王妃(モニカ・ベルッチ)が住んでいたものだったのだが、今はその気配すら感じない・・。
が、なんとかしてその謎を解こうとする兄弟だったのだが・・・。

グリム童話といえば、幼い頃に読むファンタジーのイメージよね。
夢や希望に溢れる感じの。
ところが、テリー・ギリアムはそれをつなぎ合わせて悪夢を作っちゃった。
このテリー・ギリアム流グリム童話のアレンジを楽しもうよって映画でございます。
ヘンゼルとグレーテルに赤ずきんちゃん、白雪姫に眠り姫・・。
そういうグリム童話って、さすがに大人になっちゃうと楽しめないじゃない。
でもねぇ、こうやってアレンジすると楽しめるんだなぁって良い例だね。
きっと日本昔話もこうやってアレンジすると、大人向けに楽しめるんだろうね。
それに、“悪夢”といっても、怖いだけじゃない。
どんなシーンにもクスッと笑えるところを用意しているのも、さすがのテリー・ギリアム風ね。
一つ、紹介するとすれば、将軍の命令の元、カバルディがグリム兄弟の仲間を拷問するシーン。
拷問されている彼らが頭にかぶったガラスの容器にへばりついてるのは、カタツムリ・・・(ーー;)
「なんでカタツムリだよ!!」って、突っ込んでるだけでも楽しい。
テリー・ギリアムは、カタツムリが嫌いなのかな・・。

テリー・ギリアム風を一番最初に感じたのは、兄弟が村人をだまして魔女退治をする水車小屋のシーン。
兄弟が着ている銀の鎧、そのバックに出てくる魔女。
その時のさぁ、魔女の登場の仕方がね、『未来世紀ブラジル』を彷彿とさせまして。
でね、その後にジョナサン・プライスが登場するじゃないの。
「おぉ~!!テリー・ギリアムワールドね~」なんて、それだけでウキウキしちゃう。

そのジョナサン・プライスだけでなく、キャスティングも冴えてるよね。
それこそ、グリム童話の王子役をやりそうなヒース・レジャーが三枚目の役をやったり。
それは、ヒース・レジャー本人が直談判したらしいけど。
意外とはまっておりました。
まだ26歳なんだねぇ。
ピーター・ストーメアはヅラ大活躍で、超爆笑だし。
モニカ・ベルッチは登場場面とセリフが少ない中、恐ろしぃけど、美しい魔女がピッタリはまってたし。
圧倒的な存在感があったね。
「あぁあぁ、世界で一番美しいのはあなたです」と、脅されなくても言っちゃうよ。
でも、今回の収穫は、アンジェリカ役のレナ・へティね。
このレナ・へティ良かったなぁ。
ややキーラ・ナイトレイ風だけど、かっこ良かったな。
次回作が楽しみな女優さん。

なんか、ヒース・レジャーの話によると、グリム兄弟はイギリス英語を話し、田舎の人たちはアメリカ英語をしゃべったとか。
そんなニュアンスまでヒアリングできると尚更楽しかったんだろうなぁ。
ま、そうじゃなくても十分楽しんだけど。
今回は、テリー・ギリアムのクレイジーさが多少薄いけど、この奇妙なグリム兄弟の世界に興味のあるひとには、オススメの一本。

ブラザーズ・グリム 公式サイト

11月 12, 2005 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (28) | トラックバック (126)

