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2007/11/15

あるいは裏切りという名の犬

フランス映画です。DVDで観ました。
おもしろかったです。
二人の男の嘘、裏切り、権力闘争が入り混じり最後にはどんでん返しも待っている、人間臭くて、かっこいい刑事映画でした。

36_1

二人の腕利き刑事がいます。
一人はヴリンクス(ダニエル・オートゥイユ)いい、人望があって、将来も安泰、妻と子のいる幸せな家庭もある。
もう一人はクラン(ジェラール・ドパルデュー)といい、友人も無く、妻にさえ愛想をつかされるが、権力を持つためなら何でもする男。
彼らが所属する36分署で、所轄を揚げて追いかけていた犯人に対し、権力闘争は抜きにして二人で協力して捜査をしていました。
捜査の指揮を握っていたのはヴリンクス。
しかし、その捜査中、指揮を無視してクランが暴走。
36分署中から責任を問われるクランであったが、ある時、ヴリンクスがちょっとしたヘマをしてしまい、クランに弱みを握られてしまう。
さて、優位に立つのはクランか、ヴリンクスか・・・。

なんとなく、ストーリー的には、
『インファナル・アフェア』
に似た雰囲気もありますが、もう少し人間臭く、大人っぽい話です。

きっと、この映画を見ながら考えてしまうでしょう。
「正義って??」
「罪って??」

さらに、フランス映画のお約束、「不幸な結末」が頭をよぎるんですよ。
すごくいい人がラストで無残な死に方をしたりするじゃないですか?
でも、この映画については心配御無用です。
本当にフランス映画か?って思うようなテンポの良さと潔さがあります。

主役の二人は、フランスが世界に誇る名俳優。
ダニエル・オートゥイユと、ジェラール・ドパルデューです。
いや~、ダニエル・オートゥイユがすごくかっこいいんですよ。
『橋の上の娘』以来、久々にかっこいいダニエルを見ました。
妻思いで、娘思い、仲間に対する情が厚く、正義感も強い。
全身役に入り込んでしまうところに、俳優としてのうまさも感じて、ポイントアップです。
私が好きなシーンは、最後、ジェラール・ドパルデューに別れを告げて去っていく姿です。

もう一人の主役は、ジェラール・ドパルデューです。
このジェラール、ここ数年はあまり良い映画に出会っていなかったように思われます。
彼の出世作になってしまいますが、
『シラノ・ド・ベルジュラック』以来の名演技だったかもしれません。
すごくね~、嫌な役をやっているんですよ。
もしかして、俳優生命にかなりのリスクを負ってしまうかもしれないような嫌な役です。

その嫌な役を、すご~くリアルに演じているんですよ。
「汚いことをしてでも出世してやる」と、出世に燃える男です。

この二人が、ぶつかり合って、火花を散らします。
ヴリンクスとクランだけじゃなく、周りの男たちもすごくかっこいい。
“熱い友情”を感じることができます。

フランス映画が苦手な人にこそ、フランス映画嫌いアレルギーを治すためにも、見て欲しい映画です。

あるいは裏切りという名の犬 公式サイト

11月 15, 2007 映画-仏 |

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コメント

TBありがとう。
悪役って、本当に、役者の存在感にかかってきますからね。
もうこの作品では、とことん嫌な役柄になりきっていて、うまいなあ、と思いました。

投稿: kimion20002000 | 2007/11/29 4:50:29

kimion20002000さん

コメントありがとうございます。

そうですよね~、しょうもない悪役って見る気しないですもんねぇ。

ジェラール・ドパルデューの悪役!意外な感じで気に入っています。

投稿: toe | 2007/11/30 0:21:19

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