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2010/02/03

アバター

映像はすごいけど・・・

正直、どうしてこんなに話題になっているのか理由が分からない映画でした。

すごいと思うところは確かにあります。
CGアニメと実写に境が無く、
しかも3Dという立体で、正に、そこにいるかのような感じを受ける
映像感覚は、本当にすごいと思います。

アバター

この「アバター」から受けた印象は、
ダンス・ウィズ・ウルブズ」+「マトリックス
フィーチャリング「風の谷のナウシカ
でした。

ダンス・ウィズ・ウルブズ」と同じく、“立ち退かなければ殺してしまえ”という強気の姿勢で、資源を求めて強制的に立ち退きを行うアメリカを描いています。

きっと、現在、アメリカがアフリカでダイヤモンドやレアメタル欲しさに奥地まで入り込んで、原住民に銃を握らせている姿とダブル人も多いでしょう。

私も、この映画を見ながら、
「この映画を見た人が、沖縄の青いさんご礁を埋め立てて、基地を立てようとしているアメリカに賛同するだろうか」
と考えました。

アバター

ところが、そのメッセージがあまりにも弱かったと思うんです。

結局、アメリカ的武力支配

結局のところ、原住民に銃や武器を握らせて、
“力には力”で対抗・復讐するという極めてアメリカ的な論理で解決してるんです。

それでは、沖縄の人間は、銃を持ってアメリカを追い出せばいいのでしょうか?

そんな解決法は、“原住民をアメリカ化”することであり、
根本的な解決には一切なっていないんです。

原住民が蜂起し、地球人と戦っていくさまは、きっと興奮するシーンなんでしょうが、

アバター

私にとっては、まるで、異次元世界の映画「マトリックス」を見ているような、
まったくリアリティを感じないただのアニメにしか見えませんでした。

結局のところ、「風の谷のナウシカ」のような映画を作りたかったけれども、
「アメリカ的な思想の枠」
から外れることができなかったように思います。

この「アバター」よりも、
暴力を放棄し、白人にも、原住民にもなれず、両方から距離をおくことになった
ダンス・ウィズ・ウルブズ」の方が、よっぽどリアリティを感じます。

本気で、八百万の神の恐怖を知りたいのならば、
風の谷のナウシカ」をオススメします。

アバター 公式サイト

2月 3, 2010 映画-ア行(アメリカ) |

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