« 山桜 | トップページ | 韓国語講座 第四回 私は○○です »

2008/06/04

ハンティング・パーティ

★特に以前から見ようと決めていて見たわけではなく、時間的にこれしか見るものがなかったので見た映画だったのですが、中身のギッシリ詰まった良い映画で、かなり楽しんで帰ってきました。

Hunting_party

★リチャード・ギア演じるジャーナリスト、イーサン・ハントは、かつて、テレンス・ハワード演じる報道カメラマンのダックとペアを組んで、世界の名だたる賞を総なめにしていた過去を持ちます。
 ところが、ボスニア紛争での失敗を機に一線から退くのですが、その彼が、数年後にダックとボスニアで再会することで、
「ボスニアの戦犯であるフォックスに会ってインタビューをする」
というとんでもない計画を立てます。

★「ハンティング・パーティ」とは、狩猟チームのような感じですかね?
その戦犯フォックスが狩り好きで年中狩りに出ていることから、狩猟中の彼を追い詰めていくことからこのタイトルはきていると思われますが、そこには、ネタを追い求めるジャーナリストの姿勢、フォックスを追い詰めるハントとダックのチーム、イーンサン・ハントの名前等もかかっていて、そこから、“ジャーナリズムとは”、“正義とは”を問い詰めていきます。

★この映画で明らかになるのは、全く機能していない国連軍のだらしなさです。
 丸腰のジャーナリストが近づける距離に戦犯はいるのに、国連はそれを知っていて捕まえることは無く、普通に泳がせているのです。
 戦時中、民族浄化というスローガンの下、大勢の人々を殺戮した男が、放し飼いになっているのですよ。

★いや~、この現実は、怒りを通り越してあきれますよ。
 恐らく、今、現実にもこの大量殺人者は、自由に暮らしていて、それ以外にもいる戦犯の人たちも、たとえば、オサマ・ビン・ラディンなんかも、自由に暮らしているのではないかと思われるのです。

★そこで、もし、ジャーナリストが、この映画で起きたことのように地元の警察も近づけず、国連軍も手を出さない領域に踏み込んでしまったら、踏み込むことができたら、そこは特ダネとして報道だけするべきか、それとも、その戦犯を捕まえて、国連に突き出すべきなのか、それともその判断は、地元の被害者たちに託すべきなのか・・・。

★そこで、先ほども言った、“ジャーナリズムとは”“正義とは”について、考えさせられてしまうのです。

★個人的には、そうだなぁ。
特ダネより、報奨金より、国連に任せるべきだとは思うけど、こんなに不甲斐ない姿を見せられちゃうと、不安になるよね。
しかし、本当に捕まえることができる戦犯を野放しにしているのかと思うと、とても怖い。



ハンティング・パーティ 公式サイト

6月 4, 2008 映画-ハ行(アメリカ) |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43476/41426612

この記事へのトラックバック一覧です: ハンティング・パーティ:

» ハンティング・パーティ トラックバック ☆彡映画鑑賞日記☆彡
 『狙った獲物は《最上級》 アメリカを出しぬいたのは、 わずか3人のジャーナリストだった・・・』  コチラの「ハンティング・パーティ」は、実在のジャーナリストと重要戦争犯罪人の驚愕の追跡劇を映画化した5/10公開のヒューマン・サスペンスなのですが、早速観て来...... 続きを読む

受信: 2008/06/04 23:53:29

コメント

コメントを書く