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2005/08/29

ボーン・コレクター 小説版

1999年(え!?そんなに前の映画だったっけ・・・ってことに驚きの私・・・)のデンゼル・ワシントン主演、アンジェリーナ・ジョリー共演の映画 『ボーン・コレクター』 の原作。

<STORY>
NYの国連ビルでは、近日国際会議が行われる予定であり、各国の要人がNYを訪れている時、国際空港からVIPのカップルがタクシーに乗り込んだ後、消えてしまうという事件が起きる。
その直後、男性が遺体で発見され、女性は行方不明。
犯人の手がかりなし・・。
事件を早急に解決したい市警は、元NY市警の敏腕刑事、リンカーン・ライムに捜査の指揮を依頼する。
が、そのライムは市警に在籍していた頃の捜査中の事故により四肢麻痺になり、寝たきりの状態だったのだ・・・。
果たして、行方不明の女性と犯人は見つかるのだろうか・・・。
わが母が、デンゼル・ワシントンのファンなので、この映画をテレビでやるたびに見る羽目になる私・・・(ーー;)
見るたびに、なんと犯人に魅力の無い映画なんだろう・・・、なんと事件に面白みの無い映画なんだろう・・・、だけど、デンゼルの演技はやはり凄いなぁ・・・と、毎度思っていた。
が、なんとこの原作を読んで気付いてしまった。
あの映画の脚色はかなり酷い出来だったんだ。
原作は、すごく面白い。
なんだよ~。映画を見ないでこれを読めばよかった~と、思えるほど面白い。
主人公のリンカーンは、「生きていることが苦痛」という複雑な心境を抱えた男であり、アンジェリーナ・ジョリーが演じたアメリアは、「人を信じることに疲れ惰性で生きている」女なのだ。
その二人が出会ったときに化学反応が起きる。
そして、ボーン・コレクター。
心の深いところに闇を抱えた男。
映画では、その人間心理をバッサリと切り捨てて、ありがちな刑事ドラマに仕上げてる。
特色といえば、捜査をするリンカーン・ライムが四肢麻痺だということ。
でもな~、いくらなんでもバッサリ切りすぎだよな~。
上巻部分までは、割と忠実に進んでいたので、おぉ~、このまま映画のようにいくのかなぁ・・・なんて思っていたら大間違い。
下巻途中からバッサリと切られ、ラストまで丁寧に変更されてた。
「どんな完璧に見える男でも、若い頃に犯した過ちに後から悩まされる」ことがこの小説には描かれているのに、そんなこと映画ではちっとも匂わせていないのだから、映画は何を描きたかったのか分からないはずだわ。
映画を見た人も、見てない人も原作はかなり面白いのでオススメでございます。

ボーン・コレクター 映画版 公式サイト

8月 29, 2005 読書 |

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コメント

ジェフリー・ディーバーの小説「ボーン・コレクター」を読んで完璧にまいってしまった。
文春文庫で出版されている著作をあっという間に読んでしまった次第です。
細かい部分から構築する緻密さはもちろんなのですが、お約束的に用意されているとんでもない真犯人がとにかくすごい(稚拙な表現ですが)。
読者の頭の上遙か高くを飛び越えていく結末の完成度の高さに圧倒されました。

細かいシーンでは、リンカーンライムの食と酒です。ナッツの入ったお菓子を食べたいのだが一度口にすると歯の間にナッツの細片が入ってしまう。楊枝や歯ブラシでクリーンにできないライムは、だからそれをあきらめる。

ではどうするか。スコッチの水割りをストローでのむのである。これなら大丈夫。
小説ボーン・コレクターではライムはマッカラン12年をのんでました。マッカランはスコッチの中でも伝統のある良い酒なので、さすがデンゼル・ワシントン。マカランは私も好きな酒です。

http://www.suntory.co.jp/whisky/distillery/macallan_taste.html

投稿: たろー | 2005/11/28 23:08:42

たろーさん

ほぉ~、たろーさん、お酒に詳しいですね~。

しかし、この小説、面白いですよねぇ~。
なんで映画化したのか、謎です。
面白さがドンドン加速していくのが見事でした。
そうして、書いているうちにまた読みたくなってきました。

デンゼルは、お酒の似合う男ですね。

投稿: toe | 2005/11/29 20:52:25

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