2005/09/22

ファンタスティック・フォー

アメコミは映画化されれば見るけれど、どんなアメコミがあるのか全く知らない私。
このファンタスティック・フォーも映画化されて、初めてその存在を知った。f4

<STORY>DNAの研究をしているリード(ヨアン・グリフィス)は、親友で力仕事専門のベン(マイケル・チクリス)と共に、大学時代の友人ビクター(ジュリアン・マクマホン)が創立したバン・ドゥーム研究所へ研究費を援助してもらうためにプレゼンに向かう。
鼻持ちなら無いビクターは、断ると思いきや、研究の援助に同意する。
しかし、彼が出した条件は、自分の持つ宇宙ステーションで、自分と自分のスタッフと一緒に行うこと。
そして、彼が言う自分のスタッフとはリードの元恋人スー (ジェシカ・アルバ)と彼女の弟ジョン (クリス・エヴァンス)だった。
何よりも研究費が欲しいリードは、ビクターの元で働くことになり、早速宇宙ステーションでの実験を始めた。
だが、計算よりはるかに早く、宇宙嵐が近づいてきてしまい、ビクターはシールドの中に身を隠すが、逃げ切れなかったほかの4人は直接宇宙嵐の電磁波を受けてしまう。
そして、地球に帰った4人は、体の異変に気付くのだが・・・。
ま、結局ですね~、この宇宙に行った人たちみんなの体に突然変異が起きてしまい、やがてヒーローになるという、アメコミに超ありがちなお話でございます。
これは、ツッコミを入れながら見るバカ映画のジャンルに入るかと思われますね。
まず、リーダーのリードは手足が自由自在に伸びる “怪物くん” で、その元カノ・スーは感情の起伏によって透明人間になったり、時には都合よくバリアーを出したりします。
ま、透明人間ってのは、“エスパー魔美” みたいに下着姿になったりするわけで、ま、お色気担当ですね。
で、その弟のジョニーは、生意気なやんちゃくんでして、炎を自由に扱ったり、空を飛んだりします。
リードの親友ベンは、全身が石で覆われています。
他の3人は見た目に変化はないのに、なぜか、彼だけいつも石に囲まれた体をしています。
彼ら4人がある時、人助けをしたことから、「ファンタスティックフォー」と呼ばれるようになるんですね。
が、しかし、これって他のアメコミに無い特徴のようなものはないのでしょうか・・・。
これだったら、X-MEN見たほうが面白いと思うけど・・・。
X-MENは生まれつきっていうこと以外、あまり違いが無い気がするし。
まぁ、アメコミものにありがちな、「えぇ??そんな強力な電磁波を浴びて、宇宙ステーションは無傷だったの?
人間は耐えられるの? (@@)」とかね、最初から突っ込みを入れ始めればきりが無い。
ただ、「女心が分からない科学オタク」のリード、「男心が分からない映画オタク」の私としては、なんか気持ちがリンクしました (ーー;)
しかし、リードは他のメジャーな俳優さんでできなかったのでしょうか?
少なくとも、ファンタスティック・フォーというマンガがメジャーではない日本で、茶の間に人気あるのはジェシカ・アルバだけってのは、キツイですね~。
ジェシカ・アルバ、さすがにスタイルがイイネ☆
イケメンのクリス・エヴァンスがいい味出してたけどね。
ネタ元のファンタスティック・フォーをご存知の方はどう見たんでしょう?
私は、特に見る必要もないかなと思いました。

ファンタスティック・フォー 公式サイト

9月 22, 2005 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (12) | トラックバック (52)

2005/08/28

ハッピー・フューネラル

今日は、2001年の中国映画『ハッピー・フューネラル<幸せな葬式>』
正式には、中国・アメリカ合作だけど、製作者等のスタッフはほとんど中国。
劇場公開時に見れず、気になっていたところWOWOWで放映していたので、ビデオにとって鑑賞。happy_funeral

