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2007/11/16

ボーン・アルティメイタム

ジェイソン・ボーン三部作の第三作目です。
二作目を見ていなかったので、やや心配だったのですが、それは全く問題ないし、それどころか、最初から終わりまで、アクションの連続で、本当に息もつかせぬ展開で、十分楽しめました。
私、今回はかなりマット・デイモンにやられました。

Born1

かなり、ざっくりと説明しますと、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、元CIA。
見知らぬ土地で、自分が誰だか分からず、記憶を取り戻すためにCIAに接触しようとしたのが、第一作。
第一作で知り合った恋人を殺されてしまったのが、第二作。
自分の人生と恋人をめちゃくちゃにされ、自分をこんな風にしてしまったCIAの張本人に復讐しようとするのがこの第三作です。

まぁ、正直言って、ストーリーはどうでもいいんですよ。
CIAが何やっている組織か分からない?
そりゃそうですよ。
そうじゃなきゃ、諜報機関じゃないですから。
だからといって、何したって良いって訳ではないですがね。
そこを深く描いた作品を見たいのであれば、マット・デイモンの前作『グッド・シェパード』を見た方が良いかと思われます。

Born2

ストーリーよりも、アクションに驚かされ、マット・デイモンに驚かされた映画でした。

マット・デイモンといえば、今、ハリウッドで最も注目されている男です。
ハリウッドで最も利益率の高い男であり、
(ギャラ1ドル当たりの興行収入が誰よりも高い)
つい先日発表された、
2007年、最もセクシーな男
(ジョージ・クルーニ、ブラッド・ピット、ジョニー・デップを押しのけて)
に選ばれたばかり。
精力的に仕事をこなし、家族(妻と子)を大切にする姿が好評だそうです。
浮世離れしたハリウッドの中で、堅実な感じがするんでしょうね。

私としては個人的に、俳優のタイプは、

「演技に天才的なひらめきを感じる役者」

が好きなので、どちらかといえば、綿密に分析して役作りにすごく努力するタイプのマット・デイモンってあまり好みではなかったんですよ。

でも、この三部作を通して(あぁ、二作目は見ていなかった(ーー;))、その役者・マット・デイモンに対する姿勢にすごく感動したんです。

先日、マット・デイモンのインタビューを見ていたら、
「普通、俺みたいなタイプの俳優をアクション映画に使ったりしない」
「俺が監督だったら、絶対にキャスティングしない」
と笑いながら答えていたんです。
それを見て、
「あぁ、この人は、誰より自分を理解している人だな」
と感じたんです。

運動より勉強の方が得意なタイプだし、背が高いわけでもなく、足が長いわけでもない、特に二枚目という訳でもない。
そのことを誰よりも本人が一番理解していて、『ジェイソン・ボーン』シリーズのようなアクション映画を引き受けることは、かなりのリスクを負うっていうことを分かっていたんですね。

その場合のリスクというのは、
「アクションもできないのに、アクションをやって、大コケ」
「イメージチェンジ失敗」
のような悪評・不評・人気ガタ落ちですね。

分かっていたからこそ、そのリスクにチャレンジして、自分のプラスに変えてしまったんです。
この映画を見たら、
「マット・デイモンはアクション無理」
とは、誰も言えない。
それこそ、彼の中では多くの人にそう思わせることを目標として、体を鍛えて、最強の傭兵の役作りをして、アクションをやっているんです。
その様子が見えるから、彼のそのポジティブシンキングというか、ひたすら前に向かって努力する姿に感動してしまったのです。

彼は、ビジネスやらせたら、かなりの大物ビジネスマンになるでしょうね。
現状を理解して、リスクをプラスに転じる方法を考える。
マット・デイモン本人が、俳優である自分自身の最高のプロデューサーとも言えます。

この、「ボーン・アルティメイタム」で、ジェイソン・ボーンシリーズは終了するそうです。
たとえ、続編ができても、代わりの俳優を連れてきても、スタッフとして参加するつもりもない。
とゆうようなことを言っておりました。
彼の中で、「アクション俳優マット・デイモン」のアピールはもう十分だと思ったのでしょう。
次は、自分の役柄の幅を広げるために、どんな役にチャレンジしてくるのか楽しみです。

ボーン・アルティメイタム 公式サイト

11月 16, 2007 映画-ハ行(アメリカ) |

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