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2009/07/20

高慢と偏見(上)(下) / ジェーン・オースティン 著

きっかけは、韓国ドラマ


WOWOWチェ・ジウ主演の「スターの恋人」という韓国ドラマを放送していまして、その中で、相手役のユ・ジテが文学部教授ということもあって、いろいろと本の名前出てきます。

その多くが、海外古典の名作ばかりなのですが、中でも、この「高慢と偏見」は読んだことがない本で、これが原作になった映画「プライドと偏見」も見たことのある映画だったし、たまには、古典を読むのもいいかなぁと読み始めました。


すると、偶然にも、先日このブログにも書いたのですが、NHK衛星第二でこの「プライドと偏見」を放送してくれ、それを見たことで、さらに、この小説に入りやすくなりました。
お陰で、後半部はこの連休で一気に読んでしまいました。


高慢でとっつきにくい富豪と偏見を持つ主人公


お話は、イギリス文学によくある話です。
田舎の小さな村に住む富豪の青年・ダーシーは、高慢でとっつきにくいことでとても有名で、その近所に住む主人公のエリザベスは、そんな彼をとても嫌いますが、実は、その彼は、とても心根の優しい、情熱を内に秘めた人だったのです。 というお話です。


今でいうと、青年実業家と、庶民の女の子の恋という感じでしょうか。


映画が先?原作が先?


私は、この良くある感じの格差恋愛にどっぷり浸って楽しみました。
ダーシーは、本当は良い人なんですけど、愛想が無くて、喋りがあまり上手ではないので、周りの人たちから、高慢だと偏見を受けるんです。
その、ダーシーが、エリザベスに愛を告白するのですが、話が、そこから急激に面白くなります。
そこで、ひとつ提案です!
できれば、映画を見てから、この本を読むことをオススメします。
なぜなら、先の展開を知っていると、次に起こるできとが分かるのですが、本は映画と少し時間の流れが違っていて、その間にいろいろなことが起こるんですよ。
それで、映画のセリフ一つ一つの持つ意味が深~く理解できます。


ところが、本を先に読んで、映画を見てしまうと、多くの貴重なシーンがカットされて出来上がっているので、物足りなさを感じてしまうと思います。
映画→原作→映画がベストだと思っています。


「偏見」を無くすことは難しい・・・


エリザベスの気持ちを思いながら、一番思ったことは、「偏見ってあるよね」ぇってことなんです。
この本を読み進めながら、私も、噂や見た目で偏見を持って、いろんな人を傷つけてしまったなぁと、思い出しました。
いろんな人の顔を思い浮かべつつ、ひたすら反省ですよ。
もう、そうなってしまうと、謝罪することもできないから、心が痛いです。
エリザベスは、わずか数回会っただけで、周りの人から、いろいろと噂を聞いただけで、
「ダーシーは傲慢な人」
と決め付けてしまった。
これって、世界共通でよくあることなんだなぁと思いながら読みました。


でも、その偏見を上手く克服できたのが良かったですね。
ダーシーもそこであきらめずに、辛抱強く、エリザベスを思い続けた。
そこが、この物語の最も心に訴えかける部分です。


イギリスで最も読まれる女流作家のうちの一人


巻末の解説によると、ジェーン・オースティンがこの小説を書いたのは21歳の時だそうで。
いや~、恐るべし21歳だなぁと思います。
ちなみに、200年も前に描かれた本でして。
なのに、よくある話しだなぁと思えるのが、またすごいと思います。


イギリス文学が好きな方や、「プライドと偏見」の世界にどっぷり浸った人にオススメの本です。

7月 20, 2009 読書 |

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