<STORY>
ハリウッドの巨匠映画監督タイラー (ドナルド・サザーランド)は、『ラスト・エンペラー』のリメイクを紫禁城で撮影していた。
ところが、途中でアイディアが沸かず煮詰まってしまい、急遽撮影を中止することに。
アシスタント兼通訳で中国系アメリカ人のルーシー (ロザムンド・クワン)とカメラマンのヨーヨー (グォ・ヨウ)は、気分転換に監督を観光に連れ出す。
あまりにも行き詰ってしまったタイラーは“死”について考え、ルーシーやヨーヨーと話しているところ、ヨーヨーから「中国では七十歳以上の死は幸福であると考え、喜劇のような葬式を行う」と教えられる。
その考え方を気に入ったタイラーは、「俺が死ぬときは喜劇のような葬式をあげてくれ」と言い出す。
ヨーヨーは、遠方から来た友人の願いを快く受け入れる。
映画の撮影が全く進まないことから、プロデューサーはタイラーをクビにしてしまう。
その瞬間、タイラーは倒れ昏睡状態になってしまう。
もう目を覚ますことはない・・とあきらめたルーシーとヨーヨーは、「喜劇のような葬式」の準備を始めるのだが・・・。
この映画ね~、面白いんだよね~。
「中国映画にドナルド・サザーランドが出てるのね~」ぐらいのイメージしかなく、フューネラルなんてタイトルがついているから、中国の一風変わった葬式を描いた映画なのかな?なんて思ってたんだけど、そんなんじゃなかった。
これは、ブラックユーモアたっぷりのコメディなの。
遠方から来た友達への義理を貫き通すために、必死になって盛大な葬式を演出しようとするけれど、必死になればなるほど、物事はなぜか、おかしな方向に進んでいく。
なるほどね、葬式というのはどこの国でも行われているけれど、国によって作法もやり方も全く違う。
面白いことやるよな~って思いながら見た。
そのテーマは “経済が自由化された中国と死にゆく大国アメリカ”

アイディアが枯渇して今にも死にそうなタイラー = アメリカ であり、
友人への義理を大切にし、忙しく働きまわり、1日24時間でも足りないヨーヨー = 中国であり、
アメリカで育ち、英語と中国語を流暢に話すルーシー = アメリカと中国の架け橋なの。

中で日本人が一人、ちらっと登場するんだけど、「酷いアクセントの英語をしゃべる気難しい金づる」って感じの役割・・・(ーー;)マタカヨ
この映画、中国で大ヒットしたらしいけど、なるほど、中国人が見ると喜びそうな映画よね。
アメリカの経済は失速してるけど、中国は元気だ~ってね。
そんなこといって、すでに中国内にアメリカの製品やソフトがかなり流通してるのよ。
それも、しっかり描いているところがなお良いね。
テンポも良いし、ギャグも笑えるので、ブラックコメディ好きにオススメ。

タイラー演じてるドナルド・サザーランドは、七十歳なんだね~。
彼、『M★A★S★H』に出てるんだから、ブラックユーモア好きでしょう。
七十歳とは思えないほど、いろんな映画に顔出してるけど、最近では「スペース・カウボーイ」でサングラス掛けたパイロットやってたね。
近頃、息子のキーファー・サザーランドが「24」で20年ぶりぐらいにブレイク中。
今回のドナルド・サザーランド、ちょっと太った?
カリスマがあって、実は懐深~い感じが適役だったなぁ。

で、もう一人ヨーヨーを演じたグォ・ヨウはチャン・イーモウの『活きる』でダメ夫役をやった人。
葬式を企画するのに必死になってるとこが良かったなぁ、いい意味で力も抜けてたし。
こうやって知らずに見た映画が面白いから、映画ってやめられないんだなぁ。

ハッピー・フューネラル 公式サイト

8月 28, 2005 映画-ハ行(アメリカ), 映画-中国 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/08/20

ブルー・クラッシュ

ま、サーフィンってのは、夏に限らず1年中できるスポーツだけど、サーファーガールを描いたこの映画、夏の海を感じながら見ると、きっと爽やかな気分になれるよーーー。
ちなみに、これ、2003年のアメリカ映画で、先日WOWOWにて放映しておりました。
blue_crush

