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2005/08/28

ハッピー・フューネラル

今日は、2001年の中国映画『ハッピー・フューネラル<幸せな葬式>』
正式には、中国・アメリカ合作だけど、製作者等のスタッフはほとんど中国。
劇場公開時に見れず、気になっていたところWOWOWで放映していたので、ビデオにとって鑑賞。happy_funeral

<STORY>
ハリウッドの巨匠映画監督タイラー (ドナルド・サザーランド)は、『ラスト・エンペラー』のリメイクを紫禁城で撮影していた。
ところが、途中でアイディアが沸かず煮詰まってしまい、急遽撮影を中止することに。
アシスタント兼通訳で中国系アメリカ人のルーシー (ロザムンド・クワン)とカメラマンのヨーヨー (グォ・ヨウ)は、気分転換に監督を観光に連れ出す。
あまりにも行き詰ってしまったタイラーは“死”について考え、ルーシーやヨーヨーと話しているところ、ヨーヨーから「中国では七十歳以上の死は幸福であると考え、喜劇のような葬式を行う」と教えられる。
その考え方を気に入ったタイラーは、「俺が死ぬときは喜劇のような葬式をあげてくれ」と言い出す。
ヨーヨーは、遠方から来た友人の願いを快く受け入れる。
映画の撮影が全く進まないことから、プロデューサーはタイラーをクビにしてしまう。
その瞬間、タイラーは倒れ昏睡状態になってしまう。
もう目を覚ますことはない・・とあきらめたルーシーとヨーヨーは、「喜劇のような葬式」の準備を始めるのだが・・・。
この映画ね~、面白いんだよね~。
「中国映画にドナルド・サザーランドが出てるのね~」ぐらいのイメージしかなく、フューネラルなんてタイトルがついているから、中国の一風変わった葬式を描いた映画なのかな?なんて思ってたんだけど、そんなんじゃなかった。
これは、ブラックユーモアたっぷりのコメディなの。
遠方から来た友達への義理を貫き通すために、必死になって盛大な葬式を演出しようとするけれど、必死になればなるほど、物事はなぜか、おかしな方向に進んでいく。
なるほどね、葬式というのはどこの国でも行われているけれど、国によって作法もやり方も全く違う。
面白いことやるよな~って思いながら見た。
そのテーマは “経済が自由化された中国と死にゆく大国アメリカ”

アイディアが枯渇して今にも死にそうなタイラー = アメリカ であり、
友人への義理を大切にし、忙しく働きまわり、1日24時間でも足りないヨーヨー = 中国であり、
アメリカで育ち、英語と中国語を流暢に話すルーシー = アメリカと中国の架け橋なの。

中で日本人が一人、ちらっと登場するんだけど、「酷いアクセントの英語をしゃべる気難しい金づる」って感じの役割・・・(ーー;)マタカヨ
この映画、中国で大ヒットしたらしいけど、なるほど、中国人が見ると喜びそうな映画よね。
アメリカの経済は失速してるけど、中国は元気だ~ってね。
そんなこといって、すでに中国内にアメリカの製品やソフトがかなり流通してるのよ。
それも、しっかり描いているところがなお良いね。
テンポも良いし、ギャグも笑えるので、ブラックコメディ好きにオススメ。

タイラー演じてるドナルド・サザーランドは、七十歳なんだね~。
彼、『M★A★S★H』に出てるんだから、ブラックユーモア好きでしょう。
七十歳とは思えないほど、いろんな映画に顔出してるけど、最近では「スペース・カウボーイ」でサングラス掛けたパイロットやってたね。
近頃、息子のキーファー・サザーランドが「24」で20年ぶりぐらいにブレイク中。
今回のドナルド・サザーランド、ちょっと太った?
カリスマがあって、実は懐深~い感じが適役だったなぁ。

で、もう一人ヨーヨーを演じたグォ・ヨウはチャン・イーモウの『活きる』でダメ夫役をやった人。
葬式を企画するのに必死になってるとこが良かったなぁ、いい意味で力も抜けてたし。
こうやって知らずに見た映画が面白いから、映画ってやめられないんだなぁ。

ハッピー・フューネラル 公式サイト

8月 28, 2005 映画-ハ行(アメリカ), 映画-中国 |

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