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2007/03/02

13階段

本屋にふらっと立ち寄って、読みたいなぁと思った本はまとめ買いします。
で、本棚に平積みしておいて、上から適当に取って読んでいます。
これも、以前から読みたいなぁ・・・と思って買ってあったのです。

この『13階段』とは、冤罪(えんざい)についてのお話です。
以前、反町主演で映画化もされました。

ある死刑囚がいます。
彼は、二人の人間を惨殺したという状況証拠が全て揃ったために死刑宣告されました。
しかし、唯一の問題点は彼が事件直後に事故に遭い、全ての記憶をなくしてしまっていることです。
そのために、正義感の強い一人の看守がある匿名の人物からその記憶を無くした死刑囚の罪を晴らすために、事件の真相をさぐるよう雇われます。
その看守が選んだパートナーは、彼が10年刑務所で共に過ごしてきた受刑者だったのです。

そして、親子ほど歳の離れた看守と受刑者が、事件の真相を探り始めます。
唯一の手がかりは、その死刑囚の「階段を登っていた」という唯一の事件当時の記憶・・

タイトルにもある13階段とは、死刑台に上る階段の数を示しています。
実際には、階段など登らないのですが、欧米ではよく死刑台を13階段としめすことがあります。
13を不吉な数字にとらえるのも欧米の習慣だし。

この小説では、その13階段と、裁判所で死刑宣告を受けてから、実際に死刑を受けるまでに官庁で経なければならない審議の数をつなげています。
ちょうど死刑までに13回書類に印鑑を押さないと死刑にならないそうです。
それを13ステップととらえれば、死刑台の13階段とつながります。

著者・高野和明は、ところどころで、その欧米的感覚を織り交ぜてきます。
どうも、アメリカで映画について学んだことがあるようで、そこからきているみたいです。
読んでいる途中でいきなり、「いいニュースと悪いニュースがあるけど、どっちから聞きたい?」
なんてセリフが入ってくるので、日本人らしくないなぁと思ったのです。
どうやら、そういうことらしいです。
死刑について、正しいのかそうでないかをつきつけてくるあたりも、欧米的感覚が非常に強いと感じました。

そんな著者だからこそ、話はエンターテイメント色が濃厚。
最後まで、その時何が起きたのか真相がつかめない展開は、なかなか飽きさせません。
一瞬Aと思わせてBとくるどんでん返しも映画的感覚に溢れています。

その上、読みながら「死刑は本当に必要なのか・・」と考えさせる一面もあるのです。

しかし、私だったらそこは反町とはいかず、藤原竜也(ちょっと若すぎるかも・・)か松山ケンイチあたりで映画化して欲しいものです。
映画はあまり見る気がしません・・(ーー;)

3月 2, 2007 読書 |

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受信: 2007/03/04 17:44:16

コメント

いいニュースと悪いニュースがあるけど、どっちから聞きたい?
なんて、まさにアメリカチック・・。
おもしろそうなのであります!
早速図書館に行ってみるのだー。

投稿: nao | 2007/03/07 11:17:58

面白いですよ~。

読みやすいので、一気に読めると思います。

投稿: toe | 2007/03/10 21:24:35

面白かったぁー。
後半。まじでびびったぁー(;;)
一気に読んじゃいましたぁ~。
でも、刺激的でしたー。おーぶるぶるぶる。

toeさんの紹介がなかったら、きっと読むことの
ない作品でした♪thank youなのでした。

投稿: nao | 2007/03/14 11:30:15

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