ストーリーはすごく簡単で、ハワイ島に住むサーファーガール、アン・マリー (ケイト・ボスワース) は、地元の友人のエデン (ミシェル・ロドリゲス)たちと一緒に朝早くからトレーニングの毎日。
トレーニングを終え、妹を学校に送ると、ホテルでルーム・メイド(掃除係)の仕事が待っている。
サーフィンの大会を1週間後に控えたある日、NFL(全米アメリカンフットボールリーグ)のチームがアン・マリーの勤務するそのホテルに宿泊に来た。
そのアメフトチームの一員の部屋に、いつものように掃除に行ったアン・マリーたちだったが、あまりの部屋の汚さに激怒。
部屋を使用している本人に怒りをぶつけてしまい、仕事をクビになってしまう。
しかし、それがきっかけでクォーターバックのマット(マシュー・デイヴィス)と知り合い、付き合い始めるのだが、そのせいか、友達と衝突し、サーフィンのトレーニングがおろそかになりはじめる・・。
それは、サーフィンの大会に対する恐怖の裏返しでもあった・・。
実は~、サーフィンってさほど興味があるスポーツでもなく、泳ぎが得意とはいえ、「サーフィンやらない?」と言われても、「うーーーーん」と考えてしまうだろうなと思ってたんだ。
それどころか、台風のたびにファーファーが行方不明になると、あぁなんでそこまでやるんだ。
っていつも思ってた。blue_crush1
が、この映画を見ていると、"Wao !! It's cool !!"って思ってしまう。
それぐらい、この映画のサーフィンシーンはかっこいい。
すごく映像に臨場感がある。
サーフィンなんて興味の無い私がかっこいいと思っちゃうんだから、きっとサーフィン経験者とか、サーファーには、もっと共感できるとこがいっぱいあるだろうなぁ。
映画見てるとさぁ、おぉできそーじゃん (ーー;)って思っちゃうんだから怖い。
実際やってみたら、海水飲みまくりよね。
ストーリーも、アメフトの花形クォーターバックの恋愛と恋と夢の狭間に悩む女の子の話なんて、激しくありがちなんだけど、このサーフィンシーンのリアリティがあることで、最後まで見入ってしまう。
特に、ラストのサーフィン大会のシーンは必見。
主役であるアン・マリーの対戦相手として登場してくるケネリーが“ある行動”を起こすのだけど、この行動とセリフがすごく良くて、すごくかっこいい。
このケネリー、本当にサーファーらしいんだけど、私は、こんな時にこんな行動を起こせる人間になりたい!!って切実に思ったよ。
単なるおばかなサーファーガール映画ではないと、私は断言する。
だって、私、このケネリーに号泣 (・・・・( ̄□ ̄;)マジで!?) したんだから。
主役を演じてるケイト・ボスワースは、オーリー(オーランド・ブルーム)の恋人として有名。
なもんで、この映画、「オーリーのガールフレンドが演じてるサーファー映画」程度の知識で見始めたんだ・・(ーー;)blue_crush2ごめんなさい。
そりゃー、いけない偏見でございました。
それどころか、このケイト・ボスワース気に入ったよ。
根性あるよ絶対。
だって、サーフィンシーンで絶対本人だなぁって思うとこいっぱいあったからね。
ケイト・ボスワースに加えて、ミシェル・ロドリゲスがいいねぇ。
相変わらず逞しい (^^;)
私、彼女のユニセックスな感じがすごく気に入ってて、「SWAT」以来、お目にかかっていないけど、次の新作が楽しみな女優さんだな。
今回も、マリー・アンの目を覚まそうと必死に語りかける姿がいい。
どのセリフも本心を感じさせて、その演技力を再認識したよ。
是非、次はハードなアクションを見せて欲しい。ブルークラッシュ 公式サイト

8月 20, 2005 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/08/18

フォーチュン・クッキー

な~んにも考えずに楽しめる映画観たいな~♪って時が誰にでもあると思うけど、そんなときは、この映画をオススメする。
この『フォーチュン・クッキー
これ、つい先日WOWOWで放映していたものを、本日鑑賞。
freaky_friday

