サイボーグでも大丈夫
最近見た何本かの映画の中で、この映画が一番お気に入りです。
パク・チャヌク監督がかなり好きなのですよ。
この監督は、「人の頭の中」をぶち壊すのが得意な人だと思うんです。
彼の作品を見ていると、人が持っているモラル、倫理観、常識、理性、道徳・・そんなものは「クソ食らえ!」って言っているような気がするんです。

だから、いつも人が予測してなかった方角からズバッとモノを見せられると
「あぁぁぁぁ参りましたm(_ _)m」って頭下げたくなっちゃって、その後には、超楽しい世界が待ってるんです。
分かりづらいですよね・・・(ーー;)
兎に角、私って、パク・チャヌク監督の映画を見ていると、脳みその柔軟体操しているみたいな気分になって、すごく楽しいんです。
あぁ、頭を固くしちゃいけないなって、つくづく教えられます。
私の中でそういう特異な感触がある監督がもう一人いて、それは、ポン・ジュノ監督なんです。
二人とも、道徳や倫理をとても大事にする儒教の国・韓国で生まれたんだから、とっても不思議なんですよね。
やはり、人間って、「これが正しい」「こうしなさい」「あぁしなさい」と教え込まれると、その空を破りたくなってしまうんでしょうか?

まぁ、そんな私の奇妙な趣味よりも、今回の映画ですが、
舞台は精神科病棟です。
ここで、本能のおもむくままに恋に落ちてしまうイルスン(チョン・ジフン(歌手の時はピ))とヨングン(イム・スジョン)を描いています。
どうでしょう。
精神科病棟と聞いて、どんなイメージが沸くでしょう?
怖い看護婦さん、強い薬、電気ショック、虐待・・・。
そんな『カッコーの巣の上で』みたいな怖いイメージはないでしょうか?
パク・チャヌク監督は、今回、精神科病棟をロマコメの舞台にしちゃったんです。
そんなこと考えますか?普通?
壁に絵が描いてある明るい配色のかわいい部屋で、みんな楽しそうに毎日を過ごしてる。
そんな風に考えたことってあまりないのですが、もしかして、これが本当の姿かもしれないと思ってしまうのです。

この映画をみていると、患者さん一人ひとりが本当に魅力的なのですよ。
主演の二人に限らず。
もちろん、一般社会に出したら日常生活できないだろうなぁ・・・と思われる人たちですが、理性とか、常識を超えた魅力的な人々が描かれています。
まぁまぁ、現実とかけ離れているというご指摘もあるかもしれないですが、精神科患者のひとたちにも甘い夢を見る権利があると思います。
ピの歌声も一つの魅力になっています。
10月 15, 2007 映画-韓国 | Permalink
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