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2009/08/03

悩む力 / 姜 尚中・著

悩みぬいて見えたことが力になる

最初は、母が興味を持った本でした。
私は、あまり、興味が沸かなかったのですが、先々週ぐらいに、急に興味が沸いて、母に借りて読みました。

「悩んで、悩んで見えてきたことが生きる力になる」
と、説く本です。
姜先生が、今まで悩んできたことについて、その悩んだ結果見えてきたことについて、語っています。
その中では、そうだねぇ、と思うこともあり、そうかなぁと、思うことあり。

でも、この本が言っている大まかなこと、
「途中であきらめずに、とことん悩みぬいて見えた答えは、その人の力になる」
ということは、分かる気がします。

私も、かつて、仕事で悩んだことがあります。

どう考えても、気があわない人が上司にいました。
しかし、その上司の実力は、私の力の全く及ばないところにあって、どちらかといえば、手が出ないぐらい、その差が歴然としていました。
それでも、精神的な部分で、どうしても合わないところがあって、そのことで、私は悩んでしまい、ここで、神経をすり減らすなら、もう辞めてしまおうと思ったんです。

そう思い始めてからというもの、集中力が欠如したのか、ミスを連発し、正に、負のスパイラルで、何をやっても上手くいかないと思い込んでしまいました。

仕事を辞めようと思った瞬間が、私の悩みを放棄した瞬間でした。

その瞬間、私の目の前に見えたのは、今までがんばったことに対する敗北感でした。

そして、
「今日は、仕事をやめる宣言をする」
と決めていた日。
その上司からではなく、クライアントから直接誉められたことがありました。

その瞬間、
「仕事を辞める」
と、言えなくなってしまい、放棄したはずの悩みがまた戻ってきてしまいました。

そして、それからもしばらく、悩み続けた結果、私に見えたのは、いつも、私を支えてくれている両親と、友人たちの顔でした。
さらに、母が一言、
「そんなに、ジメジメ悩んでいるんだったら、他の仕事を探したら?」
と私に言ったのです。

これが、10年若かったら、きっとサッサと辞めていたでしょう。
しかし、その時の私は、
「いつまでも、両親を心配させて、なんて不甲斐ないんだ」
と、思ったんです。
「いい歳をして、何をやってるんだろう私は。
いつまで甘える気なんだろう・・・」と。

それがきっかけで、
「お前は辞めてくれ」
と言われるまで、仕事を続ける決断をしました。

私が悩んだ末、見えてきたのは、いつも、励ましてくれる両親と友人たちの愛情で、それが、私の成長する力になったんです。

だから、この姜先生の本の言っていることが、よく分かるなぁと思ったんです。

仕事で、気があわない人と一緒に働かなくてはいけない環境にいても、長い人生で、その人とのお付き合いなんて、一生付き合う家族や友人たちと比べたら、ほんの一瞬で、その一瞬が自分を成長させる糧になっているんです。
悩みぬいて、決断した結果、今では、そう思えるようになりました。
気があわない人との交流も必要なんだなって。

この本を読んでいて、そんなことを思い浮かべました。

人生に悩んでいる人、行き詰っている人にオススメの本です。

8月 3, 2009 読書 |

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