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2010/02/14

インビクタス

敵を知り、敵を学び、敵を赦すこと

感動して、いっぱい泣きました。
オススメの映画です。

南アフリカで、ネルソン・マンデラ 大統領が就任した当時の話です。

ラグビー・ワールドカップが南アフリカのケープタウンで行われることになったけれども、当時、南アフリカのラグビーは、「白人の」スポーツであり、とても弱かったのです。
そこで、マンデラ大統領は、多民族国家であり、アパルトヘイトが終わったばかりの南アフリカで、国民の心を一つにするために、このラグビーチームを一つにしようと考えたのでした。

インビクタス

この、マンデラ大統領がすごいのは、30年近くテロリストとして刑務所に入れられていたにも関わらず、出所して考えたことは、白人社会への復讐ではなく、白人たちへの赦し(ゆるし)だったんですね。

「もし、本当に世の中を変えたいと思うなら、敵のことを学び、敵のことを知り、敵を赦すことだ」
と大統領は言います。

この彼のポリシーが、最初から、最後まで貫き通されているんですね。

インビクタス

大統領は、「変化」の一つとして、白人のスポーツだったラグビーをなんとか強くして、黒人たちにも受け入れさせたい、国民の心を一つにしたいと願ったのです。

選手たちの間でも、その「変化」に対するとまどいが当然あって、今までは、優位な立場で生活していたのに、まず、黒人の大統領を受け入れなければならない、

新しい国歌を自分たちの歌としなければならない、国旗も同じく受け入れなければならない。
そして、ちっとも強くない自分たちに対して、気持ちが腐っていたところ、マット・デイモン 演じるキャプテン・フランソワが選手たちの心に入って、大統領の意思を選手たちに上手に浸透させていくんですね。

インビクタス

黒人の大統領に対して、こちらは、白人のキャプテンなんですが、このキャプテンがまた素晴らしい人で。

「敵を学び、敵を知り、敵を認める」
そして、決して最後まで負けない魂(インビクタス)を持ち続ける。
という、マンデラ大統領の思いを、最後まで貫き通し、それを選手たちの心にまで広げた人です。

最後にようやく、大統領とキャプテンの思いが、ワールドカップで見事に花開くんですね。

この、ワールドカップシーンでは、クライマックスに至る前から、白人と黒人の心の交流が始まっていて、本当にこの国が変わっているんだな、スポーツは人の心を変えるんだなぁって思い、感動して、涙があふれてしまいました。

この映画の舞台は南アフリカでも、製作されたのはアメリカ。
監督は、クリント・イーストウッド

アメリカでは、オバマ大統領が
「アメリカが変わる、世界が変わる」
と言ってから、何一つ変わらず、失望の嵐だと聞きます。

オバマ大統領のCHANGEには、何が足りないのか。

それに対するクリント・イーストウッドの苛立ちがここにはあるように思います。

インビクタス 公式サイト

2月 14, 2010 映画-ア行(アメリカ) |

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★★★★★娯楽作品と言う程にはくだけていないものの、社会派ドラマの割にはユーモアもあり、手に汗握るスポ根ものとしても見ごたえあり。 鑑賞後がさわやかなお薦め作品である。 続きを読む

受信: 2010/02/16 23:48:48

» 「インビクタス 負けざる者たち」やっぱり、イイな~。 トラックバック シネマ親父の“日々是妄言”
[インビクタス/負けざる者たち] ブログ村キーワード  “クリント・イーストウッド監督第30作”「インビクタス 負けざる者たち」(ワーナー・ブラザース)。南アフリカでの感動の実話を映画化。相変わらずエエ仕事しますな~!イーストウッド監督。  南アフリカで、アパルトヘイト政策が廃止された1990年。ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、27年にも及ぶ獄中生活から解放される。そして1994年に行われた、南ア史上初の全人種参加選挙により、マンデラは大統領に選出される。これまで人種差... 続きを読む

受信: 2010/02/28 21:41:27

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