そのストーリーは・・。
精神科医のテス (ジェイミー・リー・カーティス) は、3年前に夫を亡くし、今では高校生の娘・アンナ (リンゼイ・ローハン)と小学生の息子を養うシングルマザー。
が、二日後には恋人・ライアンと再婚する予定であり、今は結婚式の準備で忙しい。
アンナの趣味はギターで、友達とロックバンドを組んで日々練習に励んでいる。
でもそんな娘の趣味も服装も気に入らないテスは、毎日アンナと衝突してばかり。
結婚を目前に控えた夜、テスの父と、ライアンを交えて家族で中華街へ出掛けたが、テスとアンナはそこでも喧嘩してしまう。
テスの結婚式のリハーサルの日に、アンナのバンドが大事なオーディションを受けられることになり、リハーサルではなく、オーディションに行きたいと言い出したからだった。
そんな二人を見た料理店の女将さんからもらったフォーチュンクッキー (おみくじが入ったクッキー) を食べた二人は、なんと、心と体が入れ替わってしまう。
ママの中身は、アンナになり、アンナの中身はママに・・。
母の気持ちを理解できない娘と、娘の気持ちを理解できない母をテーマに描いたコメディ。
いやーー。おもしろかったなぁ (≧▽≦)
なんてったって、心が10代のママがすごく面白い。
そうだよなぁ。私も女子高生の頃は、ロックばっかり聞いてたんだ・・ ( ̄- ̄)ナツカシイ・・
当時の私がそんなことになったら、多分泣きたくなると思うけど、アンナは違った。
ママの生活を楽しんじゃう。
そこがいいな。体が気に入らないなら、気に入るようにすればいいんだ。
髪型も変えて、服も買えちゃう。
嫌だったら、“No!!”って言えばいいんだ。
向かうところ敵なしの女子高生ってやっぱりすごいな。
これ演じたジェイミー・リー・カーティスは、コメディやらせるとピカイチだねぇ。
ホントに女子高生が中に入ってるように見えたからなぁ。
娘のアンナを演じた、リンゼイ・ローハンも負けてない。
というか、私がこの映画を観る目的は、最近アメリカでブレイク中のリンゼイ・ローハンを観るためだったんだ。
出演した映画は大ヒットするし、映画でのイメージをガラッと変えて歌手としてデビューするし、どんな子なのか気になってたんだ。
顔は知ってたけど、演技を見る機会がなかったから、観たいなぁと思ってたんだ。
でね、今回初めて観て、コメディが良く似合うなぁと思ったので、10年後にはステキなラブコメ等似合う女優さんに成長して欲しいな♪
歌手のリンジー・ローハンを知ってたから、バンドのシーンではもちろん、ヴォーカルでしょと思ったのに、ギター担当だったのでちょっと残念。
でも、演じてるシーンを見てみると、おぉ~( ̄o ̄)と感心する仕上がりになってたねぇ。
どうやら、アヴリル・ラヴィーン目指したらしいけど、なるほど、そんな雰囲気出てるね。
しかも、リンゼイ・ローハンが歌うシーンはしっかりラストに残されているので、お楽しみに。
ちょっと残念なのは、ダンスがないとこかな。
10代の娘の気持ちを理解したい人、40代の母親の気持ちを理解したい人、そんな親子を指差しながら笑いたい人 (^^;) は、是非、ごらんあれ~♪
フォーチューン・クッキー 公式サイト

