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2008/12/05

燃えよ剣(上)(下) / 司馬 遼太郎・著

歴史エンターテインメント

8月から個人的に始めた『新潮文庫の100冊読破マラソン』、かなりゆっくりなペースで、第7冊目まできました。
昔から理系的な考え方が好きで、歴史が苦手なこともあって、時代物ってあまり読んだことが無かったのですが、「苦手を克服しよう!」という思いもあって、読んでみたところ、このザッツエンターテインメントな物語にどっぷり浸ってしまいました。

誰にも負けない強さにグッと来ます

主役は新撰組土方歳三です。
カリスマがあって、行動力もあって、義理人情に厚く、無骨でいながら、実は繊細な一面も併せ持つなかなかのいい男です。
読んで、惚れそうになったこともしばしばでした(^-^*)
私の中の土方歳三は、三船敏郎とかなりかぶっています。
どっしりと腰をすえ、ちょっと野性味があって、眼力で人を脅すような威圧感がピッタリでした。

個性的なキャラと常にビシッと決まる殺陣

歴史物はあまり読まない私ですが、この本は、アタマから、おもしろい!と引き込まれて読みました。
全ての登場人物が歴史上の人物だけあって、皆、生き生きとして個性的なことも面白かった理由の一つですが、随所に出てくるチャンバラがすごく躍動的でエンターテインメント性に溢れていたのが、良かったんですよね~。
中でも土方歳三の殺陣は最高にかっこいいのですが、弾丸が飛ぼうが、砲弾が飛ぼうが、矢が飛ぼうが、どんなに刺客が来ようが、最後まで生き延びる土方歳三
その姿を見ながら、最初から最後まで新撰組を見届けた彼の使命や、彼の背負った運命を感じました。

最初で最後の恋

そして、その殺陣以外に、私がグッと引き込まれたのは、土方の恋人お雪のエピソードです。
賢く、控えめで、余計なことは言わず、遠く離れているときも、側にいるときも、常に土方を支える存在だったお雪です。
もしかして、そんな風に考える私は、少し、古風な人間なのかもしれないですが、黙っていれば江戸で平穏無事な余生を過ごせたかもしれないお雪ですが、彼に置いていかれも、何も言わず、最後は北海道まで彼を追いかけて、ほんの少しの間でも、彼に心の平安を与えていたお雪を見て、私も見習いたいなぁとつくづく感じたのです。

いい出会いでした

今回、司馬遼太郎 の本は、初めて読ませていただきまして。
以前から、読みたいとは思っていたのですが、なかなか読む機会が無く、今回、この新潮文庫の100冊でこうして巡り合えて、良かったと思いました。

なんだろう。映画では感じることができないような、とても映像では表現できないようなエンターテインメントを満喫しました。
この100冊マラソンが終わったら、他の本も読んでみようと思っています。

12月 5, 2008 読書 |

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