愛を読むひと

世界的ベストセラー小説「朗読者」の映画化であり、ケイト・ウインスレットがアカデミー主演女優賞を受賞した作品です。
15歳の少年がその夏に出会ったのは、36歳の美しい独身女性。
しかし、彼女はには秘密があった…。
この「朗読者」日本で発売された当初に泣きながら読んだ本で、ほぼストーリーは知っていたのですが、また、後半はほぼ泣いていたのでした(-.-;)
今回、この映画を見終わってから、ただひたすらに、マイケルの行動について考えていました。
マイケルがハンナの秘密を最後まで明かさなかったのは、ハンナに対する優しさか、復讐か、ただの意気地無しか…。
私個人の結論としては、意気地無しであり、復讐だと思うんです。
なぜなら、私が同じ立場だったら、全く同じ行動をするだろうと考えたからです。
もしも、久しぶりに再会して、自分のことを少しも思っていなかったらどうしようという、意気地無さと、あんなつらい思いをさせておいて、そう簡単に助けることなんかできないという復讐心。
マイケルの心は15歳の夏に止まってしまっていたんです。
ハンナの刑が確定した時、マイケルが見せるなんとも言えない涙顔は、これでようやく自分の物にしたかのような、安堵感を感じます。
それならば、素直に面会に行けばいいものの、後ろめたさか、どうでもいいプライドが邪魔するのか、結局、合わずに、朗読テープを選ぶのです。
だから、タイトルは「朗読者」なのに、なんで、「愛を読むひと」なんてタイトルになっちゃったんだか、残念です。
しかし、結局、最後までハンナはマイケルの一歩も二歩も先を歩いていて、常にマイケルのてには届かない人なのです。
だからといって、ハンナはマイケルが疎ましかったのではなく、キッドはいつまでもキッドでいて欲しかっただけで、ハンナが欲しかったのは、「文字を読めるちから」だったのです。
あぁ、他にもナチの問題や文盲の問題がありますが、私には、何より二人の関係性に注目して見ました。
この「朗読者」の主役をケイト・ウインスレットが演じると聞いて、ピッタリだと思ったのですが、なにより、マイケルが、本から飛び出してきたみたいにピッタリしていてビックリしました。
原作を読んだ人も、そうでない人にもオススメの映画です。
7月 10, 2009 | Permalink | コメント (0) | トラックバック (0)




















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