8月 18, 2005 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/08/16

ベスト・フレンズ・ウェディング

今日は、私のBGMをまずご紹介しようかな。
→“MAGIC MOMENTS CLASSIC SONGS OF Burt Bacharach”
今日、WOWOWで見たこの映画では、このバート・バカラックの名曲が随所にしかも効果的に使われていて、久しぶりに彼の名曲を聞きたくなったのだ。
バート・バカラックはスタンダード曲を多数書いてる作曲家で、彼の名前や曲のタイトルを知らなくても、聴けばかならず、「あぁ~、聴いたことある~」と思う曲ばかりなので、興味ある方は是非、聴いてみて欲しい。
映画の主題歌も多いので、私には結構おなじみな方。
音楽の話はその辺にして、この映画のストーリーだけど・・・。
best_friends_wedding NYで料理評論家をしている28歳のジュールス (ジュリア・ロバーツ)の元に、9年前に大恋愛の末に別れ、今は親友で元彼のマイケル (ダーモット・マロニー) から、「大切な話がある」と留守電が入る。
「もしやプロポーズ?」と思い電話をするジュールスだったが、その“大切な話”とは、マイケルの結婚話で、「4日後にシカゴで結婚式をするから、親友の君に是非そばにいて欲しい」という電話だった。
その瞬間、ジュールスはマイケルの結婚を阻止する行動を開始。
まずはシカゴで感激の再会をするが、そこにマイケルと一緒に現れたのは、大富豪の令嬢で、キュートな20歳の女子大生の婚約者・キム (キャメロン・ディアス)だった。
それだけでなく、マイケルの本当の願いは、「キムのブライスメイド」 (花嫁の付添い人)をすることだった。
キムのかわいさにひるむジュールスだったが、NYにいるゲイの友人ジョージ (ルパート・エヴァレット)を巻き込んで、4日間でマイケルを取り戻す行動を開始する。
「もしも、大好きな元彼が若い女の子と結婚することになったら・・・」をテーマに描く、ロマンティック・コメディ。
なんか・・、皮肉なことになってしまったけど、キャメロン・ディアスと同世代の私にとって、この映画の公開時 (1997年)は、まさにキャメロン世代で、この映画が何を言いたいのかさっぱりわからず、「つまんない映画」だと思い、それ以来見る気もしなかったんだ。
先日、NHK衛星第二で放映されている、アクターズ・スタジオ・インタビュー「キャメロン・ディアスは語る」で、この映画が話題になったのを見ていて、なんか、久しぶりに見たいなぁ。と思ったのが、きっかけ。
そしたらねぇ、なんと、私の視点が(当たり前だけど)、ジュリア・ロバーツの視点になってて、ロマンティック・コメディだから笑う映画のはずなのに、なんだか身につまされる話になってるじゃぁないの (笑)
「うげーーーー(ーー;)なんか笑えない・・・」と思うことばかりよ(笑)
笑うどころか、泣いてんじゃんみたいなね。
ま、簡単に説明すると、ジュリア・ロバーツ演じるジュールスは、昔の男を自分の隣に置いておきたいばかりに、必死になって結婚を阻止するの。
でもね、すべての行動が裏目にでてしまって、元彼のマイケルと婚約者のキムとの間の絆は深まるばかりなのよ。
その負け犬っプリが、どうにも切ないの。
公開時にこの映画を見た私が、
いきなり目の前に現れた好きな人の婚約者が、爽やかな空気と共に花の香りを漂わせて現れる若い女の子だった。←この時のやるせなさを理解できるとも思えず。
相手の女の子のボロを出そうと、わざと意地悪な質問をしてみても、恋する男はそんなボロさえかわいいと思ってしまう。←この時の切なさを知らないはずで。
この歳にして、この映画の良さ(リアルさ)をとても良く理解してしまったのでした。
この時、ジュリア・ロバーツは、『プリティ・ウーマン』から7年後、『ノッティングヒルの恋人』の2年前で、ヒット作に恵まれず、やや低迷していた時期。
一方、キャメロン・ディアスは、『マスク』から3年後、『メリーに首ったけ』の前年で、ブレイクの坂を上がっている途中。
そんな二人のお互いの立場も反映されているようなキャスティングが、見事に当たった作品だったのだ。
そうそう、この映画で、ジュリア・ロバーツの親友役として登場するルパート・エヴァレット、いい味出してるんだよねぇ。
もっと見たいのだけど、ゲイと公言しているだけに、ゲイの役ばかりなのがとても残念なところ。
しかしなぁ、あんな終わり方されると、余計に切ないよなぁ。
どんな終わり方なのかは、是非、見てご確認を。

8月 16, 2005 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/23

バットマン ビギンズ

batman1
さて、第1回の映画コラムは・・・、バットマン ビギンズです。
はじまりにはピッタリ!!かと思って・・(^^;)

なんと、これで5回目(?)の映画化バットマン。
今までと何が違うの~??と疑問を持たれた方にお答えします。
今まで違うのは、ズバリ『“若い”イケメン俳優がバットマンを演じている』とこが、明らかに違う(@@)(ジョージ・クルーニは大人の男ですから~)
今回のテーマは『いかにしてブルース・ウェインはバットマンになったか?』だから、若くないと無理( ̄― ̄)bでしょーーー。もちろん、イケメンが売れるのは世界共通だしね♪
なので、今回は、バットマンがより人間らしかった頃のお話とか~、なぜ、こうもりなの?とか~、どうして、ゴッサムシティを守りたいと思ったのかとか~、その謎が解き明かされるのです。
batman2
んーーー。バットマンの謎を探るって話はいいかもしれないけどーーー、『俳優がいっぱい出すぎ』で、キョロキョロしちゃうんだよね~。モーガン・フリーマン(祝!アカデミー最優秀助演男優賞)、マイケル・ケイン(『サイダーハウス・ルール』)、ゲイリー・オールドマン(『レオン』)、リーアム・ニーソン(『スターウォーズ・エピソード1』)、渡辺謙・・・、ねーー、聞いただけでおなかいっぱいになっちゃうでしょーー。で、ヒロインがトム・クルーズの新恋人、ケイティ・ホームズ(祝!ご婚約)なんだけど、この娘、どうもヒロインぽくないんだよね・・。ちなみに、ケイティ・ホームズご存じない方は、こちらをどうぞ→ドーソンズ・クリーク。このアメリカのティーン向けドラマで人気が出た女優さん。ジョーイ・ポッター役が彼女です。かわいそうに、アメリカでは交際報道が映画の宣伝じゃないか??なんて言われちゃって(^^;)
で、こんなに役者と話題を集めても、あまり悪役が怖くない(ーー;)
『つ、つぎはどうなるの(@@)ドキドキ』なんて展開もあまりない・・。残念。
が、クリスチャン・ベールは顔も体も美しい・・(*^-^*)ので、お好きな方はどうぞ。
そうねぇ・・、すごい良質な食材を集めて~隠し味なんかも工夫して~、一流のコックが庶民の味・『カレー』を作ってみたけれど~、「あれ?これだったら、家で作った方がうまい?大した事ないかも・・」って時の感じに似てるかな(分かりづらい?)
ちなみに、監督は『メメント』『インソムニア』(個人的には、どちらも薦めません(ーー;))を撮った、クリストファー・ノーランです。
バットマンビギンズ公式サイト

おすすめの作品

このtoe@cinematiclifeでは、映画コラムにあわせて、より映画を面白くみるための関連映画をご紹介します。
今後もできる限り、このコーナーは続ける予定です♪



さて、今日のオススメは「バットマン」(第1回作品)です。
悪役はジョーカーです。「バットマン ビギンズ」をご覧になった方は、このジョーカーが出てる「バットマン」を観たくなるはず。
そのジョーカーをジャック・ニコルソンが、ヒロインをキム・ベーシンガーが演じています。
あれ~、マイケル・キートンって何処へ・・・?

6月 23, 2005 映画-ハ行(アメリカ) | | コメント (0) | トラックバック (3)